長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

ごった煮! 裏プリキュアオールスターズ!!  《2007~2013年のあゆみ》

2015年02月25日 22時45分00秒 | アニメらへん
●「ダークプリキュア5」(シリーズで初めて登場した、プリキュアのゲスト敵キャラクター)
※映画『 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』(2007年11月公開)より

 「プリキュア5」を元に、「鏡の国」の支配者シャドウが、鏡の国の「クリスタル」を利用して創りだした闇の戦士たち。シャドウの命に従い、プリキュア5を倒そうとする。
 シャドウから与えられた力をもち、疲労を感じることなく戦闘を続けることができる。自分たちの力に絶対的な自信をもち、それぞれ高い戦闘能力を有する。それゆえに友情を「弱い心」として否定する。黒を基調としたレザー系の衣装を着用している。

ダークドリーム …… 西村 ちなみ(37歳)
 キュアドリーム(夢原のぞみ)のコピーで、ピンク色のクリスタルと、のぞみのデータから誕生した存在。
 物語の序盤ではキュアルージュ、キュアレモネード、キュアミント、キュアアクアのデータを取るため、のぞみたちを観察する。その後はキュアドリームと対戦した。
 ダークプリキュア5の中で唯一、変身前の姿から誕生しているため、のぞみたちの笑顔に興味をもつ一面も見せる。感情的なタイプで、攻撃的な性格。オーソドックスな格闘術と、エネルギー弾を駆使して戦う。
 物語中盤では友情、仲間、笑顔という概念を理解できない苛立ちから、いつも笑顔でいるキュアドリームに憎しみをぶつけるが、仲間を信じ続けるキュアドリームの姿を見て、心に迷いが生じてゆく。結果としてキュアドリームの優しさに触れたことで和解し、ともにシャドウと対決する。
 クライマックスでは、シャドウの攻撃からキュアドリームをかばい、腹や胸を殴られたことでクリスタルが砕かれる。それまではどうすれば笑うことができるかを知らなかったが、最期はキュアドリームの腕の中で笑いながら消滅した。
 声を演じた西村ちなみは、後年のシリーズ第9作『スマイルプリキュア!』で、キュアビューティ(青木れいか)と、その偽物である「バッドエンドビューティ」を演じている。

ダークルージュ …… 長沢 美樹(37歳)
 キュアルージュのコピーで、オレンジ色のクリスタルから誕生した存在。
 傲慢な激情家で、「仲間や友人なんて面倒」、「一人なら我慢せず自由」と考え、仲間のために戦うキュアルージュを「世迷いごと」と切り捨てるも、キュアドリームの声で奮起したキュアルージュに追い込まれる。
 ホーミング弾や楕円型の大型弾といった多彩な能力を有し、遠距離の戦闘スタイルをとるが、最期はキュアルージュの「プリキュア・ルージュバーニング」をうけて消滅した。
 必殺技は、射程が広く連射性の高い炎のエネルギー弾を放つ「ダークネスファイヤー」。

ダークレモネード …… 釘宮 理恵(28歳)
 キュアレモネードのコピーで、イエローのクリスタルから誕生した存在。
 逃げ惑うキュアレモネードを追いまわし、容赦なく攻撃を加える残忍な性格の持ち主。「他人を喜ばせるのは得にならない」として、うららの夢を嘲笑する。
 蹴り技を軸にした近接戦闘と、脚から発する光線で中距離戦をこなす。また、クリスタルの力を使用して「歌」による攻撃もできる。
 クライマックスで、キュアレモネードに腹を攻撃された隙をつかれ、最期は彼女の「プリキュア・レモネードシャイニング」を受けて消滅した。
 必殺技は、三日月型のエネルギー波を脚から蹴りだす「ダークネスフラッシュ」。
 声を演じた釘宮理恵は、後年のシリーズ第10作『ドキドキ!プリキュア』で、キュアエース(円亜久里)を演じた。

