アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

極小の…♪

2011-03-29 10:24:02 | Weblog
1月に取り寄せをしたお菓子に付いてきた“大麦”を水に浸けたら根っこと芽が出て…、って以前にお話しましたが
               
3月29日現在こんな感じに育っています。
15~17cmくらいです。
強く逞しい株とひ弱な株とがあるので、少し手入れをしてやらないとね。
まさかベランダの小さなプランターで大麦が実るとは思わないけれど、実るといいなぁ、とちょっと期待してもいるのが正直なところ。
まだ若々しい葉っぱは触ると柔らかい。
もう少し大きなプランターに移し変えたほうがいいのかなぁ、どうかなぁ、と迷っています。うっかり移し変えて、そのせいで儚くなってしまったら悲しいしね。
ともあれ世界最小の“麦畑”って感じです。
“麦畑”の隣には“葱畑”が…。こちらも世界最小。
               
3月29日現在20cmくらいです。
わりと逞しく美味しそうに育っていて、本のほうから針のような新芽も出ています。
この万能葱は、鉢の水気が少なくなると、くたっ…と腰が曲がるのよね。曲がったところに“折り目”が出来ちゃうとがっしりとは育たなくなるので、毎朝気を付けて様子を見るようにしています。
そして前々回ご紹介したヘデラは、去年までに葉が落ちたその全部の痕から新芽が出て、それぞれが新しい“蔓”になる体勢のようですね。蔓性の植物はこんな風に増えていくんだということを初めて目の当たりにして、ちょっと感動しています
こんな風に成長していく植物を眺めているとね、ふいに思い出しました。
ユダヤの古典『タルムード』の中で、
野にある草もそのひと葉ひと葉に妖精がぶら下がって“伸びろ伸びろ”といっている
昔むかぁ~~し、一度だけ何かの本で目にした一節なのでうろ覚えですが、
生命というものはそんな風に天に祝福されている
と、そんな意味じゃなかったかなぁ…
さぁ、しゃきっと背筋を伸ばして大きく深く呼吸して、外を見よう。春の気配を一つでも多く見つけよう
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久しぶりにリナと…♪

2011-03-27 09:29:39 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスは大人組が休日出勤をしなければならなくなったりでお休みし、結局ジュニアのリナとマン・トゥー・マンのレッスンになりました。
本当は12日に渡すつもりだったホワイトデーのプレゼントも渡せてよかった
まずはグラン・プリエの前にする足慣らしを…
「今度はね、バーにしっかりつかまって身体を斜めにして真っ直ぐにアキレス腱を伸ばしてごらん」
「え…、こんな感じ…?」
「そう、おぉよしよし。お腹がしっかり身体を支えるのがわかるでしょ。このやり方だと脚のストレッチと一緒にお腹の筋トレにもなるからね
「あ、分かる分かる…ふぅぅ~ん…
さぁ、それでは二人横並びでバー・レッスンをスタート
グラン・プリエをしてバットマン・タンジュをしてデガージェの説明を。
「え…、ナニ、それ…
だからね、とちょっとしたコツとコントロールのポイントを説明すると、リナはまず一通り自分で順番をおさらい。
よしよし んじゃぁ音楽に合わせていきますよぉ…
うん、ちゃんと出来たね。近頃はホントにお腹も脚も強くなってきてる
ロン・ドゥ・ジャンブもフォンデュもフラッペも、全部大人組と一緒のときとは違うアンシェヌマン、つまりちょっとレヴェルアップした内容のバー・レッスン。そして最後のグラン・バットマンは、
「ドゥヴァンに2回バットマンしたら、3回目にルルヴェしてトンベ。ア・ラ・スゴンドはいつもと同じ。デリエールに2回したら3回目がルルヴェでトンベ。最後はア・ラ・スゴンド」
と見本を見せる。
「…むり…
いやいやいや、ちゃんとコントロールの仕方があってさ…、とパーツわけして“ご説明”
ハイ、音楽に合わせてやってごらん、と曲を流すと…
おお、キレイじゃん
初めて練習したグラン・バットマン・トンベなのに、キレイ
センター・レッスンでもバットマン・タンジュのあとのグラン・バットマン。
「アン・クロワでバットマンをして2回目のエカルテ・ドゥヴァンからフェッテしてトンベ、プルミエール・アラベスクのプリエに下りて…」
「……む・り…」
にゃにぃ…
だからさぁ…、とまたまたコントロールの仕方・タイミング・コツを“ご説明”。
「こういう動きのときはね、アームスをどう使うかでフェッテがきちんと出来るかどうかが決まるからね」
で、曲を流すとちゃんと出来るワケだ。ただちょっと納得がいかないらしい。
そうだね、といくつか手直しをして、ハイ、もう一度
おお、キレイにポジシオンに入っている
初めてのパを教えてもグングン吸収して習得していく成長期に入ったみたいだね。
これから毎週の楽しみがふえたなぁ
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春はもう来てるね…♪

2011-03-25 09:58:55 | Weblog
小さくはあっても、毎日揺れるね…。
野菜から放射性物資が検出されたというニュースに引き続き、都内及び近県の水道水から放射性物質が検出されたというニュースが駆け巡った。
いずれの場合もその度に事細かにいやというほど解説がなされている。
こうなるともう、どこぞのTV番組のきめ台詞ではないが
『信じるか信じないかはアナタ次第です
である。
手軽で便利で潤沢であることが当たり前、過剰を過剰とも気付かず当たり前として甘えてきたということに気付くべき時なのかもしれない。
被災したわけでもない都内での買占めによる一時的な物資不足の有様などをみていると、はっきりと目視できるほど表面化はしていないが、
集団ヒステリー状態
に陥っているのではないかと思える。
まずは風評加害者にはならないようにしなければ、と思う。
そして落ち着いて自分と向き合おう、自分の生活に目を向けよう、周りを見よう、と思った。
外に出てみれば、線路脇に蒲公英や蛇苺や立ち葵やさまざまな春の草花が葉を広げ蕾を付け、小さくはあっても目に鮮やかな黄色であったりマゼンタであったりの花も咲いている。
そんな路傍の花に目を留め綺麗だと感じる感覚が自分の中に生きていることを嬉しく思う。
そして
               
ふとヘデラの鉢に目をやれば、一昨年から昨年にかけて枯れ落ちた葉のあとから新しい葉がいくつもいくつも伸び始めている
新しい葉の葉元から次の葉を伸ばして、新しい枝になる準備をしているものもいくつもある。
1月に蒔いた大麦は小さくはあるが株となり、切れ端の根の部分を植えた万能葱は笑っちゃうほどたくましく伸びている。
季節は春である。
決して忘れてはいけない悲劇が起こった春だから、ただ無為に通りすぎるのではなく、見て、感じて、楽しんで、愛でながら過ごしたいと思う。
あのね、マンションの塀際に草花が自生しているのですが、ナズナハコベラセリも自生しているのを発見
これは喰える と咄嗟に思っちゃいました
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重ね重ね、思うこと…。

2011-03-23 08:32:15 | Weblog
今朝07時過ぎ、朝食の支度をしていたら…揺れた…。
07時半過ぎ、洗濯機を稼動させながら朝食を食べていたら…揺れて…さらに揺れた…。
大規模な地震が発生したあと1ヶ月前後は余震が続くというから、実際の被災地では気が休まる暇もないだろうと思う。
昨日はスタイル・アップ クラスのレッスンの日だった。
万が一レッスン時間と計画停電が重なったら、キャンドルライトの下でレッスンしましょう、それもまた一興、と大きなアロマキャンドル持参で稽古場に行った。
先に到着していたメグちゃんが、会場の照明を普段の半分にしてエアコンを停めてくれていた。
うん、このくらいに照明をおとしたほうがリラックス効果が高まるような気がするわね。
トモコさんが来て、レッスン開始。
ただ、ついつい地震の話題をエクササイズ・メニューの切れ目切れ目に挟んでしまう。
みんなで意見が一致したのはやはり節電のこと。
とくに、
『通勤通学ラッシュ&帰宅ラッシュの時間帯以外に、あんなに沢山の本数の電車を走らせる必要はないんじゃないか』
ということ。
私は学生や会社員の方々とは外出の時間が異なるので日中の電車に乗ることが殆どだが、山手線以外大抵の電車で空席はある。座りたければまあ座れる。
火曜日の13時半頃に利用する《副都心線》なんぞは、1車両に15人くらいしか乗っていない…、いつも…。それで8両だ10両だって箱が必要なのか?急行の必要があるのか?と思う。
23区内の中でも都心寄りに住んでいる私たちは、駅のホームに上がって2~3分も待てば電車が来る、ということが当たり前のようになっているけど、本当にそうでなければならないのか、というと…。違うよね。
《通勤通学ラッシュ&帰宅ラッシュ》の時間帯以外は、1時間に2本くらいで十分なんじゃないの
そしてね、冬場の電車内であんなに暖房を入れる必要があるのかね、と改めて思った。だってみんな電車の中でコートを脱ぐわけじゃないじゃない
これまで当たり前だと思っていたことが、じつは行き過ぎだった、過剰だったということにみんなで気付いていけば節電に繋がるかもしれない。
そしてほうれん草かき菜原乳の問題。
それらを食べたからといって即時、健康に影響が出るわけではない、と事細かな解説が繰り返されている。でも、それでも、理解出来ない人は理解できないんだよね。
いっそのことね、
『1日に一人が食べるほうれん草の量はこれくらい。これを1年間=365日食べ続けるとするとこれくらいの量になります』
と想定されるほうれん草の量を、現物を山積みして目で見えるように説明してあげれば多少なりとも分かるんじゃないかね。
落ち着いてよぉ~く考えてごらんなさいよ。
一人1日1束のほうれん草を、どう調理してもいいが毎日365日食べ続けられますか?それこそ非現実的な話でしょうが
それに、ほうれん草畠にいってそこで直接、生で喰うんですか
違うでしょ、出荷前に一通り洗浄されたものを買ってきて、調理する前にきちんと洗うでしょ
なんてことも考えた。
すでに風評被害が出始めているようだが、風評の加害者にはならないように気を付けたいものだ。
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重ねて思うこと…。

2011-03-20 09:17:10 | Weblog
いまも、朝と夜は必ず震災後の被災地の状況を報道する番組を見るようにしている。
少しずつではあるが、さいたま県がスーパーアリーナに被災した方々を受け入れたとか、都営住宅に受け入れ態勢を整えつつあるとか、支援が前に進み始めたニュースも入ってくるようになった。
それでも、まだまだまだまだ被災地の避難所には物資が行き届かず、みんなで身を寄せ合い身を縮めるようにして過ごしている。
現地取材をしているTVのスタッフが、ときどき被災した方にインタヴューなどしたあと
「がんばってくださいね。がんばりましょう」
などと無神経な言葉を発しているのを見ると
“こいつ、バカなんじゃねぇか…っ”(下品でごめん)
と思う。
あの大津波から死力を尽くして逃れ、何もかも失って、その上毎日食うや食わずでやっとの思いで一刻一刻を過ごしている人に向かって、これ以上何を頑張れというのか。
もうこれ以上は頑張れないというほど頑張ったから、今避難所にたどり着けた人たちなのである。
私は、あの方たちに今必要なのは、
「頑張ってくださいね。応援してますよ」
という“励ましてるつもりの言葉”ではないと思う。
「生きててくれてよかった。助かってよかった。会えて嬉しい」
という肯定の言葉だと思う。
「よかった“ですね”」
ではない。
「よかった
と、その人に向かって真っ直ぐにその生存を喜び肯定する言葉が必要だと思う。
避難所にいる方たちはおそらく、今も行方がわからない人、亡くなった方々のことを思い憚って、自分の命が助かったことを素直に喜べない、また喜んではいけないような気持ちを抱えているのではないだろうか。
「亡くなった方に申し訳ない…、行方が分からない人にすまない…」
…、そんな風に。
だからこそ、周りの人間のほうから、手を握り肩を抱いて
「あなたが助かったことをみんなが喜んでいる」
とはっきりしっかり肯定して、たくさん喜んであげることが必要なのではないだろうか。
そしてもうひとつ。
私がスタジオをお借りしているスタジオ・オーナーと話したことなのだが…。
救援物資=水・食料・薬品・日用品・衣類を一日も早く届けることは最も大事なことである。それらは身体を保ち生かすために。
だが、人間は身体だけで生きているのではない。
《こころ》
想像を絶する恐怖を体験し大切なものを失って、傷つき痛んで血を流している心を癒すこともまた、大切なことではないのか。
確かにまず食べ物、それで命を繋ぐことが最優先であるのは間違いない。
だが、身体は無事だが心が病気になってしまったら…
わずかな時間でも心地よい音楽を流しながらストレッチをさせてあげたら、窮屈な避難所生活のなかで縮こまり固くなっている身体を、そして心を少しはリラックスさせられるのではないか、と思う。
「食うや食わずでいるのに、ストレッチなんかする体力があるか
と言われそうだ。
「音楽なんか流す機材も電気も電池もない
とも言われるだろうね。
でも、みんなで手を繋いで輪になって、大きく伸びをするだけでも、少しだけ心が軽くなる、そんな効果があるかもしれないじゃないか。
まぁね、こんなことを考えるのは、所詮何の被害も受けずに安全な場所で不自由のない生活をしている人間の傲慢さだと非難されるかもしれない。
んなことぁわかってる。
だがね、
「被災地の人の身になってみればゼイタクはいってられないわよね」
なんぞとおためごかしをぬかしながら(重ねて下品でごめん)、買占めに走るバチ当たりもいるのである。
傲慢であろうと何であろうと、きちんと被災地のこと被災者のことを考えてみるべきではないか、と思ったの
募金に応じて節電に協力するぐらいしか出来ないのだから、せめてきちんと考えるくらいはするべきだよね。
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思うこといろいろ…

