アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

グラン・アレグロ…♪

2012-04-29 08:53:13 | Weblog
お知らせ
5月5日(土)よりバレエ・アンサンブル・ド・リエコのレッスン時間とスタジオが変わります。
土曜日 18時15分~19時45分
自由が丘STUDIO(東急東横線自由が丘駅正面口から徒歩3分)
中学生以上の初めての方から経験者までのクラスです。
見学・体験レッスン・入会は随時受け付けております。
是非一度見学・体験レッスンにおいで下さいね、お待ちしています

で…。
昨日は、バー・レッスン前の脚のストレッチが終わったところでリナ
「う゛ぅ~、腹筋が痛~
あら、なに?どうしたの?
「昨日体力測定があって、腹筋を高速でやった…
あらまぁ、で、何回できたの?
「ん゛~、おぼえてない…
さらに反復横跳びも頑張ったらしく、腿もちょいと痛いらしい
バー・レッスンは順調に進んでリンバリング。さすがにデリエールは
「ちょっとヤバいかも…
だって。
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールはリナだけ別メニュー。
「8でバットマン・ア・ラ・スゴンド→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール-ドゥミ・プリエ→ルティレ・ルルヴェ→デヴロッペ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ→フェッテ・アン・ドゥオール→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-ア・テール…o.k.…?」
と見本を見せる。
「え゛…なにッ…
4回目のアン・ドゥオールをした脚をア・ラ・スゴンドに伸ばすのと同時に軸脚はドゥミ・プリエ→そこからルティレ・ルルヴェに引き上げて→デヴロッペ・ドゥヴァン→そしてフェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナン→
と説明しながらまず一緒に動く。
トゥン とキレイに回転が出来た彼女、
「うん、なるほど、これなら…」
と納得の様子。でもこっそりお腹を撫でている…
バー・レッスンが終わってセンター・レッスン
バットマン・タンジュ。
「リナ、最後のピルエットはドゥー・トゥール、ダブル・ターン回りなさい」
「あ゛~ぃ…」
はい、はじめからもう一度。

あ、あら…、ドゥー・トゥールが……
「こらこら、そうやってグリリン って成り行き任せじゃコントロール効かなくなるでしょ」
あのね、回転の始めはお顔を残して身体が先で半分まできたら今度はお顔が先行する、ってとこまでは上手に出来てたけど、そのままお顔先行で2回転目に行くからグリリンになっちゃうのよ。2回転目にはいる瞬間に仕切りなおすの、と説明する。
「ん
とお腹を撫でる。痛いのねぇ。
最後のグラン・アレグロ
1フレーズずつ、一緒に動きながら順番の説明。
正面に背中を向ける形でシャセ→グリッサードをしてグラン・ジュテ・クロワゼを跳んで見せた途端に
「なにっ… え゛…っ え゛ぇ~~っ
うん、初めて練習するコンビネーションだからね、ここの部分だけゆっくり練習してみよう。
はい、ルルヴェ→シャセ→グリッサード→グラン・ジュテ…と何度か繰り返すと
「…んしっ…
でその続きを見本をみせながら説明。
「うぇ…長い…」
ううん、そんなことないよ、これでいつもと同じ8×4だからね。
で……、はい、フェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナンを続ける
「え゛ぇ~、そっからぁ…
「そうです、そこからです」
「な、なんかい…?」
「何回でも…。落ちるまで。ただし、ただ落ちるのはダメ。きちんとクロワゼの大きい4番ポジシオンに納めること。アームスはドゥミ・スゴンド」
「んじゃ、4回だ…
「バカいってんじゃありません
はい、一人ずつ
リナはグラン・フェッテで、サエちゃんはリエゾン・ド・ピルエットで、良く頑張ったね
来週はグラン・ジュテ・クロワゼまでの細かいところをキレイに動くようにきちんと練習しようね
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L'ange d'argent…♪

