人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

子宮頸がんワクチンの接種・・・積極的推奨を暫く止める厚生労働省

2013-06-19 16:43:00 | 危険なワクチン
 

■ 実は接種してもしなくても、検診が必要な子宮頸がんワクチン ■


子宮頸がんワクチンの接種には何かと問題が付きまといます。

問題の本質は、このワクチンで全ての子宮頸がんが予防出来る訳では無く、
結局をリスクを減らす為には、早期診断との組み合わせが有効で、
早期発見による治癒率の高い子宮頸がんは、そもそも怖い癌ではありません。
さらに、ヒトパピローナウィルス以外の発癌要素もあり、
結局、子宮頸がんワクチンは、女性の癌でも割合の高く無い子宮頸がんの
ある一部のリスクを低減させるだけの効果しか持っていません。

そもそもこのワクチンが注目されたのは、
初めてワクチンで癌の予防が可能になったという話題性による所が大きく、
結局、検診による早期発見との組み合わせでしか機能しないワクチンは、
接種しても、接種しなくても、子宮頸がんによる死亡率はそれ程変わらないのです。

ところが、欧米で半ば強制的な接種が行われ、
それに追随する形で、日本でも厚生労働省が積極的に接種を推奨しました。

■ 重度な副作用が8人、その他にも原因不明の痛みを訴える人も ■


私は子宮頸がんワクチンの接種の推奨があまりにも強引なので、
最初の頃は、このワクチンは何か良からぬ目的を持っているのでは無いかと疑いました。
丁度、スクワレンアジュバンドの副作用が問題になっていた頃で、
子宮頸がんワクチンは「不妊化ワクチン」などとの噂もありました。

しかし、子宮頸がんワクチンに使用されているアジュバンドは、
どうやら、スクワレンでは無いようで、その点の疑惑は薄まっています。

一方、ワクチン接種には当然のリスクとして副反応が伴います。
有名なものではギランバレー症候群などが挙げられますが、
最悪は死亡したり、重度な後遺症に苦しむケースが発生します。

頸がんワクチンでも、国内で意識障害が3例、
ギランバレー症候群が5例確認されています。
さらには、原因不明の痛みを訴える例も報告されています。

海外では、死亡例も報告されていて、
当然の事ながら、ワクチンの接種にはリスクが伴います。

リスクとメリットを秤に掛けて、メリットが大きい場合、ワクチンの接種は推奨されます。
例えば、伝染性が高く、致死率の高い鳥インフルエンザが流行したならば、
ワクチンのメリットはリスクを遙かに上回るので、ワクチン接種は推奨されます。


一方、日本ではお馴染みの結核の予防接種であるBCGは、
発癌の可能性が指摘されています。
結核はかつては、死の病でしたが、現在は抗生物質で簡単に治療出来ます。
ですから、結核による社会的脅威は非常に低く、むしろ癌のリスクが問題になります。
さらに、BCGの有効期限は十数年で、
子供の時に接種しても大学生くらいになると免疫は失われます。
近年、お笑い芸人の間や大学生の間で結核が流行する背景には、
免疫の有効期限が過ぎているという問題がるのです。
こうなると、結核の予防接種に対するメリットは減少します。
欧米では、既に結核の予防接種を中止した国もあります。

この様に、リスクとメリットを比較した場合、
子宮頸がんは空気感染する訳では無いので、
欧米の一部の国の様に、強制的に集団接種させる様なワクチンでは無い事は明確です。

アメリカではそろそろ製薬会社と政治家の癒着が取沙汰されていますが、
日本は欧米にかなり遅れて、厚生労働省が積極的な接種を推奨し始めました。

■ 副作用報告を重視して、積極的な推奨を一時中断する厚生労働省 ■

厚生省は重篤な副作用の発生を重視して、頸がんワクチンの積極適推奨を一時中断します。

「子宮頸がんワクチン接種、推奨中止…副作用報告」(読売新聞 2013.06.14)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130614-OYT1T01159.htm

<全文引用>

子宮頸けいがんワクチンの接種後に体の痛みや歩行障害などの重い副作用が表れている問題で、厚生労働省は14日、「積極的な勧奨を一時的に差し控える」と発表した。


 同日の有識者検討会の議論を受けたもので、同省は、自治体から各家庭への接種の案内を控えさせる通知を都道府県に出した。こうした対応は2005年の日本脳炎ワクチン以来2例目で、極めて異例だ。

 副作用の頻度は少ないものの、原因不明の慢性的な痛みを訴える例が複数報告されていることを重視し、国民にリスクをわかりやすく説明する情報を整理するまでの暫定措置という。

 予防接種法で定められている定期予防接種は、その重要性から国が接種を勧めている。自治体などから各家庭に通知が届き、ほとんどは無料で受けることができる。

(2013年6月14日23時48分 読売新聞)

<引用終わり>

■ 年間数千人の命を救うという皮算用 ■

子宮頸がんワクチンは高価なワクチンで、3回接種する必要があるので、
病院も製薬会社も利益が大きく、積極的に接種を推奨しました。

自治体が補助金を出す所も多く、行政を巻き込んで、ワクチン接種が推奨されました。

その結果が、複数の重篤な副作用の発生に繋がりました。
8人という人数が、多いのか少ないのかは私には分かりません。

先日は、ワクチン摂取後2日目に中学生が亡くなっています。
ワクチンとの因果関係は不明ですが、心臓に疾患を持っていた様です。

この様に、危険の伴うワクチン接種が正当化される理由は、
年間数千人の命を救うとされているからです。

しかし、実際にはワクチンの効用がいつまで継続するかは不明で、
結局、免疫が消失した後の感染による発癌を防ぐ事は出来ません。
はたして、年間数千人という数は実態に即しているのかも気になる所です。

例えば、14歳で接種して、30歳で効果が失われたとします。
その後の感染による慢性的な炎症が癌に発展するリスクは普通に存在するのです。

子宮頸がんワクチンの癌の予防効果は多分過大に見積もられ過ぎています。

■ 放射線と合わせ鏡のワクチン接種 ■

風島原発事故による放射性物質による癌の死亡者は将来的にもゼロに近いでしょう。
福島の子共達の甲状腺のスクリーニング検査で癌が発見されていますが、
対象群とされている長崎などの別の地域での癌の発生率の方が高かったりします。

これは大規模なスクリーニング検査によって、本来見つかる事の無い、
潜在的な癌が発見されているだけで、本来はもっと成人してから癌が大きくなり、
甲状腺にシコリが発見されて、癌と診断されるケースだと思います。

既に、成人しているので、小児甲状腺癌とは分類されません。
スクリーニング検査は本来存在しない小児甲状腺癌を作り出しているとも言えます。


実は、福島原発事故と、子宮頸がんワクチンの事件は合わせ鏡の様な現象です。

方や、リスクは非常に低いのですが、
受動的リスクの為に人々はそのリスクを徹底してゼロにしろと主張します。

一方、子宮頸がんワクチンの場合、メリットが存在するので、
人々はワクチン接種の副反応を無視する形で、
自ら進んで、そのリスクを受け入れます。


生物はリスクを非対称に判断する事で、生き延びてきたので、
この事自体は悪い事ではありません。

ただ、リスクというものの本質を考えた時、
福島の現状に、もっと別の視点が生まれるのでは無いかと思ってしまいます。


■ ワクチンの必要性 ■

子宮頸がんワクチンの騒ぎが大きくなると、様々なワクチンに疑問が生じてきます。
しかし、例えば、風疹のワクチンは必要なのでしょう。
伝染性が高く、妊婦が罹患した場合、胎児に障害が出るので、
これは必要なワクチンと言えるでしょう。

ただ、ハシカにしても水疱瘡にしても風疹にしても、
昔は子供の内にしかり感染して、一生の免疫を獲得しました。

これらの病気は子供の頃掛かれば症状は軽いのですが、
大人で掛かると、重症化したり胎児に影響が出たりします。

最近、大人になって水疱瘡に掛かる人も増えています。
ワクチンによる仮初の免疫では、再罹患する可能性もあるのです。

アメリカでは幼児に大量のワクチンを接種しますが、
なんだか、人間が本来持つべき免疫がどんどん失われる気がしてなりません。
人が動物から進化していると言えばそれまでですが・・・。


<追記>

■ 日本人には殆ど効果が認められないワクチン ■


この国会での質疑は全国民が見る必要がるでしょう。
子宮頸がんワクチンは、ほとんど日本人の子宮頸がんに効果が無い事が明らかにされています。

il-manoのアロマでサンバ
助産師のアロマテラピーiL-MANO


http://ameblo.jp/il-mano/entry-11503090402.html

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=yUZEm5JRvjM
国家での質疑の内容のYoutube動画

