アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

金曜日のアンシャンテ ― 表現はドラマ…♪

2024-07-20 11:24:58 | Weblog
ソロ・ヴァリエーションを通す前に、水曜日に踊るのを見ていて気になってたところを修正。
下から煽っていくようにアームスを動かすところ、肘の使い方というかコントロールがキモなのよ
高めのア・ラ・スゴンド・アロンジェから少し肘を引き上げて前腕を垂らす→肘を下げながら前腕を起こしていく→手首を押し伸ばすようにしながら肘も伸ばしていく
ってことなんだけどね、と見本を見せる。
コレで波打つような曲線を作るの。
「……うえぇぇぇ……
一緒にやってみようね…、まず肘を引き上げて前腕を垂らすように…、
「……うくくぅぅ……
垂らすんだよ、脱力したみたいに…、
「……いききぃぃ……
あ~、ま、まぁ…、で、肘を下げながら手首を押し伸ばす…、
「……でぇぇぇぇ……
な、なんか大変みたいだな…。
「は、はじめからやってみますね」
おぉ、どうぞ
「…… …つ、ツラいですよね…
そうかぁ…
ところで、水曜日に悲しそうな表情になってるって話になったじゃない、そのことなんだけどね…。
同じ白いロマンティック・チュチュで踊る作品でも『ジゼル』のウィリには感情があるし、表題が同じシルフィードであっても『ラ・』の方には人格があるから感情があるけど、プレリュードを含む『レ・』は空気や風そのものだから人格も感情もない、ましてシンフォニック・バレエだからね
「じゃぁ表情をどうするんだってコトになるわけだけど…、“無表情”っていうのも表情の一つなの、表現においてはね…、だから無表情がイケナイわけじゃないんだけど、無表情を殺さないためには自分の中にちゃんとドラマを持っていないと…」
たとえばデヴロッペ・ドゥヴァン→トンベ→パ・ドゥ・シャ→……のフレーズとピケ-クぺ→ピケ-クぺ→……のフレーズでは風の流れ・動きが違うよね。
「そ、それを違うように踊れと言われても…
だから自分の中にドラマを持てって、ストーリーを構築しておけってことなんだよ。
「たとえばね、デヴロッペ・ドゥヴァン……のフレーズでは自分自身が風の中を揺蕩う白い繊細な羽根と考えてその羽根の動きを、ピケ-クぺ……のフレーズでは今度は自分が風として目の前にある羽根を揺蕩わせている…とかね、そういうイメージを自分の中でしっかり組み立てておくんだよ
それなら分かります、フレーズの違いがわかります
うん、そういうイメージが前提になっている無表情は“表情”として成立するんだよ
ど~~~しても無理だ、ダメだってときはそれこそアルカイック・スマイルで、だな
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水曜日のアンシャンテ ― ちょび~っとだけでも芝居しろ…♪

2024-07-19 10:05:37 | Weblog
さて、それじゃぁアンサンブル作品を1回通してみましょうか、どうぞ

…………お、揃って来たねぇ、いいんじゃなぁい…。
…………うん、動きにキレが出てきた、その調子その調子…。
…………そう、そのアイコンタクト大事よ…。
…………ほほぉ、ふたりのタイミングが合って来てるね…。
…………よし、方向もいいわよ…。
…………なんなんだ、それはぁ…っ
ふたりで円周上を歩くところ、ヒメさんマリさんに対してしきりにアピールしてるのに、マリさんはそれを全無視、深刻な顔してひとりの世界に没入してるってどういうことだ…
「たはぁぁぁぁ…
こういうただただシンプルなステップだけってシーンが物凄~~~く難しいことはよぉく分かってんのよ、分かってるんだけどさ…、カウントでいえばたったのトゥーエイトだけどそこをふたりでもっと遊んだら
「… …」
表情もね、村娘のような分かりやすい単純な笑顔じゃなくってさ…。
たとえば高級なナイトクラブで楽しんでる絶世の美女が実はバリバリの出来るビジネスパーソンで、どちらが彼女の本性でしょうみたいなさ、仕掛けが上手く行ってることを密かに楽しんでるようなそんな薄笑いというか含み笑いというか、そんな感じ。
だからそういう2面性のある女ってのを演じてみてよ、そういう粋な女が二人で…って芝居をしてみたらいいんじゃないの
とはいえそれも難しい、無理ってなったら、アルカイックスマイルで誤魔化せば…
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水曜日のアンシャンテ ― 背景にあるストーリー…♪

