れみ嬢のチュッチュラGo!Go!!

毎日がグリーンツーリズム。そんな日々の生活をお届けします。

茶の心

2011年04月25日 23時32分31秒 | 着物歳時記
春らしいお天気 の昨日
震災で予定が延びていた「お茶」に誘われていたので、お邪魔してきた。
「お茶」というのは、喫茶店で ではなく
いわゆる、大げさに言えば「お茶会」
おいら、こう見えても(毎度のことながらどう見えているのやら・・・)
着付けのほかに現代作法を習ってるのだ
この現代作法はビジネスマナー、冠婚葬祭といった生活に密着するものから
香道、茶道、煎茶道、そして掛け軸のかけ方など、普段はあまり使わない
日本の伝統文化や作法を広く浅く学んでいる。
そこで、一緒に習っている方で茶道の先生がいらっしゃり、
“濃茶をご馳走するから 遊びにいらして”と
一緒にお稽古をしているみんなで、ご自宅に招かれたのだ。
おいらは、一応、正装していったが、
途中、“あぁ~~ 白い靴下忘れてきたぁ~~”と気づいたが、戻る時間もない。
でも、まっ大丈夫かなと気楽に訪問したら、
なんと、お着物 で出迎えられてしまった
しかも、(ちょっこし予想はしていたが)なんと、ご自宅に茶室が!!!
この不作法丸出しのおいら。
気まずい思いをしながら、茶室前に案内され、
正座をして入室のスタンバイ。
おいら、「茶室」潜入は初体験
ちょっしこしワクワク しながら、
正客と末客にならない位置を陣取り
(※正客は、茶会における最上位の客で、一番上座に座り、客を代表して亭主と挨拶や質問をする作法があり、末客は、一番最後(下座)に座り、いろいろな働きが必要とされる役目があるのだ)
入室の作法を聞きながら入室。

茶道のお茶には、濃茶と薄茶があり、
おいらを含め、たいていの人が思い浮かべるのが、「薄茶」のほうだと思われる。
これは、お店で出されるほとんどの抹茶が該当。
おいらも、作法のお稽古でたまに頂いたり、点(た)てたりする。
でも、茶道で何となく聞いたことがある作法「1つの茶碗で飲みまわす」のは濃茶の作法。
その「濃茶」は頂く機会もなく、本日二度目の初体験
薄茶と多少作法も違うらしく、教えてもらいながら主菓子を始めに頂いた。
春を思わせるとても素敵な主菓子。
(濃茶の時間はとても厳かな空気が流れており、 が躊躇われたので、写真がありませぬ。ご勘弁を
そして、初めて体験する濃茶。
想像以上にドロッと濃い(葛湯のような舌触り)けど、ほのかな甘味が
時間が経てば経つほど、口のなかいっぱいに広がるこのお味。
(それゆえ、濃茶は点(た)てるのではなく、練るというのだそうだ。)
“美味でござります

その後、お昼をいただき、今度は薄茶を頂く。
薄茶は、干菓子

(お昼も食べ、何となく和んできたので、主人にようやく の断りを入れることが出来ますた ←意外と小心者)

薄茶の作法は、何度か作法教室で体験しているから、
(流派によって、作法が変わってくるが・・・・)
気持ちにも余裕が出てきたおいら。
で、調子に乗って、主人のお手前もずうずうしく (←本当に小心者か


濃茶→昼食→薄茶の一通りを終えるのにざっと3時間。
これでも略式だったというから、驚き
これは、時間も気持ちもゆとりが無ければ出来ない伝統文化。
しかも、おいらは、当日いそいそと出かけるだけでよいが、
招く主人側は、前日から着物や道具、掛け軸、花、昼食の手配と
準備が本当に大変なこと
いつもドタバタのおいらには真似っこ出来ない芸当。
招いてくださった方は、作法を教えてくださりながらお手前をしていたので、
ホント忙しい思いをしていたが、
招かれたおいらたちは、優雅な気分で過ごした数時間。
しかし、想像以上にゆったりした時間を過ごしたため、
その後の時間はいつも以上にドタバタしたおいら。


“茶の心”はまだまだ程遠いと実感すますた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待ち遠しい春

2011年04月20日 21時56分43秒 | 料理
4月も3分の2を過ぎたが、未だ春が遠く感じる今日この頃。
フツーなら、この時期だととっくに「石割り桜 」の開花ニュースを聞いているのに、
未だ桜便りを聞かない今日この頃。
昨日は滅多に雪が降らない沿岸部でも積雪も