ダークミント …… 皆口 裕子(41歳)
 キュアミントのコピーで、グリーンのクリスタルから誕生した存在。
 温厚なキュアミントとは正反対に冷酷で、好戦的な性格。「自分が大事」、「人を守る力は役にたたない」と考えているが、敵である自分さえも守るというキュアミントの優しさに、その冷たい心は大きく揺らぐ。
 防御能力に長けたミントとは対照的に、戦法は攻撃技の一辺倒。クリスタルの力を使用して、球体型のエネルギー波を放つ。
 最期はキュアミントの「プリキュア・ミントシールド」に敗れ、彼女に抱かれながら、「あなたのことも守りたかった。」という言葉に涙を流して消滅した。
 必殺技は、緑色の連発破壊エネルギー弾「ダークネススプレッド」で、キュアミントの「プリキュア・ミント・プロテクション」を軽々と蜂の巣にしていた。

ダークアクア …… 木内 レイコ(39歳)
 キュアアクア(水無月かれん)のコピーで、ブルーのクリスタルから誕生した存在。額を露出したロングのポニーテールをしている。
 キュアアクアの力を認めつつも、常に仲間と行動を共にするキュアアクアを侮蔑し、「弱い者ほど群れる」と罵倒する。排他的な一面以外は、性格はかれん自身に近い。
 ダークプリキュア5の中で唯一人武器を使用しており、ロッドや剣などを用いた荒々しい戦い方でキュアアクアをねじ伏せようとする。
 クライマックスで、キュアアクアに腹を蹴られた隙をつかれ、最期は彼女の「プリキュア・アクアトルネード」を受けて消滅した。


●ダークプリキュア(シリーズで初めて登場した、プリキュアのレギュラー敵キャラクター)…… 高山 みなみ(45歳)
※シリーズ第7作『ハートキャッチプリキュア!』(2010年2月~11年1月放送)より

 世界征服を企む謎の組織「砂漠の使徒」の総指揮官・サバーク博士の側近である、漆黒のプリキュア。グリーンのおかっぱの髪が特徴。一人称は「わたし」。
 頭部の左側に赤い花飾りをつけている。コスチュームはブラックのゴシックロリータ風で、胸元には力の源であるブルーのブローチをつけており、左手だけに黒い手袋をはめて、ロングブーツを履いている。
 冷静沈着な性格であり、任務も完璧にこなしている。そのため、砂漠の使徒の三幹部(サソリーナ、クモジャキー、コブラージャ)よりも地位は格上だが、三幹部からは快くは思われていない。サバーク博士を心の支えとし、彼への強い想いから「キュアムーンライト(月影ゆり)を倒し、自分が真のムーンライトになる」とする。
 右の瞳がゴールド、左の瞳がブルーのオッドアイであり、ふだん閉じている右の目を開くと衝撃波を放ち、技の威力が増強される。また、背中の左側だけに、飛行能力と防御能力を備えた黒い翼を生やしている。
 当初はキュアムーンライトを圧倒するほどの高い戦闘能力をもち、彼女を倒した際に手に入れた「プリキュアの種」のかけらを所持している。また、戦闘の際には専用の武器「ダークタクト」を使用する。
 主な攻撃技は、赤黒い花の形をしたエネルギー弾「ダークフォルテウェイブ」、フォルテッシモ記号のような形をした赤色のエネルギーで突撃する「プリキュア・ダークパワー・フォルティシモ」。
 放送第34話で復活したキュアムーンライトとの激闘に敗れて戦闘不能になるが、その後、培養カプセルによって目が両方ゴールドとなった完全体として復活し、さらに強大な力を手に入れた。
 その正体は、月影ゆりの肉体の一部とサバーク博士の研究技術によって創り出された人造生命体。ゆりの妹ともいえる存在だが、サバーク博士には「キュアムーンライトを倒すためだけに存在する、こころのない人形」と評されている。
 放送第47話でキュアムーンライトと再び死闘を展開するが、結果的に敗北する。続く第48話でも立ち上がって戦おうとしたが、洗脳が解けたサバーク博士(月影ゆりの父・月影博士)に抱きしめられながら「自分の娘だ」という言葉に笑顔をみせ、最期は光の粒となって消滅した。


