アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

ラージァ・ヨーガとヨーニ・ムドラー-2

2022-11-21 10:28:11 | クンダリーニ・ヨーガneo
◎サハスラーラ蓮華の内にある神秘の月

さらに
『五・一六一
口蓋の根もとに古くからある蓮華はサハスラーラである。この蓮華のカンダ(花心)に下向きのヨーニ(座)がある。』(続 ヨーガ根本経典/佐保田鶴治/平河出版社/P274から引用)

さらに
『五・一八六
前に説いたサハスラーラ蓮華のなかのヨーニ(台座)の下に月がまします。賢者はこれに対して思念をかけるべし。』
(上掲書P281から引用)

この神秘の月には16弁があり、それは甘露に輝き、実際にそれを目撃しただけで、過去の罪障は滅し、未来も見えるという説明が続く。

サハスラーラ蓮華、つまりブラフマランドラはいつ開くか。

ババジの弟子のスワミ・ラーマは、ブラフマランドラは、アートマンとの合一の時にのみ開くとし、それはサマディー(三昧)を通じて起こると言う(聖なる旅 -目的をもって生き恩寵を受けて逝く/スワミ・ラーマP177)

この三昧は、個が残っていない三昧。体験とは言えない体験のこと。

出口王仁三郎は、月宮殿(ヨーニ)を造営し、中に宝座(ブラフマランドラ)をしつらえたのは、目撃者だからできることだったのだろう。ヨーニ月宮殿の土台の上にブラフマランドラ=サハスラーラ。

残念ながら昭和11年第二次大本事件で、月宮殿はダイナマイトなどで徹底的に破壊されたので、いまのような無神論的な日本社会になってしまったところはある。

この件は、日本人は自分自身の中で、神秘の月の台座の上に蓮華を開くことを課題として課せられたというご神業。
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