アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

パ・ド・ブーレ‐ピケ・ルティレ………、そうです、その通りです♪

2010-03-27 18:26:30 | Weblog
今日のアンサンブル・バレエ クラスは、やはりジュニアがお家のご用事やら何やらでお休みでした。
春休みともなるとジュニアはなにかと忙しいのよね。
というわけで今日も大人組のレッスン。
ミドリさん&トモさん、いやぁ、よく頑張ったわね
先週のメグちゃんのレッスン同様、バー・レッスンの基本中の基本以外何もやらないレッスンをしました。
まずは1番ポジシオンのプリエから。
正しい立ち姿勢が作るボディ・ラインは…、重心の位置は…、重心と足の関係は…、トルソーと骨盤を真っ直ぐに支えるための目安は…、etc.etc.…と私が見本を見せて説明してから、カウントに合わせてドゥミ・プリエ、そしてグラン・プリエの練習。
1番、2番、そして4番、5番とそれぞれのポジシオンごとに骨盤の位置は…、内腿の感覚は…、膝の角度は…と、注意が必要なポイント毎に声をかけながら一緒に練習
「うん、うん…、なかなか好いカンジになってきたわよン
それではルルヴェ=ドゥミ・ポアントの練習もしてみましょう
「アナタはお池の真ん中に立っています。足の先からドンドンお水を吸い上げて丹田に集めたら、そのお水はアナタの背骨を通って頭の天辺から噴水となって勢いよく噴出し続けます…。斜め前方上に向かってビュンビュン噴出し続けていまぁす……」
まるでいい加減な催眠術師である…………がっ…
私がそうやって声をかけ続けている間中、およそ8カウント×3セットくらいの間、ミドリさんは暗示に掛かったかのように ずぅっと爪先立ちをしている
そうなりゃぁこっちのモンであるのですわよ
「背中からの力の道はぁ…、後ろからの力の動きはぁ…、腕からの力の道はぁ…」
催眠術師はいやいやいや…バレエ教師はさらなる暗示を掛ける…。
と、やっぱり1番ポジシオン・ドゥミ・ポアントでも2番ポジシオン・ドゥミ・ポアントでも、5番ポジシオン・ドゥミ・ポアントでも、微かにピクピクするだけでちゃんと爪先立ちが出来ているんですね
「あ、あの…、先生…。背中が、暑い…です…」
「そりゃそうでしょ、汗かいてるもん…
じゃぁ、音楽にあわせて1番からプリエをしてみましょうね、途中でルルヴェもしますよ
次はバットマン・タンジュですよ
ではロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールをしましょう、ルルヴェでバランスもとりましょうねぇ
と二人の間にならんで見本の私も一緒にレッスン
最後に先々週から練習しているパ・ド・ブーレ‐ピケ・ルティレ‐シャセ・シュス・スーの練習。
まずはカウントに合わせて一つ一つ動きを確認しながらゆっくりと
「“パ” “ド” “ブーレ” “ピッ” “ケ” “シャッッ” “シュスゥ”“プリエ” って自分に指示しながら動くと上手くいくんだよぉん」
「なるほどぉ…」
んじゃ、トモさんから一人ずつね…
そう その通りです…
つぎ、ミドリさんどうぞ…
そうです、そうです その通りでぇす…
なんともブラヴォーな楽しいレッスンでした
「大人からバレエなんて、無理よね…
なんて、嘘、言い訳だね。大人だってちゃんと上手に美しくなれるのさ



