雷ブログ

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憲法を守る? 護る?

2014年05月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

連休中に憲法記念日がありました。 憲法を「マモレ」と叫ぶ人たち、「マモレ」というのが「護れ」なのか「守れ」なのか両方を意味にとれますから、立場としては有利です。法律ですから「守る」のは当然で、この場合に「守る」とは、法律に「従う」と言う意味で英語では obey とか follow でしょう。ここで言う「護る」とは、改訂をしない、そまままにしておくと言う意味で do not change/revise, keep as it is で全く異なる意味なのですが、憲法改定の反対する方達には一挙両得「マモレ」とは便利な言葉です。

一方、改訂を主張する人達は憲法を「マモラナイ」と主張しているようで、「法律を守らない悪いヤツ」のようにも聞こえ、状況は有利ではないようです。

世論調査では改定を反対とする方が過半数との事ですが、私が理解できないのは、現状をどの様に認識されているのかです。論点は多々ありますが、ただ一点だけ言えば、「軍隊を保有せず」とする憲法と、現に自衛隊と言う「軍隊」が存在し、近隣職国からの侵略を防いでいると言う現実をどう理解されているのかです。明らかに矛盾するこの二つの存在のどちらかを解消しないと整合が取れません。憲法の「軍隊を保有せず」を消すか、自衛隊を解散するかです。となれば、憲法を変えるしかありません。

憲法は「守る」べきですが、「護る」事は必要でなく、ルールは時代の変化でドンドン変えてゆくべきです。変更したからと言って、直ぐ戦争を始めるがの如く言うのは飛躍しすぎです。自らの手足を縛り、他国に利するような状態を望むのは日本人ではなく他国の国民のようにも思えます。自分の国は自分で護るのは当然で、護る手段を否定するようなことは異常としか思えません。こんなに単純な事をアレコレと捏ねくりまわすような国民は滅びても仕方ないし、それを望んでいる国々もあることを理解すべきです。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
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TPPとアメ車

2014年05月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

私の車は今年で9年目になり、買い換えようかと思っていましてその候補の一つがジープ・ラングラーだったのですが、先日のTPPのフロマン通商代表の強引な要求を聞いてアメ車を買う気が無くなりました。そもそも、政府で購入する公用車ではなく民需においてアメ車を買うの買わないのと言う事は政府が決めるような話ではありません。消費者の我々が決める話です。買うことを強要しなくても製品が魅力的であれば自ずから売れるものです。売れないのは単に製品として魅力がないからに他なりません。その証拠に欧州車は増加しています。

魅力のない車を作っておきながらそれが売れない事を買わない側の責任にするような態度では、何の改善も期待できません。数少ない魅力的なアメ車として、ジープは子供の頃からの憧れでしたから、今度はジープにしようかと思っていましたが、米側の態度を見ていて買う気が無くなりました。あの様な筋の通らない要求を平気でしてくると言う事は他にも報道されていないクダラナイ要求が沢山ある事でしょう。その様な己の姿をミットモナイと認識できなくなっているとは米国もお気の毒な限りです。

米国系の会社にいたこともあり、米国人は好きなのですが、米国が変質してきている事は残念ながら事実です。昔の強きアメリカの時代はWASPが主流といわれましたが、プロテスタントの大統領が出て以来、50年後にはついにオバマ大統領まで現われてしまい、昔のマイノリティが今やマジョリティの社会へと変質していますから、国際政治の中でも昔ながらの米国の役割を期待するのは無理なことなのでしょう。世界の警察と呼ばれた時代もありましたが、今や大きな駄々っ子となり、もう片方の駄々っ子と共に2大駄々っ子が牛耳る世界に安定は生まれない事でしょう。

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エアバス 天津工場

2014年05月07日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

エアバスは、もともとは国際合弁企業で英国、フランス、ドイツ、スペインの各工場で作られた部分をフランスとドイツでのみ最終組み立てをしていました。ところがA320については、中国国内で大量に採用されたとのことで、天津に最終組み立て工場を作り、そこで組立てられたA320は、もはや中国国内だけでなく世界の航空会社に引き渡されているとの事です。旅客機の製造は高度の技術を必要としますが、組立作業は全くの人海戦術。工場のある地元にも安定的な雇用を生み出し、そこで技術力が継承されて行きます。

エアバスの主翼を製造している英国のブロートン工場はウェールズの田舎町にありますが、この工場には5千人もの雇用があります。なかでも、A380は受注残が100機以上もあると言うベストセラーです。航空機の組立は多くの人手を必要とし、簡単には真似ができませんから安価な偽物が出てくる心配はありません。先日、あるTV番組の中で、この会社に応募してきた若い女性がクレーンをになう部署に配属され、仕事に慣れて行く様子が紹介されていました。仕事の場があると言う事は幸せな事です。

