くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

エリザベート

2005年09月27日 | 観劇
いつも、WOWOWの録画でお世話になっている同僚も筋金入りの舞台フリーク。宝塚、四季、井上芳雄一路真輝ファンなのだ。で、今日は、彼女と帝国劇場で公演中のエリザベートに行く。

これぞ、本当のミュージカル。台詞がいきなり歌になる。歴史絵巻なんだけど、ストーリーがとてもわかりやすかった。ストーリーテラーも担当するルイジ・ルキーニ役の高島政宏さんがなかなか良い。最近、TVで見ないなあと思っていたら舞台でご活躍だったのね。大きいから舞台栄えもするし歌も演技も上手い。結婚効果もあるのかな?

初演を見ている同僚によるとだいぶ演出や美術が変っているらしい。宝塚版とも違うって。でも、私にはどうみても宝塚、ベルサイユのバラの世界がだぶってしまったよ。

主役の真輝さんのお衣装が豪華。お色直しの花嫁さんように、何回も衣装替え。髪型も長いのからアップから、まさにお姫様~。天保の竜也くんは汚れた着流し1枚なのに~。さすが帝劇、衣装にも金かけてます。

おめあての芳雄くんは2幕からの登場。彼は、演出の小池修一郎氏に見出されて、この作品でデビューした。今や、主演をはるミュージカル界の若手スターにしては出番が少なかったが、しっかり歌は聞かせてくれました。さすが、芸大です。音程ぶれないし(当たり前か)、声量があるんだよな。山口祐一郎さんとのデュエットとは圧巻だった。

6時30分開演で9時50分ころ終了。見ごたえがある舞台。チケットとりにくかっただけのことはある。私たちの周りは山口ファンが多くて、カテコも粘る粘る。客電ついてもアナウンス入ってもスタオベは続く。「ゆうさ~んっ!!」と掛け声も。最後、一路さんと2,3回出てきてくれたかな。残念ながら芳雄くんは現れず…。

で、思ったのは…、山口さんって杉様や健様に通じる色気があるのね。加えて魅力的なお声。お姉さま、おば様たちがとりこになってしまうのがわかるよ。そんな、山口ファンにかこまれつつ、「芳雄ちゃんは?芳雄ちゃんも出てきてよ~」と不満気な私たちだった。