国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

10月10日のプーチン大統領のドイツ訪問を前に、8-9日にロシア国境の領土問題地域で事件多発の謎

2006年10月09日 | ロシア・北方領土
●今日のロシアの覚書(朝刊) MOSNEWS (Russia) / 2006-10-09 09:21:42

◆露、第二次世界大戦の地雷でノルウェーを脅かす) MosNews:08.10.2006

ノルウェーとの国境を挟んだロシア側に、地雷を警告する看板が登場。ロシア当局はノルウェー側に、ドイツ軍が1944年にFinnmarkとKola半島から侵攻してきた第二次世界大戦からの、地雷が残っているかも知れないと考える、と伝えた。だがノルウェー当局はAftenposten紙に、看板はつい最近出現したものだ、と告げた。
「理解出来ない」とKirkenesの地元の国境警備Ase Dons Lindrupsenが言った。彼女は同新聞に、彼女のグループとロシア国境警備隊は年に約60回の会議を開いているが、一度もこれまで地雷の話が出た事はない、との事。ロシアは最近特殊国境地域を25kmに拡大した。しかしこれらの会議の最中ですら、地雷は話題に上がらなかった。


◆露、9地域で地方選挙を実施 MosNews:08.10.2006

ロシアの9地域(カレリア、トゥバ、チュバシの3共和国と、アストラハン、ノウゴロド、リペツク、スベルドロフスクの4地域、ユダヤ人自治州、そして沿海州地方)で日曜日、2008年の大統領選挙に先駆けて、政府への支持を試す選挙である、地方選挙が実施された。
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/a001d5a1625793cbf440f281b3d5e188



●Pechenga - Wikipedia, the free encyclopedia

http://en.wikipedia.org/wiki/Petsamo

●Battle of Petsamo (1939) - Wikipedia, the free encyclopedia

http://en.wikipedia.org/wiki/Battle_of_Petsamo_(1939)




●今日の覚書、集めてみました:ドイツとロシア『新東方外交』 MOSNEWS (Russia) / 2006-10-08 10:56:19

メルケルと彼女の保守主義陣営は、この新東方外交に対して懐疑的である、との事。彼等は、彼女はヨーロッパのロシアとの繋がりだけでなく、ポーランドやバルト諸国の国益も考慮に入れた、より公平なアプローチを望んでいる、と語っている。
「首相の見解は、我々はポーランド、ウクライナ、そして隣接する国々にも配慮しなければならない、というものだ」
と米系ドイツ・マーシャル財団のベルリン支部にいる地域専門家Joerg Himmelreichが言った。
<中略>
ソ連時代はドレスデンでKGB工作員として勤務していたプーチンは、定期的独露対話である『ペテルブルク・サークル』の会議の為、火曜日に同市に到着する。これは5年前に、両国の経済、文化、社会、若者の繋がりを確立する為に設立されたものだ。
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/b0e33d8ef9d754670bb083902455c010



●南クリル地区で台風の通過により大きな被害 sakhalin.info 2006年10月9日 11:12
http://www.sakhalin.info/kuriles.ru/39729/

●南クリル地区は依然として停電中 プラウダロシア語版 2006年10月9日
http://www.pravda.ru/districts/fareast/uzhno-sakhalinsk/09-10-2006/199433-ciklon-0



●道内暴風雨続く 3700世帯に避難指示・勧告 2人けが 北海道新聞 2006/10/09 06:28
 根室の東海上にある発達した低気圧の影響で八日、連休の海や山は全国各地で大荒れとなり、伊豆諸島・新島沖で遊漁船が転覆、二人が死亡し五人が行方不明。長野県の北アルプス・白馬岳で七日から福岡、熊本両県のパーティー七人が遭難するなど遭難事故が相次いだ。道内も道東やオホーツク海側を中心に激しい雨や暴風に見舞われ、二人がけがをしたほか、約三千七百世帯に避難指示や勧告が出されるなど大きな被害が出た。

 札幌管区気象台によると、六日午後六時の降り始めから九日午前零時までの総雨量は、網走管内遠軽町で二八五ミリ、同管内大空町で二五五ミリ、根室管内別海町で二五三ミリに達した。最大瞬間風速は根室市で四二・二メートル、網走市で三四・○メートルを観測した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061009&j=0022&k=200610097504




【私のコメント】
ノルウェーとロシアの国境地帯は、冬戦争でのペツサモの戦いと第二次大戦でソ連がフィンランドを侵略して奪った領土であるペツサモ地域(上記地図参照)である。今になって急に「ドイツ軍による地雷の問題」がロシア当局から持ち出されるのは妙な話だ。私は、これはロシアがペツサモ地域をフィンランドに返還するつもりであり、地雷問題はその言い訳ではないかと考える。

同様に、北海道東海上を10月8日に通過した発達した低気圧は、北海道だけでなく南クリル地区でも大きな被害を出している様だ。北方領土に近い根室市の最大瞬間風速は四二・二メートルというから中型の台風並みだ。ただ、この様な低気圧は10月には珍しいかもしれないが、冬場の北海道・千島近海ではありふれたことであり、やや被害が過大に報道されている様にも思われる。ひょっとすると、この低気圧の被害を根拠に住民を避難させた上で北方領土の一部又は全部を将来日本に返還するつもりなのかもしれない。

10月8日のロシアの統一地方選挙の行われた地域も気になる。フィンランド・モンゴルから奪った領土を含むカレリアとトゥバの両共和国、更に極東のユダヤ自治州が含まれている。統一地方選挙を通じて何らかの形で、フィンランドやモンゴルとの間の領土問題、ユダヤ人問題を解決することを狙っているのかもしれない。

10月8日は日中首脳会談、10月9日は午前中に北朝鮮の核実験、午後に日韓首脳会談と、東アジアの国際情勢を塗り替える大事件が起きている。それと同時に、ロシアが旧ソ連時代から抱える領土問題地域で、ロシアが領土を返還するきっかけかとも思える妙な事件が相次いでいることが注目される。明日10月10日の独露首脳会談で、これらの領土問題に関する何らかの声明が出される可能性はあるかもしれない。そして、ホロコーストの捏造、あるいはロシア革命やナチスの政権奪取がユダヤ金融資本の金銭面・人材面での支援に基づいて実行されたものであるという真実が明るみに出るかもしれない。

英国のチャーチル元首相の曾孫が55kgの麻薬の密輸の疑いでオーストラリアで逮捕・投獄されているという10月9日付の英タイムズ紙の記事も、麻薬密売を主要なビジネスとするユダヤ金融資本=イルミナティが世界覇権を失ったことの象徴の様に思われる。


【関連情報】
●5/29のプラウダロシア語版でカレリア問題の記事あり。ロシアとフィンランドの領土問題も解決か?
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/7a7c2241a41177d6c75785fc4de363e8

●7月1日のプラウダロシア語版でカリーニングラードの独への返還に触れた記事あり、独露間交渉開始?
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/13d0be83ebe316eef87d8fd88e3c7f29
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