2000年 アメリカ作品 98分 キネティック配給
原題:HOW TO KILL YOUR NEIGHBOR'S DOG
STAFF
監督・脚本:マイケル・カレスニコ
CAST
ケネス・ブラナー ロビン・ライト・ペン リン・レッドグレーヴ スージー・ホフリヒター
■Story
ロサンゼルス在住のイギリス人劇作家ピーター。彼は目下2つの問題を抱えていた。
ひとつは、子供が嫌いなために上演も間近に迫った新作戯曲の子役の部分が上手く描けずスランプに陥っていること。
もうひとつは、子供のダンス教室の先生をしている妻のメラニーからしきりに赤ちゃんが欲しいと迫られること。
その上、夜中になると隣の犬が吠え、子供ノイローゼやストレスが募るピーター。
そんなある日、エイミーという足の不自由な少女が向かいに引っ越してくる。
さっそく彼女を家に招き温かく接する妻に対し、最初は交流を避けるピーターだったが…。
(allcinemaより)
■Review
こんなに原題を無視した邦題も珍しい。
「すてきな生活」と「隣人の犬を殺す方法」ときた。
このすてきな邦題と、DVDのジャケットのほんわかさに惹かれたのだけれども、観てみたら原題の方がこの作品の持ち味は表現できていると思った。ただし、惹かれないけれどもね。(笑)
その皮肉な原題が指すように、この主人公ピーターは本当に皮肉屋さんなんです。
一般的に、映画の中での会話の大半は、「そんなこと言ったら、ふつー引かれるよ」「いきなりそんなこと言われても、すぐに理解出来ないよ」と言いたくなるような、くさい言葉だったりひねりが効き過ぎている言葉だったりして、実生活にはなかなか応用出来ない。
中盤、パーティでピーターと話した相手が、「一度でいいから映画のような会話をしてみたい」と言うシーンがある。
この作品の中に出てくる会話は、ウィットに富んでいながらも現実的な言葉ばかりなので、そんなセリフも「なるほど」と思う。
ピーターの発する皮肉の数々は、クスっとさせられるものが多かったです。
ピーターの職業が劇作家ということだけれども、この映画自体も劇のようなもの。
ピーターと子供の関係の変化など、映画的なストーリーも描かれてはいるけれども、この作品の楽しむポイントはこの台詞の応酬なんだと思う。
そ・し・て。
私はまったく楽しめなかった~。ダメじゃ~ん<(´ロ`')o
だからなんなんだ!とイライラし、
端正なケネス・ブラナーの顔ですら「ただのまわりくどいオッサン」にしか見えなくなってしまった。
どうも、ケネス・ブラナーというと、大学時代にレポートのために観せられた「ハムレット」を思い出してしまい、あのまわりくどい台詞の言い回しにトラウマが…。
私は戯曲、シェイクスピアの世界はどうも受け付けられないようです。
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