海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

高カロリー?だけど野菜もいっぱい!

2008-02-20 | 食べること


昨日から無性に食べたかったグラタンを作りました。
初の試み、ウインナー入り!
あとは、ブロッコリーにニンジン、じゃがいも、アスパラ、玉ねぎにマッシュルーム。
久々にグラタンを食べて大満足だけど、これ、カロリー随分高いですよね…。
バターに牛乳、チーズも入ってるもんねぇ。

ちなみにマッシュルームではなく、しめじを使う予定でした。
売り切れていたので、マッシュルームに変更~。
チーズも、とろけるスライスチーズを手でちぎって使用、という大雑把ぶり。

あるもので適当に―。
それもまた楽しみのひとつであったりします♪

空気を読む~思いやり~ゆとり

2008-02-20 | 思い、想う
このところ、目にするもの耳にするものが、あることに繋がっていると思うものが多い。
たぶん、自分の意識がそちらに向いているということなのだろうけれど―。

その、目にしたもの耳にしたものの全部をまとめることがどうにも出来そうにありません。
思うことは多々あるのだけれど、言葉にまとまらない…。出会った事柄を忘れないように並べておきます。


◆2月16日(土)NHKのテレビ番組「トップランナー」(アンコール)に登場した写真家瀧本幹也氏の言葉。
「見たくなくても目に入る広告写真は一種暴力的なもの。ただキレイに撮るのではなく、見た人が感動してくれたり、気持ちいいと思ったり、なにかしら心を動かしてくれるものを撮っていきたい」

◆2月17日付「山陽新聞の」「滴一滴」より
『言葉は生活の基本だが、使うのは難しい。「自分が何をいったかでなく相手にどう伝わったかが大事」。講談師で人間国宝の一龍斎貞水さんは著書「心を揺さぶる語り方」の中でこう説く。講談では客席の空気を感じとって聞き手に届く語りや内容に修正するそうだ。
 空気を読むのは思いやりの力ともいう。』

◆倉敷音楽祭プレコンサート「松本和将と仲間たち」での
4人の、息の合った素晴らしい演奏。

◆風見しんご『えみるの赤いランドセル』(青志社)より
「怒らない、あせらない、泣かない」
(これは、えみるちゃんの妹・ふみねちゃんが口癖のように言っている言葉だそうです。
大好きな「ねぇね」が言っていたのを聴き覚えていたんだそうです)

◆ドラマー・真矢さんの言葉
「和太鼓を習うなら、グループレッスンがいいと思います。楽しくやれるだけじゃなく、アンサンブルをやると“間”というものを意識するようになるから、いわゆるKY(空気が読めない)人も、太鼓を習えば変われるんじゃないかな(笑)バンドでもボーカルはむしろKYでいいけど、ドラムとベースは空気を読めないと務まらないんですよ。」
(LUNA SEAのドラマーとして知られる真矢さん。能楽師の家庭に育ち、3歳で能の太鼓、6歳で祭り囃子の太鼓を始められたんだそうです。和洋のどちらの太鼓の世界も知る方なんですね)



これらの他にも、日々の会話から感じることも多々ありました。
いろんなことを目にし耳にし、何に繋がったかというと。
山陽新聞にもあったように「空気を読むのは思いやりの力」ということでした。
そして思いやりの心は、自分の心にある程度の周りを見る“余裕”や“ゆとり”がなければ生まれてこないということ。
自分ばっかりのことを考えている時点では、無理ですよね。

せかせかした今の時代。
もう少し周りを見回すだけの“ゆとり”を取り戻さなければ、と思うのは私だけではないように思います。
何しろKYという言葉が流行るくらいですから。


こんなことを考えついたのも、今、私自身が「和太鼓入門」の講座に通っているからなんですよね。
まだまだ私自身のことで手一杯で、周りの音を聴く余裕がないんです~。
だからなかなか合わせられないという・・・。
真矢さんの言葉に大いに納得。そして、耳が痛いです。



【追記】
風見しんご『えみるの赤いランドセル』(青志社)

上記では「怒らない、あせらない、泣かない」という言葉をご紹介しましたが、それだけでなく、とても心を打つ本でした。
交通事故で短い生涯を閉じなければならなかったえみるちゃんのことを、ひとりでも多くの人が覚えていてくれたら。
そのことが交通事故で亡くなる人を減らす事につながれば―。
それが、風見しんごさんご夫妻の願いです。

えみるちゃんへ
あなたはとてもとても愛情に溢れた素敵なご家庭で育ったのですね。
こんなに愛が溢れた本を久しぶりに読みました。
そして本の中で紹介されたあなたの言葉に、たくさん考えさせられることがありました。
たくさんの思いを、どうもありがとう。


倉敷音楽祭プレコンサート

2008-02-20 | 音楽
2月17日(日)倉敷市芸文館ホールにて
第22回倉敷音楽祭プレコンサート「松本和将と仲間たち」に、行ってきました。

プログラムは、
ブラームス「ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60」
ブラームス「ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25」
(アンコール曲は上記第3番のとても美しい第3楽章)


このカルテット、ピアニストの松本さんご本人が「夢のコラボ」とおっしゃる程の、素晴らしいメンバーでした。
松本和将さん(ピアノ)、岡崎慶輔さん(ヴァイオリン)、鈴木康浩さん(ヴィオラ)、趙静さん(チェロ)の4人。
それぞれが際立った才能と輝かしい実績をお持ちの方々です。

ショッキングピンクのドレスに身を包んだ、紅一点の趙静さんが舞台の真ん中。
向かって左側にヴァイオリンの岡崎さん。
右側にヴィオラの鈴木さん。
後ろにピアノの松本さんが控えていらっしゃいました。

突出した才能の持ち主が集まると、どんな演奏になるのかしら?
と期待に胸を膨らまし、最初の音が奏でられるのを待っていると―。
演奏前に松本さんが「合図がなくても合うくらい」と言われたとおりの、一体感でした。
自分自身に個性と力があって、尚且つ、周りの音と溶け込める。
この余裕と力量に感服です。

ピアノの松本さん、
いつものように時折上を見上げながら弾いていらっしゃいましたが、
いつにも増して嬉しそうに演奏されているなと感じたのは私だけでしょうか。
とても優しい音色でした。

ヴァイオリンの岡崎さん、
凄く伸びやかで澄んだ音色。心地よかったです。
数日前に始めて合わせられたとお聞きしましたが、到底信じられない息の合いようでした。
凄い。

ヴィオラの鈴木さん、
いや~、ヴィオラってこんなに深い音色だったんですね。
何度もヴィオラの音を聴いたことがあるはずなのですが…、初めて知りました。
演奏中、幸せそうに天を眺めている姿も印象的でした。

チェロの趙静さん、
まずはその美しさに溜息でした。
弓を動かすその腕の流れも奇麗。
そしてしっかりと低音で支える演奏は、どっしりとした安定感と逞しさを感じました。
それでいて艶やか―、なんですよね。
聴き惚れつつ、見惚れてしまいました。


室内楽は今まであまり聴くことがなかったのですが、これだけ素敵な演奏を聴いてしまうと、また聴いてみたくなりますね。
でも、最初に耳にしたものが良すぎたかもしれませんが・・・。

最後に、とても印象的だったことをひとつ記しておきます。
静かに静かに演奏が終わるとき―。
弦楽器の御三方の弓が、そぉっと、そぉっと弦から静かに優しく離れていくのです。
その動作がとても心を円くしてくれました。
心に響く演奏会に出会えたことに、感謝です!