1990年 アメリカ作品 120分 COLTRI配給
原題:AWAKENINGS
STAFF
監督:ペニー・マーシャル
脚本:スティーヴン・ザイリアン
CAST
ロバート・デ・ニーロ ロビン・ウィリアムズ ジュリー・カヴナー ルース・ネルソン ジョン・ハード
死別が最も辛い別れだと思っていたけど、「私の頭の中の消しゴム」や「明日の記憶」を観て、アルツハイマーも辛い病気だと思った。けど、この嗜眠性脳炎というのも辛い病気ですね。体は生きていても壊れていく姿を見るというのはこれも残酷な別れだと思います。
でも闘病の話は気分が暗くなってしまいそうだと思いきや、希望にあふれる作品でした。…と言い切ってしまうと、レナードを始めとする20人の患者達はまた薬の副作用によって眠り状態になってしまうエンディングだったので、ちょっと語弊がありますが…。でも、セイヤー医師によって与えられた覚醒状態の時、患者達はそれぞれ生き生きとした濃厚な時間を過ごすことが出来たので、それが本当に良かったなぁと。どんなに長く生きていても、精一杯生きる喜びに自分で気付かなければそんな時間は過ごす事が出来ないからね。30年間の眠り状態から醒めたレナードによって、その喜びを学んだセイヤー医師が、自分の殻を破って大きな一歩を踏み出す様子も微笑ましかったです。とても気分がほっこりする作品でした。
しかしレナードを演じたデ・ニーロの演技は本当にすごい。実はレナードが覚醒状態になるまでデ・ニーロだと気付かなかったくらいです それに対して押さえた演技でセイヤー医師を演じたロビン・ウィリアムズもよかった。「パッチ・アダムス」での主人公もそうだけど、彼の見る者を思わず包み込んでしまうような優しい笑顔が医師の役となると、すご~く安心するんだよね
本当にいい作品に出会えました。TSUTAYAの100選レンタル、あなどれない。(笑)
【字幕翻訳:?】
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