●「ミラージュプリキュア」(TVシリーズで初めて登場した、プリキュアの分身)
※シリーズ第7作『ハートキャッチプリキュア!』(2010年2月~11年1月放送)より

 第37・38話(2010年10月放送)の、天空の城「プリキュアパレス」でプリキュアたちに与えられた試練において、キュアブロッサム・キュアマリン・キュアサンシャイン・キュアムーンライトの4名の前に現れた、それぞれの鏡像。

ミラージュブロッサム …… 水樹 奈々(30歳 キュアブロッサムと二役)
 花咲つぼみ(キュアブロッサム)自身の心の迷いを指摘する。髪は腰まで伸びた濃いマゼンタのロングヘアー。

ミラージュマリン …… 水沢 史絵(30歳 キュアマリンと二役)
 来海えりか(キュアマリン)の姉に対するコンプレックスを指摘する。髪は変身前のえりかに近いブルーのロングヘアー。

ミラージュサンシャイン …… 桑島 法子(34歳 キュアサンシャインと二役)
 明堂院いつき(キュアサンシャイン)が抑えていた自身の本心を指摘する。髪は腰まで伸びたイエローのロングヘアー。

ミラージュムーンライト …… 久川 綾(41歳 キュアムーンライトと二役)
 月影ゆりがパートナーだった妖精コロンを失った悲しみを指摘する。髪はキュアムーンライトと同様だが頭の花飾りがなく、色が暗くなっている。


○キュアフラワー / 花咲 薫子(シリーズで初めて登場した、元プリキュア)…… 坂本 千夏(51歳)
※シリーズ第7作『ハートキャッチプリキュア!』(2010年2月~11年1月放送)より

 変身する花咲薫子は、花咲つぼみ(キュアブロッサム)の父方の祖母にして、著名な植物学者。ソバージュの髪型が特徴。67歳。旧姓は五代(ごだい)。
 つぼみが通っている植物園の園長を務めている。また、最年少で「全日本空手大会」で優勝した経験をもつ。つぼみが幼いころ、両親が忙しい間は彼女がつぼみの世話をしており、つぼみの性格に少なからず影響を与えている。死別した夫との思い出がつまったラベンダーが好き。
 かつて若い頃にプリキュアであった、花咲薫子(はなさき かおるこ)が変身した姿。変身時の名乗りは「聖なる光に輝く一輪の花、キュアフラワー!」。
 ピンクのロングソバージュが特徴で、左右には花の髪飾りが施されている。エンブレムはキュアブロッサムたちと同様に胸の中央についているが、リボンではなくピンクのバラがあしらわれており、全身が薄いピンクの燐光に包まれている。飛行能力を持っており、自由自在に空中移動できる。その他、花びらによるバリアや光の網による拘束技など、様々な特殊能力を持つ。
 キュアムーンライトの前代にして、かつて「歴代最強」と謳われた伝説のプリキュアであり、シプレとコフレは今も薫子をそう呼んでいる。50年前に単独で、世界征服を狙う謎の組織「砂漠の使徒」と戦い、ハートキャッチミラージュの力で辛うじて、砂漠の使徒の王「デューン」を退けることに成功したが、その代償としてココロパフュームが壊れてしまい、その後は変身能力を失った。第44話『クリスマスの奇跡!キュアフラワーに会えました!』(2010年12月19日放送)において、クリスマスの夜だけに再び変身して若返った姿となり砂漠の使徒を圧倒したが、全盛期の力はすでに失われており、「フォルテウェイブ」などの浄化技を使う力は残されていない。現在は砂漠の使徒との戦いからは一線を退き、歴代のプリキュアたちが守ってきた、妖精たちを生み出す樹木「こころの大樹」の研究をしている。プリキュアでいることの辛さなどを理解できる、残された唯一人の存在として、つぼみたちを見守っている。
 1回のみながらも劇中で変身を披露したプリキュアであるが、「プリキュアオールスターズ」扱いはされていない。変身披露後に唯一出演したオールスターズ映画『 DX3』(2011年3月公開)でも変身せず、プリキュアたちの動向を見守り、応援しているだけであった。
 復活変身時に使用していた主な技は、敵の足下に円状のフィールドを展開し、フィールド内の花冠を高速回転させて敵を攻撃する「プリキュア・フラワーキャンドル」や、敵を包囲するように4枚の花冠を放ち、そこから自身の分身を出現させて攻撃する「プリキュア・フラワーカーニバル」。


