かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

悪夢の夜

2012年01月20日 23時23分41秒 | 医者仕事
今日は当直。ここ2回ほど入院をひいているので、今回は不安だったが、やはりというか何というか。
5時前に搬送の依頼があり、他にかかりつけがないということで受けたが、これが大変だった。聞いた話では少し診察してくれればいいということだったのだが、蓋を開けてみるととんでもない全身状態だった。高血糖とひどい脱水があり、おまけに高CO2血症でアシデミアになっていた。入院というレベルではなく、放っておくと呼吸が止まりかねない状態で、すぐに応援を呼んで、結局挿管になってしまった。人工呼吸器管理もそうだが、高血糖と脱水の補正が急務である。刻一刻と状況が変わるのでうかうかと寝ているわけにはいかず、まったくえらいことである。
どうやら、明日の朝まで眠れない夜になりそうである。