<引用開始>

2013.3.28の厚生労働委員会質疑の模様です。

 先日定期予防接種になった子宮頸がん予防ワクチンについての事実です。

 日本で現在認可接種されているワクチンはガーダシルとサーバリックスの2種類です。

 どちらも、16型と18型のHPVに対するワクチンです。

 ここで質疑を見てもらうと、

 日本人の一般女性でHPVの16型に感染している人は0.5%、18型に感染している人は0.2%だと厚労省が発言しています。

 99.5%の人は感染していないウィルスのためのワクチンだったんですね。

 さらに副反応については、

 インフルエンザワクチンに比べて、

 サーバリックスは38倍 そのうち重篤な副反応は52倍

 ガーダシルは26倍 そのうち重篤な副反応は24倍

 こんなにも多いんです。

 また子宮頸がんについても、

 HPVウィルスは性活動のある女性の50%は感染し、感染しても90%以上は自然に排泄されると認めています。

 その上、適切に治療すれば治癒率はおおむね100%と発言されています。

 つまり、HPVはありふれたウィルスで多くの人が感染し、感染しても90%以上は自然に排泄してしまうもの。

 仮に持続感染しても適切に治療を行えばほぼ100%治る。

 このウィルスのなかのしかも99.5%の人が感染していないタイプのウィルスに対して、インフルエンザワクチンの何十倍もの副反応が出るワクチンを打つという事はどういう事なんでしょう?

 しかも対象は小学校6年生から中学生、高校生。

 10代の若い女の子に打つわけです。

 厚労省が認めたこの事実をあなたはどう考えますか?

<引用終わり>


助産師の方で、この問題を真剣に取り上げている姿勢に感服いたします。

私もこのワクチンは「怪しい」と思い、その効果には疑念を抱いていましたが、
これ程までに効果の無いワクチンの接種を推奨し、
そして、インフルエンザワクチンの52倍もの重篤な副反応の被害者を生み出した
厚生労働省の責任は、免れ得ないものだと思います。

導入時点で、多くの人達が既に警鐘を鳴らしていたにも関わらず、
「陰謀論」と切り捨てたせその責任は誰が取るのでしょうか・・・。


上の動画の拡散を望みます。

落下系男子との恋物語・・・有川浩 『植物図鑑』

2013-06-19 04:39:00 | 
 



■ ヘクソカズラ(屁糞蔓)とはあんまりだ・・・ ■

上の写真の花の名前をご存知でしょうか?

普通にそこら変のフェンスに絡まっている蔓草(つるくさ)ですが、
初夏にベル状の小さな白い花を咲かせます。
花弁の中心は、品の良い紅色。

この花の名前は「ヘクソカズラ」と言います。
漢字で書くと、「屁糞蔓」。

何故、こんなにカワイイ花が屁糞なのとお思いでしょう。
実はこの花、茎や葉を折ると、その汁が強烈に臭いのです。
手を石鹸で洗っても、ちょっとやそっとじゃ臭いが落ちない。
だから付いた名前が「ヘクソカズラ」

有川浩の『植物図鑑』はこの花のエピソードから始まります。

上司と外回りをしているOLの「さやか」は、駐車場のフェンスに咲くこの花を見つけます。
部長も可憐な花に目を留め、この雑草は綺麗だねと言います。
「雑草という名前の草はありません。この花はヘクソカズラと言います」と応じる彼女に、、
「うら若い女性の口からそんな言葉が・・・」と部長はビックリします。

「雑草という名の草はありません」と言ったのは、昭和天皇だとか・・・。
素晴しい言葉です。

■ 本が消えた・・・ ■



娘の部活には、有川浩好きが居る様で、時々ハードカバーを借りて来ます。
『植物物語』も先日娘の机の上のあったので、ちょっと拝借して読み始めました。
これが、とても面白く、100ページくらい読み進んだのですが、
次の日、本は我が家から消えていました。
そう、娘た友達に返してしまったのです。

こうなると、どうあっても続きが読みたい・・・
かと言って、100ページ読んだ本を新品で買うのは勿体無い・・・。
そこでブックオフに行くと、文庫版が400円で売られていました。
これなら丁度100ぺージ分のディスカウントです。
早速、購入して読書再開。

■ 落下系男子との恋物語 ■

OLのさやかは、飲み会から帰宅した時、玄関先に落ちている男を発見します。
恐る恐る、男に話しかけると、彼は行き倒れだと告げます。

「お嬢さん、よろしかったら俺を拾ってくれませんか」
「噛みません、躾けのできた良い子です。」

そういう男に、酔いも手伝って、ついついさやかは男を拾ってしまいます。
翌朝、目が覚めると、部屋には味噌汁の良い香りが・・・
自炊なんて、めったにしない彼女の冷蔵庫には、
腐りかけの玉ねきと味噌と卵しか入っていません。
男は、それだけの材料で、美味しい味噌汁とオムレツを作ったのです。

さやかの胃袋は、鷲掴みにされてしまいます。

こうして、さやかと、行き倒れのイケメン樹(いつき)との奇妙な共同生活が始まります。
さやかが家と食費を提供し、樹が家事を担当する。
昼間はさやかが会社で働き、夜は樹がコンビにでバイトをする。

こうして粗筋を書くと、なんだか典型的な「落下系」のお話。
漫画やラノベでは、ヒロインは往々にして空から降ってくる。
主人公の男子は、最初はビックリするけれど、
天真爛漫な美女にすぐに心奪われて、同居する事に・・・。

この「落下系」のお話を、少し現実的にして、
落ちてくるのを美女から、イケメンに変えただけ・・・。

作者自身、後書きで「リアル落ち物女子バージョン」がコンセプトと書いており、
ラピュタみないな話を、イケメンでリアルにやりたかったみたいです。

■ 川原に生えている草を食べる?! ■

拾った男は優秀でした。

家事万能。
料理は上手い。
おまけに礼儀正しく、
そして、いつもさやかに優しい。
・・・さらに、さやかに手を出す事は絶対しない・・・。

もう、現代女子が理想とする男性像がこれでもかという程、てんこ盛り。

さらに樹には隠れた才能が・・・
それは、彼が植物に異常に詳しい事。まさに歩く植物図鑑。

休日になると二人は自転車で近くの川に出かけています。
都会を流れる川の川原や土手には様々な雑草が生えています。
その一つ一つに名前があり、中には食べられるものもある事を樹はさやかに教えます。
樹は季節季節の食べられる野草をさやかと採り、そして様々な料理でさやかを感激させます。

フキは天ぷら、炊き込みご飯、きゃらぶき、ぼっけ味噌に。
ノビルとセイヨウカラシナはパスタに。
イタドリは炒め物に・・・。

こうして、さやかは休日に樹と「狩」に出かける事を楽しみに日々をすごします。
野草たちは、日々の食卓を彩るだけで無く、さやかのお弁当にも入っています。

そんな日々を過ごすうちに、さやかのハートはもう樹に鷲掴みにされています。
でも、苗字も素性も言わない、行き倒れの男との距離は近くて遠い。

そんな、二人の恋の行方は・・・・・


■ ベタ甘な恋愛が読みたければ、有川浩に限る ■

粗筋を書いているだけで、こっちが赤面してしまいそうです。

でも、多分、いまどきの繊細な女子の理想の恋愛感って、こんな感じなのかも知れません。
もともと、携帯小説の形で発表された作品なので、若い女性がターゲットです。

作者が読者のニーズに応える事が良い事かどうかは意見の分かれる所です。
純粋に文学を志す人からすれば、こういった小説は好ましくないと判断されます。

一方、漫画やライトノベルは読者の反応が、作品の内容を変化させます。
ジャンプの人気投票システムではありませんが、
どうしたら、読者の人気が継続的に得られるかのマーケッティングは綿密です。
ライトノベルもシリーズを長続きさせる為には、読者の反応が重要です。

この様なジャンルを日常的に読んで育った現代の作家達は、
「どうしたら読者が喜ぶか」というツボを良く心得ています。
そして、読者が喜ぶ作品は、自分自身が読みたい作品である事が彼らのパワーの源泉です。

だから、読者の若い女性が「ベタ甘」な恋を望むなら、
さまざまなフレイバーのスイーツを提供します。
そして、それが作者自らも、読みたい作品なのです。

有川浩の作品の男女の恋は、いつも「ベタ甘」です。
好きなのに、なかなか言い出せずに、
ぶっきっちょうな優しさだけしか相手に示せない男女。
でも、意外と現実の世界でも、イケテない男女の恋なんてこんな感じかも知れません。

そんな少女マンガ的な「ベタ甘」の恋を書かせたら
有川浩は最高のパテシエかも知れません。

■ 全ての草には名前がある ■



上の写真は私が中学2年の時、お年玉で買った植物図鑑です。

日本の植物学の大家、牧野富太郎博士の『牧野 新日本植物図鑑』。
初版は昭和36年です。
私が持っているのは第15版で、昭和42年発行。

1万円を超える本でしたので、新品は買えずに、
生まれて初めて神保町の古本屋に足を踏み入れました。
6千円という値段が、奥付きにスタンプされています。

植物好きの私は、この本にはずいぶんお世話になりました。
高校時代は野山に出かけては、植物採集をしていました。
新しい草花の名前を一つ覚えるのが楽しくて、
片道切符で、房総の方までも出かけていました・・・。

大学時代は下宿先が山に近かったので、
それこそ食べられそうな山菜を取っては、
図鑑で食べられると書いてあれば食べてみたりもしました。

「雑草という名の草は無い。全ての草に名前がある」とは昭和天皇の言葉だそうですが、
道端に生えていて、名前が分からないものがある事は私にとっては気持悪い事でした。

なんだか、樹君に、若かりし頃の自分が重なってしまって、
50歳も近いのに、電車の中でニヤニヤしながら「植物図鑑」を読んでしまいました。



そんな私ですが、マンションのフェンスに絡むヘクソカズラを天敵の如く引き抜いています。
花はカワイイのだけれど、やはり見た目は、雑草なんですよね・・・臭いし・・・。