2024-07-18 11:04:46 | Weblog
本当に本当に難しいことだけど、“踊る”ことと“動く”ことは別物、もちろん動けなければ踊れないわけだから動くことは大事だけど、“動く”から“踊る”に移行するために不可欠なのが表現することだと思ってるの、振り付けられた順番通りにカウント通りに間違いなく動く、それだけではセンターレッスンでのアンシェヌマンと変わらないでしょ。
何を表現したいか、どう表現したいかによって身体のパーツの動かし方が変わるし表情も変わる。
9月の発表会で水曜日クラスの二人が踊るのは、『ジゼル act1<ペザントのパ・ドゥ・ドゥ>』の村娘のヴァリエーションと『レ・シルフィード』のプレリュード。
まず村娘のヴァリエーションが踊られるのは、ジゼルのお家の前に村人たちが集まってブドウの収穫を祝うという場面…、みんな豊作を喜んでいるのであって決して不作を嘆いているわけではない…、そこに溢れているのは喜びと楽しさと華やぎ…、踊っているダンサー自身がそうした感情や空気感を理解していなければ踊りにはならない、動けてはいてもね。
軽やかに弾むような振り付けを踊るのに歯を食いしばるなんてのは言語道断
それこそ<ブドウの収穫を祝っている>って状況のイメージがまったくないまま、ただ動くことしか考えていない証拠だ。
プレリュードのほうはね、空気の精という人ならぬ者だから人間のような感情はない。
“精”という言い方をするから妖精みたいに人格が備わったものと捉えがちだけど、私は空気そのものだと解釈していてそれに基づいて演出してます…、指導するときに“揺蕩う”とか“棚引く”なんて言葉を多用するのもそのためかな。
地面に落ちている葉っぱが煽られて宙に舞い上がる、咲いている花が揺れる、霧が棚引いていく、そんな諸々の動きによって風=空気があることに気付く…、なぁんてことを知って欲しいなぁ。
村娘もプレリュードも、それを踊るとき自分はどこにいるのかどんな場面にいるのかをちゃんとイメージできるといいね
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二の腕のサイズ…♪

2024-07-16 11:34:30 | Weblog
毎週月曜日は11:00~トモコさんとオンラインでエクササイズをしているのですが、昨日も画面越しに彼女の動きを確認しながら思ったの、
相変わらず締まった二の腕をしてるなぁ…
まぁ、二の腕だけじゃない、真横から見ると背筋のS字曲線が正しく守られていることが分かるし、肩甲骨の所在もちゃんと分かる、デコルテもキレイに開いているし…
「あのさぁ、二の腕の理想のサイズ知ってる…?身長×0.146~0.16で計算するんだよん」
「ちょっと待ってくださいね……電卓を操作する音が……ほぉ…、メジャー取ってきますね……、おぉ、基準値の範囲におさまってます
そりゃそうでしょ
今年も人目を気にすることなく堂々とノースリーブやキャミソールを着られるね
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『くわいの丸煮<木挽町芝居茶屋事件帖>』…♪

2024-07-14 10:11:16 | Weblog
文庫本の時代小説コーナーで手に取った<木挽町芝居茶屋事件帖>シリーズ第6作目、主人公の喜八が描かれた華やかなカバーですがなぁんか雰囲気が違う…、1~5作目までのカバーに描かれた喜八はどちらかというと少年風味が抜けていない美形だったけど本6作目では少年風味が抜けてる…。
どれどれと後ろの紹介文に目を通すと、
……なぁにぃ、シリーズ完結篇…っ
それでは早速。

     
『くわいの丸煮<木挽町芝居茶屋事件帖> 篠綾子著 ハルキ文庫
喜八が切り盛りを任されている芝居茶屋かささぎを目の敵にしている大茶屋巴屋の主人仁右衛門には後ろ暗い事情がありそうだ、というのはシリーズ2作目からの伏線で、それがいよいよ解決します。
そしてシリーズ4作目からちらりと姿を見せるようになった麗しい武家の奥方、なにやら曰くありげなそのお方の素性が明らかになりますし、主人がお縄になった巴屋は持ち主が替わりその切り盛りを喜八か叔母のおもんに任せたいという話が舞い込みます、喜八の決断は…、その根底にある思いは…。
大詰めはかささぎでの年始の宴に集まったみんなの前で、おあささんが書いた芝居の台帳の一節が披露され、せりふを読む喜八に亡き大八郎の姿を重ねた元かささぎ組の男たちは…。
なぁるほどねぇ…と納得しました、だからカバーにはあの少年風味の抜けた姿が描かれたワケかぁ
完結したもののスピンオフの“外伝”なんか出ないかなぁと期待しつつ、改めて第1作から読み返してみようと思います
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金曜日のアンシャンテ ― やはりアームスに拘りたい…♪

