アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

レッスン用ニットパンツ、完成…♪

2024-01-30 09:38:01 | Weblog
レッスン用のニットパンツが完成しました

            

テキストではウエスト部分はゴム編み止めで仕上げることになってるんですが、それだと動いているうちにズリ落ちてきそうなので、ゴム編み部分を二つ折りにしてゴムベルトを通して仕上げました。
明日のレッスンに間に合いました
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≪俳優祭≫…♪

2024-01-29 10:59:08 | Weblog
昨夜のNHK Eテレ『古典芸能への招待』では、去年9月に国立劇場で開催された≪俳優祭≫を放送してました。
若手の競演で『菅原伝授手習鑑』から加茂堤の場吉田社頭車引の場を、そして劇場ロビーなどで展開された模擬店の様子をちょびっと、さらに尾上菊之助丈監修で国立劇場での歌舞伎の今昔を纏めた映像作品をほぉんのちょびっとだけ、最後に松本幸四郎丈構成・脚本・演出の芝居『戯場八景名残隼』が一日限りの特別な演目でした。
まず冒頭の『菅原伝授』吉田社頭の場で桜丸を演じたのは市川團子丈でしたが、車引の場で同役を演じたのは尾上左近丈で彼は当代尾上松緑丈の息子さん、色々な所作のひとつひとつ、その手先の動き指先の反り具合までが美しくて、
踊りのお稽古をしっかりやってるんだろうなぁ
って思いました。
松王丸を演じたのは市川染五郎丈で、
うん、そりゃぁねぇ、そうでしょうとも
って思いました。
だってお父様もおじい様も務めてるお役だし、亡き大叔父様吉右衛門丈の名演もあり、そんな素晴らしいお手本が身近にあるんですもんね
最後の『戯場八景名残隼』はゆめのくにへようこそありがとうこくりつって読むんだそうで、さすが歌舞伎の外題
松本幸四郎丈・中村獅童丈・坂東巳之助丈と、もう御一方女形の四人が三途の川のほとりにやってくると、“しょうづかのバー”というアヤシイ店があって、そこには白銀の髪を結いあげた派手めの婆さまが…、この婆さまを演じているのが中村勘九郎丈で遊び心たっぷりしゃれっ気たっぷりで上手い。
つぎは地獄の場、まずは“冥途かふぇ”の娘たちが5人で踊る…中村米吉丈がセンターなんだけど、まぁホントにかわいらしい…
そこに閻魔さまのお裁きを受ける亡者がやってくる、その一人目が弁天小僧菊之助で、芝居でも有名なお決まりの台詞で名乗りを上げる……しぃ~ん……もう1回名乗りを上げる……閻魔さまから“もういっかい!”とやり直しを命じられる……、結局5~6回やらされてお裁きの結果は“地獄行き”その理由は“しゃべり過ぎ”…
こういうところが正規の芝居では見られないお遊びのお楽しみよね。
中村七之助丈も艶やかな姿を見せて、中村獅童丈と“刺青寄偶(いれずみちょうはん)”に纏わる芝居をちょこっと…
クライマックスで幸四郎丈一行に閻魔さまから“針の山行き”のお裁きが下り舞台が変わると、たくさんの剣山を背負った鬼との戦いの場で、剣山を背負った鬼が可愛かった…
ほかにも碇知盛が碇を担いで出て来たり、猿之助歌舞伎の『水滸伝』の顔見世を役代りでちょっと見せたり、幸四郎丈・巳之助丈他の太鼓の演奏など盛沢山でした。
模擬店のほうも中村歌六丈が焼きそばを売っていたり、勘九郎丈の息子たち勘太郎クン&長十郎クンがトートバッグを売っていたりと様々、賑やかで楽しそうでしたよ。
俳優祭、昔から一度は行ってみたいと思ってるんですけどね…。
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金曜日のアンシャンテ ― ヒメさんの新しいポワント…♪