しかし、そんな中でも着実に春がやってきている。
畑では、ふきのとうが顔を出し、
晴家満場一致のリクエストにお応えし、本日の夕食ではてんぷらに変身


そして、昨年採れたタケノコをおばあちゃんが塩漬けにして保存していたものを水出し
(一緒に見える黒いものは、昨年取れたわらびも同様に塩漬けにしてたもの)


わかめと共に若竹煮に

ホント、おばあちゃんの昔ながらの食材の保存は
おいらも教わりながら真似っこしていきたいと、常々思う。
ちなみに、おいらが晴家に来て、初めて食し、お気に入りになったものに
「サトイモの茎」を干したものを油いためしたもの。
なんとも言えず旨いんだな、これが。

今日はついでに

玉こんにゃくも作っちゃいますた。

今夜の食卓は春満載。

あとは桜便りを待つのみ
今年はいろんなところで自粛ムードが漂っているが、
おいらは、忘れてはならない“日本人の桜を愛でる心”と
“景気回復”の為に
で貢献したいと思ってます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種まき

2011年04月17日 21時52分34秒 | 嫁っこ
一気に春めいてきた昨日、
晴家では“お米作り”の始めの一大行事“種まき”が行われた。
毎年、種もみを入浴させているのを見ているが、
それ以後は、ほぼノータッチ。
今年は、お米部長から事前に発表された種まき日程のシフトをみたら、
なんとおいらは休みの日
ならば、もちろん、おいらも嫁っことして初参加せねば

ぬるぅ~~いお風呂に浸かった種もみたちは


何と、洗濯機で脱水に



準備万端整って、いよいよ種まき本番。
始めは土を混ぜるところから。
見ていると簡単そうだけど、やってみるとこれがなかなか難しい。
2人の息と土をすくう角度を合せる、まるで餅つきのようなリズムで行うのだ。
そして、おいらはシャベルの持ち方から失格だった
土混ぜの前に、晴ちゃんから持ち方の指導を5分ほど受けた。
まさか、こんなところで躓くとは思ってもみなかったよ
土混ぜ作業に四苦八苦していらた、
お義父さんから「セメントを混ぜるように」という具体的なお言葉を頂いた。
でも、おいら、セメント混ぜた事ないんですけど・・・・・


混ぜた土は床土として、次に種もみ、覆土は乾いた土を順番に機械に入れ
セット完了 & スイッチON


おいらは手前でパレット補充係。
これは昨年まで晴ちゃんの仕事だったらしい。
一気に昇格した感じ
晴ちゃんは土の補充係。
お義父さんは、種もみの入りをチェック
少ない部分にはすかさず補充。
  

パレット補充係も、ただ補充すればいいものではない。
何年も使っていると、端っこが欠けてくる。

こういうのは、はじかないと、田植えのときに大変 なんだそうだ。

おいらのセットしたパレットに
先ほど混ぜた土が入り


お風呂に浸かっていた種もみが入り


土で蓋をする


全てのパレットが出来るまでに半日を要した。
おいらは、途中、ちょっと飽き飽きモードになったが、
すかさず“晴ちゃんチェック”が入った。
おいらの集中力は「農業体験に来た中学生」なみとの指導が入る

午後からは、出来たパレットに水をかけながら積み重ねていく。
十分に水をかけ、新聞紙をかけ、そこにも大量の水をかける。
おいらは新聞紙を敷く係を担当。
(途中、水かけ係をやってみたが、思った以上に大変でギブアップ
    
最後にブルーシートをかけ、4,5日置いて、
“ちびっ子ハウス”に移し苗にする。

いやぁぁ~~~、なんてこと無い作業と思っていたけど、かなりの重労働。
この後、お義父さん、お義母さんは 畑へ
晴ちゃんは のタイヤ交換。
おいらは・・・・・・根を上げ炬燵で1時間ばかし休憩
体力には自信があったのに、体を動かす気力がなくなりますた
晴家では一番の「若者」のはずなのに、
一番始めにギブアップ
朝は一番テンションが だったのに、
種まきが終わる頃には、そぉ~~とフェイドアウト
晴家の強靭さを痛感。

お米になるまでのホントに“始めの第一歩”の作業。
これから、様々な過程を経てお米になるのを考えると、
これからは“心して”お米を頂かなきゃいけないと実感した1日ですた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オカマDay

2011年04月06日 22時28分44秒 | グルメ
先日の4月4日、通称『オカマの日』はおいらのBirthday
なんで『オカマの日』かと言うと
3月3日の「女の子の節句」5月5日の「男の子の節句」
中間にあるから「オカマ」なのだそうだ。
(おいらの職業柄、男の子と女の子を青とピンクに色分けすると
なんとなく、意を唱えそうな方もいそうだが、これはあくまでもマーカー的色分け

昨年は、この日をすっかり忘れていた晴ちゃんが
ホットケーキ大作戦 in Midnight "
を急遽決行したが、
今年は昨年懲りたのか、4月に入ると同時に
“4日は ”と呪文のように繰り返していた。
断っておくが、昨年の真夜中のホットケーキは
晴ちゃんが自主的に作ったことで、おいらは駄々をこねたわけぢゃないぞ

で、予定通り
お店は、何となくの行き当たりばったり。
ここは、おいらが1度来た事があり、
氷点下のアサヒスーパードライ エクストラゴールド」を出すお店。
この日は4月とは思えぬ寒さだったが、
この旨さを晴ちゃんにも体験してもらいたく、チョイス。

晴ちゃんも、いたくお気に召してくれた。
これが夏場だったら、もうサイコー だったに違いない
このようなご時勢だからか、店の方針転換か
メニューがビックリするほど少なかったが、
ビールのあとにワインを頼んで、
控えめに“チーズなんてありますか??”って聞いたら、
メニューに無かったけど、出してくれた。
(ピザがメニューにあったので、何かは在ると確信していた
で、ドライフルーツまで付けれくれた
頼んだワインは、2人の好みの“フルボディー”。
で、美味しいかったのもさることながら、
このボトルのラベルがとっても可愛かった。

よぉ~~く見ると、何となく
男の子が一生懸命にチャリをこいでいる後ろで、
女の子が、楽チンしながら“ちゃんとこげよぉ~~ ”と
叱咤激励している構図のラベル。
おいらたちは全くそんなことは無いが、
なんとなく、笑っちゃう可愛いラベル。

お陰で今年はとっても楽しい一時を過ごさせていただきますた。

そして、おいらも、晴ちゃんのBirthday を忘れないように
今から、手帳にちゃんと書きますた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年度始め

2011年04月01日 23時14分56秒 | 日記
今日4月1日は、年度始め。
おいら、野生の嗅覚をしている訳ではないけど
(食べ物の香りは数メートル先でもわかります
毎年、3月半ば頃になると辺り一体“春のニオイ”がする。
もっと正確に言うと、日陰の雪も解けて土が見える頃
これは、いろんな人に聞いてみるけど、
残念ながら、未だ「わかるぅ~~ 」って人とは出会ったことが無い。
しかし、確かにするのだ
“土の香り”ではない、“春のニオイ”が。
そして、4月1日にはまた別の“ニオイ”が辺り一体覆う。
この4月1日は見るからに新入社員なんかがいたり、
人事異動により、朝にみる常連さんの顔ぶれが若干変わり
視覚的にも変化があるから、嗅覚もそんな“ニオイ”を感じるのかも知れない。

しかし、今年は“春のニオイ”も全く感じず、
今日が4月1日ということをうっかり忘れてしまいそうになるくらい、
いつもと違った感覚の4月1日だった。
だから、今朝、年度始めということに気づき
慌てて引っ張り出したスーツを着て出勤
例年よりはるかに寒いせいではなく、
きっと、3週間前の震災のせいだと思う。

このごろは沿岸地域に住んでいる安否が気になる方とようやく がつながるようになり、
喜ぶ一方、悲しい知らせも飛び込んでくる

今年は例年より春の訪れが遅いけれど、
確実に春が来ているはず。
沿岸地域でも、春の訪れ、心温まる話題が増えていくことを願いながら、
そして、おいらが住んでいる地域で出来ることをしていきながら、
本日、この1年間のお仕事の「辞令」をいただいてきますた。


ハウスの中はすっかりの陽気ですた 


今年もルッコラの花が勝手に咲きますた

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする