アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

『居酒屋ぜんや』シリーズにも…♪

2022-05-31 14:45:31 | Weblog
癖というより傾向と言った方がいいのかもしれませんけど、よさそうだな、面白そうだなと手に取った1冊を読んでみてそれが期待通りだったとき、シリーズになっている物は一気に最新刊までを読み通してしまいたくなります。
数年前に読んだ『みをつくし料理帖』シリーズしかり、『公家武者松平信平』シリーズしかり、『鯖猫長屋ふしぎ草紙』シリーズしかり、『羽州ぼろ鳶組』シリーズしかり。
最近では『本所おけら長屋』シリーズがそうです。
その物語の世界に浸っていたい揺蕩っていたいんですね。
一気に最新刊まで読んでいる間はそりゃぁ楽しい
ただ、最新刊まで読破してしまうとなんといえばいいでしょうかね、ぽかっ…と空白が出来ちゃったような気分になるんです。
次が出るのは半年か1年後って分かってますからそれが楽しみではあるんですけど、それまでの空白を埋めたくなっちゃうの。
で、何かないかなって文庫本の棚巡り、結局新しいシリーズものに手を出しちゃうワケです
書店からのお薦めDMにも書名が挙がってたことだし、まぁ取り敢えず第1作目だけでも読んでみようと購入したのが
『居酒屋ぜんや』シリーズの<ほかほか蕗ご飯>、『江戸彩り見立て帖』の著者の作品です。
主人公は貧乏旗本の次男坊林只次郎と彼が一目惚れした居酒屋ぜんやの若後家女将お妙。
なんとなくですけど、大事件が出来しそうな…お妙さんに何か曰くがありそうな…そんな気がするんですよねぇ。
もしかして……ってことも、……ってことかな、……なのかも、なんて想像を膨らませてはいますが、こうなったらシリーズ最新刊まで読み通すしかない
あぁ、一気に読み通したあとのぽかっ…と空白が出来たような感じっていうのは、供された御馳走を夢中で食べて食べきって、“あれ、もっと食べたい…”って感じかな…、私の場合、食欲ではなく読書欲のほうにソレが出るみたいです


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文楽 ― 狐忠信 …♪

2022-05-30 11:04:39 | Weblog
昨夜はNHK Eテレで文楽を観てました
『義経千本桜』から川連法眼館の場、歌舞伎では“四の切”といってますね、佐藤忠信に化けた源九郎狐が正体を現す場面です。
人形の頭と右手を動かす主遣いは黒紋付袴姿ですが、正体を現した狐(ぬいぐるみのような人形)を扱う場面では狐忠信と同じ柄の衣装を重ね着していて、人形が狐から狐忠信に変化するところでその衣装も色無垢の紋付にかわります、たぶん引き抜きだと思うんですけど人形遣いが早変わりを見せるんです
佐藤忠信への疑いを晴らすことができ、鼓を賜った子ぎつね
歌舞伎だとここで元は親狐であった鼓に“敵が攻めてくる”と教えられ、子ぎつねはその妖術で敵を惑わし追い落として義経一行を守り、その後、猿之助歌舞伎だと宙乗りとなるのですが…。
昨夜観た文楽では、敵が攻めてくることを義経に伝えたあと鼓を抱えた子ぎつねが……鼓を抱えた子ぎつねを抱えた主遣いがひゅぉ~ん と宙づりになります
なんとも見ごたえのある演目でした、浄瑠璃も言葉が明晰で分かりやすいです。
人形浄瑠璃があっての歌舞伎ねってことが良くわかります。
日本舞踊の首の動かし方、あれも人形の頭(かしら)の動きを模したものでしょうし、なんといっても“人形振り”なんてものもありますものね。
もっといろいろな演目を観てみたいと思いました
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嬉しいニュース…♪

