ドラマ『悪魔の降誕祭』(2025年4月24日放送 NHK BS『シリーズ・横溝正史短編集Ⅳ 金田一耕助悔やむ』 30分)
33代目・金田一耕助 …… 池松 壮亮(34歳)
21代目・等々力 大志警部 …… ヤン イクチュン(49歳)
『悪魔の降誕祭(あくまのこうたんさい)』は、横溝正史の中編推理小説。「金田一耕助シリーズ」の一作。月刊『オール讀物』1958年1月号に短編小説の形で発表後、同年7月に約3倍の文量に改稿された。現在は角川文庫『悪魔の降誕祭』に収録されている。
雑誌掲載時の原型短編と完成版の中編との主な相違点としては、短編では徹也殺害に関する聴取で犯人が自殺を図り金田一の謎解きへ進んでいるが、中編では自殺未遂は発生せず、たまきが自分の犯行だと主張する以降の流れが追加されている。
本作の設定と真相には、後年に発表された別長編作品の原形となっているとみられる部分が含まれる。
本作は1988年12月に角川カセットブックからオーディオドラマ版(金田一耕助役・神谷明、等々力警部役・八奈見乗児)が発売されたが、実写作品化は今回が初となる。
本作のドラマ版は、NHK BS での放送に先がけて2025年3月28日にNHK BS8K、同年4月19日にNHK BS4K にて先行放送された。
あらすじ
昭和三十二(1957)年12月20日。金田一耕助にコヤマジュンコと名のる女性から依頼の電話が入った。等々力警部と外出する先約のあった耕助は、彼女に夜9時までに緑ヶ丘荘の自分のフラットに来るように伝えるが、フラットへ帰ってきた耕助を待っていたのは、地味な鳶色のスーツをきた女性の遺体であった。
等々力警部と嶋田警部補による捜査の結果、コヤマジュンコは偽名で遺体の主はジャズ・シンガーの関口たまきのマネージャーである志賀葉子であったことや、死因が青酸カリによる毒殺であることなどが判明する。彼女のバッグには新聞記事の切り抜きの写真が残されており、その写真には関口たまきとその夫・服部徹也、ピアニストの道明寺修二、上半身が切られた柚木繁子の姿が写されていた。さらに、金田一の部屋の壁にある日めくりカレンダーは5日分が剥ぎ取られて「12月25日」を示していた。また、服部徹也の前妻の加奈子もまた、過去に青酸カリを飲んで死亡していたことが判明する。
そして25日当日、西荻窪の服部夫妻の新居で開かれたクリスマスパーティの最中に、服部徹也がたまきの部屋で刺殺体となって発見される。発見したのはたまきと道明寺修二だったが、2人はお互いを名乗る書き手不明のメモでたまきの部屋におびき寄せられたと証言する。徹也は、たまきの部屋と浴室の脱衣場に通ずる小廊下で刺されて、たまきの部屋のドアが開いた拍子に倒れ込んできたことが判明した。当初は第一発見者のたまきと道明寺が疑われたが、脱衣場で殺害直前の徹也と話をしたという徹也の娘・由紀子(たまきの継子にあたる)と、それを目撃した女中の浜田とよ子、たまきと道明寺の仲を疑い2人を監視していた柚木繁子の証言などから、2人に犯行のチャンスがないことがわかり、捜査は行き詰まる。
主なキャスティング
関口 たまき …… 月城 かなと(34歳)
服部 徹也 …… 六世 竹本 織太夫(50歳)
道明寺 修二 …… 上川 周作(32歳)
柚木 繁子 …… 板谷 由夏(49歳)
関口 梅子 …… YOU(60歳)
服部 由紀子 …… 蒼戸 虹子(あおと にこ 16歳)
浜田 とよ子 …… 伊勢 志摩(55歳)
志賀 葉子 …… 土本 燈子(25歳)
服部 可奈子 …… 佐藤 有里子(40歳)
島田警部補 …… みのすけ(59歳)
朗読 …… 北 大輔(?歳)
主なスタッフ
演出 …… 佐藤 佐吉(60歳)
振付 …… 皆川 まゆむ(?歳)
主な使用楽曲
プロローグ 『木立の部屋で』(2019年 YAS-KAZ )
オープニング 『Deep Inside 』(2024年 fox capture plan )
関口たまきのテーマ 『Before Long 1996再録バージョン』(1996年 坂本龍一)
金田一耕助の捜査 『Tokyo 』(2024年 fox capture plan )
たまきの異常な言動 『Storm 』(2002年 吉田兄弟)
柚木繁子の証言 『The curtain of night 』(2024年 fox capture plan )
犯人の変貌その一 『ライディーン』(1993年 ボアダムス)
犯人の変貌その二 『好き好き大好き New Mix 』(2016年 非常階段×戸川純)
エンドロール 『諸人こぞりて』(2017年 讃美歌第112番)
≪本文マダヨ≫
