アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

水曜日のアンシャンテ ― 最終盤の振りを修正…♪

2024-05-31 10:10:56 | Weblog
パーツの抜き稽古、いろいろとやることはあるよねぇ。
ピケ-アラベスク→クぺ-プリエ→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-ルルべ→……のところだけど、ピケ-アラベスクは高く上げないの。
真横にアラベスク 正面向いてクぺ-プリエっていう切り返しを見せたいから、ピッ➡ピッ➡とコマ落しのように機械的にシャープに動いて欲しい…、見せたいのはデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-ルルべでバン と脚が上がるところだからね。
真横向いてポワン・タンジュ・デリエールしてごらん……、そのままルルヴェすると…もうそれだけ脚は上がってるでしょ、それでいいの
「おぉぉ…
ま、成り行き任せ的に脚を上げるんじゃなくて“上げない”っていうコントロールが必要だから案外難しいかもしれないけどね。
それ以外のピケ-アラベスクも脚の高さに関わらず流さないこと、軸脚にきちんと重心を乗せて一つのポゼとして見せられるくらいにね。
「ふたりともさぁ、先を急いじゃってるのか重心を乗せ切ってなくて後ろに引っ張られてるから、 “大”の字が斜めになったようなミョ~なポジシオンになってるわよ」
「まはははは…
はい、それではアタマから通してみましょう、どうぞ

おぉぉっとぉ…
最後の最後、スタート位置に戻りきれなかったかぁ…
ソコ、ちょっとだけ変更…、膝を左右に振るところ、左→右→左➡右→左→右➡……と4セットやってるけど、
左→右→左→右→左脚ピケ-右脚イン・パッセ➡右→左→右→左→右脚ピケ-左脚イン・パッセ
で移動することにしましょう。
「最初のポーズの位置を目指してってことですよね」
そうそう
まだまだ修正したいところや変更したいところは出てくるだろうけど、それも楽しみよね
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水曜日のアンシャンテ ― 振り付けを少しだけ変えてみた…♪

2024-05-30 10:24:56 | Weblog
バーレッスンのあと骨盤を動かしながら歩く練習を
振り付けには
両腕を上に上げたまま歩く
片腕を上げながら歩く
の2種類を取り入れていて
「それぞれに腰を動かすタイミングがビミョ~に違うからね」
「え゛…っ
まずは から。
動作脚の膝を軸脚に被せるようにインで引き付けたらターン・アウトしながら小~さなロン・ドゥをしてエファセの方向にポワン・タンジュっていう動きだけど、ターン・アウトするときに動作脚側の骨盤を前に押し上げて腰でロン・ドゥをリードするように、ってことです。
「ほぉぉぉ…
ではやってみましょう

おぉ、そうそう、いいねぇ
「ヒメさん、けっこうノリがいいよねぇ
「そうですかぁ…、でももうちょっとはっきり腰が動くといいんですけどぉ」
それは動きに慣れてくれば出来るようになるわよ
のほうはこれまで通り、ポワン・タンジュと同時に腰を押し上げる、でいいですよ」
やってみましょう

うん、いいですよぉ
それから作品のパートを抜き稽古。
エシャッペとルティレ-ルルべやパ・ドゥ・ブーレを組み合わせてるパートなんだけど、ヒメさんが一人でやる最初のフレーズだけちょっと変更したい、2番のエシャッペを2回してたけど1回目を4番で2回目が2番に変更。
こうなります
左前5番→左前4番エシャッペ→左前5番→2番エシャッペ→右前5番→右脚ルティレ-ルルヴェ→パッセ-クぺ→パ・ドゥ・ブーレ→右前5番⇒右前4番エシャッペ→右前5番→2番エシャッペ→左脚ルティレ-ルルヴェ→パッセ-クぺ→パ・ドゥ・ブーレ
左前4番=クロワゼのエシャッペのときは右アームスが前の低い3番
右前4番=エファセのエシャッペのときは左アームスが前の低い3番
はい、一緒にやってみよう

お、いいねぇ、それで行きましょう
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中村屋兄弟の籠釣瓶…♪