2022-05-29 09:55:42 | Weblog
熱狂的でも狂信的でも排他的でもありませんがフィギュアスケートの髙橋大輔選手の、いまではアイスダンスの村元哉中&髙橋大輔組のファンです。
2021~2022シーズンで驚くほどの進化を見せた二人、その成績は改めて言うまでもないことですが、今後の進退についてはちょっと気にかかることでした。
ま、結果から言えば2022~2023シーズンもカップル継続とのこと
なんとなぁ~くではありますが、“1年ごとに判断する”というような条件付きであったとしても少なくとももう1シーズンは競技の場を離れることはないんじゃないかなと期待してました。
大ちゃんの年齢とか体力とか色々言われてますけど、先にカップル継続を申し出たのは哉中ちゃんのほうだったそうです。
大ちゃんの体力だの何だのについて一番分かるのは哉中ちゃんで、彼女の方から申し出たってことは、そこに不安要素はないってことなんじゃないかな。
リフトに必要な筋力はもちろんパートナーをリードしたりサポートする技術力、そんな諸々にわずかでも不安があったら継続したいとは思わないでしょ。
私は長年クラシック・バレエを踊ってきて現在は教える側ですけど、技術力などレヴェル的にちょっと足りないダンサーとは組みたくなかったし、生徒を組ませたいとも思わないですもん
だからかなだいに不安要素はないんじゃないかな。
カップルとしてのキャリアを重ねることでさらに進化する面も大いにあるんじゃないでしょうかね。
2022~2023シーズンのリズムダンスのテーマはラテンだそうです、大ちゃんのマンボに魅せられた者としては“待ってましたっ”って感じで、フリーダンスではまたバレエに挑戦して欲しいなぁなんて思います。
ともあれかなだいの演技をまた楽しめる、嬉しいなぁ
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日本の伝統色事典…♪

2022-05-28 10:09:31 | Weblog
<江戸彩り見立て帖>を楽しんで読んでいると、そのところどころに出てくる色の名前に関心が向きます。
江戸紫って…あの助六の鉢巻きの色よね…、菜の花色って…あの菜の花よね…、桜鼠と梅鼠の違いって…、御納戸色って…紺と緑の間くらいの深~い色…だと思うけど…、京紫って古代紫のことかなぁ…なんて、その都度頭の中にある色事典を捲るわけですが、まぁ曖昧なことこの上ない
活字を追いながらその場面を映像にしていくのが楽しみなのに、色が鮮明にならない所為で微かな微かな消化不良のようなものを感じたりもします。
というわけで、色事典を購入することにしました。
書店の色彩関連のコーナーでもそんなに数が揃ってるわけじゃなくてね、ようやく見つけたのがコレです。

          

『くらしを彩る 日本の伝統色事典』 石田結実著 マイナビ出版
196色が5つのカテゴリーに分けて纏められていて、各色ごとの解説と名前の由来・誕生した時代・主な用途・原材料についての表記があり、その色を用いたイラストがページを飾っています。
この伝統色事典を紐解きつつもう一度<江戸彩り見立て帖>を読んでみようと思います
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江戸彩り見立て帖、シリーズになったのね…♪

2022-05-27 08:44:47 | Weblog
週1回か10日に1回程度、書店からお薦めの文庫本をまとめたご案内メールが届きますが、そこに先日読んだばかりの作品名があってどうやら新刊が出たようです。

          

『朱に交われば <江戸彩り見立て帖> 坂井希久子著 文春文庫
奥付を確認したら先日読んだものの発行日は昨年の6月となってましたので、1年ぶりに新刊が出たってことですね。
京男の右近に請われ押し切られるようなかたちでお彩は呉服商塚田屋で色見立ての仕事を始めますが、何事もすんなりと上手くいくことばかりではありません。
まず右近の出自が明らかになり、彼は塚田屋の三男ではありますが妾腹、江戸店の商いを手伝ってはいても主である次兄とは上手く行っていません。
この次兄、右近を疎んじ軽んじ商売そっちのけで家にも居つかず遊び惚けていて、まぁオヤクソクのヤな奴って描かれ方をしてるんですが、どうもソレばかりじゃないような印象なんですよね。
確かに数代続く大店の息子として、贅沢に何不自由なく育った人間にありがちな尊大さや優越感ゆえの他人を見下す言動とか、ちょいといただけねぇなぁってところはある男なんだけど、それだけじゃないような。
お彩に向かって難問を発したり意地悪なことを言ったりもするけど、
◆なぜそうなるのか
◆何に基づいているのか
ってことをちゃんと教えているんです、お彩に知識がないということをたぁだ馬鹿にして嘲笑っているって感じじゃないんですよねぇ。
案外本当の狂言回しはこの次兄だったりして
ともあれこの次兄から進退をかけた難題を言い渡されて苦慮するお彩と右近ですが、明るい光が見えそうな気配、是と出るか非と出るかは次巻のお楽しみ、つまり来年の今頃に答えを読めますな
それにしても色々な色の名前が数多でてきます、紫といえば京紫・江戸紫・似紫・藤紫・淡紫、etc.etc.…、茶色といっても梅光茶・絽紅茶・芝翫茶・團十郎茶、etc.etc.…、納戸色には高麗納戸・鉄納戸・錆鉄納戸、etc.etc.…、鼠色なら素鼠・梅鼠・桜鼠、etc.etc.…、改めて日本の色事典を眺めて見たくなってきました
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水曜日のアンシャンテ ― タン・ドゥ・キュイス …♪