2024-07-13 10:38:09 | Weblog
ポワントに履き替えて足馴らしとパのチェックなどをしたあと、ソロ・ヴァリエーションの練習。
まずは水曜日に気になっていたアームスの確認と修正から。
「…コール・ド・バレエはもっと広い半円で座ってるの、ヒメさんの今のアームスの動きだと目の前の人にしか語りかけていない…、もっと両サイドの人にも誘いかけないと
今回はコール・ドゥ・バレエはいないけど、本来はコール・ド・バレエが舞台上に様々なフォーメーションを展開して作品の世界観を作るんだから、そのイメージはちゃんと持っていないとね。
「あぁ、そこまで考えてませんでした…、アームスをもっと開かないといけないんだ」
うん。
それじゃ1回通してみましょう、どうぞ

……おりょぉぉぉ…
……ん、かなり良くなってる…
……おりょりょぉん…
「あのさぁ、コール・ドに向かったときのアームスが広くなったのはいいんだけどさ、腕をのばしたままブンブンブンってただ回すってのはどういうコトさ」
「えぁ…
「煽って宙に舞い上がらせることを表現するには、もっとアームスを揺蕩わせないと、でしょ」
「あ゛…
それは最後の部分でも同じよ
で、中盤のピケ-クぺ→……のときのアームスはかなり良くなりました、クレーンゲームのアームじゃなくなった
ただね、アン・オーに引き上げたアームスをアン・ナヴァンからア・ラ・スゴンドに開いて、そのあと揺蕩わせるところだけどね、肘の使い方や引く方向で委縮してるように見えるから気を付けてね。
そして、出のところの歩き方の練習までするという、相変わらず重箱の隅をつつくような練習をしております…、ま、今回はつつき壊す心配はなさそう…
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水曜日のアンシャンンテ ― DVD手に入ったよ…♪

2024-07-12 10:07:09 | Weblog
振り付けの後半に入ったところで二人が円周上を小粋にステップするところがなぁ……、最後のポーズ直前の軽いツイストがなぁ……
「ツイストのところさぁ、曲を楽しみながらフン フン フン …じゃなくて、左➡右➡左➡1歩出てチョン➡左➡右➡左➡1歩出てチョンみたいに考えながらやってないか?」
「… …」
「そうです…左➡右➡左➡右ピ~っケ➡左➡右➡左➡右ピ~っケ…って確認しながら…
「だろうねぇ…ってそれ全部お客さんにバレちゃうゾ…。曲に乗ってない、曲を掴めてないってそういうトコだよ」
「… …」
とはいえ、極めて難しいことを言ってるって自覚はしてるのよ…、ホントにしてるの…。
そしてふたりの中に粋な動き・オシャレな動き・カッコいい動きのイメージがないんだろうなってことも分かる…、そういうものを観たり感動したりハマったりってことがなければ要はネタがないってことだからね。
私の中にある粋でオシャレでカッコいい動き・踊りってどういうものかいろいろ説明はするんだけどやはり百聞は一見に如かずなのよなぁ…、だから観せたいDVDがあるんだけど、ソレが私の手元からなくなっていることに気が付いた。
そんな大事な物を処分なんかするはずないし、いつから無いのかも分からない…、でも無いのよね
こうなったら中古でもいいから手に入ればいいんだけど。
昨日のレッスンのあとブッ〇◎フに立ち寄りました…、このところちょいと気になっているものがあってそれのDVDなんかないかなぁと探しに行ったワケ。
まぁやはり案の定目指すものはありませんでしたが、せっかく来たんだしとバレエやダンス、ミュージカルなどの棚を上からす~んと眺めていたら…、
よいしょぉ
中古でもいいから欲しいと思っていたDVDがありました
それを目にした瞬間の心の叫びが何故“よいしょぉ”だったのかはわかりませんが、これこそ天の配剤、天が味方してるってことよねとちょっといい気になりかけたけど、まぁ、
まずは作品を磨くことに傾注しろ
ってことでしょうなぁ…。
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水曜日のアンシャンテ ― 移動の方向と身体の向き…♪

2024-07-11 11:06:48 | Weblog
「…の移動のところの確認をお願いします」
ん、いいよ、どうぞ

あ~待て待て、トルソーの向きが違う。
「まず下手奥に向かうところはポジシオンとしてはエカルテ、それから下手前に向かってエファセ、そして上手前に向かってクロワゼ、最後がアン・ファスでアン・ナヴァン
ディレクションを曖昧にしないことです。
はい、どうぞ

いや待て待て、マジで待て
「エカルテの方向に進むけどトルソーの向きはエファセってどういうことだよ、それじゃ単なるエファセじゃん……、基本の基の《基》、センターでやるバットマン・タンジュのアンシェヌマンでエカルテってどういうポジシオンだったか思い出してごらんなさいよ」
対角線が左右の肩を通るようにトルソーを向けて対角線上に脚を出すのがエカルテ、対角線がトルソーの中心軸を突き抜ける方向を向いて脚を置くのがエファセかクロワゼ。
今回のヒメさんのパートを理屈で説明するなら、
トルソーを正面から45度下手前に向けて下手奥に1歩移動;エカルテ➡トルソーの向きを全く変えないまま下手前に1歩移動;エファセ➡90度方向転換して上手前に1歩移動;クロワゼ➡正面に向きを変えて;アン・ファス
ってことです。
自分のトルソーがどこを向いているのか自覚がなければ話になりません…、エカルテとエファセの中間なんてポジシオンはクラシック・バレエにはない
それでは音楽で1回通してみましょうかね

ま、まぁね、以前よりはずっと良くなってきてはいるんだけど……、“粋にオシャレにカッコ良く”はドコいった
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カッコいい…素敵だね…♪

2024-07-09 11:17:08 | Weblog
私鉄からJRへの乗り換えのコンコースを歩いているときに3~4歩先を歩く若い女性の後ろ姿が目につきました。
20歳前後かな、身長は165cm未満、ゴムウエストのカーゴパンツ風ボトムに短めの白Tシャツで足元は白のスニーカー、キレイなストレートヘアを低い位置で一つ結び。
Tシャツとボトムのウエスト部分の間から背中がチラチラ見えるわけです、左右の脊柱起立筋が作る縦の窪みが…。
きっとダンスかあるいは何かのスポーツをきちんとやってる人なんだろうなって思いました。
左右の肩を結ぶ横線と頭頂から下ろした縦線が作る十文字がブレることなくスッスッと歩を進めていく…、
うわぁ…カッコいいなぁ、いいねぇ…
彼女が身に付けているものがブランド品かどうかも高価な物なのかそうでないのかも私には分かりません、一つ結びにした髪にもリボンなどのアクセサリーはなかったし、いたってシンプルにまとめられてました……、ファッションにうるさい人たちはもしかしたらあ~だこ~だ言うのかもしれないけれど、私は思ったの、
チラリと見えるあの締まったウエストが最上のアクセサリーだな…
ってね。
ときどき、ほんとに極々たま~にだけど、いますよね、こういうカッコいい人
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なんとかレスキュー成功…♪

2024-07-08 09:27:17 | Weblog
朝たっぷり水を遣ったミニバラの鉢を夕方持ち上げてみると軽~い、そして熱い
そのまますぐに水を遣ると鉢の中で根っこが蒸し煮になってしまうので、まず保冷剤の上に置いて冷やしてから水を遣るようにしています。
昨日の夕方、そろそろ室内に引き取ろうと鉢を見れば、
うぅわぁぁぁ…、花が縮んでる…っ
それに軽~くなっている。
早速保冷剤の上に置いて熱をとりしっかり水遣りを…2時間後、

     
なんとか回復したみたい…、ぎゅっと身を縮めてる感じだった花が少しほどけたみたい。
2週間前、第4世代の先駆けかなと思った小さな芽は、

     
しっかりした蕾を掲げています
そして、花のすぐ下から出た芽まで蕾を抱いています

     
ミニだけど夏のバラもカワイイですよね
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金曜日のアンシャンテ ― レヴェランスも…♪