33代目・金田一耕助 …… 池松 壮亮(34歳)
21代目・等々力 大志警部 …… ヤン イクチュン(49歳)
『悪魔の降誕祭(あくまのこうたんさい)』は、横溝正史の中編推理小説。「金田一耕助シリーズ」の一作。月刊『オール讀物』1958年1月号に短編小説の形で発表後、同年7月に約3倍の文量に改稿された。現在は角川文庫『悪魔の降誕祭』に収録されている。
雑誌掲載時の原型短編と完成版の中編との主な相違点としては、短編では徹也殺害に関する聴取で犯人が自殺を図り金田一の謎解きへ進んでいるが、中編では自殺未遂は発生せず、たまきが自分の犯行だと主張する以降の流れが追加されている。
本作の設定と真相には、後年に発表された別長編作品の原形となっているとみられる部分が含まれる。
本作は1988年12月に角川カセットブックからオーディオドラマ版(金田一耕助役・神谷明、等々力警部役・八奈見乗児)が発売されたが、実写作品化は今回が初となる。
本作のドラマ版は、NHK BS での放送に先がけて2025年3月28日にNHK BS8K、同年4月19日にNHK BS4K にて先行放送された。
あらすじ
昭和三十二(1957)年12月20日。金田一耕助にコヤマジュンコと名のる女性から依頼の電話が入った。等々力警部と外出する先約のあった耕助は、彼女に夜9時までに緑ヶ丘荘の自分のフラットに来るように伝えるが、フラットへ帰ってきた耕助を待っていたのは、地味な鳶色のスーツをきた女性の遺体であった。
等々力警部と嶋田警部補による捜査の結果、コヤマジュンコは偽名で遺体の主はジャズ・シンガーの関口たまきのマネージャーである志賀葉子であったことや、死因が青酸カリによる毒殺であることなどが判明する。彼女のバッグには新聞記事の切り抜きの写真が残されており、その写真には関口たまきとその夫・服部徹也、ピアニストの道明寺修二、上半身が切られた柚木繁子の姿が写されていた。さらに、金田一の部屋の壁にある日めくりカレンダーは5日分が剥ぎ取られて「12月25日」を示していた。また、服部徹也の前妻の加奈子もまた、過去に青酸カリを飲んで死亡していたことが判明する。
そして25日当日、西荻窪の服部夫妻の新居で開かれたクリスマスパーティの最中に、服部徹也がたまきの部屋で刺殺体となって発見される。発見したのはたまきと道明寺修二だったが、2人はお互いを名乗る書き手不明のメモでたまきの部屋におびき寄せられたと証言する。徹也は、たまきの部屋と浴室の脱衣場に通ずる小廊下で刺されて、たまきの部屋のドアが開いた拍子に倒れ込んできたことが判明した。当初は第一発見者のたまきと道明寺が疑われたが、脱衣場で殺害直前の徹也と話をしたという徹也の娘・由紀子(たまきの継子にあたる)と、それを目撃した女中の浜田とよ子、たまきと道明寺の仲を疑い2人を監視していた柚木繁子の証言などから、2人に犯行のチャンスがないことがわかり、捜査は行き詰まる。
主なキャスティング
関口 たまき …… 月城 かなと(34歳)
服部 徹也 …… 六世 竹本 織太夫(50歳)
道明寺 修二 …… 上川 周作(32歳)
柚木 繁子 …… 板谷 由夏(49歳)
関口 梅子 …… YOU(60歳)
服部 由紀子 …… 蒼戸 虹子(あおと にこ 16歳)
浜田 とよ子 …… 伊勢 志摩(55歳)
志賀 葉子 …… 土本 燈子(25歳)
服部 可奈子 …… 佐藤 有里子(40歳)
島田警部補 …… みのすけ(59歳)
朗読 …… 北 大輔(?歳)
主なスタッフ
演出 …… 佐藤 佐吉(60歳)
振付 …… 皆川 まゆむ(?歳)
主な使用楽曲
プロローグ 『木立の部屋で』(2019年 YAS-KAZ )
オープニング 『Deep Inside 』(2024年 fox capture plan )
関口たまきのテーマ 『Before Long 1996再録バージョン』(1996年 坂本龍一)
金田一耕助の捜査 『Tokyo 』(2024年 fox capture plan )
たまきの異常な言動 『Storm 』(2002年 吉田兄弟)
柚木繁子の証言 『The curtain of night 』(2024年 fox capture plan )
犯人の変貌その一 『ライディーン』(1993年 ボアダムス)
犯人の変貌その二 『好き好き大好き New Mix 』(2016年 非常階段×戸川純)
エンドロール 『諸人こぞりて』(2017年 讃美歌第112番)
≪本文マダヨ≫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます