京都2日目は、京都駅から清水寺までバス移動。
はやり “The 京都 ” の清水寺。
バス停には長蛇の列で、並んでから最初に来たバスには乗れず、お見送り。
再び15分ほど待ってきた次のバスには乗車出来、清水寺へ
約700メートルの坂道の清水坂を上って
最初に出迎えてくれるのが正門の「仁王門」。
ここでも梅が満開
「清水の舞台」で有名な本堂で参拝した後、
その舞台が良く見える、奥の院からの
これが秋なら、舞台の周りの木々が、真っ赤な紅葉になっていて
ひときわ綺麗な景色になりまする
そして、パワースポットとして有名な「音羽の滝」
過去に一度も枯れた事が無いんだそう。
そして、この滝の特徴は3本に分かれた筧(かけい)。
3つそれぞれに違った意味があり、
正面から見て右端が「延命長寿」のご利益、
真ん中が「恋愛成就」、
左端が「学業成就」。
しかし、3つ全て飲むと欲深さを見抜かれ、願いが叶わなくなるとも言われとります。
それでも、せっかく遠くから来たからには、3つ全て飲みたい と思う人も多いのか
この日は、外国の方を中心に長蛇の列。
混雑を避ける為か「3本は同じ水源なので、どれを飲んでも同じです」的な張り紙がしてありますた。
晴ちゃんとおいらは、恋愛と学業は、もうお願いしなくても だし、
延命長寿は 運に任せる事にして、眺めるだけにしますた。
清水の舞台から見える「子安塔(こやすのとう)」
聖武天皇、光明皇后の祈願所と伝えられているけれど
ここまで歩いてくる観光客はさすがに少なかったね。
そして、そのまま本堂下まで戻り、舞台を下から見上げてみると
本堂の前面にせり出す“舞台” の高さは約13メートル。
「清水寺成就院日記」という文献に残っている記録では
江戸時代に清水の舞台から飛び降りた人は234人
そのうち、34人が亡くなったとか・・・・。
まぁ、当時は清水の舞台の下には木々が生い茂り、地面も軟らかい土だった事もあり、
生き残れる人も多かったんだろうね。
ちなみに、これだけ多くの人が飛び降りていることから、
1872(明治5)年に京都府から飛び降り禁止令が出されたそう。
そんな事を知らず、おぉ~~と、晴ちゃん、清水の舞台から飛び降りたぁ~~~~
着地成功
何か、大きな決断、決心が出来たのでしょうか???
(昨年は、清水の舞台から飛び降り、高級車 スピードスプレヤーを1台購入しますた )
清水寺を出る際見つけた しだれ桜の脇に思わず
ここで我が故郷岩手県、そしてあの大谷選手の出身地の水沢市の桜を発見しますた
清水寺を後にし、清水坂を下り、
途中、右折した産寧坂
上り坂も疲れるけれど、下り坂も思った以上に足にキマす
そして再びこの坂を上り
向かったのは幕末維新ミュージアム「霊山資料館」
入り口で坂本龍馬とご対面
ここは、黒船、坂本龍馬、新選組から明治維新までの、幕末維新の歴史が詰まった専門博物館。
日本史の中でも、特に幕末、明治維新の歴史に興味を持っている晴ちゃんを
是非ともお連れしたかった場所の1つ。
坂本龍馬を斬ったとされる 桂早之助 の脇差(写真上)
(この刀のコーナーのみ、 ですた)
見た目は2階建てのこじんまりとした資料館の中に
戊辰戦記絵巻や坂本龍馬関連、新選組・幕府関連の様々な資料がてんこ盛り。
早い人は20分程度の滞在時間だと思うけれど、
晴ちゃんは、じっくり1時間半くらい時間をかけて
なもんで、昼食を何処かに予約してしまっていたら、時間を気にしながら見なくてはいけない為
この日のお昼は、予約等せず、いいタイミングを見計らってと思っていたけれど
やっぱり、おいらのチョイスが良かった様で、
その後、 “ ちょうどいいタイミング ” が無く、この日はお昼抜きとなり、
ひたすら歩いた1日となりますた
霊山資料館の後は、その近くの高台寺参拝の予定だったけれど、
時間が押していたので、今回は割愛。
ここも、かなり時間を要するお寺なもんで・・・。
(※高台寺・・・北政所である豊臣秀吉の妻ねねが、夫の秀吉の菩薩を弔うために建てたお寺。 )
で、次に向かったのは浄土宗の総本山で知られる「知恩院」。
三門(国宝)。
この階段を上ってい行き、三門を抜けると
その先には再び険しい階段
石段の幅も広く、高さもあるため、上るのはかなりの体力が必要。
通称「男坂」と言われており、この脇に、「女坂」という緩やかな階段がありまする。
この階段(男坂)を全て登り切った時、
晴ちゃんは「あと3段あったら、確実に転げ落ちて、振り出しに戻っていた」と言った程。
「御影堂(みえいどう)」(国宝)
寛永16年(1639)に徳川3代将軍家光公によって建てられたらしい。
中は金装飾に彩られた仏具にあふれ、荘厳な造りですた。
ここも、1時間コースになってしまうので、御影堂の中で参拝をした後
八坂神社へ。
全国にある八坂神社や素戔嗚尊(スサノオ)を祭神とする関連神社(約2,300社)の総本社