○キュアアンジェ(シリーズで始めて登場した、故人のプリキュア)…… 声優なし
※映画『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』(2010年10月公開)より

 『ハートキャッチプリキュア!』の世界観において「初代プリキュア」とされている、片目を金髪のロングヘアーで隠した女性。ステッキと仮面を装備している。西洋甲冑風のコスチュームを身にまとっており、左肩に赤いバラがあしらわれている。また、天使の翼のような装飾が施されているティアラをつけている。
 400年前(17世紀初頭)に、砂漠の使徒の最初の大幹部「サラマンダー男爵」の出現に危機を感じた「こころの大樹」が、初めて生みだした存在。激闘の結果、サラマンダー男爵をフランスのモンサンミシェル寺院に封印することに成功している。
 変身者の本名や国籍および持ち技などはいっさい不明。「アンジェ」はフランス語で「天使」の意味。
 過去のイメージシーンと、サラマンダー男爵のセリフの中にのみに登場している。


○キュアエコー / 坂上 あゆみ(シリーズで初めて登場した、劇場版限定の公式プリキュア)…… 能登 麻美子(32歳)
映画『プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち』(2012年3月公開)より

 横浜に在住する女子中学生・坂上あゆみがキュアハッピーをかばって復活した悪意の塊「フュージョン」に飲み込まれた時、「フーちゃん(フュージョンのかけらのひとつ)に自分の本当の思いを伝えたい」というあゆみの心に呼応して、突如として誕生したプリキュア。
 変身前に比べて、髪のサイドポニーテールが大幅に長くなり、それを結っていた赤いヘアゴムが淡いピンクのリボンに変わっているほか、髪色と瞳もダークブラウンからゴールドに変化している。イメージカラーはホワイトで、アクセントとして若草色が入るほか、腰周りのリボンと肩周りは淡いピンクになっている。胸には「スマイルプリキュア」と同じブローチをつけているが色はプラチナであり、中の「P」はグリーンになっている。また、スマイルプリキュアとほぼ同形状の白のロングブーツを履いている。歴代公式プリキュアのように作中で明確な変身シーンや技を放つシーンは描かれていなかったが、変身解除後にキュアデコルに似た白いアイテム「エコーキュアデコル」があゆみの足元に落ちており、あゆみは後年の映画『 NewStage3』まで、これを所持していた。変身時のセリフは、「思いよ届け! キュアエコー!」。
 映画『 NewStage 』で「29人目のプリキュア」としてデビューしたが、次作『 NewStage2』では、プリキュアの総数はそれまでの TVシリーズの28名と、新参入の『ドキドキ!プリキュア』の4名を加えた「32名」と紹介されており、あゆみもワンシーンにセリフなしで登場するという扱いに留まっていた。
 次々作『 NewStage3』では再登場し、『 NewStage2』の主人公だった妖精グレルとエンエンの力でキュアエコーに変身したほか、必殺技「プリキュア・ハートフル・エコー」を新たに披露している。また、エピローグでは妖精界の「プリキュア教科書」にキュアエコーの項目が追加され、同時にグレルとエンエンがキュアエコーのパートナー妖精となった。しかし、その後のプリキュアオールスターズ関連の公式資料でも、キュアエコーはオールスターズにカウントされていない状況が続いている。


●「バッドエンドプリキュア」(TVシリーズで初めて登場した、プリキュアのゲスト敵キャラクター)
シリーズ第9作『スマイルプリキュア!』(2012年2月~13年1月放送)より