2024-01-28 09:51:32 | Weblog
バーレッスンの終盤ではプティ・ソテの基本の≪基≫=タン・ルヴェなどをた~っぷり練習、バーの途中でエアコンを止めたにも関わらず汗をかいてる状態です。
今回はヒメさんがポワントを新しいものに替えたので、丁寧に慣らしましょうと…。
その前に、新しいポワント2足を見せてもらったところそれぞれに個性が違うのねぇって思いました。
いろいろと研究が進んでいて、より立ちやすくより動きやすいものが開発されてるんですね。
「こっちのポワントはすっごく軽いんですよぉ」
と彼女が手渡してくれたものは、
ひょぉぉぉ…
まるでバレエシューズのように軽いっ!!!!
それにソールが薄い!!
へぇぇぇ…
まずはAの方を履いて両手バーで足慣らし。
1番ポジシオンから片足ずつドゥミ・ポワント→ア・テールの繰り返しで足に合わせてソールのドゥミ・ポワントの位置を決める、それからドゥミ・ポワント→ポワントへ立ち上がる練習などいつもと同じに。
横方向へのブーレやピケ-ルティレなどするところを後ろや横から見てポワントの状態に注目していたのですが、彼女が水曜日まで履いていたポワントのときのような違和感はありませんでした…、無理なくトウ先に重心を乗せているしソールも足裏に添っている
次にBの方に履き替えてソールのドゥミ・ポワントの位置決め。
「フフフ…軽~い……、これならプレリュードの出のところもスルスルスル…と…
おぉ、それはいいねぇ
イマイチ足に合ってないポワントから合うポワントに替えただけでいろんな部分が改善される、ポワント選びって本当に大事です
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金曜日のアンシャンテ ― 軸脚のプリエ、動作脚のロン・ドゥ…♪

2024-01-27 11:27:52 | Weblog
バーレッスンは毎週のことだけど横にならんで一緒に。
後半にロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール、このところ
5番ポジシオン→ルティレ→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→アン・ドゥオール×3回→ルティレ→デヴロッペ・ドゥヴァン-プリエ→ア・ラ・スゴンドにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ→5番→……
という順番で練習しています。
この動きのキモは、3回アン・レールをしたらルティレに引き付けてデヴロッペ・ドゥヴァン-プリエ、そしてドゥヴァンからア・ラ・スゴンドにロン・ドゥするところ、
プリエする軸脚もデヴロッペする動作脚もしっかりターン・アウトを守る
動作脚の動きにつられて骨盤が前方に滑ったり、前傾したりしないよう真っ直ぐに
動作脚をロン・ドゥするとき途中で高さが変わらないように
ロン・ドゥする動作脚の勢いに負けて軸脚のターン・アウトが失われないように
この4点に気を付けましょう。
「これはねぇ、グラン・フェッテの基本の基の《基》ね。デヴロッペ・ドゥヴァン-プリエのところでアン・ドゥオールが守れていないと回転が崩れていくから
「あ、そうか、そうですね
「突き刺すようにスン とデヴロッペしたらア・ラ・スゴンドまでロン・ドゥする間はプリエを守る、そしてアン・レールと同時にルルヴェして回転…ってこと」
「ほぉぉぉ…」
「なにも32回転出来るようになれとは言わない、4回でも6回でもいいの。その4回が正しい動きであればいいわけ。“グラン・フェッテがしたかったんだろぉなぁ”とか“グラン・フェッテのつもりなんだろぉなぁ”みたいなのがなの
「そぉれはイヤですねぇ…、ダメです
でしょ
そしてバーレッスンの終盤にはタン・ルヴェの練習をしっかりと。
1番ポジシオン・タン・ルヴェ×4回→2番ポジシオン・タン・ルヴェ×4回→の繰り返し。

おぉぉ…ソコかぁ…
あのね、2番のタン・ルヴェを跳んでプリエに下りたら深いプリエを守ろうって気を付けてるのはいいけど、ヒメさんのプリエは沈んでいってるだけで力が抜けてるのよ、そのせいで次を跳ぶための反発力を貯められてないの。
「プリエを深くというよりもドゥミ・プリエで反発力を貯めると考えて…。深くすることと沈むことは違うよ
「はい、ドゥミ・プリエをきちんと守るようにします
もう一度どうぞ

おぉ、いいねぇ、良くなった
「ちょっとラクになったような…軽く跳べるようになったような…
だねぇ…、ちゃんとプリエが出来てたからね
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水曜日のアンシャンテ ― ポワント・レッスン…♪