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デニムを“履く”…

2010-03-24 10:46:37 | Weblog
昨日の火曜日はスタイル・アップ レッスンの日。
レッスン着に着替えながらメンバーとおしゃべりしたり、エクササイズの途中でもインターバルをとるために軽いおしゃべりをしたりすると、いろんなことが話題になる。
昨日出た話題の一つがドーナツ
わざわざ買いに出かけてまで食べたいかどうか…。
メンバーと私は、
「食べたいと思うことはごくまれにあるが、それのためにわざわざ買いに出かける気にはならない…」
「食料品売り場で買い物をしているときに、ふと“ドーナツを食べたい”という気になって、そのときそこにドーナツが売ってれば、まぁ買うかも知れない…」
って程度です
私だって「食べたいなぁ」と思うものはいろいろあるんだけど、その中で
“食べるべきもの”“食べなくてもいいもの”
がきちんと分かれてるような気がするな。
私はファスト・フードだのジャンク・フードだのは殆ど食べないけど、食べたいのに“健康とgood looking body”のことを考えて、管理のために我慢してるわけじゃない。食べたいと思わないから食べない…。
「食べたくないものは食べなければ宜しかろう…」
と思ってるだけ。
だから状況によっては、やむを得ず、食べることもあるわけよ。去年の5月頃、ファスト・フードのハンバーガー食べたもん…
ファスト・フードでもジャンク・フードでも、たまに食べたければ食べてもいいんじゃない… とは思ってるのよ…。大事なのはファスト・フードやジャンク・フードを食べるか食べないか、じゃあないと思うから。
そういう食べ物には身体が歓ばない成分が沢山入ってるでしょ。その身体が歓ばない成分を体内に溜め込まないで、チャッチャッと体外に排出するように内臓が働いてくれてるかどうか、の方が大事だよね、って思ってるの。
だから朝から自分の体温より温度の低い食べ物は口に入れない、身体を冷やす食べ物はお料理の仕方や組み合わせを考えて中和したりなるべく口にしない、なんてルールのようなものを、身体が自然に決めてくれるみたいよ。
スタイル・アップ メンバーズもいつの間にか、頭で気をつけるんじゃなくて身体が気をつけるようになってるみたい。
みんな、レッスンを始めた頃と比べると体重も減ってボディ・ラインもグッと締まってきてるけど、リバウンド知らず 肌もキレイ、顔色もいい、身のこなしも機敏 スキニー・デニムが好く似合う
ねぇ、一言で“デニム を履く”といってもさぁ、
溢れる肉をデニムの中に押し込み詰め込んでびっちびち
デニムに包まれたスッキリ、シャープなボディ・ライン
では、大変な違いだと思わない
10年後、測定器の針は とどっちに傾いてるだろうかね…
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箱庭…いやいやぁ……箱?…

2010-03-22 13:38:41 | Weblog
以前から、してみたいなぁ、と興味をもっていたことがあってね。
人の話を聞いたりTVや雑誌で見たりするたびに、いいなぁ…いいなぁ…、と思っていた。
頭の中ではアレとアレとアレを…なんて考えながら、始めるとしたらどこからかな、なんてことも、まぁ考えるのが楽しいわけで…。そうやっていつも考えていると、出会いってのはやっぱりあるものなのね。
まず最初の出会いは
             
バジルの種。これは小ぃ~さな芽が出始めたところ。
それが
   
と成長して、今は
             
こんな感じ
そうしたら欲しかったルッコラの種をみつけて

こんな感じに育っています
ルッコラの種と一緒にスナップエンドウの種もみつけたので植えてあります。
実際の鉢の大きさはねぇ…
             
こんなものなのよね…
というわけで
             
『箱庭』ならぬ『箱畑』のはじまりはじまり…なのです
欲を言えば、パセリも欲しいんだけどね
             
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期待の星発見…か…?

2010-03-20 16:44:15 | Weblog
今日のアンサンブル・バレエ クラスは、ジュニアがお家のご用事や塾の講習などでお休みしたため、レッスンに参加したのは大人組、それもメグちゃん一人でした。
当然メグちゃんのためのパーソナル・レッスンをしたわけですが…
バレエを始めてやっと1ヶ月というところなので、正しい身体のコントロールの仕方や動き方の基本をしっかり理解するためにはちょうど好いタイミングです。
まずは1番ポジシオンのグラン・プリエから。
足の位置、足に対する骨盤の位置、骨盤に対する肋骨の位置、重心の位置、背中のライン、膝の開き方、etc.etc.について、私が見本を見せながら説明します。
そのあとメグちゃんが鏡に映る自分のトルソーや脚の動きを自分の でチェックしながら繰り返し練習。
1番・2番・4番・5番とすすんだら、グラン・プリエのあとルルヴェをして、そのままバーから手を離してバランスをとってみましょう、と…
おお、素晴らしい
なんと、1番も2番も5番のシュス・スーでも、8カウント×2セットくらいグラグラもせずすぅ~っと立っている…。膝裏が真っ直ぐな美しい脚の持ち主だから、5番のシュス・スーがとってもキレイ
そういうの見せてもらっちゃうと、嬉しくなるから教えるのがますます楽しくなってくるのよね。
バットマン・タンジュの脚の動かし方とトルソーの関係は、とか、ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの脚の動かし方と骨盤の関係は、とか、バットマン・フォンデュのときの脚の動かし方と軸脚のプリエの関係は、とか、全部一つ一つ見本を見せて説明してから、いっしょにレッスン。今日は音楽なしで私のカウントに合わせてのレッスンだったのですが…
大人になってから生まれて初めてバレエのレッスンを始めて、たったの1ヶ月でここまで正確に丁寧なバットマン・フォンデュが出来るようになったのは、メグちゃんが初めて。私の大人の生徒(過去から現在までの全員)のなかで最速記録かも知れない
メグちゃんが一人でバットンマン・フォンデュを繰り返すのをカウントをとりながら見ている私は
「よし…っ、んっキレイ…、そう、そう…、うん、うん…、ガンバレ…っ」
とバンクーバーで闘っている選手を見守っているコーチのような気分
本当に丁寧にきちんと動けていた
最後に先週練習したパ・ド・ブーレ‐ピケ・ルティレ‐シャセ・シュス・スーの練習。初めは
1・2 ポアン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド⇒3・4 5番ポジシオン・ドゥミ・ポアント⇒5・6 2番ポジシオン・ドゥミ・ポアント⇒7・8 5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ⇒1・2 ピケ・ルティレ⇒3・4 ポアン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド・ドゥミ・プリエ⇒5・6 シャセ・シュス・スー⇒7・8 5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ⇒
とゆっくり練習したんだけど、
「ん…?これは、もしかしたらイケる…?」
と思ったので、カウントを速くしてみました。
ポアン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド⇒2 5番ポジシオン・ドゥミ・ポアント⇒3 2番ポジシオン・ドゥミ・ポアント⇒4 5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ⇒5 ピケ・ルティレ⇒6 ポアン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド・ドゥミ・プリエ⇒7 シャセ・シュス・シュー⇒8 5番ドゥミ・プリエ⇒左に繰り返し
とほぼ大成功
これもまた、バーにつかまってではあるけれど、たった1ヶ月でこれだけ出来るようになったのはメグちゃんが初めてなのよねぇ
これは…っ、これまで誰にも気付かれず、本人さえ気付かなかった才能の発見かもしれないっ、と嬉しくなりました
彼女にはどんな役どころが似合うかしら、どんな振り付けがいいかしら、と私の頭はサッサと5年後の想像を始めています
フのフっ…、これは、10年も仕込めば、ひょっとしたらひょっとするかもしれないわねぇ
メグちゃん、バレエを始めてくれてありがとう
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近頃のハマリもの…♪

2010-03-19 10:57:41 | Weblog
少しずつ暖かくなってきてますねぇ。
鉢植えの観葉植物も次々に新しい芽を出したりして、春だなぁ~と感じます。
寒~い時期はどうしても鍋物やシチューなどの煮込み料理に傾きがちな食欲も、少し暖かくなってくると変化が表れます。
最近ちょっとハマっているのが、ちょこっとした昔ながらのお惣菜です。時間があるときや何かの料理のついでにサササッと作って、食卓に並べているのですが…。
            
気取ったつもりで、一皿に盛り付けてみました。
手前右:切干大根と人参と油揚げの甘酢煮
手前左:ひじきの煮つけ
奥左:菜の花の芥子和え
奥右:ピリ辛こんにゃく炒め
です。チョットずついろいろ食べたぁ~いと思ったら、こんなおかずが一番かなぁ
この日のメインのおかずは
            
里芋と鶏団子の煮物
でした。雑穀ご飯とお味噌汁付き(当然です…
そうだ、最近は雑穀ご飯と玄米ご飯を交互に頂いてます。玄米ご飯で朝から“和風ロコモコ”(…?和風ビビンバ…?)です
私は“朝ごはんをしっかり派”なのですが、朝しっかり食べておくと無駄な間食をしないわね。
今、成長期もとっくに過ぎた若い人がしょっちゅうジャンク・フードやファスト・フードを食べたがり、結果的に“隠れ肥満”“隠れもしない肥満”になるのって、基本になる三食をきちんとお腹に入れていないからじゃないのかなぁ、とも思います。
そういえば昔むかぁ~し、私に向かって
「わぁ~ご飯たべるんだ… 納豆好きなんだ…… バレリーナって、ビスケット2~3枚と半分に切ったグレープフルーツと紅茶くらいしか口にしないもんだと思ってた… ま、まぁ、たまぁ~にロースト・ビーフ1~2切れとかクリームコロッケ2ケくらいとかって思ってた… なんか、夢の世界が瓦礫と化した感じ…
と言った男がいましたが、
そんなモンでハードなクラシック・バレエが踊れるかぁっっっっ


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おっ、出来たね♪その調子…その調子…♪

2010-03-17 10:24:43 | Weblog
昨日の火曜日はスタイル・アップ レッスンの日でした。
いつものようにフロアーに横になって、腰周り・股関節・ハムストリングのストレッチや軽い筋トレをします。
日常生活の中で起こっているちょっとした動きや姿勢の癖から生じる傾き・歪みをチェックして、手直ししたりアドバイスをしたりもする。みんな
「あぁ、そうか… そこかぁ…
と、すぐに直りますよ。
傾き・歪みもそれが小さいうちに気を付けて直すようにすると、大きな固定化した歪み故障の元にならずにすむからね、日頃のケアをこまめにしたいと私たちは考えているのです。
そして背筋のストレッチと軽い筋トレのあと、私がサポートについて一人ずつ腹筋の筋トレをします。
最近採り入れている腹筋のトレーニングは、腹筋だけでなく背筋(=僧帽筋・起立筋など)や大腰筋・大臀筋・ハムストリングにも一度に効果があるというありがたぁ~~い腹筋運動なの。
でも体幹を支える筋力がまずないと難しいので、軽くサポートしているのですが…。
私のカウントに合わせて脚を動かしながら、みんな
生まれたての仔ヤギのように
フルフルフル……と震えていました
ま、半年くらいでサポートなしでも出来るようになるかな…
そして、昨日は先週土曜日のバレエ・クラスのおさらいと今週土曜日のための予行演習もしたんですよン
まずはシュス・スゥーから。
『5番ポジシオン・ドゥミ・プリエをしたら右脚を横に伸ばす→右脚の背伸びに立ったらすぐに左脚を右脚の後ろに引き付ける→左脚でドゥミ・プリエをしながら右脚を横に伸ばす→以下続ける………
おおぉ、キレイな5番ドゥミ・ポアントに立てている…上手、上手…
次はピケ‐ルティレ
『5番ポジシオン・ドゥミ・プリエで右脚を横に伸ばす→右脚で背伸びをするのと同時に左脚の膝を曲げてその爪先を右膝の横に触れる→左脚ドゥミ・プリエに下りて右脚を横に伸ばす→以下続ける………
わぁお~、ちゃんと膝が上がって三角になってるじゃないの、いい感じ、いい感じ…
最後にパ・ド・ブーレ
『5番ドゥミ・プリエをしたら右脚を横に伸ばす→右脚の背伸びに立つのと同時に左脚を右脚の後ろに引き付ける→右脚を横に出して両脚で背伸び→左脚を右脚の前に引き付けて5番ドゥミ・プリエ→左から同じように続ける→………
まぁぁ~っ、5番シュス・スーも2番ドゥミ・ポアントも全部キレイじゃないのぉ、素敵、素敵…
確かにまだバーにつかまったままではあるけれど、ホントにたった1回練習しただけとは思えないくらいキチンと脚を動かしている。これは、好い
そして、私の中のもう一人の私が囁く………
「んじゃ、みっつ全部つないでコンビネーションにしてみようかね…
「げ…っ
まずはゆっくり順番を確かめながらカウントに合わせて練習して、それから音楽に合わせて練習
はいっ、ホントにホントに上手にキレイに出来たよ



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わぁ~、出来たねぇ♪♪

2010-03-15 11:11:31 | Weblog
一昨日土曜日のアンサンブル バレエクラスには、トモさん、ユミさんがやってきて、ジュニアと一緒にがっつりレッスンしました。
まずはバー・レッスンから
グラン・プリエとスロー・テンポのバットマン・タンジュはジュニアも大人組も同じメニューで同時に練習。そしてアップ・テンポのバットマン・タンジュとバットマン・デガージェからあとは別メニューにしました。
バレエを始めてまだ日が浅い大人組二人は、グラつかないようにバーにしがみつくから肩に力が入り、ジュニアの動きを真似ながら動くので目に力が入り、順番を覚えなければと思うので脳に力が入り、………、とコチコチです
バー・レッスンのあと少し休憩をして、センター・レッスン。
ジュニアはポアントのレッスンをしますから、一昨日は最後までバーを使ってのレッスンでした。
まずはバーを伝って横方向にルルヴェ(=背伸びの状態)で歩く。
ジュニアにとっては足慣らしですが、大人組にとっては“綱渡り”を仕込まれているような感じだったかも…。
次はシュススーの練習。
ジュニアは横に伸ばした右脚の爪先の上にポっ と立つのと同時に左脚を右脚の後ろに引き付ける、という動きを繰り返しながら、自分でバランスや重心のチェックをしています。
大人組にとっては初めての動きです。
プリエで脚を横に出して 背伸びで重ねて プリエで出して 背伸びで重ねて 出して 重ねて 出して 重ねて
もう“綱渡りの修行”なんてもんじゃありません、って感じだったかも…
その大人組に
「ホラ、カカトをちゃんと床におろして…。カカトよ…。カカト…。足にあるでしょ、カカト…」
「お膝を曲げちゃダメよ。…膝は曲げないの…。膝は伸ばしたまま…」
「きちんとプリエするのよ。…プリエ…。プリエ…、お膝を曲げて…、そっちの膝じゃない………あのよぉ…」
その次はピケ‐ルティレの練習。
横に出した右脚の爪先の上に立つのと同時に左脚の膝を曲げて、その爪先を右脚の膝の横に触れさせる動きです。
長年仕込んできたジュニアたちは、パンっ と立ってポーズを見せてはフっ とプリエに降りる、というポーズとポーズが際立っていて、途中のプロセスが実に素早い
さて大人組は…。
片脚を三角にして片脚で背伸びぃぃぃぃ
と表情がガッツリ固まっている…
プリエで脚を横に出して 背伸びで三角に プリエで出して 背伸びで三角に 出して 三角 出して 三角
もう“綱渡り”どころか“くの一”の修行をさせられている気分だったかもしれないね。
でも、ちゃぁんと全部出来たねえ
そのまた次に練習したパ・ド・ブーレもきちんと出来た
それも右→左→右→左→と交互に繰り返すのも、キレイにできたわねぇ
まぁ、出来た という実感はユミさんにもトモさんにもなかったかもねぇ。
二人ともとにかく無我夢中で、自分がどう動いているのか、どう動こうとしているのか自覚がなかったかもしれないものね
でもね、ホントにちゃんと出来たんだよ

トモさん・ユミさんへ
先日練習したパは、シュススーピケ‐ルティレパ・ド・ブーレです。
分かんなくなったら『メソッド』を見てみてね
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バレエのレッスン…とくにバー・レッスン…♪

2010-03-12 09:08:26 | Weblog
昨日は『大人のバレエ』レッスンの日でした。
先週からレッスンを始めた新人さんに正しい姿勢にするためのアドヴァイスをしたり、土曜日クラスの大人組のエピソードを紹介したり、センター・レッスンでは新しいパの練習をしたりと賑やかなレッスンでした
ところで、私は現在『食』にかなり関心を持っています。
『食生活アドバイザー』の資格を取ったのも、もともとは私のところでレッスンしているバレエ・ジュニアを
丈夫な骨格や質のいい筋肉・持久力のある健康な身体
に育てるためには、食事の面からのアドバイスも不可欠だと考えたのがきっかけでした。
もちろんバレエの大人組やスタイル・アップ・メンバーズにとっても、今後の健康やGood looking body をキープするために『食』は大切です。ですから少しずつ勉強を続けているのですが…。
先日読んでいた本に、おおよそを要約するとこんなことが紹介されていました。
『下半身の筋力低下、筋肉量の減少が肥満やその他の病気を誘発する』……
人間の身体の筋肉のほぼ70%は下半身にあるので、その下半身の筋肉量が減少したり、筋力がおとろえたりすると、たちまち基礎代謝量が減ったり、体温が上がりにくくなったり、……、……、ということなのだそうです。
本の中でもいくつかの症例や事例が紹介されていましたが、ふと周りを見回してみても、
「う~ん、その通りだ…って納得がいくなぁ…
である。
運動不足になって筋力が落ち始めるとおうちでゴロゴロするようになって、ブユブユ太り始めてさらに運動するのが億劫になって筋力が落ち、代謝が悪くなるからなおもブユンブユンと太り、だからもっと運動するのがイヤになってますます筋力が落ち……、という図式がくっきりと目に見えるもんね
ふ~ん、下半身の筋力強化と維持ね、ふーん…
ふふふふふふふふふふふっ…
それなら“バー・レッスン”が1番じゃないか…っ
大体クラシック・バレエのバー・レッスンというのは下半身の筋トレのようなものなのよ。
骨盤から下、足の指の先まで筋肉という筋肉を総て使うように組み立てられている。動くスピードもスローテンポからアップテンポまで様々。
脚を動かす方向も前にも横にも後ろにも動かすし、脚で○も書くし、爪先を床に付けたままの動きもあれば頭よりも高く(上がれば…の話…)放り上げる動きもある。
そんな多様な下半身の動きを支えるのが、真っ直ぐに安定したトルソー(=体幹)というわけで、トルソーに関してはクネクネガクガクユラユラ動かさないというコントロールそのものが筋トレになってるわけです。
だいたい心肺機能や腰・膝に疾患や故障が無い限り、バー・レッスンってのは70歳からでも始められる
楽しい素敵な音楽にあわせてエッサ ホイサ …いやいや…アン… ドゥ… トロワ… と身体を動かして、気が付いたら健康で美しくなっているなんて、素敵じゃない
クラシック・バレエの場合はその上、身のこなしや仕草が美しくなる、という素晴らしい“おまけ”もついてくる…
トモさん、ミドリさん、メグちゃん、ユミさん、大人バレエのみなさん、貴女の下半身の筋力は、私が守ってあげるからねっ
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エクササイズを…♪

2010-03-09 11:06:42 | Weblog
先日、まだバンクーバー・オリンピックの女子フィギュア・スケートの話題で盛り上がっていた頃、TVの番組で浅田真央選手のことが採り上げられていました。
浅田選手は3回転半のジャンプ=トリプル・アクセルをより確実なものにするために、2年前から身体作りに取り組んできたということで、パーソナル・トレーナーについてエクササイズをする様子が一部紹介されていたのですが…。
その中の一つ、“体幹”を鍛えるためのエクササイズ。
両前腕部と足指部で身体を支え、頭のてっぺんからかかとまでを一直線に伸ばした状態で、片脚を上げたり降ろしたりするものです。
職業柄、それを目にした途端に重要ポイントは理解出来ます。
腹部が垂れ下がってはいけない
お尻が上がってはいけない
膝が曲がってはいけない
肩が上がったり、肩甲骨周りが縮んだりしてはいけない
呼吸に合わせてゆっくり上げたり降ろしたりしなければいけない。上げた脚を決して落っことしてはいけない
脚を上げる時に、上げる脚と反対の方に身体が捻れてはいけない
浅田選手はそれをワンサイド(片方)10回ずつ練習しているようです。
「ふ~ん、かなり効きそうだねぇ…」
と思ったら、案の定トレーナーの方が
「普通の人がいきなりやったら、腰がつりそうになりますよ
と言ってましたよ。
「やっぱりねぇ… そうでしょうねぇ…
と思ったので…、やってみました
基本姿勢を作ってから、息を吐きながら4秒で脚を上げ4秒で降ろす、というペースで右サイド10回・左サイド10回を1セットとして、まず1セット、試してみました。
1セットやったら、インターバルの代わりに背中の軽いストレッチをして、もう1セット。それからまたインターバルを入れて1セットの計3セット、やってみましたよン。
ふふふふふ…♪ これは効くっ
腹筋群・背筋群・臀筋・ハムストリングなどなどの大切な筋肉を一度にトレーニング出来るようですよ
そうやって、自分が出来ることはスタイル・アップ メンバーズにも教えてあげたい というわけで、火曜日のクラスでトモさん・メグちゃんにも試してもらいました
腰や肩を痛めるといけないので、私がサポートについて一人ずつ。
「うう~、これはキツイぃ~~
「え゛ぇ…、そんなゆ゛っぐり゛ば…
と呻きながらも右1サイド=4回をクリア
それでは左サイドを、と見るとふたりともプルプルしている…。
「いひっ、カウントをちょぉ~っとだけゆっくりにしちゃおうかなぁ~
という悪魔の囁きに打ち勝って、はじめと同じカウントでサポート。
二人ともかなりキツかったみたいだけど、それでも4回ずつきちんとできたのよね
やっぱり毎週きちんとエクササイズを続けている成果が確実にあらわれてるんだなぁ、と思いました。
二人とも、素敵よ
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バレエのレッスンをしております…♪

2010-03-07 08:45:15 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスには、ついにトモさんまで参加して、大人メンバー勢ぞろいのクラスになりました
グラン・プリエバットマン・タンジュと進んでいくバー・レッスン。
スロー・テンポのバットマン・タンジュはジュニアも大人も一緒に練習しましたが、アップ・テンポのバットマン・タンジュ以降はジュニアと大人では別メニュー
ジュニアとは私も一緒にレッスンしながら、
「もうちょっとトルソーの右側を引き上げて…」
「背中を引き上げる意識を忘れないように…」
「太腿のインサイドのコントロールがあまくならないように…」
と、しごく真っ当な注意をするんだけどぉ、大人がレッスンする番になると
「足首っっ、伸ばすのっ…。伸ばすの足首をっ…」
「顔が向いてるほうが“前”っ、顔が無い方が“後ろ”っ…」
と、“なんのお稽古?”って感じの注意をとばすことになる…
カウント1に動きをあわせるためには、そのの前のからの初動が肝心なんだけど、その説明をするのに
「“1時”に駅で待ち合わせしましょうね、って約束して“1時”に家を出る人はいないでしょ “1時”前に家を出るでしょ そういうことだよ
ナニが“そういうこと”なんだか、みんな分かったかなぁ…
そうやってバー・レッスンが終わり、ちょっと休憩。
次はセンター・レッスン。
バットマン・タンジュ。大人組は、正面に向かって、右脚→左脚→右脚→左脚→と交互に脚を横に伸ばしては5番ポジシオンに戻す、という、これ以上は無いゾ というくらいシンプルなコンビネーション。
ここまではまだ、なんとかなっていないわけじゃない…がっ…、次の“片脚ずつ背伸び(正式には『ルルヴェ』という)”をして前に進む動きになると…
「5番ポジシオン…!5番…!5番…5番になってないよ…5番……あのよぉ……
ミドリさんは、“なんとかしなければっ”と思うあまり自分がどんな動きをしているのか分からなくなって、私には“真似の出来ない”不思議な動きをしはじめ…
ユミさんは、動き自体は安定しているけど、“おかしなところはおかしなまま”安定している…
トモさんは、“自分の足の動きはこれでいいのかっ”と集中のあまり、いきなり下を向いて目視確認を始めてしまう…
メグちゃんは、表情を消した美し~いお顔のままで、静かに静かぁ~にパニクッている…
でもこれの繰り返しで少ぉ~しずつ“目が開いて”鏡に映った自分の姿を認識できるようになり、“耳が開いて”注意の言葉を聞けるようになり、頭と身体の回路が繋がって“身体で”順番を覚えられるようになる。
教師である私は、そういったみんなの“進化”を、たとえそれがオブラートを1枚1枚捲るほどの微かなものであっても、信じて待っていられる。
上手になれるかなれないかの境目は、レッスンする本人が“自分を信じて”待てるかどうか、なんじゃないかな…。
ミドリさん、ユミさん、トモさん、メグちゃん、この4人のために作品を作る日が来ることを楽しみに信じて、私は待っているよぉぉぉ~ん


