人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

久しぶりの房総ライド・・・復興の始まる千葉県

2019-09-30 02:42:00 | 自転車/マラソン
 



■ 久しぶりの房総ライド ■

9月9日の台風15号で大きな被害を受けた千葉県。とりわけ南房総地域の被害は甚大で、停電が復旧するまではサイクルウェアーを着て自転車を乗り回すのは気が引けました。さらに、山中の道は至る所で倒木が発生して道が寸断されていました。

3瞬間程が経過して、世帯単位の停電は残るものの、ライフラインはほぼ復旧し、被害の少なかった観光施設も営業を再開しています。しかし、台風被害に気後れを感じたり、観光施設が閉まっていると思われたりで、観光客の戻りが心配です。いわゆる「風評被害」。

これからは「行って応援、泊まって応援、食べて応援」こそが南房総にとっては一番の支援です。ボランティアに行かれて南房総地域に繋がりを持たれた方も多いでしょう。是非、今度は「観光」で訪れて頂き、素敵な景色と、海の幸、山の幸を堪能して頂けたらと思います。

9月28日の土曜日、私もサイクルウェアに身を包み、久しぶりにロードバイクで房総ライドにGO!。

(実はジーンズ姿にMTBでは先週台風の中出かけましたが・・・10mを越える向かい風のの100kmライドは、マジ死にましたが・・・)

■ 山間部の被害状況 ■

本日のライドの目的は、山間部の被害状況・復旧状況の確認。
被害の大きかった君津地域と、国道の復旧が遅れた、房総半島の中央部を縦走する国道410号線を走ってみます。

内房を君津まで走り、鹿野山に向かう沿道には、ブルーシートが目立ちます。


袖ヶ浦の国道沿いのラーメン屋。看板が飛ばされて、下から寿司屋が現れました・・・。

常代の交差点で国道を離れ、鹿野山に向かいます。千葉県のヒルクライムの「練習」のメッカの鹿野山ですが、本日は自転車乗りは二人にすれ違っただけ。道路状況も不明なので、ゆっくりと登ります。(実は先日入手したレイノルズ853チューブにクロモリバイクをゴリゴリ漕いでいたら、膝が痛くて・・・)

■ 鹿野山神野寺の被害は目を覆うばかり・・・ ■

鹿野山の山頂近くには房総の名刹の一つ、鹿野山神野寺が有ります。真言宗那智派に属する密教のお寺で、推古天皇の時代の598年に開闢された関東最古の寺院と伝わっています。永正年間(1504年 - 1521年)に真言宗の僧侶によって中興されます。




静かな山中に佇む神野寺は古刹として充分な風格を漂わせています。

仁王門、本堂の被害は少なかった様ですが、境内の小さなお堂が倒木と風で大きな被害を受けていました。奥の院は半壊、国の重要文化財に指定されている「表門」も完全に倒壊してしまいました。


倒木に押しつぶされた護摩堂


屋根が吹き飛ばされた奥の院


国の重要文化財の表門は、保護の為の建造物もろとも完全に倒壊


本堂の彫刻も一部落下


■ 道の倒木処理はほぼ終わっている ■

神野寺の再興を祈りながら、九十九里展望台に上って行きます。道端のスダジイの枝が相当折れていますが、道端に片付けられているので走行には支障ありません。


展望台から見える房総の低山にはそれ程被害は見られません


展望台のケヤキの大木が倒れえています


倒木置き場には杉の倒木が多数


今回の台風では、君津市や富津市、鋸南町など内房地域の山林被害は、山の東側斜面に多く見られます。鹿野山でも、秋元郵便局に下る道の両側で、杉の倒木が多く見られました。

■ 国道410号線の周辺の山林被害は大きい ■

鹿野山を秋元郵便局に下り、房総半島を縦断する国道410号線に向かいます。沿道は房総でも一番のどかな山村の風景が広がり、小糸川の作る深い切り立った崖が、迫力ある景観を生み出しています。


清和ゆめの丘牧場では、ポニーが道端の草を食べていました


彼岸花が満開でした。直ぐに色あせてしまうので、見頃の短い花です。


三島地区の藁葺の農家には、市の職員が被害調査に訪れていました


旧道に一歩入ると、倒木が電線にもたれかかっています

いつもなら長狭街道を左折して鴨川市街に向かうのですが、本日は直進して南房総市方面に向かいます。この先、嶺岡山系を越える辺りが道幅も狭く、山の傾斜も急なので、倒木被害が多く発生したと思われます。