2024-01-26 10:34:27 | Weblog
スーブルソーでは大汗をかいたようですが、ほんの一呼吸くらい休憩してからポワント・レッスン。
今週も両手バーで基本の≪基≫を丁寧に。
狭めの2番ポワント→右に重心を移動→左足ピケで重心移動→右足ピケで重心移動→…………
と交互にピケからピケに重心移動する練習。
この動きで大事なことは
ピケに重心を移してデガージェした脚は足首をしっかり伸ばしてポワントの状態をキープすること
重心移動はトウ先に中心軸をしっかり乗せてトルソーが傾いていないこと
デガージェになった脚の足首が緩んでいると、次にピケしたときにくるぶしの内側か外側に重心がズレたりして危ないですよ
横方向に1歩ずつブーレをしたりピケ-ルティレをしたりはいつもの通り、さらにアン・ナヴァンにピケ-ルティレするのもいつもと同じ。
マリさん、ルティレする脚の引き付けがちょっと遅いよ。
ヒメさんは、プリエ-ポワン・タンジュ・ドゥヴァンのプレパラシオンからピケする寸前に少し上体を倒してお尻を後ろに引いてる、そのせいで重心をトウ先の真上に乗せ切れないんだよ
さぁそれではピケ-アラベスクの練習を…、プレパラシオン→ピケ-アラベスク→プレパラシオン→ピケ-アラベスク→……とひとつずつを丁寧に。

お…、マリさん、バーで練習したデリエールのターンアウトを守るってことの効果がちょっと出てるかな
うん、ヒメさん、そうそう、プレパラシオンの真っ直ぐなトルソーを守ってればいいの、余計な反動をつける必要はないのよ
ポジシオンがきちんと決まれば、ふたりともキレイなアラベスクが出来ますねぇ
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水曜日のアンシャンテ ― 今週もプティ・ソテを…♪

2024-01-25 10:30:28 | Weblog
先週かな、ポワントレッスンでピケ-アラベスクの練習をしたとき、マリさんのアラベスクする脚がインになってた。
そのときは片手バーで左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→右脚ピケ、左脚アラベスク→……と、1回ずつしっかりピケすることに注力してました。
で、マリさんのアラベスクがインになるのは、ドゥミ・プリエから後ろに押し伸ばすようにアラベスクする脚のターン・アウトが守れていないからと説明はしたんだけど、それだけじゃぁねということで…。
バーレッスンの5番からのバットマン・タンジュで
右前5番→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→4番ドゥミ・プリエ→右脚にタン・リエして左脚ポワン・タンジュ・デリエール→5番→…………
と、こんなアンシェヌマンを練習しました。
4番プリエからタン・リエするとき、後ろ側の脚のターン・アウトをしっかり守ること、4番プリエのときの膝と爪先の向きを変えない
バットマン・デガージェでも同様に、4番プリエからタン・リエしてデガージェ・デリエールに…、一層気を付けないとデガージェ・デリエールの脚がインになりやすいですよ。
バー・レッスンの最後に両手バーで1番と2番のタン・ルヴェ、そして片足で交互にタン・ルヴェも。
センターレッスン
バットマン・タンジュのアンシェヌマン、方向転換切り返しのアンシェヌマン、ピルエットを練習して、いよいよ…っ
1番タン・ルヴェ×4回→2番タン・ルヴェ×3回→右にパ・ドゥ・ブーレ・ドゥス→1番タン・ルヴェ×4回→2番タン・ルヴェ×3回→左にパ・ドゥ・ブーレ・ドゥス→…………
おりょぉぉ…
「なんか…、低くない…?」
「… …」
それとパ・ドゥ・ブーレ・ドゥスは、2番プリエから5番ドゥミ・ポワントに引き上げて、次にア・ラ・スゴンドにピケする脚は肩幅くらいにきちんと距離をキープしてね。
5番ドゥミ・ポワントに引き上げたところで力尽きましたってのは よぉ。
はぁい、それでは最後に…、
右脚前5番からスーブルソー→スーブルソー→スーブルソースーブルソーシャンジュマン⇒左脚前5番からスーブルソー→スーブルソー→スーブルソースーブルソーシャンジュマン⇒…………
はじめのゆっくり2つ跳ぶところのアームスはアン・バで、次の3つのところのアームスはアン・バ・からアン・オーに。
はい、どうぞ