2024-05-28 10:19:07 | Weblog
26日21:00~、NHK古典芸能への招待では故十八世中村勘三郎追善興行の演目『籠釣瓶花街酔醒』を放送してました
下野の国から出てきた豪農の佐野次郎左衛門が吉原の花魁八つ橋に一目ぼれし、馴染みとなって通い詰めるも花魁から愛想尽かしされて最終的には花魁を斬殺してしまう、とそういうお話です。
佐野次郎左衛門中村勘九郎丈が、傾城八ツ橋中村七之助丈が、それぞれ初役で務めました
次郎左衛門は子供の頃に患った疱瘡の痕が顔中に残るあばた面、かたや吉原一と全盛を誇る八ツ橋の美貌
次郎左衛門と八ツ橋が遭遇する場面“見初の場”があるんですけど、ここは観客にとっては“見どころ”、役者にとっては“為所”の一つのようです。
花魁の美貌に見惚れてぽか~んとしている次郎左衛門に視線を向けてフッと笑みを浮かべる八ツ橋。
七之助丈のその笑みは……、
きゃぁぁぁぁぁ
ってなるくらいスゴかった……、“美しい”という言葉はいろんなニュアンスを含んでいるけど、そこには凄味も含まれるんだなと改めて思い至りましたって感じ…
田舎者ではあるけれども茶屋の主や女将、芸者衆や幇間など皆から好かれている上客の次郎左衛門、その次郎左衛門からの身受け話を断り愛想尽かしをする八ツ橋には彼女なりの理由があるわけで…。
八ツ橋が愛想尽かしをしたわけは間夫がいるからで……、この間夫を演じたのが片岡仁左衛門丈、まぁホントに上手いよねぇ…
愛想尽かしから四か月余り、改めて茶屋へ八ツ橋を呼んだ次郎左衛門は伝家の宝刀籠釣瓶で彼女を斬殺します。
『籠釣瓶は切れるねぇ…』
狂気を孕んだ次郎左衛門のセリフ…、あばた面の次郎左衛門がイケメンに見えてしまった…。
故十八代目とは盟友だった片岡仁左衛門丈坂東玉三郎丈のご指導があったようです。
中村屋兄弟のほかには茶屋の主役で中村歌六丈、女将に中村時蔵丈がしっかりと脇を固めていました
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先週のミニバラ…♪

2024-05-27 09:27:09 | Weblog
我が家のミニバラ、第2から第3への世代交代は順調に進んでいます。

     

第2世代の大トリの一輪
そして第3世代の先駆けも蕾らしい丸みが日に日に増しています。

     

そして“だんご3兄弟”ならぬ新芽3兄弟。

     

まるでポセイドンの三又の鉾のようにきっちり枝分かれしています。
園芸のプロやヴェテランの方なら1本を大きく育てるためにどれか一つを残し、他の二つには退場してもらうんでしょうけど、3つに枝分かれしたものがどんなふうに伸びて花をつけるんだろうって、そっちの興味の方が大きくて、一つには絞れません…
今朝はしっかりと蕾の形になってるものが4つ、“蕾のたまご”の気配が5~6個です。
6月にはまたキレイな深緋の花をたのしめそうです
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金曜日のアンシャンテ ― リンバリング…♪

2024-05-26 09:21:52 | Weblog
バーレッスンのグラン・バットマンが終わったところで、
「私は脚が上がらないんですよねぇ
ん?
「とくに左が上がらない
ほぉぉ~ん…。
確かにドゥヴァンは顔面近くまで、ア・ラ・スゴンドは耳近くまで、デリエールはスプリット状態までズバン とはいかないけど、100度を超えるくらいには上がってるし骨盤が傾くわけでもないし、軸脚も動作脚も膝や足首が緩むこともなくキレイにバットマン出来てるんだから なのよ。
もともとの身体の柔軟性にもよるし大人になってからバレエを始めたわけだから、脚が上がらなくたってグランジャンプで両脚が180度開かなくたって、美しいバレエを踊るのに不足はないと私は考えてるんだけど……、ヒメさん的にはちょっと気にしてたのかな…。
そうかぁ…、でもまぁいまが好機なのかな
ちょっと見ててね。
バーに対して45度の角度で立ち片脚をドゥヴァンでバーに乗せてプリエ×2回→脚の上にカンブレ→プリエ×2回→カンブレ・アン・ナリエール⇒乗せた脚がア・ラ・スゴンドになるように軸脚とトルソーの方向を変える→プリエ×2回→乗せた脚の方へカンブレ・ア・ラ・スゴンド→プリエ×2回→軸脚の方へカンブレ・ア・ラ・スゴンド
「…
こんな風に柔軟性を引き出したり強化したりするためのリンバリングっていうものがあるの。
「ま、ムリにやれとは言わないけどね
「いえっ…やってみたいです
んじゃムリしない程度にやってみよう
ドゥヴァンで脚を乗せて→プリエ×2回→カンブレ・アン・ナヴァン

