海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

「ピアノバー」 1

2006-04-29 | 音楽
今日は待ちに待った友人と「ピアノバー」へお出かけの日。12時をまわってしまったから厳密には昨日ですね。(ちなみに「ピアノバー」というのはお店の正式名称です)
リクエスト用の譜面、アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」、「アメイジング・グレース」、ベートヴェンの「月光」、シューマンの「トロイメライ」を持って行きました。

私、特別な日はいろいろ演出してしまうんですよね。自分の気持ちを盛り上げるために。
出掛けにはジャズバーだからジャズのCDを聴いて行こうとか、久々に電車に乗るから電車の中で読む本を吟味していこうとか。
(電車に乗る時用に常に何冊か積読本を用意してある私。一人で電車に乗る時は余程疲れていない限り、立って本を読むことにしているんです。どういうわけか見ず知らずの人によく声をかけられるので(それもベラベラと…)、自分の世界に入りたいときは本を読みながら外の世界をシャットアウトするという苦肉の策!?)

今日選んだ本は毛利恒之『月光の夏』(講談社文庫)。
これが何と、読み始めるまでは大好きなベートーヴェンの「月光」にまつわる話だと知らなかったんです…。題名に「月光」とあるのにねぇ。
何故この本にしたかというと、今朝会社でのお客さまとの会話がきっかけ。

お客さま 「この前、呉に行ってきたんよ」
わたし   「大和を見に行かれたんですか」
お客さま 「それもそうじゃけど、慰霊に。4月7日は大和が沈んだ日じゃろぉ」
(このお客さまは戦時中海軍に所属していて、戦艦大和の乗組員の中にも友人やお知り合いの方々がいらっしゃたのです。そういえば毎年呉にお出かけになっていました。お酒を持って慰霊に行かれていかれていたんですね。)

第二次世界大戦時の特攻に関する『月光の夏』、私も慰霊のために読ませて頂きました。
それにしてもここでも「月光」。繋がりっぱなしです。

あ~、「ピアノバー」について書こうと思っていたのに。話がずれてきた。
次回に持ち越します。