さて、カリフォルニアに来ている現在では遥か昔のことのようですが、
順番にお話ししていくとやっとニューヘイブンでの出来事まできました。
ニューヘイブンの商店街?に、バッフェ形式で好きな野菜やおかずをとり、
テイクアウトをしたり上のスペースで食べたりすることができるデリがあります。
そこで買い物をしたとき、レジにこのチョコレートがあったので、ネタで買いました。
(ちなみに持ち歩いているうちに溶けてしまい、今どうなっているのか知りません)
トランプが「ビリオン」でヒラリーが3ドル。
先日の都知事選では、とんでもない勘違いさんが約一名、
野党連合にそそのかされて出馬するということがあったため、
他人事なら手を叩いて笑って見ていられるような面白い展開になりましたが、
ここアメリカでも大統領選挙というのはアメリカ国民の「お祭り」です。
テレビをつければ必ず毎日、両陣営の応援演説が中継されており、
便乗してこんな商品も出てきてしまうわけだ。
二人の似顔マスクなんてのもどこかで見たことありますし。
ちなみにレジのおっちゃんに、美味しいのか聞いてみたところ、
「味は知らんが、どちらが大統領になっても最低だ」
と言っていました。
いやそんなこと聞いてません。
ノーウォークからニューヨークに行こうとしたら、高速の降り口で事故発生。
一旦停止しなければならないランプの出口で、女性の車に後ろの赤い車が追突。
もー何やってんのよ、みたいな感じで出てきた女の人です。
このあと、驚いたことに二人は名前を自己紹介しあって(と思う)
お互い握手しておりました。
事故処理は淡々と感情を交えずに行われるのが普通なのかもしれません。
わたしは幸いアメリカで事故を起こしたことがないので知りませんが。
高速走行中に見た不思議な飛行機雲。
ほぼ鋭角に曲がっているのですが・・・。
息子を迎えにきて泊まったニューヘイブンのホテル、ラ・クィンタの窓からの眺め。
目の前はルート95で大変な帰宅渋滞です。
そんなに高くないホテルをさらにホテルズ.comで取ったので
全く期待していませんでしたが、少なくとも広かったです。
次の朝起きてみたら、向かいのコンビナート港に大型の船が停まっていました。
パナマ船籍のオーシャン・オネスティ(海洋正直)という船。
「バルクキャリアー」だということです。
たった今(8月1日・アメリカ西部時間)調べたら、メキシコ湾にいました。
手前の洲?では腰まで海に浸かって釣りをする人が・・・。
これは、キャンプに送りこまれる寸前の息子。
早く現地に着いたので、昼ごはんを食べることにしました。
イエール大学近辺はこのような昔からのレンガ造りの建物の間に
人が通れるだけの細道が迷路のようになっているところがあります。
教えていただいた「ハンバーガー発祥の店」とやらに是非行ってみよう、
とわたしは家族を誘い、「ルイーズ・ランチ」の前に来てみました。
(というか横が駐車場なので)
ところがお店休業。
12時から2時まで、しかもウィークデイしか営業しないそうです。
老舗の店にありがちな殿様商売ですな。
建物の横からは駐車場に入っていくことができますが、そのゲートには
「ルイーズ」の『L』があしらわれていました。
裏から見た建物全景。
それにしても小さな店です。
「こんな小さな店で1日2時間しか営業しないって、いったい・・・」
しかし、こういう店だとちょっと期待してしまいますよね。
どんなに美味しいのかと。
仕方がないので(?)代わりに前にも行ったメキシカンに変更。
石のボウルですりつぶしたアボカドのウワカモーレを頼みました。
パイ皮で決壊をせき止めてある、スープのようなグラタンのようなもの。
パエリア。
日本人の思っているパエリアとは何やら随分雰囲気が違います。
まあパエリアの味はしていました。
イェール大卒業の誰やらを記念するプレートの下で、
気持ちがいいのかぺたりと座り込んで動かない犬と飼い主。
7月のニューヘイブンは蒸し暑く、夕立が降ることもあります。
息子がキャンプに使う校舎には冷房などというものはなく、
扇風機を持ち込むキャンパーもいたということでした。
息子は「我慢した」とのことです。
夏休みで本物の学生がいなくなるから、クーラーなど必要ないわけだ。
というわけで、ドロップオフの時間となりました。
学校警察の(アメリカの大きな大学は警察組織を持っている)
お巡りさんが交通整理をして、車を誘導してくれます。
校舎の前が半円のロータリーになっていて、そこを通り抜けながら
キャンプに参加する生徒と荷物を落としていく仕組み。
イエール大学の歴史的な建築物の中で生活できるなんて、と親は羨ましく思いますが、
実際にはクーラーなどの問題があって、決して「快適な環境」ではなさそうです。
そして、キャンプ期間が終わり、ピックアップの日がやってきました。
同じところで息子と待ち合わせて車に本人と荷物を載せます。
息子が乗り込むとき、今回選択したサブジェクトの講座の先生が来て、
あなたのワークは本当に良かったからそちらに進むといい、
みたいなことを言ってくれています。
「なんでわざわざあんなこと言いに来たんだろう」
本人はまんざらでもなさそうですが、「その道」に進むかどうかはわからないそうです。
さて、このピックアップの後、今度こそは、と「ルイーズ・ランチ」に挑戦しました。
日本ではラーメン屋の行列は普通にできますが、アメリカ人が食べ物のために
1時間も待つ、という例は見たことがなかった気がします。
開店30分前にわたしたちが店の前に行ってみると、すでに何人かが並んでいます。
「アメリカ人でもことこういう食べ物には並ぶんだね」
と感心していると、あっという間にわたしたちの後ろに長蛇の列が・・・。
アメリカ人的によほど美味いハンバーガーなのに違いない。
とわたしたちは勝手に期待しまくりです。
続く。