くくくく…っ…少ししか前にいけない…
「ムリしない、ムリしない」
乗せた脚がア・ラ・スゴンドになるように方向を変える→プリエ×2回→乗せた脚の方へカンブレ・ア・ラ・スゴンド→…………
「これはやらなくてもいいけど…最後に足を持ってグラン・ア・ラ・スゴンドに向けて
「…っひょぉぉ……っっっとぉ…
おぉ、肩の高さまでもっていけてるじゃない、上等、上等
「コレをやれば脚があがるようになりますか?」
うん、柔軟性を高める役に立つからね。
「来週からのレッスンいれようか?」
「やりますっ
わかりました
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金曜日のアンシャンテ ― ソロ曲を通してみよう…♪

2024-05-25 10:38:09 | Weblog
「んで、スネに筋肉痛でた?」
「そりゃぁもうビキビキに…、それに内腿とお尻も筋肉痛で今もまだ痛いです…、昨日なんか一日中たぁいへんなことに…
それはそれは…。
でも今聞いた限りでは脚を正しく使ってコントロールしてたってことだね
ヒメさんは今回新しいポワントをおろすので、まずは足慣らしと正しくトウ先に立つことを丁寧にじっくりと
ルルヴェやロール・アップの練習をいくつかして、
「どぉ、痛くなってきた?」
「全然です ただ型枠で締められてるような感じが…」
「おろしたてでボックスが硬いからね、馴染んできたら包まれてるような感覚になる
片手バーでデヴロッペ・アン・ナヴァン-ピケをやってみると、ピケで立った軸脚のトウ先から骨盤まで1本の線が通ったようになって足裏もキレイに自然なアーチを作っている…、安定した立ち方が出来るようになったね
センターでもシンプルな動きをいくつか練習して、い~よいよパ・ドゥ・ブーレ・スィヴィを。
右前で上手に8カウント→左前で下手に8カウント→右前で上手に8カウント→左前で下手に8カウント
ヒメさんの少し前で一緒にやって、途中でちょっと追い越したりしてみたらしっかりついてくる…、ただ最後の上手方向に進むところでついに表情が変わっちゃった…それでもポワントから下りなかったから💮です
わわわわぁぁぁ…、脚のスタミナ切れです…筋力が足りてない…
でもスィヴィの細かさはちゃんと守れてたわよ、最後まで
それではソロ・ヴァリエーションを1回通してみましょう
どうぞ

うん、いいねぇ…、見ていて心配になるようなところはなくなってるし、ヒメさんがずっと気にしてる終盤のスィヴィもこの調子なら心配はいらない
「このゆっくりのテンポの方が自分の気持ちを乗せて動ける気がします 最後の最後の振り向くところだけちょっと“おっと”って思っちゃったんですけど…
「あぁ、あそこは少~しだけリットしてるからね。自分の中にきっちり空気感を落とし込めてれば大丈夫よ でさ、足、痛い?」
「いぃえ、平気です
そうか、それじゃぁもう大丈夫だね。
「となるとぉポール・ドゥ・ブラがさ、それとエポールマンがすっごく気になるんだけど…、もぉっと出来るでしょ、出来るんじゃないって…」
「… …」
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ヒマワリ…♪

2024-05-24 09:39:34 | Weblog
通りかかった花屋さんの店頭ではジャーマンアイリスの個性的な花が沢山、青紫・薄紫・レモン色などミステリアスな色合いのものあって艶(アデ)やかですし、豪勢な芍薬も深紅や桃色、乳白色など色とりどり
そんな華やかな雰囲気のなか目を惹かれたのが

     