 放送第45・46話(2013年1月放送)に登場。バッドエンド王国の最高幹部・ジョーカーが、メルヘンランドの女王ロイヤルクイーンから盗んだ力の源「キュアデコル」と、部下の三幹部(ウルフルン、アカオーニ、マジョリーナ)から抜け出た「醜い心」を混ぜ合わせて創造した悪のプリキュア。
 自分だけの幸福を望み、他人の不幸を望む性格。なにもかもがプリキュアと正反対で、ジョーカーからは「戦闘マシーン」と呼ばれている。コスチュームや必殺技などは、暗い色に統一されている。

バッドエンドハッピー …… 福圓 美里(30歳 キュアハッピーと二役)
 キュアハッピーのコピー戦士。大量の岩石が空中を舞う空間を戦闘フィールドとしている。
 自身だけが幸福であればいいという思考を持ち、他人の不幸を喜び、世界中を不幸で満たすことに快感を感じている。必殺技は、キュアハッピーと同じようなエネルギーを放つ「バッドエンドシャワー」。指をハート型にして放つ破壊ビームも連射できる。
 キュアハッピーを不幸と絶望に陥れて倒そうとするが、未来を信じて前に進むキュアハッピーの「ハッピーシャワー・シャイニング」のパワーに圧倒されて消滅した。

バッドエンドサニー …… 田野 アサミ(25歳 キュアサニーと二役)
 キュアサニーのコピー戦士。炎が地平線に揺らめく空間を戦闘フィールドとしている。
 「すべてを焼き尽くす太陽」と自称し、「太陽はひとつでいい」という思考のもとにキュアサニーを襲う。また、友だちを必要のないものと考えている。キュアサニーと同じく関西弁で話す。必殺技は炎で突撃する「バッドエンドファイヤー」。また、足先から炎を噴射させて高速移動する能力も持つ。
 最期は「太陽はみんなを照らすもの」と語るキュアサニーの反撃をうけ、「サニーファイヤー・バーニング」で消滅した。

バッドエンドピース …… 金元 寿子(24歳 キュアピースと二役)
 キュアピースのコピー戦士。ラフレシアを中心に無数の不気味な花が咲く空間を戦闘フィールドとしている。
 ウソ泣きやだまし討ちを平然と行う卑劣な性格で、キュアピースの優しさを「キレイごと」と蔑む。必殺技はエネルギーを相手に落とす「バッドエンドサンダー」。また、雷撃の連射も得意とする。
 キュアピースを追いつめるが、平和を願うキュアピースの「ピースサンダー・ハリケーン」に敗れて消滅した。

バッドエンドマーチ …… 井上 麻里奈(27歳 キュアマーチと二役)
 キュアマーチのコピー戦士。雲の上に巨大な植物が弧を描く空間を戦闘フィールドとしている。
 邪魔者は踏みにじり、強い者が弱い者を痛めつけることを「直球勝負」だと豪語する凶悪な性格。また、戦いの最中によそ見すら許さない戦闘狂。必殺技は、巨大な球体エネルギーを相手にぶつける「バッドエンドシュート」。また、キュアマーチを上まわるスピードと脚技を得意とする。
 キュアマーチに負けを認めることを強要するが、絶対に諦めない覚悟を決めたキュアマーチに自身の「バッドエンドシュート」を「マーチシュート・インパクト」で蹴り返されて消滅した。

バッドエンドビューティ …… 西村 ちなみ(41歳 キュアビューティと二役)
 キュアビューティのコピー戦士。鋭い氷の柱が並びたつ月下の空間を戦闘フィールドとしている。
 美しさを正義とし、醜い者や見苦しい者は存在する価値すらないと断じる冷酷な性格。キュアビューティに対して「ビューティ」を名乗る資格はないと言い放ち、攻撃する。必殺技は、無数の結晶を空中に発生させて攻撃する「バッドエンドブリザード」。また、氷の剣を武器にして戦う。
 最期は本当の「美しき心」を持つキュアビューティに敵わず、「ビューティーブリザード・アロー」で射抜かれて消滅した。


○キュアセバスチャン / セバスチャン(シリーズで初めて登場した、男性の人工プリキュア)…… 及川 いぞう(53歳)
※シリーズ第10作『ドキドキ!プリキュア』(2013年2月~14年1月放送)より

 大企業グループ「四葉財閥」を経営する四葉家の筆頭執事であり、四葉財閥総帥・四葉星児の一人娘・四葉ありす(キュアロゼッタ)の右腕。右目に片眼鏡をかけており、白髪のオールバックに長いカイゼル髭と、左右に伸びる長いあご髭が特徴の老人。いつもありすの傍について、その指示を忠実にこなす。ありすを幼少の頃から支えており、それゆえに彼女からの信頼も厚く、プリキュアたちの正体も聞かされている。
 その仕事は四葉財閥だけでなくプリキュアたちのサポートにも渡り、ジコチューからの避難誘導やプリキュアの秘密を守る役目も担うほか、第25話『華麗な変身!ニューヒロイン登場!?』(2013年7月21日放送)では、戦いが激化していくありすの身を案じ、独自に人工のプリキュア変身ツール「ラブリーコミューン」を製造して、自身が人工のプリキュア「キュアセバスチャン」に変身して、プリキュアたちに加勢しようとした。男性がプリキュアに変身したのはシリーズで初めてだが、あくまで妖精の力を借りない人工の技術であるため、正式なプリキュアになったわけではない。
 全身がブラックのプロテクターとマントで覆われ、かろうじてセバスチャンの口元と目だけが露出しているその格好にプリキュアの要素は無く、むしろアメコミのバットマンのコスチュームによく似ている。胸にイエローのマークがついている。
 開発者でもあるセバスチャン自らが「上々」と満足するほどの俊脚と、身体の各所に違和感を感じさせない完成度の高い設計、直径数メートルの巨大なクレーターを地面に作るほどの攻撃技「プリキュア・セバスチャンアタック」を披露するなど、人工コミューンの開発は見事に成功していたが、セバスチャンの老体には厳しいのか、体力消耗が激しかった。
 しかし、性能テストが成功に終わったその直後に、人工コミューンがジコチューの大幹部マーモの手に渡ったため、キュアセバスチャンに変身した時間はごくわずかとなってしまった。


●キューティマダム / マーモ(シリーズで初めて、敵幹部が一時的に変身した悪の人工プリキュア)…… 田中 敦子(50歳)
※シリーズ第10作『ドキドキ!プリキュア』(2013年2月~14年1月放送)より

 地球征服を企む謎の組織「ジコチュー」の大幹部「ジコチュートリオ」のひとりで、グラマラスな美女。基本的にロシア帽をかぶり(夏にはつばの広い帽子をかぶることもある)、右半分がダウンジャケットで左半分がノースリーブになっている上着を着ている。一人称は「わたし」。
 目的のためなら卑怯な手段を使ったり、仲間をだし抜くことも辞さず、同じジコチュートリオのイーラからは悪態をつかれている。常に余裕のある態度を崩さないが、ジコチューの王女・レジーナに「オバサン」呼ばわりされると憤慨して冷静さを失うこともある。名前のモチーフは、七つの大罪の「強欲」を司る悪魔マモンからとられている。
 普段はジコチューのアジトでジュースや菓子を食べている。得意料理は野菜炒め。美容に気をつかっており、顔にひとつ吹きでものができただけでショックをうけるほどである。
 戦闘の際にはムチを武器としており、強風を発生させる攻撃も駆使する。
 放送第25話で、四葉家筆頭執事セバスチャンが開発した人工コミューンを手に入れて自ら「キューティーマダム」に変身する。変身時の決めゼリフは、「みなぎる美しさ!キューティーマダム!」。
 ジコチューを誕生させる通常通りの活動のほかに、困っている人を助けてテレビに出演したりヒーローショーに乱入したりと、自己顕示欲を満たすために謎のヒーローとして好き放題に活躍していたが、結局、彼女が解決したトラブルのすべてが、影で彼女自身が引き起こしていた自作自演であったことが暴かれる。しかし、一時は新聞に掲載されるほどの大きな注目を浴びていた。
 基本的に中身の性格は全く変化しておらず、偽ヒーローとしての活動中に同輩である大幹部グーラの生み出したジコチューを攻撃するなど、ジコチュートリオとして仲間割れしやすい関係はそのままだった。その後、本物のプリキュアたちと戦った末に人工コミューンが破壊されてしまい、元のマーモの姿に戻った。
 変身後も、顔は赤い仮面で目の周辺を隠しているだけであるため、明らかにマーモであることがわかる。コスチュームは、ピンクの大きなスカートとブラックのロングタイツ、エナメルの赤いグローブ。胸には、キュアセバスチャンと同様にイエローのマークがついている。
 なお、キューティマダムのコスチュームの配色や形状、黒タイツの着用などは、同じく前身が悪の組織の大幹部だった『フレッシュプリキュア!』の「キュアパッション」にかなり共通するものがある。


