かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

きらめくメス

2008年01月21日 21時00分39秒 | 実習
雪が降ると聞いて少し楽しみにしていたのだが、朝起きてみてその期待はもろくもうち砕かれてしまった。
今日もいつも通りに9時前に実習室に行ったところ(生きている人間は)誰もいなかった。そこで、しばらく1人で作業をしていたのだが30分経っても誰も現れなかったので、思いきって下半身の切り離しをやってしまった。はじめ椎間板と椎体の位置を間違えてメスを思いきり第4腰椎に突き立ててしまい、手応えで初めて自分の間違いを悟った。
椎間板を切断してしまえばあとは簡単だった。腰神経叢からでている神経を切って、大動脈と下大静脈を切断して、周囲の筋を切れば下半身の切り離しは終わりである。次は下肢で、既にある程度の作業は行われていたがよりやりやすくなった。とはいっても、下肢の筋は幾重にも重なっていてなかなか作業を進めるのは難しかった。うまくいけば明日のうちには下肢を終わらせることができると思うのだが、果たして目論見通りに進むであろうか。

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