2022-05-26 09:01:40 | Weblog
バー・レッスンの最後、グラン・バットマンのあとでバーを鏡と並行に置きなおして振り付けに取り入れているプティ・ソテの練習。
アントルシャ・トロワは両脚を開いて→閉じて→開いて→クぺ・デリエールで着地、必ず両脚を動かすこと、クぺする脚だけを動かすと思うのは大間違いですよ
つぎにクぺ・デリエールの脚をピケする方向は、このアンシェヌマンの場合は1つしかありません、そこを冷静に判断しましょう。
センター・レッスンはバットマン・タンジュのアンシェヌマンを練習して、それからタン・ドゥ・キュイスの基本の≪基≫を。
目下振り付け中のアンサンブル作品に組み入れようと考えているんです。
タン・ドゥ・キュイス、決して複雑な難しいパではありませんが、きちんとコントロールしないと曖昧で中途半端な印象になってしまいます。
イタリア式とフランス式と2パターンあるのですが、今回はフランス式で
アン・ファスで右足後ろ5番ドゥミ・プリエ→右足クぺ-パッセ→右前5番プリエ→左方向にシソンヌ・フェルメ→左後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒左足クぺ-パッセ→左前5番プリエ→右方向にシソンヌ・フェルメ→右後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒…………
アームスはアン・ナヴァンを少し低めにした低い3番のエファセ、つまり右足をクぺ-パッセするときは右腕がアン・ナヴァン、左足をクぺ-パッセするときは左腕がアン・ナヴァン
シソンヌ・ドゥ・コテを跳ぶときも低い3番のアームスを守ります
そして、はじめのドゥミ・プリエをしっかり抑えたままでクペ-パッセ→5番ドゥミ・プリエをおこなうこと、意味なくプリエが浮いてはいけません
クペ-パッセを5番プリエに収めた瞬間にシソンヌ・ドゥ・コテを跳ぶ
とイメージするといいでしょう。
もっとも大事なことは動きのリズムが平板でメリハリを欠いたものにならないように気を付けること、です。
タン・ドゥ・キュイス、ちょっと乱暴な言い方をするならばシソンヌ・フェルメの前にちょっとした飾りが付いたようなものです、その飾りがもっさりしていたのでは次に跳ぶシソンヌを引き立てることにはなりません。
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微睡の中に見る…♪

2022-05-24 11:18:04 | Weblog
眠りの底から浮上して微睡に移ろうとしていたとき、現在振り付けをしているアンサンブル作品の曲がアタマの中に流れていました。
トゥルルルルルル~ トゥルルルルルル~ トゥルルルルルル~ トゥルル~ルルルル~ ……
といい感じです。
先週5分の3まで振り付けを進めたとはいえ残りの5分の2が気になってるんですね
大まかな構成は纏まってるんですよ、アタマの中では。
こういう動線にしたら流れがキレイだなぁとか、こんなアンシェヌマンなら彼女たちが引き立つなぁとか…、最後の決めポーズだけは“コレ”と決めているものがあります。
そんな構成のイメージを3人が動いて見せてくれてるんですよね、お衣装まで着ています
それに対して、なるほどねぇ…、そうなるかぁ…、ほぉぉぉぉ~ん…、と反応しているわけです。
彼女たち、明日振り付けを予定している部分だけをず~っと見せてくれるので、私の中で先週振り付けた分に関しては納得がいってるんでしょう
踊っている3人の中でひとりだけ頭飾りをつけていて、その彼女が振り向いたらそれはヒメさんでした、で、その頭飾りが……
なぁるほどねぇ…そういうデザインにすればいいのかぁ
ソロ・ヴァリエーション用の髪飾りは私が作りますが、それぞれどんなデザインにするかはまだイメージがしっかり固まってはいなかったからね。
そうかそうかと納得したところで目が覚めました。
ありがたいことに、イメージが飛んではいない