2011-03-18 08:50:49 | Weblog
連日震災後の被災地の状況や計画停電、電車の運行状況を知るために出来る限りTVの報道番組を見るようにしている。
思うことは数多ある。
なぜ大地震発生後8日も経つのに、被災地は食料不足・物資不足で極限状態に陥ったままなのか。
物資は集まっているが搬送するための道路が寸断されていて届けられない、と。
ヘリ飛ばして上空から吊り降ろせばいいじゃないか、と思う。
燃料不足や被爆を恐れて運送業者が云々、と。
自衛隊に燃料の備蓄はないのか、自衛隊は兵站の訓練もしてるんじゃないのか、と思う。
そして、買占めによって首都圏が物資不足だ、と。
なんだ、そりゃぁ、バカじゃねぇか(下品でごめん)… と思った。
被災地でもないのに何を舞い上がってんだ…、と。
確かに、交通網の混乱とか不備とか、電気系統の不備なんかで通常よりは入荷が遅れたりはするだろう。だがそんなものは3~4日もすれば回復するのである。
自宅の食料を点検してみたが…、ふん 1週間は余裕だ。
豪勢におかずなんぞ取り揃えなくても、ご飯に梅干があれば良いのである、基本は。
日用品も点検してみた…、ふん 1ヶ月は余裕だ。
トイレットペーパーでもティッシュペーパーでも、一人が一日に使う量なんて限られているのである。
TVの報道でトイレットペーパーやティッシュペーパーの買いだめに走る人がいる、と聞いた時
「まぁ、日頃からたった3~4日分の予備も置いてない人たちなのかしら
「まぁ、1回にいったいどれだけ使うんだ
と思った。
インタヴューに応じていたおばさんが
「納豆がこの3~4日はどこを探してもないんですよ」
と言ってたが
1週間や10日、納豆を食べないからといって死にゃぁしねえ(重ねて下品でごめん)… と思う。
まぁ、買占めに走る人は、今にも自分が被災するかのような仮想現実のなかで踊り狂っているのだろう。
あるいは、買い占めた食料や日用品を自分の周りに積み上げて満足することで、日頃の欲求不満を解消しているのかもしれない。
非常時緊急避難用の必要最低限の準備をしておくことは大切だと思う。いつ自分が住んでいる地域が被災地になるかわからないからね。
でも昨日今日のこの首都圏での買占めは…。
フランス王妃マリー・アントワネットは
「まぁぁ、パンがないんですって。パンがないくらいで何を騒いでいるのでしょう。パンがなければお菓子を食べればよろしいのに」
と言ったとかで首をちょん切られてしまったのだが(実際には言ってないらしいがね)、敢えて言いたい。
「お米がなければ饂飩や蕎麦を食べればいいじゃないの、饂飩も蕎麦もなければ素麺を食べればいいじゃないの、米も饂飩も蕎麦も素麺もなければパンを食べればいいじゃないの、米も饂飩も蕎麦も素麺もパンもなければパスタを食べればいいじゃないの、米も饂飩も蕎麦も素麺もパンもパスタもなければお芋を食べればいいじゃないの、米も饂飩も蕎麦も素麺もパンもパスタもお芋もなければラーメンを食べればいいじゃないの、米も饂飩も蕎麦も素麺もパンもパスタもお芋もラーメンもなければカップ麺を食べればいいじゃないの……」
どうだ 1週間やそこらじゃ喰い尽くせまい
被災地にはカップ麺どころか、それを食べるのに必要なお湯を沸かす燃料すら、いやまず飲み水からして無いのである。そこんところを考えてみたほうがいいよね。
なんだか、こういう状況になったときに“人の品性”って見えるような気がするね。
あ~、余談ですが…。
一介のバレエ教師に過ぎない私に出来ることといえば、節電に協力するくらいしかないので、暖房器具を停め、調理時間のかかる料理はしない(うちはIHなので)ようにしています。
で、寒さ対策には“腹筋運動”をしています。内臓温度を高めに安定させると体が冷えないので。そして夜更かししないでさっさと寝る。自分の健康のためにもなって節電に協力も出来る。
しかし、ブログの更新にPCで電気を使っている…、あ~あ…。
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胸が痛む…

2011-03-15 09:19:05 | Weblog
11日の大地震以来、なるべくTVの報道を見るようにしているが、被災地の状況が映し出されるたびに胸が痛む。
生まれて初めて経験した激しい揺れと交通機関の運休の情報に、まず生徒たちは無事だっただろうか、怪我などしていないだろうかと落ち着かない気分になった。メールを送り返信があると、たとえ帰宅が困難だという内容であっても
“あぁ、無事だった…”
とほっとした。
しかし…。
被災地では沢山の方々が亡くなり、未だ行方不明であり、身一つで助かった方たちも電気も水道もガスも供給が途絶え、食料も満足にない状況のなかで不安な時を過ごしている。
その様子を、飲み水もありトイレも使える自宅のTVで見ているとは、なんと傲慢な行為かと思ったりもする。
TVのどこの局かは分からないが、リポーターが
“支援物資が届けられても分配、配分に手間取って行き届かなかったりするから、まずは必要な物資を購入出来るようお金=義援金が欲しい”
と報告していた。
被災地のために何か出来ることはないか、とは誰しもが思うことである。
今、まず出来ることは、募金に応じることだ。
そして、この上なく不自由な環境下で日々不安に苛まれつつ耐え忍んでいる被災地の方々に比べたら、1日に数時間の計画停電など、不自由というには当たらない。
その計画停電に協力するくらいしか出来ることはないのだから…。
私はクラシック・バレエの教師である。だから…。
あの大地震に続く大津波に襲われる寸前まで、金曜日夕方・夜のバレエのレッスンを楽しみにしていたジュニアもいただろう、と思った。
彼女たちの夢や楽しみは大津波に襲われ一瞬にして奪い去られてしまったが、いつか、願わくば近い将来、もう一度彼女たちがバレエのレッスンを始められる日が来ることを、そして、バレエが彼女たちの心を、彼女たちの周りの人の心を支えてくれることを、祈り願っている。
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ヴェネツィアへ…♪

2011-03-11 08:56:15 | Weblog
ワタクシ、2月中は古代中国といえば宜しいのでしょうか、後漢の時代に遊んでおりました。
ある時期を過ぎますと目まぐるしく皇帝陛下が変わり、その度にまことに血腥い権力争いがあり、ほっとする間もなくまた皇帝陛下が、皇后様が、………という時代。
どなた様がどなた様と意を通じておられるのか、どなた様がどなた様にお仕えになっておられるのか、またこのお方のお父上はこちら様なれど、そのお父上はさてどなた様でしたっけね…、ときちんと覚えてはいられないほど貴顕が入り乱れております。
その上匈奴だ鮮卑族だ黄巾賊だのがあちらこちらで暴れまわっては世をかき乱し、その討伐に軍を率いて向かわれた将軍が、あろうことか自ら朝廷を威圧する勢力となってしまわれたり、はては皇帝陛下を虜囚のごとくに扱って驕り悪行の限りをつくした者など、それを一幅の絵巻物として眺めてみれば、まことに凄惨な景色でございました。
まぁ、中国といえば《白髪三千丈》のお国柄ゆえ、5万人殺した、1万の首級を上げたなどといいましてもそこはかなり割り引いて捉えたほうが宜しいのでしょうが、それにしましてもねぇ。
現代であればミサイルだの核兵器だのが、それ一つで一瞬にして数万人数十万人を殺傷してしまいましょうが、あの時代、剣に鑓に弓矢、矛、戟を手にした戦いで、いわば手作業()でございますよ。それでよくもまあ現代の兵器に勝るとも劣らぬほどに殺したなぁ…と…、やはり《白髪三千丈》なのでございましょうね。
我が君曹孟徳さまも、はじめのうちは隠忍自重の日々を過ごされておりました。意を決しての初戦では滅茶負けを喫して一進一退。友と許した男には背かれ、厚情を以って遇した男には後足で砂を浴びせられ、ご嫡男は討ち死に、ご正室さまには去られ…と傍で見ているワタクシは歯がゆい思いを致しました。
けれどやはり我が君は天帝に選ばれたお方なのでございましょうね。
少しずつその周辺が明るく、また時が満ち始めたようでございます。残念ながら『赤壁』では手痛い負け戦になってしまいましたが、まだまだこれからでございます。
我が君のこれからの活躍を楽しみに、ワタクシは一旦日本に立ち戻り、数日お江戸は日本橋界隈で遊んでまいりました。
長崎屋さんという回船問屋の大店がござんしてね、こちらの若旦那がまことに気分の良い楽しい若者なんですが、ちょぃと大きな声では言えない様な“もの”たちも一緒に暮らしているんですよ。
それはね、《妖=アヤカシ》という人ならぬものでござんす。ま、このものたち皆一様に若旦那を好いているようで、若旦那の日々を何かと賑わせておりますね。
じつはね、若旦那が普段お住いの離れにお邪魔しておりますときにはワタクシも《妖》となっているんですよ。なんたってアナタ、21世紀のなりじゃぁかえって怪しまれちまいますからね。
どんな《妖》かって?
ええ、唐渡りの古~~い花活け、白地に藍の花模様が描かれた焼き物の花活け、いまでいう花瓶でござんすね。器物が大切にされて長い年を経ると成るという《付喪神》というのはご存知でござんしょう?ワタクシは花活けの付喪神となって若旦那のお居間にいさせて頂くのでござんすよ。
離れではときおり妖が若旦那を囲んで宴会を開くことがござんしてね、そんなときにはワタクシも南蛮仕込みの踊りなんぞ踊って座を盛り上げております
そんなお江戸からも昨日立ち戻りました。
で、これからしばらく洋行致します。
ヴェネツィアへね、また行ってみようと思い立ったものですから…。少し長い旅になるかもしれません。去年一度は行ったのですけれど、今回も同じ道を辿る予定です。
まず西暦450年頃のヴェネツィアへ行きまして、少しずつ時の中を旅しながら、1797年の共和国終焉までを見届けてこようと思います。
ああ、アッティラが攻めてきたと町中が騒然となっておりますわ ワタクシもしばし教区の人々と行動をともにしてみることに致します。では…。
…………………………。
ってね。
宮城谷昌光版『三国志』6巻までを読んだあと、畠中恵著『しゃばけ』シリーズのうち『ちんぷんかん』を楽しみ、これから塩野七生著『海の都の物語』全6巻を読むんだよぉ~ん、という近況報告でした
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久しぶりにマン・トゥー・マンだね…♪

