海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

イメージ一新

2010-10-06 | 芸術・文化


朝から張り切って行ってまいりました。
岡山駅を西口方面向かい、目指すは岡山デジタルミュージアムに。
ただ今、開催されている「山下清展」です。

ひとことで表すと、今まで持っていたイメージがガラリと変わりました。
展示会の入り口に掲げられていた「ごあいさつ」には、こう記されていたんです。
「ご覧いただく皆様には、今までの山下清のイメージを一度外し、何の先入観も持たずに皆様ご自身の心の目で、ご鑑賞いただければ幸いです。」
「イメージを一度外し」という作業をしなくとも、見た瞬間に心に響くものがありました。
メディアから受けていたイメージは、あっという間に一新されました。

貼絵、ペン画、油彩、陶器への絵付け。
日記、放浪中に使用していたリュックサックや浴衣など。
いろんな角度から感じることができましたよ。

それにしても、1934年(昭和9年)12歳のときからの作品が残っているとは。
保管されていた方は、素晴らしいですね。
年を重ね、段々と繊細で見事になっていく作品たち。
集中力と根気。
そして記憶力。
(放浪している最中は描かず、戻ってから描いたといいます)
すべてに見入ってしまいました。


会期残すところ数日、11日までです。
おすすめですよ。お近くの方はぜひ。



冒頭の写真は、岡山駅西口です。
私が学生時代の頃は、屋根なんてなかったのになぁ。
(透明で空が見えるのが何だか嬉しい♪)
本当に、駅は随分変わりました。


【おまけ写真】

岡山駅構内には、こんな水槽が設けてあります。
じっくりご覧になってみてください。
「あれ?」と思いませんか?
何と、淡水魚と海水魚が同居しています。

岡山理科大学専門学校アクアリウム学科が開発した、人工飼育水「好適環境水」だからこそ実現した同居です。


ちなみに水槽の向こうに見えているのは、岡本太郎の作品「躍進」です。
岡山駅にお越しになった際には、ちょっと探検してみてくだいね!

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すっかり遅れましたが「お帰りなさい」 (mari)
2010-10-18 23:03:06
mikiさま
水槽、ご覧になられたのですね(^^)
素敵な、そしてちょっぴり不思議な水槽だったでしょう。
じっくり見入ってしまいますよね。

清掃中にもかかわらず、ゆうゆうと泳いでいましたか。
さすが、毎日大勢の方から観られているだけあります。
大物だわ~(笑)

そうです。
岡本太郎作品がある壁の横側に、新幹線ホームに繋がる階段があります。
最近はこの場所を通る方が少なくなってきたような・・・。

県立美術館に行って来られたんですね!
「ひとり静かに芸術の秋」
とても素敵な時間の過ごし方ですね(^^)

私はまだ訪れていません。(前売券は手配済み)
「岡山・美の回廊」とても楽しみにしています♪
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水槽を見てきました (miki)
2010-10-18 18:45:25
先日の帰省時、真っ先に東口側つどいの広場の水槽を見に行って来ました。
丁度 水槽の清掃中でしたが、魚たちは驚く様子もなくゆうゆうと泳いでいました。
待ち合わせを少し遅らせ暫し眺めてしまいました。

あの場所は以前、新幹線ホームに行く際に通っていたように思いますが・・・
今は大きなエスカレーターを利用するので、忘れていました。

そして別の日、岡山県立美術館「岡山・美の回廊」
に行き、わずかな時間でしたが、ひとり静かに芸術の秋に浸って来ました。
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養殖の未来 (mari)
2010-10-11 20:39:53
さくらの父さま
こんばんは。
「好適環境水」を使用した養殖に挑戦されていらっしゃること、以前テレビで拝見しました。
「森のマグロプロジェクト」の行く末を、とても楽しみにしております。
機会があれば、ぜひ見学させて頂きたいです(^^)