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どう説明したらいいのか…♪

2022-05-23 09:48:34 | Weblog
外出の帰途、自宅周辺でティッシュ配りというのか新規オープンの案内をしていて、どうやら整骨院のようでオープンから2~3日は無料体験サービスをやっているからどうですかと、タイミング悪く呼び止められてしまいました
「来週オープンする整骨院なんですけど、どうですかね」
「どうですかねってどういうことですか?」
「いや、痛いとことか調子の悪いところとか、からだの」
「あぁ、ん~、肩こり、四十肩、五十肩、腰痛、ヘルニア、ぎっくり腰、座骨神経痛、股関節痛、O脚まで一切経験したことないですけどね」
「… じゃ、どっこも痛くないってことっすか
「今、この瞬間はね。痛くなることも調子悪くなることもないわけじゃないけどいつもってわけじゃないしねぇ、説明するのが面倒なんだよねぇ」
「はぁ…、難しいですね
「ふふん、だねぇ
ってことで、ティッシュだけもらいました。
どういう時に痛みがでたり不調になったりするかということを知ってもらうためにはまず、私が極々一般的な普通~~~の中高年の身体ではないということを説明しなければなりませんでしょ。
そしてなぜそういう身体をしているかという説明も必要。
さらには施術してくれる技術者にクラシック・バレエのレッスンというものがどういうものかという最低限の知識が備わっているか、理解力がないと、まぁ話にならない。
ちゃんと専門知識があって治療まで出来る施術者じゃないとね

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お江戸のカラーコーディネーター?…♪

2022-05-22 09:10:40 | Weblog
カバー裏の紹介文によると、主人公は貧乏長屋で父親と二人暮らしのお彩(おあや)、彼女は天性の鋭い色彩感覚をもっていて云々、…江戸のカラーコーディネーターとして活躍…。
ほぉぉぉぉ~ん。
なぁんというか、これまでこういう切り口の時代物って知らなかったな。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、立ち読み…
あれ、上方訛りの京から下ってきた男が…、この人物が狂言回しって役どころかな…。
まぁよかろう、読んでみよ

          

『色にいでにけり<江戸彩り見立て帖>』 坂井希久子著 文春文庫
主人公お彩は、火事によって失明したもと摺師の娘。
ひょんなことから右近という京男と知り合い、その手引きで幾つかの色彩が絡む難問を解決していきます。
日本の色、その色の名称や蘊蓄などがところどころに出てきて、ついついかつて見た日本の色事典を頭の中で思い出したりしながら読み進めました。
一話完結の短編が5本、いずれもまぁ、そこそこに目出度し目出度しの結末です。
シリーズ化するといいかもってちょっと思ってます…
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水曜日のアンシャンテ ― 振り付け、エシャッペのパート…♪

2022-05-21 08:45:28 | Weblog
はい、昨日の続き、エシャッペのパートをおさらいしておきましょう。
後列の二人からね。
右脚前5番クロワゼ→右前クロワゼ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→左前クロワゼ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→右前5番エファセ⇒右前エファセ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→左前エファセ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→右前5番エファセ⇒…………
これをオンテンポで2セットね。
コエミさんは、
右前5番エファセ→右前エファセ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→左前エファセ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→右前5番クロワゼ⇒右前クロワゼ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→左前クロワゼ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール
ここまではオンテンポ。
2セット目は、
右前5番エファセ→右前エファセ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→左前エファセ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→左前5番ルルヴェ→左前5番エファセ⇒左前エファセ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→右前エファセ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→左前5番クロワゼ⇒左前クロワゼ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→右前クロワゼ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→右前5番ルルヴェ→右前クロワゼ4番エシャッペ→アン・ファス2番エシャッペ→左前クロワゼ4番エシャッペ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→右後5番クロワゼ
とダブルテンポで
後列の二人は2セット目でコエミさんにつられないように自分のテンポを守ってね。
それではフレーズが切り替わるところ、アントルシャ・トロワのアンシェヌマンからどうぞ

ん、ま、まあね、そうよね。
きっちり正確に動けてるわけじゃないのに間違えてもいないっていう、なんとも言えないオモシロイ状況だねぇ
「… …」
はい、それじゃぁドアタマからどうぞ

そ、そりゃぁ、まぁ、そうよね。
でもね、3人とも初めてそれもオリジナルのシンフォニック・バレエに挑戦してるんだから、なかなかイイ線いってるのよ
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水曜日のアンシャンテ ― アンサンブルの振り付け開始…♪

