かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

休み前

2009年09月20日 20時32分48秒 | 医者仕事
明日から休みをもらえることとなり、今日は若干tapering気味であったが、朝病棟に行ってから様子が変わった。まず、胆管チューブからあまり出ていないというのが最初で、採血ついでにシリンジで引いてみたが確かに出てこない。そして、生理食塩水でpushしてみると抵抗なく入る。ということはチューブがつまっているというわけではないようでそのまま様子見ということになった。
問題はこの次で、緊急で虫垂炎の手術があるという。手洗いしたわけではないが、上が手術に入ってしまった関係上病棟業務はそこでストップしてしまう。手術が終わったのは昼過ぎで、その後諸々のことをやっていたらいつしか4時過ぎになった。方々に書き置きをして、PHSの電源を切って準備完了。
その後、夜に病棟から電話が2件ほどかかってきたが、いずれも大した用件ではなく問題なく終わった。

術後管理

2009年09月19日 17時32分31秒 | 医者仕事
今日は土曜日。しかし、採血はしなければならないので8時過ぎから採血をした。そして、データを見つつ上が来るのを待ったが、例によってなかなか来ない。木曜日以降なんだかんだでしんどかったため当然だが、現れたのはだいぶ遅くになってからだった。
特にこれといったこともなく、11時にムンテラがあった後はカルテを書いて終わりにした。昼過ぎに仕事が終わった後は、先週と同じくキャッチボールをしに出かけた。今日は天気がよかったため、人が多くやりづらかったがそれでも2時間弱は楽しく体を動かしたのだった。
肩がすでに張っているが、明日になれば筋肉痛となってまた体が重く感じることだろう。

餃子狂騒曲

2009年09月18日 23時54分33秒 | 医者仕事
今日は上が帰ってきたため、3週間ぶりのヘルニア手術日となった。昨日の疲れはしっかりと残っていたが、その体を引きずって朝から採血と末梢確保に動き回った。針の目測がことごとく少しずれるというどうしようもない状況ではあったが、なんとか一発で決まってよかった。
受け持ちのヘルニアの手術はすんなりと終わり、昨日手術の患者は無事にICUを離脱した。今後が少し気になるところだが、とりあえずDOAを少しずつでも減らしていければというところか。
長期入院となっている患者の退院後の看護体制や訪問医療についてようやくめどがつき、退院も決まった。
夜は我らの歓迎会ということでチーム全員で近くの中華料理屋に行き乾杯。かなりの餃子を食べた。9時過ぎに会は終わり、その後はあちこちに行って酒を飲んで夜を過ごしたのであった。

大手術

2009年09月17日 23時13分23秒 | 医者仕事
今日は手術日で、今回は予定時間8時間という大物であった。
しかも、位置の問題ですんなりと進めることはできずに慎重に進めていかなければならないために、時間はさらにかかった。結局切除が完了したのは午後6時過ぎであり、終わったのは実に10時前のことであった。手術が終わる少し前に手を下ろしたが、途中で手を下ろして少しだけ休息をとったほかはずっと立ちっぱなし。手術時間は11時間41分だったが、確実に10時間は立っていただろう。終わったらそれで終わりとはいかず、さらにはICUで少し仕事があり、病棟の仕事もその後から始まるので、とてもではないがやっていられなかった。全部の仕事を終えることはあきらめて、途中で寮に引きあげてそのまま眠ってしまった。

急な事情

2009年09月16日 22時31分12秒 | 医者仕事
今日は最初から忙しかった。化学療法や補液の点滴でルートをとる作業にグローションを入れる作業が続いた。最初はグローションはわりと簡単に入ったが、次はなかなか入らず苦心惨憺。要は最初の静脈穿刺の段階なのだが、人によっては本当に出てこなかったり、見えても静脈が固くなっていて逃げてしまったりと本当に難しい。
今日は忙しいと思っていたら、緊急で虫垂炎の手術ということで夕方から手術になった。時間としては短かったが、消耗の度合いはかなりのものだった。当初の予想よりもだいぶ癒着も軽くスムーズだったのはせめてもの幸いである。
明日は長い手術で早めに帰ってゆっくり休もうと思っていたときにこれだからうまくいかないものである。