強風が吹き抜けて、稜線近くの杉がのきなみ倒れています





鴨川市と南房総市の市境周辺の倒木被害は大きい。未だ電話線は切断されたまま。

実は先週、MTBで台風の向かい風の中、養老渓谷から清澄山を通って鴨川へ行ったみましたが、こちらの倒木被害はそれ程でもありませんでした。外房地域の被害は海岸沿いの家屋被害が多く、森林被害は半島中央部から内房寄り、そして半島最南端周辺に多い様です。

■ 食べて応援 ■

「酪農の里」の先で県道89号に入り、直ぐに186号へと右折します。お腹が空いたので、和田浦の道の駅を目指してみます。


小向ダムは落差も大きく、房総では珍しいダムらしいダム。

和田浦の道の駅「WA/O!」は営業を再開していました。駐車場に並んでいた自衛隊車両は姿を消していました。防災物資の配布場所となっていた地域センターは外壁修理の足場が組まれていました。この地域の停電は台風後1週間以上と時間が掛かりましたが、ようやく街も平穏を取り戻しちつつある様です。


道の駅「WA/O!]はクジラ料理が有名ですが、本日は「サンガ焼き」定食。房総のソールフードです。

10月も近いというのに気温は28℃程。暑くてたまらないので、冷たいものを食べに江見の「MAKAI」というレストランに立ち寄ります。「MAKAI」とはハワイ語で「海辺」を表す言葉の様です。「ここはハワイ?」と思わせる、トレーラーハウスと、ヤシの木が並ぶレストランと宿泊施設です。実は「MAKAI」さん、娘の大学時代のアパートの名前と一緒で気になっていたのですが、やはり同じオーナーさんでした。

手作りのサイクルラックがあったので、自転車を立てかけようとしましたが、高さが足りずハンドルが引っかかってしまいます。後でオーナーさんんが、「サイクルラック作ってみたんだけどどうでした?」と伺うので・・・「実は言おうかどうか迷ってたんですが、低過ぎて使えませんでした・・」とお伝えしました。

地震の後、停電で冷蔵庫が冷やせなくなった為、食材をお弁当にして近所に配られたそうです。被災後も皆さん助け合って急場を凌がれたのでしょう。


正面の建物は輸入の「トレラーハウス」。東日本大震災の後「よく売れた」そうです。車扱いなので固定資産税と不動産所得税が掛からず、自走出来ないので自動車税も掛かりません。内装はオシャレなものも多い。ネットで調べると500万から1000万程度の価格帯。建設に時間が掛からないので、災害後の避難住宅などの需要が見込めます。日本のプレハブの避難住宅よりオシャレですよね。房総の景色にもマッチします。


冷蔵庫が復活して冷えっ冷えのかき氷が頂けました。もちろんブルーハワイ!!

この後、父の老人ホームに寄ってから、鴨川から輪行で帰りました。



鴨川小学校横のアパートは、屋根が全て飛ばされていました・・・。これでは住めない・・・。

電気や水道の復旧がほぼ終わった南房総地域ですが、台風の傷跡は随所に残っています。ただ、被害が軽微だった観光施設から営業を再開していますので、皆さん、秋の観光シーズンに是非、観光に行かれては如何でしょうか。

防災意識を高める旅行として、地元に方に体験談を伺うのも良いかも知れません。

富裕層から資産を現金化している....逃げ遅れるのは誰?

2019-09-25 11:39:00 | 時事/金融危機
 

■ 富裕層の現金化 ■

FRBの利下げ発表で利確売りで下がる市場。まあ、皆さん予想の範疇ですから慌てる事も無いと思います。

それよりも気になるのが、富裕層が資産を現金化しているという記事。これ、海外の富裕層の話です。

確実に収益を上げなくてはいけない機関投資家やファンドマネージャーと違い、富裕層はリスクが高まっていると判断したら、ひとまず現金化して様子を見る余裕が有ります。

FRBの利下げは短期的には好材料ですが、リセッション入りの懸念や、市場の期待を裏切ってFRBが金利を据え置くリスクが新たに加わったと考える事も出来ます。

■ 円高の原因は利下げだけでは無い ■

今年に入ってから円高気味に推移する円相場。コレが国内株価の重石になっていますが、円高の原因としてFRBの利下げによる円キャリートレードの巻き戻しも指摘されています。

