アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

小中学生相手の男色団体

2023-09-17 07:20:59 | 時代にFace it

◎ソロモンの智恵で見るアイドル評価

 

偶像崇拝、アイドル崇拝は、いずれも風紀紊乱から社会秩序の崩壊そして組織宗教破壊の萌芽として古来聖者からは警戒されたものである。

ソロモンの智恵は、ベン・シラの智恵に比べると抹香臭いところがあり、生硬で丁寧で読みにくいところがあるが、とある小中学生相手の男色団体の問題の行く末として読んでみる価値はある。

ここでは、木で作った偶像がいつのまにか聖なるものとして崇拝を強制され、世を乱すものに変化していくことを述べる。

アイドルとは、『人々の魂へのつまづきとなり、愚か者の足のためのわな』なのだ。

 

『六

おごった巨人が滅びた世の始め、この世界の希望はいかだに乗って逃れ

あなたの手で舵をとられて、世に生命の種を残した。

それによって義が行なわれた。木は祝せらるべく

手でつくられたもの、そのものと、それを作った者は呪われる。

なぜならそれを彼は造ったからで、朽つべき物は神と呼ばれたからである。

同じく神に憎まれるのは、不虔な者とその不敬虔である。

10

作られた物は造った者とともに罰せられる。

11

それゆえ諸国民の偶像に処罰が下るだろう。神の被造の中で忌むべき者となり

人々の魂へのつまづきとなり、愚か者の足のためのわなとなったからである。

12

偶像への想いは淫行の始めであり、彼らを作り出すことは生命を腐らす。

13

それは初めからあったものでなく、いつまでも続くものでもない。

14

人々の空しい誇りのために、それは世に入ったもので、だから、彼らには速かな終わりで必定である。

15

早死した子のために心を痛めた父が、急にその子を奪われて像をつくり、もう死んだ者を今や神として崇める。こうしてその家の子郎党のために、神秘な儀式を伝えるにいたるのである。

16

それから時が経過すると、この不虔な習慣は強制され、法として遵守されるようになる。

かくて支配者の命によって、刻まれた物は礼拝されるにいたる。

17

遠くに住んでいるために、眼のあたり拝むことの出来ない人々は

その支配者を遠くから視像化し、尊敬する王のあらわな像を造り、その所にいない者をいるかのごとく

熱心にへつらい拝むようにする。

18

工芸家の名誉心は王を知らぬ者をも、かりたて強度の神的崇拝にいたらせる。

19

彼は権力者に気に入ろうと思って、技術の力でその像を実物よりも

美しいものに無理にしあげるからである。

20

衆愚は手仕事の美しさに心を奪われ

少し前まで人として尊んだに過ぎぬ者を、今や礼拝の的と考えるようになる。

21

これは人の生涯にとってわなとなった。 というのは人々は災厄や暴政により

奴隷にされ、人間の共有し得ないみ名を、石や木に附与したからである。

22

それから神の知識につき迷うだけで足りず

無知による大きな戦いの中に生きつつそれらの災いの状態を平和と呼ぶ。

23

幼児殺害の儀式や隠れた秘儀、奇妙なやり方で乱痴気騒ぎの限りを尽し

24

生活も結婚も不潔なものにしてしまって、人は他人のすきをうかがって殺害し

姦通によって人を苦しめる。

25

流血、殺害、盗み、欺き、腐敗、不信、騒ぎと偽証が一緒くた

26

善人を不安にし、恩を忘れ、魂をけがし、性の区別を乱し、結婚は破壊され、姦淫と淫行、

27

というのは名もない偶像の崇拝こそ、すべての悪の始め、原因と終わりであるから。

28

彼らは狂乱して喜び、偽りを予言し、あるいは不義に生き、たやすく偽証する。

29

魂のない偶像に信頼して、偽誓をしても罰せられるとは思いもしない。

30

二つの罪故に審判が彼らに臨むであろう。すなわち偶像に固着して、神について不義の思いをいだき

聖なるものを軽蔑して、不正にも偽り誓ったことである。

31

というのは誓う者の力ではなく、罪を犯す者への処罰がいつも

不義なる者の犯行を追跡するからである。』

(聖書外典偽典 2 旧約外典/日本聖書学研究所編/教文館P50-52から引用)

 

アイドル(偶像、または他人であるところの教祖など)崇拝の対極に自分自身に向き合うという冥想がある。

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