2022-05-20 09:13:58 | Weblog
はい、それじゃぁコエミさんをセンターにして正三角形になるように上手にヒメさん、下手にマリさん
「前半はこのフォーメーションを崩さないこと、お互いに気を付け合ってね」
上手前を向いてクロワゼ・デリエール・ポワン・タンジュ……前奏を2小節聞いて、まずはコエミさんが8小節、続いて3人で8小節
ここまで、音でやってみましょう、どうぞ

ん、細かい動き方やポジシオンの修正はあとできっちりやりますから、まずはどう動くかと方向、カウントを正確に覚えてね。
つぎいきます。
アラベスク・ルルヴェ×3回→アラベスク-プリエ→左脚にトンベしてエファセ・アラベスクで小さくソテしながら1回転→右脚にトンベしてエファセ・アラベスクで小さくソテしながら1回転→左脚にトンベしてエファセ・アラベスクで小さくソテしながら1回転→クロワゼ5番ルルヴェ→クロワゼ・デリエール・ポワン・タンジュ→
アタマからここまで音でどうぞ

ん、そうね、だいたいそんな感じ
つぎ、ヒメさんマリさん、初っ端の部分と同じ動きを逆方向から出来るかな?
「… …」
はい、それじゃコエミさんが反対からね
「はい…
で、フレーズの最後の部分、アン・ファスで左脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスをブラ・バから客席グランドサークルに向かって上げていく。
はい、アタマからどうぞ

ん、そうそう、だぁいたいそんな感じ。
さぁ、つぎいきますよぉ
右脚前5番→アントルシャ・トロワ→ピケ-ア・ラ・スゴンド-クぺ→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ→5番→アントルシャ・トロワ→ピケ-ア・ラ・スゴンド-クぺ→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ→5番
と見本を見せる。
「… …」
このためのバーでの事前練習だったってことよ
はい、アタマからどうぞ

うへぇぇぇ~…やっぱりぃぃぃ…
でもアタマでは分かってるんだよねぇ…。
つぎはエシャッペのアンシェヌマン、後ろ二人は上手向きのクロワゼからコエミさんは下手向きのエファセからで全員オンテンポで、2セット目は後ろ二人はそのままオンテンポだけどコエミさんはダブルテンポでと、ちょっとトリッキーな構成に
みんなのアタマが一杯一杯になったところで中断、それでも5分の3くらいまでは進んだのよ
自分で振り付けしといて、それもまだ中途の時点で言うのもナンですが、カッコいい大人のバレエに仕上がりそうですよ
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水曜日のアンシャンテ ― アントルシャ・トロワから…♪

2022-05-19 09:07:21 | Weblog
このところ取り入れている上体強化のためのエクササイズをしたあとバー・レッスン。
グラン・バットマンのあとバーを鏡と並行に置いてプティ・ソテの練習。
右脚前5番→アントルシャ・トロワ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→右脚をア・ラ・スゴンドにピケ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド-プリエ→左前5番⇒…………
まずはきちんと見本を見せてから、はい、どうぞ

あ゛ぇ…
アントルシャ・トロワは今日初めてやるワケじゃないでしょ、どしたの
右前5番から跳び上がったら両足を左右に開き、一度右脚を前側にひきつけたら改めて少し開いてからク・ドゥ・ピエ・デリエールで着地
両足の間隔は自分の 1つ分くらい。
もちろん左側も同様にね、跳び上がる→開いて→閉じて→開いて→ク・ドゥ・ピエ・デリエールで着地、ってことです
あ~、ヒメさんマリさん組とコエミさんとに分かれて練習しよう、コエミさんからどうぞ

よぉし
つぎ、ふたりどうぞ

あぁらぁぁぁ…、何をやりたいんだ、なにを…
「順番は分かってるのね?どう動くのかは分かってるのね?理解は出来てるのね?」
「分かってます、分かってるんですけど、その通りに脚を動かせない…
ま、分かってるんなら時間はかからないでしょ、大丈夫よ
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頭飾りのイメージ…♪