2011-03-09 09:22:37 | Weblog
一昨日は午前中に雪が降ったりしてぎゅっと寒かったでしょう、なんとなくジェットコースターのアップダウンのような陽気ですよね。
今日はちょっと暖かいような気がします。
昨日のスタイル・メイク エクササイズのクラスは、なんとトモコさん一人
「二人きりなんて、なんだか懐かしいね」
と差し向かいでレッスンスタート
そうなの、スタイル・メイク クラスをオープンしたばかりの頃、生徒はトモコさん一人だったんだよね
いつものように順番にメニューを進めていきながら、
「あ、そうだ。トモコさんは体側=腹斜筋を十分にストレッチするようにゴッドハンドにアドヴァイスをもらってたんだったよね…
と思い出した。
仰向けに寝て両手を頭の上に伸ばし、そろえた膝を曲げて横に倒すストレッチで
「そこでね、ゆっくり腰骨と腕を遠ざけあうようにぃ~~、はい、ワン トゥー …」
とサポートしてあげながら彼女の呼吸をはかる。
「う~ん、のびるぅ~~…
ねっ、気持ちいいでしょ
そうしたら、そのポーズを少し変化させてYOGAでいうところの卍のぽぉ~ず、と見本を見せる。
「あ、なるほどね、骨盤を立てて肩と遠ざけあうのね。先生のポーズを見ればリクツがよくわかる」
という具合に、普段みんなと一緒のときのエクササイズとはメニューをちょっと変える。だって、パーソナル・トレーニングだもん。
次の体側のストレッチ&筋トレのところでも
「んじゃぁね、上の膝は曲げたままで、下の脚をよく伸ばしたまま、はい 上げまぁ~す…ワン トゥー スリィー …」
「おおぉ、こぉれは、結構きますねぇ…」
「うん、腹斜筋・臀筋・内転筋・腹筋をいっぺんに使うからね」
という具合にほぼトモコメニューのレッスンをしました
約4年間、丁寧に滞ることなくレッスンを続けているトモコさんの場合、内臓年齢・代謝率・体組成・筋力・筋肉や関節の柔軟性・循環機能・etc.etc.を測定して総合的に判断したら、おそらく実年齢よりも10歳以上若いんじゃないかしらね
顔色も良いし肌つやもいいもんねぇ
レッスンをはじめてからどこかのタイミングで彼女は年齢を停め、若返りをはじめてるように見える。
レッスンにくるときにはデニムを履いてくることが多いけど、ピンパンと引き上がったお尻のカッコいいこと
「使用前&使用後じゃないけど、レッスン始めたばっかりの頃写真撮っとけばよかったと思う。あの頃と今とじゃ全然違ってるのが自分でも分かるもん
ホントだねぇ。節目節目に写真を撮っておけば“進化”の様子がはっきり見て取れたのにねぇ。
“進化”に向かう扉は誰にでも開くことが出来るのよ。ただ、その扉を開いて1歩踏み込むか、扉に手をかけないで開かないまま通り過ぎるか、の違いだけ。
そして、扉を開いた人は“進化”の階段を1段ずつしっかり昇り始めて、あとは美しくなっていくだけだ
実は、その“進化”の様子をいつも身近で見ていられる私が一番のシアワセ者かもね
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足裏と健康、歩くこと…♪

2011-03-07 13:51:00 | Weblog
あぁら、寒い。
見ればベランダの手摺りに雪が積もりかけてる…
2、3日暖かいなぁ、と伸び始めていた背筋が今日の寒さでまたぎゅっと縮こまっていませんか?
軽くストレッチをして血行をよくするといいですよ。
ところで、先夜TVのチャンネルをあちこち変えていたら、
足の裏で健康かどうかが分かる
という内容を放送しているところにあたりました。
どれどれ、と観ることにして…。
現代人は高機能の靴を履いてキレイに整った道を歩いているため、足裏足指の筋肉を十分に使わなくなっていて、なんと6歳児の40%に土踏まずがないんですって。つまり扁平足ですね
そして本来は両足 のかかとの真ん中・親指の付け根から小指の付け根にかけての部分、親指・人差し指・小指に均等に体重が載っていなければならないんですね。
それが、左右で体重のかかる部分の比率が大きく違っていたり、体重がかかる部分が左右でズレていたりすると、肩凝り・腰痛・内臓疾患…etc.etc.…の弊害を引き起こすんですって。
そして左右で体重のかかる比率の差が大きくなって骨盤に歪みが生じたりして、脚の長さが左右で3cm以上違うようになってしまったのをそのままにしておくと、《変形性膝関節症》という病気になったりするんだって…いやぁ~~ん、こわぁ~~い…
足の裏と指でしっかり地面を蹴って歩くことが大切なんですってよ
確かになぁ、街を歩いていると、チンパンジー歩きの人や《変形性膝関節症》予備軍、肩凝り・腰痛原人、その予備軍をたぁ~~くさん見かけるもんねぇ。
ちなみに《変形性膝関節症》を放っておくとどうなるかというと、高齢のおばあちゃまの中でお尻の幅よりも外に膝が広がってるような“O脚”の方がいるでしょう アレです…
女性の場合はとくに骨粗しょう症になりやすかったりもするからね、いくつかの原因が複合してああなります
だからね、立ち姿・歩き方ってホントにほんとに大事なのよぉ。
で、私を含めて生徒の皆さんはどうかなぁ、と一人一人思い浮かべてみた…。
うん、概ね大丈夫
バレエの場合は後ろ重心になることはありえないし、ばっちり足の指まで使わないと微妙なコントロールは出来ない。
スタイル・メイク エクササイズでは月に1回ウォーキング・レッスンをしている。
そして、
靴を選ぶときはデザインで選ぶな 自分の足に合うかどうか、歩き易いかどうかで選べ。靴じゃなくて“脚”が主役
と五月蝿いからね、ワタクシ…
やっぱりさ、キレイな正しい歩き方って見た目だけじゃない、大事な効用があるのよ
あぁ、余談ですが、スタイル・メイク エクササイズのクラスでは毎月第4火曜日にウォーキング・レッスンをしてますので、興味のある方は参加してみて下さいね。
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サヨさん、ユミコ…♪