2012-04-27 11:48:01 | Weblog
近頃なんとなく気になっている、気に入っているのが≪天使≫。
特定の宗教色を帯びた大天使誰々というような天使ではなく、ギリシアやローマの神話でいうところの≪クピド≫とか≪アムール≫とか、そういう姿の天使。
そんな姿の天使が身近にいたらいいなぁ、なんてね。
小さな天使が部屋の中を気ままに飛び回ったり、棚の上なんかで昼寝をしている姿を想像したりしている。
で、ふと思いついて作ってみました。
               
L'ange d'argent銀の天使
携帯ストラップのチャームにしました。
うふふん、上出来だわ、と満足しています。
バレエの作品には妖精や天使が多々登場するからね、私にとって天使や妖精はどちらかといえば身近なもの。
“いてくれないと困るなぁ”
というのが正直な気持ち。
バレエの中で有名な天使といえば、やはり『ドン・キホーテ』act.2 scene2 の夢の情景に登場するキューピッドでしょうねぇ。
私がもっとも好きなのは、
アメリカン・バレエ・シアターのバリシニコフ版『ドン・キホーテ』シェリル・イェーガーが踊ったキューピッド。
リリカルでコケティッシュで、抜群のテクニックとコントロールに目を奪われてしまった
それともう一つ。
パリ・オペラ座バレエ団の『ドン・キホーテ』クレール=マリ・オスタが踊ったキューピッド。
こちらはクラシック・チュチュにティアラという衣装だったけど、その踊りのキレの良さ、迫力に驚いた
キューピッドは、私が踊らせてもらえなかった役の一つ。
理由は簡単。その当時のバレリーナとしては“背が高かった”から。…今では普通なのに…。
だから私は“四羽の白鳥”も踊っていない…
可愛い役、というのにはちょっと縁がなかった感じ。
だからかなぁ、天使とか妖精とか、可愛いものが好きだ
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ウォーキング…♪

2012-04-25 09:12:34 | Weblog
昨日はスタイル・メイク エクササイズのレッスン日でした。
毎月第4火曜日はウォーキング・レッスンをすることにしています。
近頃ではメディアでも様々なウォーキング法が取り上げられたり紹介されたりしていますね。メソッドはいろいろあってもその大事にしているところは同じ。
正しい歩き方が健康促進と美容にどれほど高い効果を有するか
です。
歩き方によって、代謝を高めることが出来るから肥満の予防やシェイプアップが出来る。腰痛や膝関節痛などの予防も出来る。なによりも正しい姿勢で颯爽と歩く姿は美しい。
と目指すところは同じです。
でも、これだけいろいろな情報が紹介されているのに、街中でキレイに颯爽と歩いている人ってほとんど見かけませんよね。
つまり、“正しくキレイに歩く”ことが大事だということをきちんと理解して実践している人は、極々極々極一部の人だけ、ということなんでしょう。
スタイル・メイク クラス メンバーもその極々極々極一部の人の一部です
前半はまずいつもと同じストレッチ&軽い筋トレです。
正しい姿勢を保ち、美しく歩くためには腹筋&背筋&脚の筋力が不可欠、と私も考えています。
ストレッチが終わったら重心移動の練習。
一歩前に踏み出して、その脚に完全に重心を載せる、そしてもとの位置に戻って両脚を揃える、反対の脚を一歩踏み出して、その脚に完全に重心を載せる、もとの位置に戻って両脚を揃える…。この繰り返し。
重心をしっかり前方に移動させる手助けのために両腕を大きく頭の上に引き上げてから、脚を踏み出すのと同時に腕を前後に開きます。右脚を踏み出すときは左腕が前、左脚を踏み出すときは右腕が前。
日頃きちんと歩けていない人は、たったこれだけのことでも苦戦します。手足が揃っちゃったりね…
ですから、初めての人とレッスンするときは、まずゆっくりのカウントで、さらに1歩踏み出したら後ろ側の脚は床から離すように指示します。後の脚の爪先が床に着いていると、中途半端な位置に重心があっても辛うじて誤魔化して立っていられるから…。後の脚を床から離すと片方の脚にしっかり重心を載せないわけにはいかなくなるからね。
これを繰り返しているうちに、少しずつそれぞれの脚に交互に重心を載せる、ということが分かってくる。
ただし、片方の脚にしっかり重心を載せてグラグラしない人っていうのは、ある程度腹筋&背筋&脚の筋力が整っている人。
大抵の人は自分の体重を自分の足で支えられない…
それがすんだら、さぁ一人ずつ歩きましょう。
ゆぅ~~っっっくりのカウントに合わせて一歩ずつ。
自分の重心がどこにあるか、体重を乗せた脚の膝は曲がっていないか、内股になっていないか、猫背になっていないか、顔が前に突き出していないか、肩の線が傾いでいないか……etc.etc.…、注意しながら歩きます。
ここでも体幹を支える筋肉が弱いと必ずグラつく。
なぜ、グラつくのか。
つまりね、大方の日本人は両脚の上に中途半端に重心を落っことしたまま、摺り足的な歩き方をしているの…ズリ…ズリ…ズリ…ズリ…。さらに悪いことには膝が曲がったままだから重心も下に落っこちているし、内股だから脚の内側の大事な筋肉が弱くて自分のトルソーを支えられないからの。
それに最近多いのは、骨盤が前傾して出っ尻になり肋骨が開いてしまった姿勢のまま内股で足の裏から歩く、歩き方ね。チンパンジー とよく似てる。
私が教えている歩き方は
常に片方の脚=前に踏み出した脚の上にしか体重を載せない、脚を踏み出すとき膝を曲げない、後の脚も膝を伸ばす
というスタイルです。
床につくのはまずカカトから。その瞬間絶対に膝を曲げない。カカトをついたらスッと爪先の方に重心を移しそれと連動して後ろの脚のカカトが上がり重心を前の足に送り出して膝を伸ばす。後ろの脚の膝を緩めて、重心が載っている脚の膝のところまで引き寄せたら膝下を伸ばして前に出し、カカトから踏み込む…以下同文…。
常に胸から、胸から、前に、前に…。
この歩き方だとね、後ろの脚の膝が伸びて長いラインを作れるから、実際よりも数センチ背を高く脚を長く見せることが出来る。後ろ姿も美しく見せられる歩き方なの。ちょっと日常離れした演技的な“観せる”ための歩き方に近いんだけど、この歩き方がきちんと身に付くと自然に正しく美しく歩くようになるわよ。
昨日のレッスンでは、メグちゃんがかなりキレイに重心移動が出来るようになってきたし、左脚の足首が内股に抜ける癖も大分直ってきた。でも、なぁんかビミョーじゃなぁ…、と観察していたら…。
トルソーの胸から頭までの部分がむゆ… むゆ… むゆ…とわずかに上下に伸び縮みするんだわ
さて、どうしたものかねぇ…。
そうだ、これだ…
まず見本をみせなくちゃねぇ…。
頭の上に単行本を載せて、それを落とさないように歩くの。
はい、ではメグちゃんどうぞ

よぉし、本を落っことさずに歩けたね
それよ、その姿勢。そのコントロールが大事なの。
「てぁぁ~、アタマの高さが上下しちゃいけないんだぁ…
そうです!そういうことです
「あぁ~、なるほどねぇ…。だぁから正しく歩いていれば腹筋も背筋も強くなるっていうんだぁ…
そうだよ ずっとそう言ってるでしょ
ばっちり完璧にメイクが決まっていて、ファッションも完璧にまとまっていて、アクセサリーや小物まで完璧に気配りが出来ていて…でも…歩き方はチンパンジー並みという人が全裸になったらしょせんチンパンジー 擬きだが、美しく正しい歩き方をしている人は全裸になっても美しいんですよ。
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シルバー・アート…♪

2012-04-22 12:04:38 | Weblog
このたび、アート・クレイ・シルバーのインストラクター資格審査に合格することが出来ました
アート・クレイ・シルバーはご存じの方も多いと思いますが、銀粘土で様々に造形してアクセサリーや小物を作る技能です。
一昨年の丁度今頃、自宅のポストに入っていた『生徒募集』のパンフレットに目を通したのがきっかけでした。
ふぅぅ~ん、と…。
じゃぁ、ちょいと体験レッスンに行ってみようかな、と…。
その体験レッスンで粘土を捏ねたり伸ばしたりしているときに、
『生徒の舞台用ティアラを純銀で作れたらいいなぁ』
と思ってしまった、それが始まり。
毎月のカリキュラムに沿ってデザインをして作品を作って。
はじめのうちは
『ずっとバレエという“動”のことに集中してきたから、まったく反対の“静”のことでバランスが取れるかも』
と考えていました。
お稽古場という広い空間で生徒の皆さんという他者を相手にするバレエ。
劇場という広い空間に展開する作品を作るバレエ。
それに対して、
作業台という小さな空間で自分を相手にするシルバー・アクセサリー制作。
アクセサリーという小さな世界を形作るシルバー・アクセサリー制作。
“静と動”というだけでなくいろいろな面で対称的で面白い、と考えていました。
少しずつ技術を習得しレヴェルが上がるにつれて分かったことがありました。
アート・クレイ・シルバー制作も私にとってはバレエと同じなんだ、と。
アクセサリーのデザインをすることはどんな舞台作品を作ろうかと考えるのと同じ。
どんな形にしようか、どんな素材と合わせようか、その素材の色は…と考えることと、音楽は、振り付けは、衣装は、照明はと考えながら演出することと同じ。
丁寧にブラシがけして磨き上げることは、本番前のゲネ・プロと同じ。
そんな風に気が付いて、なぁんだぁ、元はひとつかぁ…
そしてますます楽しくなって制作意欲も湧いて、資格取得に至ったわけです。
こんなものを作っています。
  
カジュアル・リング                  カジュアル・リング(シンセティック・シトリン付) 
  
ペンダント・ヘッド(天然石付)            リボン・ブローチ
とごく当たり前のアクセサリーも作っていますが、やっぱり本職はバレエの先生ですからね、
  
ロマンティック・チュチュ型バッグ・チャーム      ポワント付ブックマーク
とバレエをモチーフにしたものをついつい作りたくなるんです。
アンサンブル・ド・ミューズ オリジナル携帯ストラップなんか作りたい
これからは、身に着けて下さる方のイメージや希望を聞いてデザインしたり、小さな教室を開いたりもしていきたいと考えています。
でも一番の目標は、やっぱり舞台用のティアラですね、やっぱり
               
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アッサンブレ・シュル・レ・ポワント…♪

2012-04-20 09:57:32 | Weblog
昨日は『大人のバレエ』クラスのレッスンの日でした。
体験レッスンの方を二人お迎えして、はじめから華やかで賑やかな感じ
みんなで軽いストレッチをしてバー・レッスン。
初めてのお二人にも分かりやすいようにポジシオンを説明したり、順番の見本をいつもより沢山お見せしたりしながら進めていく。
グラン・プリエ、バットマン・タンジュ、バットマン・デガージェと進んでロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール。
最後のルルヴェでポゼするところ…。
あら…
体験レッスンのフミナちゃん、良い足首をしている。初めてなのにルルヴェがキレイ
そしてもうひとりの体験の方、ケイコさん
まぁ…ぁ…
やはり初めてなのに、ルティレの脚が垂れない
いいなぁ、嬉しいなぁ
バー・レッスンが終わってセンター・レッスン。
まずはバットマン・タンジュの説明をしながら見本を見せて、それからみなさんの並び位置を決める。
クラスで1番のユキさんには最前列中央にいてもらうのが一番いいわね。で、その隣には
「…ん、サヨさん、前に出てきて…」
「に゛ぇ…っ
あ、初めて最前列に出ることになって、緊張しちゃうかな…?
彼女たちの1列後ろでその間に体験の二人、その周りにナッチャンマサキさんマサエさん。もし体験の方が途中で順番が分からなくなったとしても、見えるところに必ずレギュラー・メンバーの誰かがいる、というフォーメーションを作る。
まず1回音楽に合わせて練習。それから個別に注意をしたり手直しをしたり。
はい、もう一度
……
サヨさんが固まってる…
ふ…ん、さっき手直ししたア・ラ・スゴンドのターン・アウトのことに集中してたのね…。
体験の二人は大して順番を間違えることもなく、スムーズに動けている、好い感じ。
では、先週から練習しているアッサンブレ・シュル・レ・ポワントの練習をしましょう
二組に分けて、交互に練習。
ユキさんは相変わらず丁寧だ
サヨさんは、おぉ、グラグラしなくなったわね
マサキさん、うん。きちんとプリエが出来ている
ナッチャンは、そうそう、アン・オーのアームスがキレイに引き上げられるようになってるわよ
マサエさんは、安定したルルヴェが出来てる
体験のお二人は、まぁ、初めてだというのに、順番を間違えることもなく最後までみんなと一緒に動けたわね
5月から新メンバーをお迎えしてのレッスンがまたまた楽しみになりました
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スカート…♪