ひょぉぉぉ…
「ひ、低くない…?」
「… …」
「ぽぉ~ん→ぽぉ~ん→ぽん→ぽん→ぽん→・⇒って移動していくのよ」
「… …」
スーブルソーはね、タン・ルヴェと違って移動するパですからね、ソテの高さと同時に移動の距離も必要よ
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レッスン用ニットパンツ…♪

2024-01-23 11:08:12 | Weblog
今シーズンは編み物をしていませんでした、というのも先シーズンまでに編んだニットが色々あって十分間に合ってるから…。
でもレッスン用のニットパンツがもう一枚くらいあってもいいなって思って編み始めました。
去年編んだものは裾にレース風の模様編みをしたちょっとカワイイ系のものだったので、今度はショートレギンス風のタイトな感じがいいかなと思って…。

            

前作では前身頃・後ろ身頃別々に2枚ずつ編んで仕上げる作り方でしたが、今回のは前・後ろ身頃を1枚に編む作り方です。
前身頃が向かって右、後ろ身頃が向かって左というのを1枚、その反対の物を1枚編んで仕上げます。

            

前身頃が向かって左、後ろ身頃が向かって右になるように編み始めたところです。
来週のレッスンに間に合うといいなぁ
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スイートピー…♪

2024-01-22 09:26:32 | Weblog
普段の自分の定位置から視線が向きやすいところに何もないと
う~ん、華やぎに欠ける…
と感じてしまって…。
ほんのちょっとでもいいから、小さくてもいいから彩りが欲しい。

            

スイートピーを飾りました、ピンク系とイエロー系の取り合わせ。
いまではライトブルーやオレンジ、ワインレッドなど着色したものも多々出回ってて、それも面白いなとは思ったんですが、まずはナチュラルで優しい感じがいいな、と。
微かな春の気配ってところでしょうか
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金曜日のアンシャンテ ― プティ・ソテのために…♪

2024-01-21 12:58:44 | Weblog
バーレッスンのあとも両手バーでタン・ルヴェなどソテの基本の≪基≫を練習。
一番大事なことは“爪先・足首・膝をきっちり伸ばしきる”ってこと。
“高く跳べないから足先まで伸ばしきれない”と勘違いしてる人もいたりするけど、じつは逆、きっちり伸ばさないから“高さが出せない”んです。
ま、そのことはおいといて…。
まずは1番ポジシオンのタン・ルヴェを…、テンポはゆっくりできっちり跳び上がる→1番ドゥミ・プリエにきちんと着地する、の繰り返し。
鏡に映る自分の脚に注目して、膝・足首・足指が伸びているかどうか1回ずつチェックして、1番ドゥミ・プリエでは骨盤が真っ直ぐかどうかもチェックしてね。
ではどうぞ

おぉ、いいねぇ、足先までよく伸びてる
つぎはまず片脚でロールアップを…、片脚でもタン・ルヴェを跳べる筋力は必須だからそのための基本の≪基≫を。
1番ポジシオン→ドゥミ・プリエ→右膝を伸ばす=左脚はフレックスでク・ドゥ・ピエの高さに→右脚ドゥミ・ポワント→1番ポジシオン→ドゥミ・プリエ→左膝を伸ばす=右脚はフレックスでク・ドゥ・ピエの高さに→左脚ドゥミ・ポワント→…………
片脚でドゥミ・ポワントに立ち上がるとき、トルソーを傾けて反動を付けるようなことをしてはダメ。
身体の中心軸からしっかり引き上げて立ちましょう。
ではどうぞ

「あ~、右脚と左脚の筋力の差を感じます…、左の方はスムーズにドゥミ・ポワントに上がれるのに右は余計な力を使う気がします
そうか、その差がなくなるように気を付けてレッスンしないとね。
つぎは片脚ずつタン・ルヴェする練習を。
右前5番タン・ルヴェ→左脚プリエ:右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→左脚タン・ルヴェ→右脚プリエ:左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→右脚タン・ルヴェ→左脚プリエ:右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→…………
ク・ドゥ・ピエ-プリエから片足で跳び上がっても、空中で両脚を5番ポジシオンに伸ばしきったところを見せること
はい、どうぞ

うん、いいね。
「しばらくはゆっくりのテンポでいいからその動きを脚に覚えさせることが大事よ
最後に、ヒメさんの財産になりつつある美しいポール・ドゥ・ブラの練習をして金曜日のレッスン終了~、また来週ね
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金曜日のアンシャンテ ― ク・ドゥ・ピエというのは…♪