優しい感じのこのヒマワリ
真夏のヒマワリの力強さと違ってふわっと微笑んでる感じがします。
淡黄色の花びらの中心に近い部分はオレンジ色のパウダーを薄っすらと刷いたようになっています。
相変わらず芸のない投げ入れの一輪挿しですけど絵になりますよね
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水曜日のアンシャンテ ― 立ち方・乗り方…♪

2024-05-23 10:28:20 | Weblog
先週金曜日のポワント・レッスンのあと、もしかしたらと気になった事があるので…、
「ちょっと足の指見せて」
タイツを捲って爪先を確認。
あ~、タイプはギリシャ型だね…、ただ拇指がちょっとだけ背屈気味か…、とはいえ浮指でもないから問題はない…、足指保護のためのキャップの着け方は今まで通りでいいわけだ…、ってことはやっぱり“どこに乗るか”が重要だね
ポワントに履き替えてまずは両手バーで
これまでやってきた足慣らしの代わりに、
狭めの2番ポジシオン→右脚ポワント⇢右のトウに重心を乗せる→戻る→重心を乗せる→戻る→重心を乗せる→戻る→重心を乗せる→戻る→左脚ポワント→左のトウに重心を乗せる→戻る→重心を乗せる→戻る→重心を乗せる→戻る→重心を乗せる→戻る⇒…………
ポワントのソールがしっかりアーチ状になるようにね。
トウを圧し潰すのではなく足の甲から向う脛をよ~くストレッチする感じで

あら、いいんじゃない 、キレイなアーチが出来てるじゃない
「スネがこぉんなにストレッチされるなんて初めてです…、こんなに伸びを感じる立ち方はしてませんでした
だろうね。
でね、ちょっと真横から見てくれるかな…、と鏡に対して横向きになり6番でオン・ポワント、
「トウ先から真っ直ぐに上に伸びた線が膝の真ん中を通っていて、その線をさらに上に伸ばすと腰の真ん中を通るでしょ、もっと上に引き伸ばすと肩先に届くわけ…、1本の線が真っ直ぐ通ってるでしょ、これが垂直ってこと
「あ、ホントだ、真っ直ぐですね…、だからアンダーバストはトウ先よりも前にって…
そういうことです
「勘違いしてました、足指を垂直にって…
いやいやいやいや、そぉれじゃ爪と身の境目が痛いじゃん
そのあとも両手バーでトウ先にきちんと乗って立つ練習をいくつかやって、センターでは6番でのルルヴェやアンボワテの練習を丁寧に、そしていよいよパ・ドゥ・ブーレ・スィヴィを…。
右前で下手に8カウント→左前で上手に8カウント→右前で下手に8カウント→左前で上手に8カウント
どぅぞ

どぉ?
「ぜんっぜん痛くならないです
よぉし、ポワントの立ち方がきちんと修正されればソロ・ヴァリエーションでも不安がなくなるわよ
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多彩な登場人物…♪