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大人のバレエ…♪

2010-03-05 10:17:17 | Weblog
『大人のバレエ クラス』に昨日から一人、新入会の方を迎えてさらに楽しいクラスになりそうです。
初めての方にも分かりやすいバー・レッスン メニューで、まずはグラン・プリエから
このグラン・プリエが、生まれて初めてレッスン・バーにつかまった人にとっては難しいのよね。
“お尻を突き出してはいけません”“胸が反ってはいけません”“肩甲骨の下辺りが縮んではいけません”“腰がダブル・ジョイントになってはいけません”“前屈みになってはいけません”etc.etc…
ということをいっぺんに気をつけなくちゃならないからさ。
大抵の方の場合、自分の身体がどういう動きをしているのかがまず分からない。
当然です いままで日常生活の中ではしたことのない動きだからです。
分からない、出来ないほうが当たり前
初めてのレッスンで緊張もしてるだろうし、肩甲骨・尾胝骨・鳩尾・骨盤という言葉は知っていても、それが自分の身体のどこのことを指すのか咄嗟には分からなくなってるのね。
それでも懸命に、周りの人の動きを見ながら真似ながら順番を追い、順番を覚え、アドバイスをする私の“言葉”が聞こえるようになり、そして………
ある日、真っ直ぐにグラン・プリエが出来るようになっていたり、足首をキレイに伸ばせるようになっていたり、片脚軸で立っていられるようになってる自分に気付くの
そこまでいくと、つぎは
“今度は○○に注意してやってみよう
“もう少しお腹に力を入れてみよう
と、自分で自分を客観的に観察しながら動くことが出来るようになる
そして、なぜ順番が狂っちゃったのか、とか、どこで間違えちゃったのか、とかが客観的に理解出来るようになって、ひとつひとつのパ(=動き)が磨かれていき、次第にバレエに近づいていくワケです
あくまでもその『進化』のスピードに個人差はあるけれど、きちんと続けている限り、確実に進化する…ねっ、ユミコ
回転の動きを連続で練習出来るようになり、
「目が回っていまぁ~すぅ
なんて言える日が来るなんて、5年前には想像も出来なかったよねぇ
後ろにグラン・バットマンをするとき、傾きや歪みの無い平らな背中をキープしたままでスカッと脚が上がる日が来るなんて、5年前には考えられなかったよねぇ、ユキさん
昨日、私は見本にピルエット・アン・ドゥオールスゥトゥーニュ・アン・ドゥダーン・アン・ナヴァンを高速でお見せしましたが、ユミコ、ユキさん
「ほぉ
「わぁ… はやぁ~いぃ
と楽しく眺めている場合ではありません。そのうちアナタたちがやるのよん
みんなが『進化』していく様子を見ていられるレッスンが楽しくて、毎週幸せ
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薄着の季節がやってくる…♪

2010-03-04 10:47:25 | Weblog
スタイル・アップ レッスンのメンバーと相変わらず楽しくエクササイズをしています。
レッスン・メニューをリードしながら、メンバーの身体の状態、たとえば動きに偏りがないかとか左右の柔軟性に差が無いかとかを、それとなくチェックしているんだけど、ついでに脚の形やお尻の形、お腹のラインなんかもチェックしています。
「うんっ ウチのメンバーはいつ薄着の季節がきても大丈夫
まぁね、薄着の季節になってから慌てふためくようじゃぁ女が廃る
厚いコートやダウンジャケットに包まれ隠れていても、中身は常にGood looking bodyでなければなりません、というのがスタイル・アップ クラスメンバーと私の共通認識ね
そうねぇ、中身である本体がスッキリしてるからコートやダウンジャケットを着てもスッキリした印象でいられる、ってことかな。
潰れかけた大福餅とか出来損ないの豚まんみたいな印象の身体は、コートで包もうが隠そうが、仮に流行のファッションに身体を詰め込もうが、その印象がスマートに変ることは金輪際無い んだけどさ…。というより
「デブでなにが悪いのよ…
みたいな開き直りや無頓着自体がみっともないよねぇ、と私たちは思っている…。
ともあれ、もうすぐ薄着の季節がやってくる
「メグちゃんもトモさんも、ノースリーブだろうがキャミソールだろうがいつでも だわね
と言ったら、
「う~ん、もうちょっと背中のラインがねぇ…。もうちょっと凹凸が欲しいというか…」
メグちゃん。そうしたら
「そうそう、肩甲骨周りをもう少しスッキリさせたいのと、背骨のところの縦の窪みがはっきり出るといいのよね」
トモさんも同意見。そして二人とも
「力が抜けているときにも肩甲骨がはっきり見えている背中がいい
そうです。
そうよねぇ、古座布団みたいにベタっとして、ただ分厚いだけの張りも立体感もない背中なんてイヤだもんねぇ。
「ご丁寧に中綿が偏ったような古座布団背中ってのもいるよね…
と、かつて1番弟子が言ってたっけね…
ほぉぉ~ん… それでは来週から肩甲骨周りのケアを意識したエクササイズをちょっと増やしましょう。
トモさんがね、
「若い頃より今のほうが身体が柔らかいし、ラインにメリハリが出てきたもんね」
と言ってました。
1年また1年と年齢は重ねていくけれども、その年齢に逆行するように身体が進化していくなんて、カッコ好いよね。
薄着の季節を前にして、余裕~スタイル・アップ メンバーズです

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