2024-01-20 10:09:45 | Weblog
昨日はヒメさんとマンツーマン・レッスン
バーレッスンを横に並んで一緒にやってて、バットマン・フォンデュの右側が終わったところで、
「センセイの脚をずっと見てたんですけど、デリエールのク・ドゥ・ピエのときはカカトが軸脚について爪先はつかないんですね」
「え゛…っ そうだけど、なんで…?」
「このところずっとアティチュード・デリエールやアラベスクのときに足先が垂れ下がらないように気を付けてるから、センセイはどうしてるのかなと思って…、アラベスクやアティチュードでなくても足先は上がってるんですね」
そぉだけど……え゛ぇぇぇぇ~…
あらぁ~…、ヒメさんマリさんもバレエ経験者だったから、ク・ドゥ・ピエについては理解してるものと思い込んでて改めて詳しい説明をしたことはなかったっけ…
「勘違いしてました…デリエールのときも爪先を軸脚につけるんだと思ってました…
ひょぉぉぉぉ~ん…
そぉれはマズイ…マズイぞ…、早々にきっちり修正しなければ。
ク・ドゥ・ピエには足首を伸ばす形とフレックスする形、土踏まずで軸脚の足首を包む形があります
足首を伸ばしたク・ドゥ・ピエはフォンデュやデヴロッペのときに主につかう
フレックスしたク・ドゥ・ピエはバットマン・フラッペのときに主につかう
包む形はプティ・バットマンで主につかう
…っていう違いがあって…。
ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン
●右脚前5番から足首を伸ばさずに右膝を、カカトの外側が内くるぶしの上に付くところまで引き上げる:これがフレックスでのク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン
●右脚前5番からターン・アウトを守って足首をきっちり伸ばし小指を内くるぶしの上につける:これが足首を伸ばしたク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン
★ターン・アウトを守っていれば、カカトの外側が軸脚につくことはない
ク・ドゥ・ピエ・デリエール
●右脚後5番から足首を伸ばさずに右膝を、カカトの内側が外くるぶしの上に付くところまで引き上げる:これがフレックスでのク・ドゥ・ピエ・デリエール
●右脚後5番からターン・アウトを守って足首をきっちり伸ばしカカトの内側を外くるぶしの上につける:これが足首を伸ばしたク・ドゥ・ピエ・デリエール
★ターン・アウトを守っていれば、足の親指が軸脚につくことはない
…ってことなんです。
「で、包む形だけどね、フレックスでク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンにして、そこから足先をググっと…土踏まずで軸脚のアキレス腱のところを包むの」
「…… …うぅぅ 足がつりそう…
まぁ、コレはちょっとずつ丁寧にやっていきましょう。
まずは、足首を伸ばしたク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンでは小指が軸脚についてカカトはつかない、デリエールではカカトの内側が軸脚について親指はつかない、っていう2点をきっちり守ってね







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水曜日のアンシャンテ ― 今週もポワントの基本の≪基≫…♪

2024-01-19 10:12:02 | Weblog
ポワントの基本の≪基≫は1にも2にも真っ直ぐに立つ=トウ先にきちんと重心を乗せること、ルルヴェであれピケであれそれは変わらない。
そして足の甲はしっかり伸び切っていなければなりません、両くるぶしの間の甲がの字に窪んでいるなんて言語道断です。
ま、マリさんヒメさんも、足首はかっちり伸びているから心配ないけど
横方向に1歩ずつ、ドゥシュ→ドゥスと交互にブーレしたり、ピケ-シュル・レ・ポワントやピケ-ルティレの練習をしたり。
まずは自分の脚と足がターン・アウトを守れているか、骨盤が閉じたり開いたりしていないか、ク・ドゥ・ピエあるいはルティレに引き付ける脚の動きはどうか、重心はきちんとトウ先に載っているか、etc.etc. 自分で確認しながら丁寧に、立つ練習を大事に。
片手バーでアン・ナヴァンにピケ-ルティレする練習をしてからピケ-アラベスクの練習を、まずはマリさんからどうぞ

おぉっとぉ…、鏡に映ってるアラベスクの脚を見てごらん。
「…え ……あぅあ~…
アラベスクの膝が床の方を向いてるのは よ…、プリエの脚を後ろに押し伸ばすときにターン・アウトが守れていなかったってことよ。
はい、ヒメさんどうぞ

ん~、重心が少しだけ後ろにズレてるよ。
たしかにヒメさんのアンダーバストはトウ先よりも前に位置してるからそれはその通りなんだけど、問題なのは骨盤を前傾させて上体を前に出してるってこと、コントロールがちょっと違うよ。
ふたりのピケ-アラベスクを修正してからバーを仕舞って、最後に鏡に向かって真っ直ぐ右→左→……と交互にピケしながら前進する練習。
ピケしたらトウ先の上にきちんと重心を乗せているかチェックしてね。

はい、結構です
しばらくのあいだはこの基本の≪基≫に注力してポワント・レッスンをする予定です
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水曜日のアンシャンテ ― タン・ルヴェをしっかり…♪

2024-01-18 10:51:01 | Weblog
センターレッスンはバットマン・タンジュのアンシェヌマン、それから先週練習した“方向転換の切り返し”のアンシェヌマン。
「ブログ読んだ?整理出来た?」
「理解しました…時間はかかりましたけど…、たぶん大丈夫です」
おぉ、ではどうぞ

ほっほぉ~…、いいねぇ、その通りです
んで、ブログの最後に“私のちっちゃな野望”を書いておいたけど…。
「あぁ、ピルエットをって…、どこにいれるんですか?」
それはね、
ロン・ドゥ・ジャンブのアン・ドウダーンで方向転換→ピルエット・アン・ドゥダーン→アン・ドゥオールのフェッテで方向転換→ピルエット・アン・ドゥオール→アン・ドゥオールのフェッテで方向転換→ピルエット・アン・ドゥオール→ロン・ドゥ・ジャンブのアン・ドウダーンで方向転換→ピルエット・アン・ドゥダーン
と一通り見本を見せました。
「… …」
「え~…、どこか1か所に一つ入るのかと思ってた…
なワケないでしょうが…
ま、暖かくなってきたら挑戦しましょうね
それではソテの基本の≪基≫を。
1番ポジシオンでタン・ルヴェ×4回→2番でタン・ルヴェ×4回→…………
アームスはア・ラ・スゴンドで、どうぞ

「…へぇぇぇ… …ふぁぁぁぁ …」
あのね、ふたりとも末端まで足を使ってないね、…足首の伸びが弱いし足指を伸ばし切ってないし…。
こう跳ぶのよ、と見本を見せて…。
「高く跳び上がってから足先まで伸ばすんじゃなくて、足指で床を弾くように伸ばし切ることで跳ぶ力を後押しする、って考えてみて…、伸ばし切るから高さがでるって」
はい、もう一度どうぞ

うん、いいですよぉ、良くなりました
そのあともエシャッペ・ソテとパ・ドゥ・ブーレを組み合わせたり、片脚ずつ交互にタン・ルヴェする練習をしたり…ま、正確で美しいプティ・ソテをするための準備です。
それから二人そろってポワント・レッスンに突入~

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手袋…♪

2024-01-16 10:34:01 | Weblog
昨夕、オンラインレッスンを始める前にトモコさん
「手袋を着けなかったから冷え冷えになっちゃいました」
って、会社からの帰りにちょっと面倒くさいなと思って手袋を着けなかったんですって。
それを聞いて、“明日はもっと気温が下がるそうだから手袋を着けてでかけよう”って思ったんです。
手袋の効果って大きいですよね、手袋を着けるか着けないかでニット1枚分くらい暖かさが違う気がします。
ウールのチェスターコートに合わせるものとダウンジャケットに合わせるもの、一応2双は持ってますけど、もう1つ2つはあってもいいかなって気がしてきました、防寒だけでなくアクセサリー的な捉え方もできるかなって…、手袋を差し色にするとか、フェイクファーをアクセントにするとか…。
そんなことを考えていたらそこそこ遠い昔に読んだ童話を思い出しました。
子ぎつねが町の帽子屋さんだかに手袋を買いにいくお話です…、母さん狐が子ぎつねの片手(どっちかの前足)を人間の子供の手のように見せかけてくれて、お店の人にはこの人間の前足…じゃなくて手の方を見せるように言われますが、子ぎつねは間違えちゃうの。
それでもちゃんと手袋を買うことが出来たんじゃなかったっけ…❓
子ぎつねのちっちゃな前足に手袋を着けたら可愛いだろうなっていまでも想像しちゃいます。



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節句にちなんだお料理…♪

2024-01-15 11:42:00 | Weblog
今日は小正月、一月の食べる行事は完了かな…、元日に雑煮で祝い、七日に七草粥、十一日には鏡開きで雑煮か汁粉、そして今朝の小豆粥です。
で、つぎは節分の豆ですね炒り豆、自分の年齢の数だけ豆を食するんですがまだそれでお腹を壊したことはないので今年も大丈夫かな…。
そういえば、<木挽町芝居茶屋事件帖>で楽しいのは茶屋かささぎのそばにある芝居小屋山村座の演目にちなんだ料理や季節・節句にちなんだお料理を出すことです。
シリーズ第1作目の『初午いなり』では冒頭で若菜の粥を初午の日に具沢山の稲荷ずしを出してますし、第2作目の『雛あられ』では冒頭で山村座の芝居にちなんだ“三つ巴”というお料理を出してるんですけど、これが菜の花の海苔巻き・里芋の衣揚げ・ヨモギの胡麻和えの三品で一揃い、想像するだに美味しそう、そしてもちろん3月3日には雛あられ、それも関西風の味付けです。
第3作目の『菖蒲ちまき』の冒頭では出盛りの茗荷を使ったお料理を出していて、茗荷の炊き込みご飯・茗荷と茄子の和え物・茗荷の衣揚げ・茗荷の甘酢漬け等々どれも食欲をそそられますが、せめて甘酢漬けだけでもと昨夏は茗荷の甘酢漬けを度々作りました
そして5月5日の端午の節句には表題どおり菖蒲ちまきでした。
第4作目の『薫そうめん』ではキュウリが話題になったり、夏越の祓にちなんだ夏越御膳は粟入り雑穀に豆と茄子の衣揚げを乗せた夏越ご飯・冬瓜の丸煮・外郎の生地に小豆を乗せた三角の水無月という菓子の三品で一揃い、松次郎さんの腕前はすごいな。
そして7月7日は七夕にちなんで初物の谷中生姜を付けた表題どおりの薫そうめん
で、今回読んだ5作目の『菊花ちらし』の冒頭では実りの秋らしく、しめじご飯・舞茸の焼き物・秋茄子の揚げびたし・茸尽くしの衣揚げ等々美味しそうなお料理が供されてます
いいなぁ、いいなぁ、旬の幸とは登場人物おあささんの言葉だけど、旬や節気・節句にちなんだお料理を頂くってのは憧れです…、お料理だけでなく行事や仕来りなどにもちょっとは目を向けたいなって思わなくもないんですけど…
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『菊花ちらし』― 木挽町芝居茶屋シリーズ新刊…♪

2024-01-14 10:08:43 | Weblog
前作の『薫そうめん』が出てから半年ぶりです。

            

『菊花ちらし <木挽町芝居茶屋事件帖>』 篠綾子著 ハルキ文庫
前作では夏越の祓や七夕にちなんだお料理がでて、終盤の一日限りの偽芝居へと繋がる事件は“詐欺・騙り”、そしておあささん提唱の<役者に会える茶屋を作る寄合>が立ち上がりました。
今作では中秋の名月にちなんだお料理=芋名月御膳 vs 栗名月御膳と重陽の節句にちなんだ菊花ちらしが供され、終盤の一日限りの偽芝居へと繋がる事件は“マルチ商法的な化粧水販売”、それに関わっているのが芽の出ない役者と破門になった元役者、一方<役者に会える茶屋を作る寄合>は<かささぎ寄合>と名を変えて着々と準備が進んでいて…。
事件解決のための一日限りの偽芝居で喜八さんはやはり女形を弥助さんは二枚目を演じていて、さらには<かささぎ寄合>肝いりの寸劇を店先で披露します
そして、今作では謎の武家女が…前作の夏越の祓のシーンで姿だけは見せていたのですが、鬼勘さま弥助さんもその女から目を反らせないようだった…その女がかささぎを訪れ菊酒を一杯飲んでいきます、お供の女中を連れ警護の侍を待たせているわけだからそれなりに身分のある武家女だと思うけど、弥助さんのお父つぁんの百助さんも彼女の顔を見知っているらしいし…。
次作からの展開が楽しみです
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