それだけで無く、日米金利差の縮小は日本国内からの米国債投資などのインセンティブを低下させます。「そろそろ...」と慎重になる国内投資家も多い中で、ドルの上値は重く、海外勢の日本売りが増え続けます。

この様な動きんp総体として為替市場の円高基調が生まれます。

■ 米中関係は値動きの切っ掛けに過ぎない ■

米中貿易摩擦を株価の懸念材料に挙げるアナリストも多いのですが、それは単に値動きの材料であって原因では無い。市場の関心事はFRBがどこまでも、或いは、いつまで利下げをするかで有り、市場とFRBの腹の探り合いが暫く続きます。

その間にもリスクの影は確実に深まってゆき、何処かの時点で弱い所から崩壊が始まります。



災害ボランティアに行って来た・・・マッチングの難しさ

2019-09-22 09:33:00 | 時事/金融危機
 
■ 災害ボランティアに初めて参加してみる ■


台風15号の千葉県の状況をレポートするシリーズ。
今回は、いよいよ「災害ボランティア」に参加してみました。

昨今は大きな災害が有る度に、老若男女を問わず多くの方達が被災地に「災害ボランティア」に訪れます。日頃、ニュースなどでその映像を観る度に「ご苦労様」と思うと同時に、「この人達、どうして他人の為にこんな遠い場所まで行くのだろう?」とか、「この人達、自分の家の前にゴミがあったら拾うのかな?」などと、持ち前の「捻くれ」た思考をしてしまう私。

カミサンに、「あんたも自転車乗る体力があったらボランティアでもしたら」と言われますが、「いいよ、オレ、マンションの回りのゴミ拾ったり、雑草抜いたりしてるもん。これもボランティアだよね」と答える私。

現実問題として、遠い被災地に交通費と宿泊費を掛けてボランティアに赴く事は、一般の方にはハードルが高い。

ところが、今回の台風被害は、私が愛して止まない南房総地域が被災地です。毎週の様に自転車で走り回っていますが、人々の窮状を横目に、サイクルジャージを着て走り回るのは、心臓に毛が生えている人で無ければ出来ません。私はチキンなので、とても・・・。

そこで、初めて「災害ボランティア」なるものに参加してみました。


■ 鋸南町へGO ■



南房総一帯が被災地なので、行く先に迷います。縁のある鴨川市とも思いましたが・・被災状況を考えると鋸南町が妥当でしょう。

「鋸南町」は今回の災害で一躍「全国区」の知名度を獲得しました。千葉県南部は平成の町村合併で南房総市に統合されましたが、何故か「安房郡」として残ってしまったのが鋸南町。

「鋸」は「鋸山(のこぎりやま)」を指します。「鋸山の南の地域」という事で「鋸南町」。内房線では「保田」と「安房勝山」の二つ駅が町内に有ります。

アクアラインと館山道を乗り付くと都内や神奈川県からのアクセスも良く、保田漁港が経営する新鮮な魚介が食べられる「番屋」や、道の駅の「保田小学校」は全国区で名前が知れています。

今回の台風では、アクアラインを使ってのアクセスの良さも手伝って、多くの報道陣が訪れ、一躍有名になりました。

■ 千葉から南の内房の沿岸地域に被害が大きい ■

先日は鴨川から館山までの「外房」の被害状況を報告しましたが、実は東京湾沿いの内房地域の被害の方が大きい。

千葉市内でも、海沿いを走る京葉線の脇の樹木は、傾いたり枝の折れたものも多い。蘇我から南の地域では、屋根にブルーシートが目立ち初めます。

君津から南は、線路端の斜面が崩落し、沢山の倒木が発生しています。



浜金谷のフェリー乗り場にある観光施設の屋上には、巨大なトタン屋根の残骸が、今も撤去されずに巻き付いています。


本日の降車駅は、鋸南町役場の有る「安房勝山駅」です。ホームの名所案内の支柱は曲がり、駅舎の屋根はブルーシートで覆われています。





商店のシャッターは殆どが壊れています。民家の屋根も、かなりの確立でブルーシートが設置され、外壁に瓦などが作った穴が空いています。・・・さながら、爆撃を受けた様な有様。



■ 300人のボランティアが集まっていた ■

ボランティアの受付となっている鋸南町役場には8:30には多くの方が集まっていました。本日のボランティア参加者は300人だそうですが、それでも予定よりは少なかったそうです。

役場には報道や、自衛隊の車両も出入りしています。




役所の建物も被害を受けていて、ロビーの吹き抜けの天井が大きく落下していました。多分、どこかの窓が割れた事で強風が吹き抜け、一瞬、室内側が著しく「負圧」になった為、天井パネルが引き寄せられたのでしょう。釣り天井の安全性は東日本大震災から指摘されており、新しい基準では軽量化と構造的な強度が求められていますが、既存建物では、脆弱な釣り天井が多く残っています。




■ 簡単そうに見えて実は重労働のボランティア ■

私は他の男性4人とチームになって力仕事に当たりました。最初の仕事は、庭に散乱した屋根瓦の撤去と、濡れた畳や家具の搬出でした。

一見、この程度の瓦なら直ぐに片付くだろうと思ったのですが、瓦は意外に重く、土嚢袋にまとて入れると、男性でも腰を痛めそうな重さになります。それを、何十袋も運ぶので、男性5人でも大変な作業です。たっぷり水分を含んだ畳も、相当な重量になります。これを女性や高齢者が処理する事は不可能です。



とは言っても、ボランティア経験のある人が多いグループだったので、手際よく仕事は進み、2時間程度で1件目の依頼が終わりました。

「これで終わり?」かと思ったら、皆さん当然の事の様に2件目の作業の割りふりを待つ事に。昼食も含め、しばらく時間があったのでお話をさせて頂くと、千葉市内や市川市内からいらしたとの事。単身赴任で千葉にいらした方も。

2件目の作業は、依頼者不在で流れてしまったので、3件目に応募します。ドロで埋まった側溝の掘り出しでした。

50m程の距離ですが、男性6人と依頼者の方でスコップを振るうも、なかなか大変な作業でした。田舎で生活すると、こういう共同作業に駆り出される事も多いと思いますが、これ、「労働が好き」な人でないと嫌になりますよね・・・。

今回はボランティアに参加される様な「労働好き」の方の集まりなので、黙々と、或いは軽い冗談を言い合いながら作業が進み、規定の時間内に、ドロを土嚢に詰める事が出来ました。





■ ボランティアのニーズは災害ゴミの搬出に移りつつある ■

今回のボランティアで分かった事は、ボランティアをやりたい人はある程度居るのですが、被災者のニーズと、ボランティアの出来る事が必ずしも噛み合わない事が多い。

例えば、被災初期には、ブルーシート張りが最大のニーズでしたが、一般のボランティアには屋根上での作業は危険で出来ません。大工やトビや瓦職人のボランティアが求められましたが、皆さん仕事が有るので、仕事の有る日にボランティアに駆けつける事は不可能です。さらに、それらのスキルの有る人の数にも限りがあります。

今では、ブルーシート張りは一段落している様ですが、今度は庭などに溜まっている災害ゴミの運搬のニーズが高まっています。しかし、軽トラックなどの数が限られているので、これも需給に隔たりがあります。


■ 観光業の再興が過大 ■

ボランティアの仕事に後に、道の駅「保田小学校」に寄ってみます。廃小学校を利用した道の駅ですが、コンセプトが素晴らしく、全国的に有名な施設です。

体育館を改装して物産品売り場としていましたが、壁面を覆うパネルが台風で吹き飛んでいます。構造自体に「歪み」が出ているそうで、復旧には時間が掛かると、地元の方が肩を落として語っていました。



一方、教室を改装した飲食施設は、ガラスなども割れておらず、既に営業を再開していました。




電気や水道が復旧して、観光施設も徐々に営業を再開し始めていすが、「被災地」の印象から、観光客が自粛してしまう事が今後の悩みの種となっています。


鋸南町を始め、台風15号で注目を集める南房総。今後は一人でも多くの肩が観光に訪れ、「泊まって応援」「食べて応援」してくれる事を期待します。


アクアラインの開通と、千葉県内の道路整備によって「房総半島は車が渋滞する」というのは過去の話となっています。是非、この機会に房総を訪れて頂ければ、「手つかずの観光地」に、少なからぬ方が魅了されるでしょう。


皆さんの「美味しくて、楽しいボランティア」はこれから始まるのです!!