入院患者倍増計画

2009年09月15日 22時29分36秒 | 医者仕事
今日は入院が多く、受け持ちはほぼ倍になった。といっても4人が7人になっただけで、実際問題としてはそう多くはない。これでも少ないくらいであろう。うち化学療法が2人で手術が1人である。外科というと手術というイメージであるが、実際には化学療法目的に外科に入退院を繰り返している人も多く、手術目的というのは案外少ない。手術というというものはある程度体調がよくなければならないのでそういうものなのかもしれない。
さて、入院患者が多いと何が困るかというと最初の指示出しや処方が色々あることである。会って話をすることはさして問題ではないのだが、表にはでてこない部分に色々と困ったことがあるというわけである。
カルテを書くのも一桁であればわりと余裕を持って書くことができるわけで、その意味でもわりといいといえばいいだろうか。

穏やかな滑り出し

2009年09月14日 20時10分12秒 | 医者仕事
今日から元の体制に戻った。とはいっても、一番上は今日まで休みでいないので、若干ながら空気もまだ休みの雰囲気を残しているといえる。
今日は入院はなく、退院が1人いたので受け持ちは都合4人まで減った。これが底であることは決まっていて、明日になると入院が3人。それからも入院が続くことが決まっていて、受け持ち人数はおそらく10人前後になることは想像に難くない。もっとも、来週はほとんど休みであって入院もまずないのでそれほど心配するには及ばないだろう。休みといえば、祝日の合間の平日に休みをもらえることもほぼ決まり、事実上外科は今週をがんばればいいことになった。
最大の山場は木曜日の手術である。この術後管理が来週の目玉だが、どう転ぶかはちょっとわからない。

休みの終わり

2009年09月13日 17時04分43秒 | 医者仕事
今日でひとまず留守番体制は終わりである。人数が少ない代わりに患者も手術も少なく、とても楽な一週間であったといえるだろう。自分のペースで仕事ができたのでわりと気軽ではあったが、プレッシャーと緊張というのは常にのしかかるものであって、時間以上に疲れを感じたのも事実である。
昨日キャッチボールをしたら、案の定今日は筋肉痛になった。肩と足に筋肉痛がでて、腰は特に痛んでいないのできちんと体は使っていたものと見える。しかし、ブランクは如実に現れ、体は重く感じた。
今日の仕事は特に問題なく終わり、あとは再びいつも通りの一週間を迎えるのみ。

ボール投げ

2009年09月12日 16時55分12秒 | 医者仕事
今日の仕事は朝に採血をして、ぐるっと回って、カルテに記載をする。それだけであった。外泊患者もいるため、今日の段階での受け持ちは5人で、これはだいぶ少ない数字である。そのため大した手間もかからずに午前中に仕事は終わった。
昼食をすませてから、近くの公園でキャッチボールをした。久しぶりですっぽ抜けも多かったが、結構楽しかった。明日の筋肉痛が心配である。戻ってきてから急に眠くなりしばらく眠ってしまった。
このまま終われば優雅な一日であるが。

週末は目の前

2009年09月11日 20時19分32秒 | 医者仕事
今日は金曜日。ようやく平日も終わるという意味では毎週毎週楽しみな日でもある。今日は午前中にいくつか処置をすませた後で、ゆっくりとカルテに記載をして、それで終わりという一日であった。
言葉にすると簡単に終わったようだが、いろいろとこなさなくてはいけない作業の積み重ねで、そうそう簡単なものではない。とはいっても、外科としてはかなり楽な部類に入っただろうと想像する。この調子で続いていってくれたら悪くはないだろう。