さくらの父さんは、倉敷芸大の設置に尽力された方なのですね。本当にお疲れさまでした。
倉敷芸大は、次々と魅力的な学科が増えていますね。これからの展開が、益々楽しみです。
(以前参加した「ビジネス交流会」に大学のブースがありまして。楽しそうだったのでパンフレットを頂いて帰りました♪社会人歴が長いのにね…。)

学生時代に出会った恩師の影響は、とても大きいものですよね。
当時の学生さんたちは、とても貴重な経験をされたことでしょう。
そして今も刺激を与え続けて下さるなんて、素晴らしいことです。

「あさり」もですが、年々魚が獲れなくなってきているような気がします…。
“魚島”という言葉が忘れ去られてしまわないように、豊かな海を守っていかなくてはと思います。

時間があるときに、ゆっくり玉島散策をなさってくださいね。
その際にはぜひ、魚市場にもお寄りください。
魚市場は朝市をやっているところで正解です。
お待ちしております(^^)
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玉島、素晴らしいです (さくらの父)
2010-10-11 07:35:00
おはようございます。mariさんは魚市場勤務ではれば、私たちと関連性があります。ぜひぜひ専門学校のアクアリウム学科の方に見学&遊びにきてください。ご案内させていただきますよ。特に、昨年より舞台を理科大に移しておりまして、「生命科学教育センター」の発足に伴い、「好適環境水」によるマグロの飼育やトラフグ、シマアジ、アコウなどいろんな魚の飼育を始めています。

倉敷芸大は私にとって特別な思いのある学校です。倉敷芸大ができる2年前は理科大に勤務しておりました。そして、当時の倉敷市長の強い要請により、倉敷芸大「設置計画」があり、私はその設置メンバーのひとりになりました。そして、平成6年開学しました。鈴木先生はその当時ある人から紹介されました、いつノーベル化学賞を受賞してもおかしくないと言われておりました。あれから、10数年たちこのたび見事に受賞されました。ほんとに凄い方です。とっても優しい先生で学生の人気も高かったです。

玉島・沙美や円通寺など懐かしいです。なんか、おちつきゆっくりできる玉島て良いところですね。ぜひ、いきたいです。「あさり」残念ですね。当時はびっくりするくらい大きなあさりが沢山捕れていました。魚市場は朝市を行っているところですね。ぜひ、一度行きたいです。
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芸術の秋 (mari)
2010-10-11 00:24:25
omotannさま
西口は美しく便利に、大きな変貌を遂げましたよね。
昔しか知らない方が訪れたら、思わず「ここはどこ?」と言ってしまいそうなほどに。

「山下清展」、おすすめですよ。
繊細で緻密な作品に、見入りました。
あんなにじっくりゆっくり時間をかけて鑑賞した作品展は、久しぶりかもしれません。
ぜひご覧下さいね。

今秋は、岡山県立美術館「岡山・美の回廊」、大原美術館「大原BEST」も訪れたいと思っています♪
あ、あと「書道展」も。
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こちらこそ (mari)
2010-10-11 00:11:18
さくらの父さま
嬉しいお言葉をありがとうございます。

岡山駅を訪れる度に、あの水槽を眺めていました。
(写真をまともに撮ったのは、今回が初めてでしたが)
子供の頃から我が家には金魚や海の魚を飼っていて、水に暮らす生き物が大好きな私。
おまけに仕事柄(魚市場勤務)も手伝って、あの水槽は特別な思いで眺めさせて頂いているんですよ。

以前は倉芸大、現在はこちらの専門学校にお勤めなのですね。
倉芸大は、玉島からもよく見えますよ!
円通寺の山の上からや、霞橋を渡るときなどよく眺めています(^^)

近頃の沙美は、あまり「あさり」が獲れなくなりましたねぇ。
特に昨年は・・・。

沙美海岸は日本で最初の海水浴場です。
今は人口浜になっていますが、日本の渚百選に選ばれています。
また時間があるときにでも、ゆっくり玉島にお越しくださいね(^^)