倒木処理は時間が掛かる・・・電力復旧の最大の難関

2019-09-20 18:17:00 | 分類なし
 

「東京電力は何をやっている」という声を多く聞きます。

台風通過から10日以上が経ち、未だ電力が復旧しない地域も多い千葉県。

復旧を妨げている最大の要因が「倒木」


「倒木なんて重機を持っていって、さっさと片付ければいいじゃないか」とお思いの方も多いかと。

いえいえ、倒木処理って、危険で、技術と時間を要する作業なんです。

Yotubeで映像を見付けたので貼っておきます。








こんな倒木が延々と道を覆っている訳ですから、電力が復旧しないのも無理がありません。

素人がボランティアでどうこう出来るレベルを超えていますから、

現場で倒木撤去作業をしているプロの苦労を労うしか、私達には出来る事が在りません。


ニュースでは「倒木処理」という一言で片づけられ、数秒の映像が流れるだけですが、Yotubeを少し探せば、現場のリアルを知る事が出来ます。

既存メディアは、横並びの災害報道ばかりしていないで、もう少し「リアル」が伝わる報道の工夫をしたらどうだろう?





上の写真は今回の台風で崩落した南房総市の斜面です。こんな場所がいたる所にあります。千葉県南部の地質は柔らかい泥岩や砂岩で、大雨で度々斜面の崩落が起こります。




上の写真は2017年の台風で崩落した鴨川市内の林道(天津林道)です。この時はMTBだったので、自転車を担いで突破してみましたが、崩落した土砂は水を大量に含んでいて、ふくらはぎまでドロにズブズブと潜ってしまいました。倒木を処理するにも、足場が非常に悪い。(この時は倒木に生えていた天然椎茸をゲットしました)

これは林道ですが、生活道なども倒木のみならず、崩落の土砂などで塞がれています。上の崩落現場が復旧するまでに数か月掛かりましたが、応急処置でもそれなりの時間を要します。


私達に出来る一番簡単な事、それは東電を始め現場で汗を流されている方を応援する事だと思います。


・・・それにしても政府は災害対策本部を設置しないで押し通すつもりみたいですね。「今さら遅い」と言われる事を恐れてだとは思いますが・・・。



アメリカとイスラエルの相互防衛協議...コレ大事

2019-09-20 11:01:00 | 分類なし
9月15日の時事通信の記事を引用します

【ワシントン時事】トランプ米大統領は14日、ツイッターで、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、米国とイスラエルの「相互防衛条約」実現について協議したことを明らかにした。その上で、今月下旬にニューヨークで行われる国連総会に合わせて会談し、同条約について協議を続けるのを「楽しみにしている」と強調した。

引用終わり


この記事は重要だと思います。
正反対の解釈ができます。

1) アラブ諸国がイスラエルに不用意に攻撃を加えない為の抑止力を強化する。
2) イスラエルの戦争にアメリカが腕まくりをして出て行く


私は抑止力の強化が目的だと考えますが、目的はイランとサウジアラビアの戦争が開始された時に、ヒズボラやハマスやその他のアラブ諸国がイスラエルを攻撃する事を抑止する事が狙いかと。

ハマスやヒズボラは、中東で戦闘が始まると、イスラエルにロケット砲攻撃でチョッカイを出して、いつも10倍返しのフルボッコにされて来ました。国際世論がイスラエルを非難し始めると、イスラエルは程なくして撤退します。

ただ、イランが直接大規模な戦争に突入した場合、ハマスやヒズボラだけでなく、シリアやイラクがイスラエルを攻撃しないとも限りませんし、イランがドサクサに紛れて、イスラエルにミサイルを打ち込むかもしれません。

イスラエルが本気で怒ると、10倍返しでは済まなくなり、中東全域が戦闘に突入する可能性もあるので、戦局をコントロールする為には、イスラエルを戦闘に巻き込みたく無い。

イスラエルを攻撃すると、トランプに100倍返しの目にあう...こう思わせたいのでは?

ここから導き出される答えは、イランとサウジアラビアの戦争が勃発する可能性は高いという事。

あくまでも、妄想ですが。



因みに、イランとサウジアラビアが戦争によって疲弊した場合、漁夫の利を得るのは誰か?