○1万年前のプリキュアたち(TVシリーズで初めて登場した、故人のプリキュア)
※シリーズ第10作『ドキドキ!プリキュア』(2013年2月~14年1月放送)より

キュアエンプレス …… 飯塚 雅弓(36歳)
 第30話『最後の試練!伝説のプリキュア!』(2013年9月1日放送)で、妖精メランによって存在が語られた、1万年前の地球で活躍したプリキュアの1人。
 ピンクの瞳とグリーンの髪が特徴で、コスチュームは白地にピンクの装飾という組み合わせ。変身前の姿や本名は不明である。三種の神器のひとつ「水晶の鏡(マジカルラブリーパッド)」を武器としていた。
 1万年前に宇宙を支配していた闇の権化「プロトジコチュー」と戦った。どんなに絶望的な状況でも決して諦めず、何度でも立ち上がる性格であったという。また、1万年前のプロトジコチューに勝利する高い戦闘能力も併せ持っていた。
 名前の由来はタロットカードの「女帝」からきている。

メラン …… 松岡 洋子(58歳)
 第30話に登場。1万年前の地球でキュアエンプレスのパートナーをしていた妖精。
 1万年前のプリキュアたちが使用していた「三種の神器」のひとつである「水晶の鏡」を、孤島の洞窟で守り続けていた。
 普段は亀の老婆のような姿をしているが、変身するとドラゴンになり、戦闘力もプリキュアたちを圧倒するほど強力になる。キュアハートらプリキュア4名の合体必殺技「プリキュア・ラブリーフォースアロー」と、キュアエースの「エースショット」の同時攻撃でも破れないバリアを展開することができる。
 気難しい性格で、当初はまだ未熟だったマナたちを信頼していなかったが、プリキュアたちとの戦いを通じて、キュアハートにかつてのキュアエンプレスの面影を感じたことで、次第に彼女たちを認め、結果として水晶の鏡を託した。
 マナに協力を頼まれるが、「あたらしい時代は、おまえたちで切り開いてこそ価値がある。」と語り、現代のプリキュアたちとの共闘は断った。

キュアマジシャン …… 声優なし
 三種の神器のひとつ「光の槍(ミラクルドラゴングレイブ)」を武器とする、赤いプリキュア。本編ではシルエットのみでの登場で、詳しい情報は語られていない。
 名前の由来はタロットカードの「魔術師」からきている。

キュアプリーステス …… 声優なし
 三種の神器のひとつ「黄金の冠(エターナルゴールデンクラウン)」を武器とする、水色のプリキュア。本編ではシルエットのみでの登場で、詳しい情報は語られていない。
 名前の由来はタロットカードの「女教皇」からきている。



 ということで、後半……というか、『ハピネスチャージプリキュア!』のみなさん編に続く~。
 シリーズ第3作目のあのお2人は、よくよく考えた上で割愛させていただきました……う~む、難しいもんだのう!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 吹雪の真冬に、なぜ!?  ... | トップ | 在りし日の名曲アルバム  ... »

コメントを投稿

アニメらへん」カテゴリの最新記事