2024-05-21 11:53:25 | Weblog
このところのお気に入り『木挽町芝居茶屋事件帖』シリーズには魅力的な登場人物が物語を彩っています。
まずW主演と言うべき主人公の喜八弥助
喜八は今は亡き町奴かささぎ組の組頭大八郎の一人息子で茶屋かささぎでは若旦那、水も滴る色男だから若い娘さんたちに大人気…、見かけ倒しの優男などでは決してなく、自分の周りにいる人たちを守っていこうという気概を備え腕っぷしもなかなかのもの…、まさに組頭の倅=“若”としてみんなが盛り立てるのも納得の若者
弥助は亡き大八郎の一の子分だった百助の一人息子、かつて父親がそうであったように今では喜八の一の子分であり懐刀のようなもの、ちょいと冷たそうなところが年増に人気…、何事にも動じることがなく頭がきれて知識も豊富…、ただ…喜八だけが大事で自分のことも含めて他のことはど~でもいいって感じなのが…まぁそこがいいんだけど
仮に実写化するとしたら……喜八役も弥助役も演れそうな役者は思いつかないわね
松次郎は元かささぎ組の一員で亡き大八郎と喜八に深い恩義を感じているかささぎの料理人、武骨で寡黙な漢だけど作り出す料理はどれも絶品で、泣く子も黙る鬼勘ですら松次郎の料理の虜
百助は喜八と弥助を見守り支えてくれる頼もしい存在、初登場のシーンでは“銀鼠色の小袖に漆黒の帯を着けた粋な姿”
かつての自分のように息子の弥助が喜八を支える漢になるよう厳しく接してもいるけど、それは息子の力量を高く買っていて信頼しているからともいえそう。
鬼勘こと中山勘解由直房は町奴や旗本奴を一掃した貞享の大弾圧を指揮した中山直守の息子で、初登場のときには喜八以下かささぎに顔を揃えていたかつてのかささぎ組の生き残りの面々に蛇蝎のごとく嫌われていたけど、シリーズを重ねるごとに盟友といえなくもなさそうな関係になってきている。
美味しい料理が大好きで芝居好き…本人は役目上の演目検めだって言うけど喜八さんが言うようにかなりの芝居好きでしょうね、なにしろ偽芝居を仕組んだりするんですもの
仮に実写化するとしたら…松次郎・百助・鬼勘を演れる役者はいそうですよね
まだまだ面白い登場人物たちはいます…、狂言作者の東儀左衛門、その弟子の六之助、儀左衛門の娘おあさ、六之助の兄で元かささぎ組の一員だった左官の鉄五郎、喜八の叔母おもんとその夫で名女形の藤堂鈴之助、古着屋の若旦那三郎太、茶屋かささぎの常連として花を添えている大店の娘梢とおしん。
この人たちも演れる役者はいそう…、藤堂鈴之助役に中村七之助丈…なんちゃって…
さて、喜八さんの父大八郎さんは貞享の大弾圧で捉われ獄死したということになってますけど、生きてるんじゃないかなって思ってます…、生きていて、鬼勘の下で役に立ってるんじゃないかって気がするんですよね……、それこそ『鬼平犯科帳』の長谷川平蔵のもとで密偵となっていた小房の粂八さんや大滝の五郎蔵さんみたいに…。
う~ん、この先の展開がホントに楽しみです


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第3世代成長中…♪

2024-05-20 09:25:07 | Weblog
先週のミニバラはこんな感じです

       

第3世代となる新しい枝や葉があちこちに出ています。
そしてもう少しで開きそうな蕾はやはり第2世代の大トリなのかもしれません。

      

第3世代の先駆けの“蕾のたまご”がひとつ

     

朝に昨日は気づかなかった新しい芽があったり、夕方に見れば葉が増えていたりとその変化が楽しみです

        
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金曜日のアンシャンテ ― 痛いのかぁ…♪

2024-05-19 11:19:39 | Weblog
ポワントに履き替えて軽い足慣らしをして、ピケできちんと重心を乗せる練習を
まずはデヴロッペ・アン・ナヴァン-ピケを。
ピケする寸前にお尻を引いて骨盤を前傾させないように
ピケのトウ先にきちんと重心を押し上げること
デヴロッペする動作脚の引き上げが遅れないように
ってポイントを守ればデヴロッペのあとアン・ナヴァンに無理なくトンベが出来るわよ
どうぞ

お、良いねぇ、真っ直ぐにピケが出来てるからデヴロッペ に余裕があるわね、それにトンベも自然な流れになってる
センターではまずゆっくりアンボワテを。
片脚をデガージェするときに軸脚側の腰が落ちないように気を付けること、デガージェの高さもテンポも左右均等に。

うん、いいね
続いて、ソロ・ヴァリエーションの終盤でヒメさんが気にしているパ・ドゥ・ブーレ・スィヴィを。
上手から下手へ右前5番で8カウント→下手から上手へ左前5番で8カウント⇒上手から下手へ右前5番で8カウント→下手から上手へ左前5番で8カウント。

お、ずいぶん細かく刻めるようになったじゃない、5番もずっと守れてるしね
「…きききき
ん?
「足の指が痛いです…
「足指をトウ先から引き戻したいって感じか?」
「そうです…、センセイは痛くならないんですか?」
「うん」
「… …」
ポワントのサイズや幅に問題はなさそうだけどねぇ。
あとは、トウのどこに乗るか、どう乗るかの違いかなぁ。
両足ポワントで立ってるときの状態をチェックしてから、改善に役立ちそうなアドヴァイスをしてレッスン終了~。
で、帰りの電車の中で思い至りました…、足指の形状が関わってるかも…、それによってトウパッドを付ける前に足指を保護する遣り方にも工夫が必要…、もしかしてソコを勘違いしてるとしたら……、ん~こぉれは水曜日に忘れずにチェックしてみなきゃ
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金曜日のアンシャンテ ― デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドのカギは…♪