2012-04-18 10:50:01 | Weblog
昨日はスタイル・メイク エクササイズの日でした。
レギュラー・メンバーのメグちゃんトモコさんと早速レッスン開始。
二人ともエクササイズ・メニューの順番は熟知してるからね、テンポよく次々に進めていきます。
メグちゃんの憧れ、スプリッツも右はあと2センチくらい、左は1センチ足らずで床に着きます。このままいけば夏の終わり頃にはスプリッツを達成、となるかも。
レッスンが終わって着替えているときにふと気づいたことがある。
あれ、そういえばメグちゃんもほとんどパンツスタイルだなぁ…。
実はこの半年ほど、私はずっとパンツスタイルでスカートをはいていない。カッコよくしたいというのとニーハイブーツがお気に入りで、デニムなんかをブーツインして履くのがさらにお気に入りだったからさ。
でも今年は何となく“柔らかさとか女性らしさ”をカモシダシテみようかなぁ…なんて考えている。なんたってバレエの先生だからね
となるとやっぱり“すかーと”よね…。
う~ん、う~んと浅く悩んでいる。
でも一つだけ、経験上はっきり断言できることがある。
それはね
パンツスタイルで脚を隠していると、脚そのものの緊張感からくる美しさが失われる
ということ!
数年前、クラスを教えるときはいつもサウナパンツを履いていて脚を出さなかったことがある。
そのころは春と秋に某企業でウォーキング・レッスンの講師もしていたから、半年ぶりに某企業に出かけるのを前にミニのスカートをはいて鏡の前に立った。
がびぃ~~~ん こっ…これが、わたしのあし…っ
確かに毎日クラスで教えるときに一緒にバー・レッスンをしたりしてハードに動いているから、ばっちりしまっていてラインが崩れているなんてことはない。
ないけど、でも、“見せる脚”の緊張感が薄れていたんだなぁ…
こりゃぁいかん!というわけで、そのときは某企業に出向く前日までピンクタイツで脚を出してクラスを教えた。
そんな経験があるから、いま自分の脚がどういう表情をしているかは大体想像がつく。
だからメグちゃん、“すかーと”履こうよ。
「う~ん、スカート買わなくちゃ、なんですよねぇ」
「え、もってないの?」
「いえ、もってはいるんですけどぉ、このレッスンするようになってから全部ウエストがスカスカになっちゃって、サイズが合わなくなっちゃったから…」
「あぁら、いいじゃないのぉ。サイズアップしたから買いなおすってんならみっともないけど、サイズダウンしちゃったからってんならカッコいいじゃない」
「ふふっ、そうですねぇ…」
うん、“すかーと”履こう、履きましょう、履くよん…
なぁんか清水の舞台から飛び降りる前のような心境になってきたようじゃなぁ…


