pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

ニュー・シネマ・パラダイス(初公開版)

2007-08-06 00:07:02 | フランス映画



1989年 イタリア/フランス作品 124分 ヘラルド・エース配給
原題:NUOVO CINEMA PARADISO
STAFF
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
CAST
フィリップ・ノワレ ジャック・ペラン サルヴァトーレ・カシオ マルコ・レオナルディ アニェーゼ・ナーノ


会社でこの映画の話題が出て、先輩達が口を揃えて「いい映画だよっっ!!」と熱く語りだしたので、ついその場でamazonで購入してしまった作品です。評判通り本当にいい作品でした。

でもね、、、

先輩達は「これで泣けなかったら鬼!」「もう号泣だからっ!!」と口を揃えてたんだよね。。でもあたしは泣けなかった~~。あたしは鬼かー!泣けない自分に泣けてきたぞ~~~

泣くと言うより、あたしはじ~~んと胸が熱くなったんだよね。アルフレードが残した言葉、そしてラストのフィルム、一つ一つが深くて、重くて、温かくて素晴らしくて…。これからも映画人生は長く続くだろうけど、忘れられないラストだと思う。

一番の見せ場は、トトとアルフレードの絆なんだろうけど、あたしは人々と映画という娯楽との関係にも感慨深くなったな。ちょうどこの映画を観る前、翻訳者の戸田奈津子さんの本を読んでたんだ。「3度のメシよりも映画が大好きで、ビデオもDVDもない昔は、(この作品を観れるのは)一生涯で一度きりだ!と思いながら映画館に行くもんだから、全神経集中で映画で英語の勉強なんか出来なかった。今は好きな時代の好きな映画を好きな時にいつでも観れて羨ましい。」と戸田さんは語っていたけど、本当にビデオもない時代はこんな風に、映画館での2時間に場内全員が全神経を集中して一喜一憂して鑑賞してたんだろうなぁと思った。今は本当に恵まれてる時代だと痛感したけど、でも、こんな映画人生も素敵だなぁ~と憧れもしたな。作品一本一本が、思い出深いだろうなぁ。

本当に心が温かくなった作品でした

【字幕翻訳:吉岡芳子】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)



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2 コメント

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胸がジ~ン (ジュン)
2007-08-07 17:52:34
おっしゃるとおりです!
これは号泣というよりも胸がジ~ンとしてきて
いつの間にか涙がこぼれてきてしまうような
温かい作品だと私も思いました。
じわじわと感動が押し寄せてくるんですよね。
一度は観てね!と友だちに薦めたくなる作品です。
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ありがとうございますっ (pure)
2007-08-08 21:01:44
>ジュンさん

コメントありがとうございますっ。
本当にジワジワと感動が押し寄せてくる作品でした。観終わった後も、色々考えれば考えるほどジワジワ~と胸が熱くなってきて…。
私も友達に勧めたいと思います
返信する

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