2022-05-17 09:50:24 | Weblog
今回はエスメラルダと森の女王とチェリートの頭飾りを作ります。
かつては作品ごとに人数分の頭飾りをほぼ全部手作りしていたこともありました。
花冠であったりティアラであったりそりゃぁもう多種多様で、この頭飾り製作だけでも稼げるお仕事になるんじゃないのと言われたくらい
今回は3つだけですからね、楽しみながら作れそうです。
それぞれを踊る生徒の顔を思い浮かべながら、どんなカタチが素敵かなとイメージ作りをしているところです。
エスメラルダ
シニヨンに程よい大きさの薔薇をつけたりリボンをつけたりいろんなタイプがあって参考にもしますが、予定している衣装の色と合わせたいし、姫役ではなく旅芸人の踊り子役だからティアラではない。
そうねぇ、今回エスメラルダを踊るヒメさんに似合いそうなのは……、うん、大体こんな感じだな…
森の女王
これはもう花冠からティアラまでいろんなタイプがあるし、シニヨンや後頭部を飾るなんてのもあるけど、コエミさんに似合いそうなのは、つけさせてみたいのは……、おぉ、このタイプがいいかな…
チェリート
今回は高い位置でのシニヨンだから、その左下に花飾りをつけるのがいいわよね。
造花をいくつか組み合わせてそれにビーズを少しあしらってみよう、お花が小さ過ぎると普段使いの髪飾りっぽくなるから、使う造花の大きさがポイントだな
ってなワケで、材料の下見に行ってきます
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シニヨンと髪飾り…♪

2022-05-16 12:53:51 | Weblog
9月の発表会に向けてまずは振り移しから始めて、そろそろオリジナルの振り付けに取り掛かる予定ですが、そうしながらもいろんなことを考えます。
先日もお話したような衣装のことなどもそうですね。
で、先週のレッスンのあとふと思い至ったことがあって、それは髪型のことなんです。
エスメラルダと森の女王のヴァリエーションを踊る二人は高い位置のシニヨンで役柄に応じた頭飾りをつけますが、チェリート役の場合は髪型はクラシックという結い方で低い位置に薔薇をつけるのが定番です。
このクラシック、生徒が自分で結えるかねぇと考えて、想像して、…ムリだな…。
それにね、オリジナルのアンサンブル作品は高い位置のシニヨンの予定です……てことはよ、クラシックからシニヨンに結いかえるなんてことは……ますますムリだな…
それならいっそのこと3人ともセミ・クラシックってことにするか…エスメラルダも森の女王もそれほど違和感はない……とはいえ時代遅れ巻は否めないなぁ…、ましてシンフォニック・バレエをセミ・クラシックのアタマでって……ソレはないでしょ、有り得ない
ん~~~……ん~~~……ん~~~……
よし、チェリート役の生徒も高い位置のシニヨンでいいとしよう。
本来ならいくらか大きめの薔薇を1輪つけるんだけど、この花飾りをちょっと変えよう。
チェリート役、つまりパ・ド・カトルの4人がどんな衣装と髪飾りだったかっていうのは、当時のポスターの実物が残っているからそれに従っているんだけど、バレエ団や演出家、バレリーナによって多少は変更されていたりもするから、髪型を高いシニヨンにするくらい だね。
で、チェリートの花飾り、エスメラルダと森の女王の頭飾りをどうするかというと……作るんですよ…ワタクシが…っ
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『ローマの休日』…♪

2022-05-15 09:03:03 | Weblog
一昨日の夜、テレビで『ローマの休日』を観ました、あっちこっちカットされていて残念ではありましたけどね。
オードリー・ヘップバーン、何回この映画を観ても彼女の美しさには目を奪われます。
天性である容姿の美しさ、佇まいの美しさ、立ち居振る舞いの美しさ、豊かな表情。
ずっと以前に読んだ塩野七生氏の作品の中で、イギリス出身の女優ヴィヴィアン・リーが何故にスカーレット・オハラ役に決まったのかということに言及した部分があって、そこで使われていた言葉が典雅
塩野氏によれば、“優雅である、優雅を表現できる女優はそれなりにいるが、典雅である、典雅を表現できる女優は滅多にいない”ということでした…と記憶しています。
オードリー・ヘップバーン、まさしく典雅を表現…体現できる女優っていえるでしょうね。
片手でソフトクリームを食べているときもスクーターに二人乗りしてはしゃいでいるときもダンスパーティーの会場でちょっと暴れているときも、決して失われることのない気品
ヴィヴィアン・リーでなければスカーレット・オハラを演じられなかったように、オードリー・ヘップバーンでなければアン王女は成立しなかったことでしょう。
出来ればノーカットで放送してほしかったな。
モノクロの作品ではありますがどれだけ時が経っても何度観ても色褪せることのない傑作です。

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