現在、日本には旅客機を量産する製造ラインはありません。こういう工場で働く若い人を見ると、日本の若者が気の毒に思えます。。社会福祉を充実させて若者の雇用を増やす等と馬鹿げた事を言っていた総理がいましたが、若者に年寄りのオムツを交換させていても日本の国力は少しも向上しません。ハイテクでよその国に簡単に真似はできなく、かつ、労働集約的な産業を育てる。そのような産業を育てるように政治が舵取りすべきなのです。

日本にはボーイングの部品を作っている会社は複数あり、B787では半分以上が日本製と言われていますが、日本製と言われる部品の中には、韓国の大韓航空に100%委託している部分もあります。大韓航空はただのエアラインではなく、韓国では戦闘機のライセンス生産までしている韓国の航空機産業では巨人なのです。世界のエアラインの中でも航空機の製造にまで携わっているの稀有な存在です。しかし、何と言っても飛行機はやはり最終組立がキモです。部品を作っていると誇らしげに言ったところで、それは韓国製であったり、そして残念ながら日本には最後の組み立てラインはありません。

多くの日本人は、中国よりも日本の方が技術力は上であると思っています。しかし、それは分野によります。中国にはエアバスの組立ラインがあり、航空機組立の実力を向上させていますが、日本には旅客機の組立ラインはありません。飛行機好きとしては、部分だけでなく、国内に最終組立ラインが無いのは寂しいことです。早く三菱のMRJが完成し、日本で旅客機を製造して欲しいものです。

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2大人気ブログ記事

2014年05月02日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

このブログ、昨日のアクセス数と共にどのような検索ワードでこのブログにたどり着いたかのが示されます。 もう一年以上も前に書いたものでも、検索数が多く、良く読まれているものが二つあります。

その二つとは、

「上空は何処までが領空なのか」 2012年12月19日

「プリウスと潜水艦」      21013年4月17日

このブログから探す必要はありません。Google でもYahoo でも検索すると上位に出てきます。 古いものなのに、なぜか、頻繁に読んでいただいています。

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国難の正体 馬渕睦夫 総和社

2014年05月01日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

元ウクライナ大使の馬渕さんが外交官時代を振り返りまとめたもので読みごたえがあります。紹介したいことは多々ありますが、その中でベトナム戦争についての謎はなるほどと思わせます。

北ベトナムのような小国が大国アメリカに負けなかったのは、中国とソ連からの援助があったからであることは誰でも知っています。日本のような島国で補給を絶たれれば終わりですが、陸続きですから物資はいくらでも補給できます。問題は、補給する側の資金が続くか否かですが、資金に余裕のないソ連に、なんと、米国が資金援助をしていたということなのです。米国は自国の兵隊が血を流しながら、その一方では資金をソ連に融資し、その資金で調達された武器が中国を経由して北ベトナムに流れ、米国と戦ったとのことです。

お金の無いソ連に300億ドルもワザワザ貸付けての援助なのですが、そのような右手と左手がバラバラのことをするのかと言えば、資金援助するのは戦っている国防省ではなく別の縦割組織です。日本のODAでも過激な反日教育と反日記念館を作り続ける国にも与えられるように、海外援助というのは外見は美談で中味は何に使用されるか分からないものです。また、国際問題の自作自演というのは良くある事で、この後もイラクに大量破壊兵器があるとか、怪しげな事はいくつも続いています。

世界を動かしているのは、国と言う単位で考えがちですか、国ではなくて国を超えた勢力があるようです。戦争が長引いて米国の社会は荒廃し、経済は疲弊しましたが、兵器を売りさばいた側には莫大な需要があった訳です。国と言う枠で考えればあり得ない話ですが国の枠を超えて考えれば、戦いが長引き弾薬、燃料を使えば使うほど儲かる人たちもいるのです。人間は恐ろしい生物です。自分の利益のためには他人の不幸を画策する事を平気で行うのですから、自分の食べる分しか他の動物を襲わない動物よりはタチが悪い動物です。

それはいったい誰なのか?「影の勢力」と呼ぶ人もいますし、「ハイ・ファイナンス」と呼ぶ人もいます。世界を国家と言う単位を超えてお金の流れでコントロールしている人たちがいるようです。「グローバリズム」と言う考えもこの勢力に利するものです。世界情勢は複雑怪奇。小説のような世界が本当にあるようです。お勧めの一冊です。

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