2024-07-07 10:21:22 | Weblog
ポワントに履き替えて軽く足馴らしといくつかのパのチェックをしてからソロ・ヴァリエーションの練習。
まず1回通してみましょう、どうぞ

ん、そうね。
中盤のピケ-クぺ→……のときのアームスが改善されてる、クレーンゲームのアームではなくなりつつあります…よしよし…
こういう静謐で優雅な作品は、アームスの動きによって出来不出来が左右されるといってもいいくらいです……、音を聞こうとする・息を吹き送ろうとする・そよ風の中を揺蕩う・風となって地にあるものを舞い上がらせる…、そんなさまざまな情景を表現するのはアームスの動きです。
で…、ヴァリエーションそのものはかなり動きも良くなってきてるし奥行きも出てきたと思いますよ、ただね、最後のポゼを決めればそれで終わりというわけではありません…、きちんと観客に向かってレヴェランスをして袖に消えるまでが踊りです、だからね、
「去年のお披露目会のときとはちょっとだけレヴェランスの仕方を変えるから
こんな風に、と見本を見せる。
5番シュル・レ・ポワントのポゼから一旦アティチュード・ア・テール・クロワゼに下りる→ポゼのアームスを解きながらゆっくり回転して両手を前でクロス→センターまで歩いてきたらアームスをア・ラ・スゴンドに開く→シルフィードのアームスでレヴェランス
はい、どうぞ
「…… …… ……あ、お縄になっちゃった…
だねぇ、その手の重ね方じゃぁ“お縄になった下手人”だよ
「一緒にやっていただけませんか?」
いいよ…、いくよ…。
ポゼ→アティチュード・ア・テール→回転→センターへ→ア・ラ・スゴンドに→…
「あ、このア・ラ・スゴンドに開くのはただのポール・ドゥ・ブラじゃない、観客全員に語り掛けるように」
アームスを開いていくときに指先を少し上向きにするといいわね
もう一度どうぞ
…… …… …… ……
ん、いいですよ
レヴェランス=révérence:お辞儀・(格式ばった)挨拶・最敬礼という意味ですが、畏敬・崇敬という意味もあるんです…、決して卑屈な感じや慇懃無礼な感じになってはイケマセン
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金曜日のアンシャンテ ― カッコ良く歩いて…♪

2024-07-06 10:45:05 | Weblog
バーレッスンを始める前に懸案となっている歩き方の練習を…。
歩くってことを踊りの振りにして粋にオシャレにカッコ良くと指定すると、それはグランジャンプや難易度の高いパに匹敵するくらい難しい場合もあるってことは重々承知
でも今回のアンサンブル作品の構成では使っているパやアンシェヌマンは初級レヴェル程度に過ぎないけど、ふたりの掛け合いやフォーメーションの変化など次々に畳みかけるようにフレーズが変化していく、そこにふたりが円周上を歩くだけという短いシンプルなフレーズを挟むことで観ている人にとっても息が緩む1シーンになるのよね…、軽く緩めておいてまたすスパッ ピシッ っとシンメでの動きを展開していく…、そんな緩急があればこそ3分26秒が退屈なものにならない、ってことなんだけどね。
でもねぇ、サマにならなければどうしようもないわけで…、マジで変更することを考えたしどう変更するかのアンシェヌマンもアタマの中で組み上げてはいたんだけど、ん~どうしたもんかねぇ…。
「センセイの動きを完コピする…」
ま、それはムリだな…、動きそのものは
膝下を跳ね上げてから踏み出すタイミング
どの角度に踏み出すか
踏み出すときの腰の角度
踏み出しながら、踏み出したとき肩をどう使うか
なぁんてことを丁寧に修正していけばソコソコ似たものにはなります。
ただそれに表現というか感覚的なものを纏わせることになるから、動き方のコピーだけではどうにもならない、本人の中から出てくるものがないとね。
「… …」
でも、本人がやりたい、諦めたくないというからには早々に振りを変えるわけにもいかないしね。
ま、練習しましょ
何度も何度も何度も一緒に動いたところ、何がどこが違うのかってことは掴んだみたい。
バーレッスンを始めたときには、バーレッスンは不要なくらいに脚腰が仕上がってました
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ツーステップではない…♪