2011-03-04 11:02:31 | Weblog
昨日の木曜日は大人のバレエクラスのレッスンでした。
更衣室での会話。
「今日は雛祭なので、ちらし寿司を作ってきましたぁ」
というユミコ
おお、いいねぇ。やっぱり雛の宵にはちらし寿司に蛤のお吸い物よね。
「せぇっかく蛤を買ったのに昆布を忘れていたので、お味噌汁に入れてしまいましたぁ」
え゛…っ、そ、それは…
あとで気がついたんだけどさ、ユミコよ…、じゃ、お味噌汁の出汁はどうしたんだ?
お味噌汁を作れる出汁があったんなら、蛤のお吸い物は作れるでしょうにさ…なぁ…
うぅ~ん…、ま、まぁいい…レッスンだ、レッスン
サヨさんが1年目をクリアして2年目に入った嬉しい3月だ。
これまでは両手をバーに置いて、鏡に対して正面向きでバー・レッスンをしてきましたが、サヨさんも大分バー・レッスンの内容に慣れてきたようなので、片手バーで片側ずつ進めていく通常のバー・レッスンのスタイルに昨日から変更
バットマン・タンジュをするサヨさんの後ろ姿を見ていて気がついた。
“あし”が“脚”になってきたなぁ…
『人間は考える葦である』
といったのは確かパスカルだが
《彼女のあしは葦のような脚である》だったんだよねぇ、クラスにきたばっかりの頃は…。
長いが無意味に細いという、まぁ平たく言ってしまえば“貧相なあし”だったワケだ。
そんな“あし”が、1年経った今では…フフフ…内腿や脹脛にちゃんとメリハリがつき始めているんだなぁ…いいわよ、いいわよぉ…
これからもっとキレイになるからね
そしてバーのメニューは進み、初めて挑戦するストレッチの見本を…。
プリエをしてパンシェをしたら、カカトを持って脚を上げる、そのあとスプリッツね。
一通り見本を見せてからふと見れば、ユミコが目をうるうるさせている…。
「ん?どうした…?」
「とても出来るとは思えない…
「にゃにぃっ… “はじめっから出来るはずがない”と分かりきってることはやらせない ある程度出来るレヴェルに達してると思うからやらせるの
つべこべ言わずにおやり…っ、てなカンジで…。
結局、カカトを持って脚を上げた彼女は、本当に花丸つきの上出来だったのよ
骨盤はまっすぐでトルソーは歪んでないし、軸脚の膝も上げた脚の膝もよく伸びているし、キレイだった
スプリッツはまだぴったり床につくまではいかないけど、それでも骨盤もトルソーも真っ直ぐに支えていられて上出来、上出来
だから言ったでしょ、出来ないことはやらせない、って
あぁ~、まぁ見本となる私の脚が頭の上までギュワン と上がっちゃうので、それを見た瞬間に
ぐぅぇっ…
っと、ショックを受けたようにパニックを起こすみたいだねぇ。でもね、私の脚がそこまで上がっちゃうのは、単なる結果だからね。
ユミコよ、あなたはやってみればなんだってキレイに出来るんだから、これからますますキレイに出来るようになっていくんだから、私はそれをいつも楽しみにしています。
ユミコよ大志を抱け
…ってチョッと違うかなぁ…
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春は…♪

2011-03-02 10:14:58 | Weblog
春は名のみの風の寒さや…
もう少しそんな陽気が続きそうですね。
でもふと空を見上げると、雲の様子が少し違ってきているような気もします。
春、新入学、新年度、etc.etc.…と何かしら身の回りで新しいことが始まる季節。
ファッションにはどちらかというと無頓着な私でさえ、春物のお洋服を見に出かけてみようかな、と思ったりします。
ということは、ふふふ…、薄着の季節が近づいて来ている、ということですね、ふふふのふ…
コートやダウンジャケットの下にお腹、お尻、背中などを隠して安心してませんでしたか?隠せている、と思っていたのは本人だけだったりしてね…。
昨日のレッスンでさりげなくチェックしたところではスタイル・アップ メンバーズは全員大丈夫 です
だからこそ
薄着の季節にむかってのエクササイズをプラスするわけです。
昨日は肩甲骨周りに刺激を与えるエクササイズを
寒い日が続いたりすると、知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまったり前屈みの姿勢で身体を硬くしがちでしょ。まずは肩や背中を解さないとね。
背中って自分の肉眼で直視出来ない場所だから、自分の背中の表情にはなかなか気付けない。気付かないまま長の年月放置しておくと、
弾力を失った綿が偏った古座布団
のような、ダベラ~っとした無表情のただ分厚いだけの背面になってしまう
そんな背中で臆面もなくキャミソールだのスリップドレスだのを着ようって人もいるんだから、大したもんですねぇ…これぁ恐れ入る…
あ、いえいえ、それはさておき…。
私たちはそんな恥知らずにはなりたくないので、表情豊かな立体的な背中を維持するためのエクササイズに精を出すわけです。
「背中ってばっちり年齢がでますよね」
「そうそう。とくに肩周りとかね。実年齢よりずっと上に見せちゃうのが背中よね」
「肩甲骨なんかが肉に埋まっちゃって、平面になってる背中って女の背中じゃないわよね」
と、みんなの見解は同じです。
私が考えている立体的な背中というのは、背骨の縦ラインの窪みが通っていて、肩甲棘と肩甲骨の背骨側の盛り上がりが目で確認出来て、その肩甲骨の背骨側のラインに大天使の翼を取り付ければ羽ばたくことが出来そうな、そんな背中です。
ブラジャーで上下にガッツリと分割することが出来、ついでにストラップまで食い込ませることが出来るような背中なんぞぁ論外です
『ほんのちょっと気を付ければ、若々しくキレイな背中で街を歩ける。
ほんのちょっと気を抜いたら、背中は裏切り者となる』

ってね、私は思っています
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