この日も、多くの参拝する方が訪れておりますた。
もう、日が傾き始め、最後に目指したのは「建仁寺」(けんにんじ)。
ここは日本最古の禅寺で、臨済宗建仁寺派の大本山。
おいら、行きたい と常々思っていたけれど、なかなか実現せず、
今回、初めて訪れますた
というのも、この建仁寺、見どころが多いお寺で、
その中でもここでおいらが1番観たかったのは
国宝の「風神雷神図屛風」
江戸時代に活躍した琳派の代表的絵師・俵屋宗達の最高傑作。
原本は京都国立博物館内で保管されているため、精巧に再現されたデジタル複製画が展示されています。
その画素数はなんと42億
そして、襖絵もスゴイ迫力
雲龍図の襖絵は、約400年前に海北友松が描いたもの。
こちらも複製ざます。
部屋と言う部屋の襖絵は、ホント、迫力あるものが多かった
そして、そして、庭園も個性あふれる庭。
中庭に当たる潮音庭(ちょうおんてい)。
廊下に囲まれた庭で、東西南北すべてが正面になるよう作られているんだって。
中央に三尊石、その東には坐禅石、周りに紅葉を配し、
どの方向から眺めてもバランスが良いようにレイアウトされとります。
朝から座る事無く歩き続けていたので、さすがの晴ちゃんもお疲れモード。
龍安寺を彷彿とする枯山水の庭「大雄苑」
ここを右手に見ながら目指したのは「法堂」
天井にある迫力満点の双龍図は、建仁寺創建800年を記念して
平成14年(2002)に小泉淳作が描いたもの。
古来より龍は水の神として仏法の教えの雨(法雨)を降らせるたとえから、
禅宗の法堂に描かれることが多いそう。
5本の爪を持つのは一流の龍のみで
昔の中国では皇帝が認めた場合のみ描くことを許された格式高い証なんだって
このお寺を観れて、おいらは満足 満足
もう建仁寺は祇園エリアなので、そのまま祇園の花見小道を進み
目指すは、本日の夕飯を予約しているお店。
途中、“The 京都” と思わせる、小路。
そしてお茶屋さんもありますた。
本日の夕ご飯は祇園にある京懐石のお店
この足元の小さな明かりを、見逃してしまってウロウロ
近くのお店の方にお聞きし、このお店の明かりを発見し、いざ潜入 のはずが
京都ならではの狭い間口
さらに突き当りを曲がってようやく到着。
ここでも、飲み放題付きのコースを予約するのを怠らず
しかし、ここは懐石料理を扱うお店。
はジョッキに入った生 ではなく、小さなグラスで頂く瓶
この日は、朝から歩きっぱなしだったから、気持ちはジョッキで生 を一気に飲み干したかったけれど、
そこは、仕方が無いね。
気を取り直して、小さなグラスでちびりちびり頂きながら、料理も堪能しますた
奥の白い鶴の器には、左から鳥貝 鰯の梅肉和え 右は何だったかな~~~。
白い花で隠れてしまっている左手前の黄色い器には、数の子の松前漬け
黄色い花に隠れてしまっている右奥にはワカサギ
白い小鉢は 菊菜の胡麻和え
一番手前の花模様の小鉢には、シビマグロの玉漬け
(シビマグロは10キロ未満のマグロらしい)
右側の青い小鉢には 黒貝のうま煮
目でも楽しみながら、どれから食べていいか、思わず迷い箸になってしまいそう
目ではどれを食べるか迷いながら箸を伸ばしますた。
どれもが美味しく、珍味的な味もあり、 が進む、ススム。
日本酒も飲み放題のメニューにあったけれど、
この日はかなり歩き疲れたので、無事ホテルに帰る為に、日本酒は我慢しますた
左から フグのサラダ仕立て
これはポン酢で頂いたけれど、このポン酢が合う
御造り(左からマグロ2種 鯛、かんぱち 手前にイカ)
ぶりとサーモンの京西焼き
上品なお味ですた。
左から京茄子の炊き合わせ
かぶら蒸し
鱧、海老が入っていて、とっても美味ですた
〆の巻きずし(手前はツバス漬け(※) 奥はタイのこぶ締め)
(※ツバス・・・「ブリ」の幼魚で、関西では1Kgくらいまでのものをツバス、
4Kgくらいまでをハマチと呼ぶ。)
デザートに柚子シャーベットも頂き、これで1人1万円以下
一応、言っときますが、祇園でっせ。
しかもカウンターで頂いたので、店主さん?( 料理長?)の料理、仕込みもじっくり見る事が出来、
サイコーですた
おいら、食べる前にφ(..)メモメモ & していたもんだから、
店主さんに、帰ったら作ってみるんですか?? なんて聞かれたけれど、
こんな手の込んだ料理、料理長の手順を見ているだけでも、ギブアップざます
帰り、最寄りの駅までの道中、歌舞伎座
翌日から興行が始まるようで、今はまだ静まり返っとりますた。
電車を乗り継ぎ、ホテルに帰宅。
途中、二次会用の用意も怠らなかったけれど、
なにせ、この日は、朝のバス乗車、夕食、帰りの電車以外はほぼ歩き続けていたので、
2人して、しばらくして撃沈 となりますた。
ホント、歩いたなぁ~~~。
万歩計を付けていなかったのが悔しいくらいですた