コメントの最後になりましたが。
鈴木章先生のノーベル化学賞受賞、誠におめでとうございます!!
日本人、岡山にゆかりのある方、というだけでもとてもとても喜ばしいニュースでしたから、
身近な方々の思いは格別だと思います。
嬉しい気持ちと共に、すごく良い刺激になる出来事でしたね。
ありがたいですね。
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駅探検♪ (mari)
2010-10-10 23:37:25
mikiさま
本当に、びっくりするほど変わりました。
西口だけでなく、駅全体が大きく変わりましたね~。
学生時代利用していた駅ですが、迷子になりそうです(^^;)

NHK岡山放送局に行かれたのですね。
あの場所も開かれた空間になっていますよね!
そうそう、今回「山下清展」があったデジタルミュージアムは、その建物の上階にあるんですよ。

水槽の場所は、東口側の地上一階つどいの広場にあります。
ぜひご覧になってみてくださいね♪
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Unknown (omotann)
2010-10-09 07:57:23
遅ればせながらの駅西口の再開発と相まって、やっと政令指定都市・岡山市に相応しい駅西口となりましたね。

山下清展の会期、あとわずかとなりましたね。是非のぞいてみたいとは思っているんですけど・・・。
その際は、芦屋雁之介さんの演じた裸の大将のイメージが焼きついておりますので払拭して臨まなければなりませんね。
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ありがとう (さくらの父)
2010-10-08 23:23:09
嬉しいコメントに感謝しております。
お恥ずかしいことですが、先ほどの私の書き込みに訂正がありました。
「はじめてまして」→「はじめまして」の間違えです。申し訳ないです。

あの水槽を岡山駅に設置したのは今から4年前ぐらいでしょうか、西口の改装のときです。
私はこの4月からこの専門学校に移動になりまして、そこで働いています。以前は玉島の対岸にある倉芸大でした。その頃はよく窓から玉島が見えて黒崎・沙美を懐かしく思っておりました。20年以上も昔の話しですが、沙美の浜は干潮のときで胸あたりまで海に浸かる程度のところを掘ると大きな「あさり」がたくさん取れました。確か、日本で最初の人工浜だったですよね。
沙美てとってもゆっくりできる素晴らしいスポットのように感じます。ぜひ、また行きたいです。久しぶりに懐かしい感覚が戻ってきたように感じです。mariさま、ありがとうございました。
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Unknown (miki)
2010-10-08 22:54:00
以前の岡山駅西口とは大きく変わりましたね。
2階にタクシー乗降場があり驚きました。

8月には娘親子も一緒の帰省でしたので、駅西口の先にある、NHK岡山放送局にも行って来ました。

駅構内の水槽は見落としていました。
来週、忘れないで探検してみますね。。。
教えてくださってありがとうございました。
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ようこそ♪ (mari)
2010-10-08 22:14:44
さくらの父さま
はじめまして。
「海辺のねこ」へお越しくださいまして、どうもありがとうございます(^^)

あるひとりの学生さんの一言から始まった研究だったのですね。
発想も素晴らしいですが、夢が叶えられたということは、さらにすごいことだと思います。
この「好適環境水」は、魚の養殖の世界においても新たな扉を開いてくれたようですね。

玉島にご縁がおありなのですね。
私も、黒崎・沙美には、友人知人がおります。
沙美海岸はふらりと立ち寄りたくなる場所です。
玉島ばなしをたまに綴っておりますので、楽しんで頂けると幸いです。

いつでも「海辺のねこ」でゆっくりしていってくださいね。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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はじめまして (さくらの父)
2010-10-08 19:44:02
はじめてまして、いろいろブログを見ているうちにこちらの「海辺のねこ」さんのところへたどり着きました。岡山理科大学専門学校アクアリウム学科の考えた「好適環境水」は今から5~6年前だったでしょうか、あるひとりの学生が「海の魚と川の魚が一緒に水槽の中で泳ぐことはできないの」と言ったのが始まりで学生と先生の夢が現実になったのです。
今はもう中年の私ですが、学生の頃玉島に縁があり黒崎や沙美海岸にはよく行った思い出があります。とっても懐かしくついつい書き込みしました。
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