お知らせ
来週火曜日 4月24日のスタイル・メイク クラスは後半にウォーキング・レッスンです。
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お知らせ…♪

2012-04-15 10:17:25 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスはリナサエちゃんに加えて、実に久しぶりにサヨさんが来た。
バー・レッスンの並び位置を決めるときに
「えぇ…っと…リナが私の後ろに…」
「イヤだ…
やっぱりね…だよね…。
私の後ろだと、私のペースにつられてしまうからバー・レッスンがスゴく辛いんだって…。
全部同じアンシェヌマンであっても、例えばカウントを最後まで使ってグラン・プリエをするからプリエが深くてゆっくりだとか、そのくせルルヴェに立ち上がるのは速いとか、なかなかルルヴェから下りないとか…脚を下さないとか…etc.etc.…。ごく普通のことが初級クラスの人にとってはまだまだキツイらしいのね。
私の後ろで、あるいは私と私の一番弟子の間に挟まれて、何度かバー・レッスンをしたことがあるリナはそのことを身を以て経験しているものだから
「すっごくキツくなるもん…」
だから、私の後ろには並びたくない、と…。
「ん~、んじゃ…いけにえ…サヨさん…
「ひぇぇぇぇ~~~
はい、グラン・プリエから………
右側が終わったばかりなのにすでにサヨさんの呼吸がちょっと荒い。
「ちゃんと呼吸してね」
「…は…ぃ…ぃ…」
バットマン・タンジュ、デガージェ、……と進みみんなの様子を見ていると、『大人のバレエ』クラスのときよりも複雑なアンシェヌマンなのにもかかわらずサヨさんは動きが良い。順番をミスすることもほとんどないし、テンポに遅れることもない…。
でも呼吸が固いみたいだし、まだバー・レッスンの3分の1くらいしか進んでないのに『大人のバレエ』クラスでのバー・レッスンが終わったときのように疲れている…みたい…。
右側の動きのときには私につられるんだろうけど…。
そうか、左側の動きのときにはバーを挟んで反対側、斜め向かい側にリナがいるからそのペースにつられちゃうんだね。
サヨさんがいつもの倍はレッスンしたような表情になったところで無事バー・レッスンは終わり
ちょっと休憩してセンター・レッスン。
これまた『大人のバレエ』クラスよりもアンシェヌマンが複雑。
でもサヨさん、いつもよりいい動きをしてた。
アッサンブレのアンシェヌマン、きちんと出来るようになったね
最後のグラン・アレグロ。リナサエちゃんサヨさん、それぞれのレヴェルに合わせてアンシェヌマンを指定。リナサエちゃんサヨさんの順に、右⇒左⇒右⇒左とアンシェヌマンを繰り返す。最後のアティチュード・ドゥヴァン・ソテをする頃には、サヨさんすでに手脚がバラバラである。
うん、良く頑張ったねぇ
そして最後の最後。
「リナ、リエゾン・ド・ピルエット
「んん~、久しぶりだからフェッテの方が回りやすいかも…」
「ん、o.k. じゃリナはフェッテ、サエちゃんはリエゾン・ド・ピルエット、サヨさんはルティレ・ルルヴェ…。はい、一人ずつ…
息が上がってきた3人のために途中で私がフェッテを回って間を繋ぎ、リナサエちゃんはさらに回転の練習を続ける。そしてそれを見ているサヨさんが目を回している…と。
雨が降って肌寒い陽気だったけど、元気いっぱいのレッスンでした



ここでお知らせです。
アンサンブル・バレエ クラスはこれまで学芸大学のスタジオサンステップにてレッスンをしてきましたが、5月から自由が丘に移りレッスン時間も変更することに致します。それに伴ってクラスの名称もアンサンブル・バレエ クラスから『バレエ アンサンブル ド リエコ』に変更させて頂きます。
新しいスタジオは『自由が丘STUDIO』
レッスン時間は土曜日18:15~19:45
自由が丘駅正面口から徒歩3分、バレエ専用リノリウム床、2面鏡張りの素敵なスタジオです。
新たに大人の初級基礎クラスや、スロートレーニングのクラスも現在企画中。
皆様どうぞよろしくお願いいたします
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お城の石垣…?お花、羽根、リボン…?

