アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

どんどん細かくなります…♪

2018-08-23 09:22:54 | Weblog
ポワント・レッスンの後…。
まず作品の音楽を流す。
ふたりとも思い思いに身体を動かしたり、自分のパートを確認したり。
さて…。
「この作品をどんな雰囲気に仕上げたいか、演出のイメージはこの前話したわよね。そのために時代背景とかその時代の空気感も説明したよね
じゃぁその時代に、その時代の社交場に出かけるとき、そこで過ごすとき、あなたたちはどんな顔を見せるの?
「……あ…っ… …」
だねぇ…
必要なのはおすまし顔とかアルカイックスマイルではないよね。
1回通しましょう。
そのあとで細かいところを修正しましょ。
どうぞ

なるほどね…。
やっぱりクリア出来てないのはソコか…。
ピケ→クぺ→フォンデュ・バロネ
ユリさん…。
フォンデュ・バロネでまず軸脚はルルヴェ、バロネの動作脚を収めるときはク・ドゥ・ピエ・デリエール-プリエ
そのプリエにしっかり下りられてないのと、ク・ドゥ・ピエ・デリエールから次のピケのために動作脚をデヴロッペする、その動きが遅いの。
ク・ドゥ・ピエ・デリエールに収める→ア・ラ・スゴンドにデヴロッペする、そのカウントはそれぞれ2分の1拍
それからねぇ、ふたりとも…。
ピケ-アラベスク→トンベ・アン・ナヴァン→クぺ→クぺのところだけどね…。
クロワゼ・デリエールのクぺからエファセ・ドゥヴァンのクぺに方向転換するけど、その動きがブツ切れになっちゃだめなのよ。
動きにキレは必要だけど、それはブツ切れではない。
滑らかに動くことと、ズルズルダラダラ動くこととが全く違うようにね。
それから終盤部分のストゥーニュ・アッサンブレのアームスだけどね…。
ロマンティック・スタイルのポジシオンだから、アン・ナヴァンは肘を下げて手首を折る、そして指先を起こす。
このアン・ナヴァンを胸にくっつけないこと。
そしてアゴに近づけ過ぎないこと。
たとえば、ドレスの胸元が大きな花やレースで飾られていたとするね。
そのデコレーションを潰さないように、アームスをコントロールすること。
そして、アン・ナヴァンからドゥミ・スゴンドに開くときは、払うんじゃなくて送り出すように広げるの。
払うと日本舞踊になっちゃうからね
ではアタマから通しましょう。
いいですか…、リハーサルというのはレッスンではありません。
何を観客に見せるか。
観客に見せるそのままを私に見せて下さい。
素のままの自分で動いてはいけません。
では、どうぞ
コメント
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