2024-07-05 09:35:50 | Weblog
振り付けをあちこち変更して取り敢えずは無難なところに落ち着いたかな…、あとはどう動くかでありどう踊るかなんだけどね…。
斜め→斜め→斜め→正面と二人の方向を嚙合わせるように動いたあと円周上を歩くところ、そのリズムとしては
前→後ろ→前→□→前→後ろ→前→□→…………
で、ドゥミ・ポワントのままでピケするように歩く。
それぞれアタマの踏み込みの寸前に軽く膝下を跳ね上げるような動きも入れながらね。
ではどうぞ

……
なんなんだ、それは…っ
小学生の“つーすてっぷ”か…っ
だいたいなぁんでいつも後ろ重心なんだ…っ。
曲にもノレてない…。
ふたりで“つーすてっぷ”しながら輪を描いて…ってそんな振りじゃないんだ…。
「鏡を見ながら正面に動いてみていいですか?」
おぉ、いいよ。

跳ね上げた膝下を下ろして踏み込むのが遅いよ。
踏み込む脚は後ろの脚にクロスするように。
後重心はダメだってば……ってお尻を引けとは言ってない…っ。
違う、そうじゃない、そうじゃないんだけど…、ここまでくるとナニをどう説明すればいいのかワカラナイ…
粋にオシャレにカッコよく…ってそれしか言いようがないけど、そもそも粋でオシャレでカッコいいってどういうことかってイメージがなければ……
「肩とか腕の使いかた…腰の動きとかも…」
その通りだけどそれだけでもないんだよぉぉぉぉ…
う~~~ん、変更したほうがいいのかなぁ…
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まぁ小~~~さな流れは見えるかも…♪

2024-07-04 11:34:16 | Weblog
アンサンブル作品でもう一か所、変更したほうがいいのかなぁと迷っていたところをやっぱり変更することにしました。
本当はね、せめてインパッセからのバットマン・デヴロッペくらいは残したいと考えていたけど、これはバットマンのスピードと高さっていう条件が揃って迫力がないと“何がしたかったのかねぇ…”って失笑を買うようなことにもなりかねないし、何よりもちゃんとやろうと頑張った挙句に腰を痛めただのハムストを痛めただのって不調を来すようなことになったら元も子もない…つまり、やらないに越したことはない…
というわけで…、
ピケ-アティチュード・クロワゼからインパッセに引きつけながら半回転してインパッセ-プリエ→ドゥヴァンにバットマン・デヴロッペ→シャセ→プティ・アッサンブレ→……
としていたところを
ピケ-アティチュード・クロワゼからインパッセに引きつけながら半回転してインパッセ-プリエ→ピケ-アティチュードクロワゼからインパッセに引きつけながら半回転してインパッセ-プリエ→ピケ-5番ドゥミ・ポワント→…………
に変更します。
マリさんの側でいえば、
右脚ピケから半回転して左脚インパッセ-プリエ→左脚ピケから半回転して右脚インパッセ-プリエ→右脚からピケして5番ドゥミ・ポワント
ってことです。
を下から描くようなイメージですよ。
半回転しながら片腕を振り上げて振り下ろすアームスの動きはそのままで
5番ドゥミ・ポワントのときのアームスは外側が高い3番のアロンジェで、高い方のアームスから上体を遠ざけるように体側で曲線を作ること。
この5番ドゥミ・プリエから次の大きい4番カンブレにゾンっ っと姿勢が変わるから、ちょび~~~っとだけだけどインパクトがあるかな…
では流す感じでいいから音で通してみましょう

ん、そうだね、あとはポジシオンとフォーメーション、カウントをとにかく正確に、ひとつひとつのパをクリアにってことを大事にしていければね。
ホントは…、粋に、カッコよく、オシャレにっていう空気感も欲しいところだけど、それは…まぁ…ね…



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まだまだ蕾が…♪

2024-07-01 09:18:04 | Weblog
先週末、一つの蕾が開花しました

     

ちょっと小振りな花ですがキレイな色。
全体を見るといまはこんな感じです

     

蕾の先端から測ってみたらおよそ35cmあります

     

ミニとはいえないサイズになりつつありますが、お花自体はミニです
先週見つけたときには第4世代の先駆けかなと思った新しい芽も、こんなに元気に伸びています

     

いまのところ確認できた蕾は5つ、日に日に増えそうなので楽しみです
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