◎嵐の前の静けさ
中国では、春節期間中も、主要駅、空港、大型ショッピングセンターで人がいないことが話題になっている。春節期間中は、帰省の時期だから、駅、空港には、人があふれるのが常だから異様である。
春節期間中でない時期も、中国の主要駅、空港、大型ショッピングセンター、昔の繁華街の散歩(王府井など)もひどく閑散としている。
その理由は、表向き、中国経済は現在、不動産市場の低迷や若年層の失業率の高さなど、多くの課題に直面していること。これにより、消費者の購買意欲が低下し、旅行や買い物などの支出を控える傾向が強まっていることなど。
だが、どこへ行っても中国のスカスカぶりは、目にあまり、異形なので、最近は、外国のメディアが記事に上げ始めた。
上海ロックダウンは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、2022 年3月末~5月末にかけてであって、物流も人流も止まったが、なぜか、いまや都市も農村もそれに近い様子のようなのだ。
上海ロックダウン解除後に全国にコロナが蔓延、それで○億人死んだという説もあるが、半年とかの流行期を過ぎれば、コロナは弱毒化するので、中国のここ1年の人の少なさは、コロナでは説明がつかない。
冥想修行者は、働かないで修行に打ち込むものだから、40年前、月に1万円で生活している話を聞いて、貧乏学生だった私も驚いた。月に1万円で生活するには、食を減らす、照明を使わない、移動は徒歩、外出は少なくなど、結構細かくいろいろなものが制限されるのだろう。
お金をなるべく使わないライフ・スタイルというものは、そういうものだが、中国では、キャッシュレスが徹底していて、日本人旅行者が現金が使えずAlipayやWeChat Payがないので、駅や空港、買い物で困るシーンは、YouTubeでよく目にするところ。最近は、AlipayやWeChat Payの使用上限が、4万円相当に引き下げられたという話もあり、残高があっても使えないのでは、事実上の預金封鎖になっているのではないかという印象も受ける。
中国散歩の日本人YouTuberが言ったが、食材の買い出しは皆どうやっているんだろう、と。中国は外食の国、マンション、アパートの厨房設備は日本に比し貧弱で、自炊は結構大変。皆外食もせず、がんばって自炊しているのかね。
若者の実態失業率5割という説もあり、公務員給与、民間給与の数か月遅配はよく報道されるところ。不動産バブル関連の不良債権総額1京円という説まで見るようになった。
このような中国ガラガラ、中国スカスカ状態で、どこにいっても人が少ないのは、社会構造。経済構造全体が麻痺し、崩壊しかけているのではないかと想像されるのである。
まさに嵐の前の静けさ。
岩屋外相の外務省は、2024年12月25日、中国人が日本に滞在する際のビザ(査証)の緩和措置を発表。中国籍の旅行者に対して、10年間有効の観光用の数次ビザを新設。 また、団体観光ビザの滞在可能日数の延長をおこなったが、中国崩壊時の大量の中国難民対策と勘繰ることさえできる。観光名目の実態難民で、日本の社会福祉は崩壊の可能性。
最近、Xで中国の米のカドミウム汚染の記事をあげようとしたら、何度もはじかれた。中国の米のカドミウム汚染規制は緩いがそれを輸入しようとしている日本。
Geminiで岩屋外相の中国外交の内容を聞いたら何度もはじかれた。
最後に、
中国で、注目すべき予言と言えば、次の2つ。
1.ダライラマの存命中に中国共産党が終了するだろう。
2.中国は4つに分裂する。(by ダンテス・ダイジ)
5年前に同じ予言を出しても絵空事として誰も顧慮することはなかったが、今は全く世間の見る目が違って来ている。