2024-05-18 10:49:02 | Weblog
あ、そうだ、忘れないうちに伝えておかなくちゃ
作品の中盤、水曜日に確認したデヴロッペ・ドゥヴァン-ルルヴェのところだけど脚の高さは90度ね
「アン・ファスでドゥヴァンだから、それ以上の高さだとあんまりお行儀よくは見えないから…」
「あ、分かりました ってことはその前のデガージェ・ア・ラ・スゴンド→2番プリエのところも90度ですか?」
「ん…?あ、そこは60度。デガージェの爪先の延長上が2番プリエするときの爪先の位置になるくらい
「はい、わかりました
「すぱぁん と脚を上げて欲しいのはピケ-アラベスク→クぺ-プリエのあとのデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-ルルヴェなのよね」
「あ~…たははは…
そのポイントはね、いかに素早くデヴロッペする脚の膝を引き上げるかなのよ。
しっかり膝を引き上げておいて、あとはフン と膝下を上に向かって伸ばすだけ。
ってことで、両手バーで膝の引き上げを練習しましょう
5番プリエ→前側の脚の膝を引き上げながらルルヴェ→ →5番プリエ⇒…………
膝を出来るだけ体側に近いところまで引き上げるんですよ。
どうぞ

お、いいんじゃない、ちゃんと膝が上がってる
もう一つ、二人に修正して欲しいところがあってね、それは
ピケ-アラベスクのとき軸脚にきちんと重心を乗せる
ってこと。
二人とも重心が軸脚の上に届いていない。
だから骨盤が開いてトルソーの向きもズレて、アラベスクではない珍妙なカタチになってるの。
もともとのピケ-アラベスクの重心の位置がズレてるから、次のシャセで十分な移動距離が取れなくなってるし。
「ひぇぇぇ…
曲のリズム、カウントを無視して焦らないこと。
音楽をよぉく聞いてごらんなさい、そんなに速いテンポじゃないわよ
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水曜日のアンシャンテ ― 位置決めも振り付けのうち…♪

2024-05-17 09:40:23 | Weblog
1回通してみましょ

うん、いいね…、3分11秒っていう長さを感じない
振り付けした本人が言うのもナンですが、ドアタマのポーズとオーラスの曲が切れる瞬間のポーズが効いてるなぁ…
それにヒメさんマリさんも、“ふたりで踊る”ってことの本質が分かってるよね。
今のところはまだ振り付けが完全に身体に入ってるわけじゃないし、ひとつひとつのパにキレがあるわけでもないし、パーツごとフレーズごとの決めの動きも決まり切らないって状態で、振り付けの順番を探り探りって感じだけど、ふたりの呼吸は1回通すごとに合っていくみたい…、だから出来上がりには程遠いけど観ていて楽しい
さて、終盤の移動の仕方を修正しましょう。
奥に向かって4歩歩いたらお互いが向き合うように向きを変えて4歩ピケしながら近寄ってたところ、
奥に向かって4歩歩いたらドアタマの板付きした位置に向かって斜めにピケで進む
に変えましょう。
「ドアタマの最初の音で二人にサスを当ててもらうつもりだから、オーラスもサスの下で決めポーズにしたいのさ
「ほぉぉぉ…
それとアームスっていうか、手先のことなんだけどね、
低めのドゥミ・スゴンドで手首を外に折るときは手のカカトをしっかり押し下げる
手先の起こし方が中途半端だと、低めのドゥミ・スゴンドのアームスと差がなくなっちゃうからね。
もう一つ、片手を上げて手首を折るときには、
手首よりも指先を下に
手首の折り方が中途半端だと、不出来なアロンジェみたいに見えちゃうからね。
「おぉぉ
「一つ確認なんですけど…、今は出だしの位置が近いからぶつからないように踊りながら避け合ってるので、初めからもう少し距離を取っておいて最後はソレと同じ位置でってことですよね」
うん、その通りです
「最後に向き合って片手を伸ばすから、その伸ばした手先が触れ合わないように少し余裕をもってって感じでいいんじゃない?」
おぉ、いいねぇ、そのくらいの距離感
はい、それじゃぁ通してみましょうか

