かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

のこぎりの使いどころ

2008年01月22日 21時47分45秒 | 実習
今日のうちに下肢を終わらせようと意気込んで行った。むろん、実習室には誰もいなかったことはいうまでもない。まずはアトラスで剖出した筋をチェックした。だいたい大腿部の筋はほぼ全て見えていたので、安心して大腿骨の切断にかかることができた。そのためには、周囲の筋および血管・神経をすべて切らなければならずきれいに見えているのでもったいない気がした。しかし、タイトな日程である以上そうそう躊躇ってもいられないので思いきって鋏で切断した。
その後は下腿部と足に移った。頑張って剖出に取り組んだのだが、いかんせん脂肪がさすがに多くて作業は難航してなかなか進まなかった。なによりも手がぬるぬるしてピンセットが滑るのが最も足を引っ張る原因であった。
そんなわけでとうとう終わらせることはできなかった。かくして、骨盤部・頭頸部深層への突入は明日へ持ちこしとなったのである。

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