かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

痛み・しびれの評価

2012年01月27日 23時32分26秒 | 医者仕事
痛みやしびれといった感覚の正確な評価はとても難しい。患者本人しか正確なところは分からないからである。疼痛ならvisual analogue scaleというものがあるが、痺れに関してはそういうものはない。まして、それらが混在しているとなればますます難しい。そういうわけで、われわれにそういう依頼があってもどうにもならないところがある。
本人の訴えを丁寧に記録していくのが一番確実な評価手段につながるのではないかと思うのだが、過去の蓄積がない状態では絶対的な評価は不可能に近いだろう。

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