んふ…っ、好い感じ
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水曜日のアンシャンテ ― どっちの方向に脚を出すか…♪

2024-05-16 10:02:23 | Weblog
バーレッスンをして、腰を動かす練習をして、ポワントレッスンをして…。
はい、まず振り付けのポイントチェックを。
「あのさ、左右にピケ→ピケ→5番プリエ→シソンヌ・アン・ナリエールのところだけどさ…」
シソンヌ・ウーヴェルトとはいってもココでは上に跳ぶんじゃなくて低く、それでいて距離を取る動き方なんだよね…、なぁんでふたりとも“ちょ⇢”って小~さくしか動かないかね。
…5番プリエ→ →片方の脚をデガージェ・ドゥヴァン-プリエ→…
こんな風に、と見本を見せる。
「… …」
「5番プリエをしていたらゾンっ と後ろに突き飛ばされるイメージの動きですよ
つぎ、振り向いて奥に歩いていくところ。
イン&アウトからポワントする脚はエファセの方向ですよ。
ふたりともア・ラ・スゴンドに近いところにポワントしてるから移動距離を稼げないんだよ
「ここでもアイコンタクトみたいなこと出来ますかね
出来るねぇ…、お互いにセンターの方に脚を出したときに視線を合わせるといいね
「片手を上げて歩くところも同じでいいですか
うん、いいですよ、そうしましょう。
「ピケ-アラベスク→クぺ-プリエ→…の前に、ヒメさんと私の立ち位置を前後に少しズラすところがあるんですけど、そこは…」
あぁ、デヴロッペ・ドゥヴァン-ルルヴェからの動きね
ヒメさんはシャセ・アン・ナヴァン
マリさんはトンベ・アン・ナヴァン
ちょっとやってごらんなさい
…5番プリエ…  …5番プリエ…
おぉ、好い位置関係だね、それそれ
んじゃ、1回通してみましょうか
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七年後、九年後…♪

2024-05-14 10:59:00 | Weblog
『木挽町芝居茶屋事件帖』シリーズがお気に入り、7月には続巻が出るのではと期待してます
何がそんなに気に入ってるのかというと、
役者が揃ってる
季節や節句・行事に因んだお料理と事件解決のための偽芝居
まずはこの二つです。
喜八は叔母から芝居茶屋かささぎの切り盛りを任されて“若旦那”と呼ばれていますが、昔馴染みの弥助や料理人の松次郎は“若”と呼びます…それは喜八の今は亡き父が町奴かささぎ組を率いる親分だったからで、松次郎や弥助の父百助はその子分だったから。
かささぎ組親分大八郎は貞享の大弾圧でお縄になり牢死したといわれています。
貞享の大弾圧は史実、1686年のことで『初午いなり』の時点から遡ること8年、喜八9歳で弥助11歳の時だとすれば、喜八は1677年生まれ、弥助は1675年生まれということになります。
『初午いなり』で敵役的な顔を見せる鬼勘こと中山直房は実在の人物で、初登場時点で37歳かな。
何故こんな風に年代や年齢のことを気にしてるかというと、シリーズ第2作『雛あられ』に登場するのが赤穂浅野藩士堀部家の娘きちと後に彼女と婚姻して堀部安兵衛となる中山安兵衛だからです。
赤穂浅野藩士の堀部安兵衛といえば言わずと知れた赤穂浪士なわけで、このとき“おりょ”と引っかかったわけ
シリーズ第3作『菖蒲ちまき』では鬼勘こと中山直房の友人として高家旗本吉良上野介が顔を出す、ここでまた“おりょりょ”と引っかかって…
堀部安兵衛に吉良上野介とくればそりゃぁ忠臣蔵でしょって考えるのは短絡的すぎるかも知れないけど気にはなるから調べてみると…。
1701年4月=『初午いなり』の7年後:江戸城松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷
1703年12月=『初午いなり』の9年後:本所松坂町吉良邸に赤穂浪士47人が討ち入り
松の廊下のときには喜八24歳・弥助26歳、討ち入りのときには26歳と28歳。
まぁねぇ、7年後9年後のことまで作者が書き続けるとは考えてないけど、こんな風に登場人物や時代が繋がるのは面白いなって思う…まさに机上のラビリンスで遊んでるって感じでしょうかね
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