2012-04-13 08:50:05 | Weblog
昨日は『大人のバレエ』クラスのレッスンでした。
新入会のメンバーを迎えて、みんなのヤル気もさらにアップしそうな感じ…
グラン・プリエから始めるバー・レッスンもそれなりに順調に進む。
バットマン・フォンデュ。
「ク・ドゥ・ピエ・プリエ→フォンデュ・ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→フォンデュ・デガージェ・ドゥヴァン→ドゥミ・プリエ→………」
と説明しながら見本を見せて
「あ、ユキさんは最後のところはフォンデュ・ルルヴェね…」
クラスのなかで一番ヴェテランのユキさんには、ちょっとレヴェル・アップしたアンシェヌマンを指定する。
彼女はね、最近とてもキレイなルルヴェが出来るようになってきたし動きも安定していてキレイなのよ。
バットマン・フォンデュに続いてバットマン・フラッペの練習をする。
う~ん。バレエを始めて日が浅い人の場合“足の指裏を床に着けて高くカカトを上げる”背伸びの足、つまりドゥミ・ポワントの状態にしたときに“バナナ足”になっちゃう人が多々いるのよね。外くるぶしから足の小指側にかけて不自然な力がかかって のように曲がってしまう。
「その状態でバットマン・フラッペの力がかかっちゃうと、力のかかり具合よってはハズミで“外転捻挫”みたいな故障を引き起こすこともあるから、気を付けてね」
「ひぇぇぇ~…
さ、それではロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールの基本の動きを練習しましょう
みんなはルティレ→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→パッセ・ルティレ→5番ポジシオン→…の繰り返し。
ユキさんはみんなが練習する間ちょっと待っててね、別のアンシェヌマンにするから、というわけで
「ルティレ→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール→アン・ドゥオール-ドゥミ・プリエ→パ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュ→5番ポジシオン→左も同じ⇒また右からルティレ→デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→アン・ドゥダーン→アン・ドゥダーン→アン・ドゥダーン→アン・ドゥダーン-ドゥミ・プリエ→パ・ドゥ・ブーレ・ドゥス→5番ポジシオン→左も同じ…。O.k.…?」
「ん~…はい…」
おお、キレイだねぇ 脚の高さに乱れがないし、パ・ドゥ・ブーレの最初の5番ドゥミ・ポワントも真っ直ぐしっかり立てている、うん、うん…
センター・レッスンはまずみんなでバットマン・タンジュから
ありゃぁ、サヨさん&ナッチャンはまだエシャッペで苦戦しているな…。
次に跳ばないアッサンブレ。つまりドゥミ・ポワントするアッサンブレね。
まず順番を説明しながら見本を見せて、それからみんなで一緒に練習して、はい、みなさんどうぞ

…あいやぁ…こ、これぁ…
「みんな深刻な表情で が座ってるよん…」
「ひぇぇぇ~~~
「もう“なりきり仮面”になって…。イメージを大切に…。イメージ…、なんでもいいから…」
「はゎゎゎぁ~~~
「好きなものでいいのよ、美しいもの、軽やかなもの……。ダメなのは岩と土塀…っ」
そしてここでもユキさんにはちょっとレヴェル・アップしたアンシェヌマンを指定。
可愛らしくちょっと弾むように動いていくユキさんの後ろから石垣のように硬い表情の一団が…
「こらこらこら…、揺蕩うように…、嫋やかに…、優しく…、出来ることならエレガントに…」
「たははは………
「お城の石垣のように強靭で揺るがないのはトルソーだけで宜しいのよ…
最後にアティチュード・ドゥヴァンのソテをしましょう
今回はきちんとアームスも使いますよ。
「アン・オーにしたほうのアームスを楕円形の窓枠だと思って…、その窓枠の陰から高い夜空を見上げるイメージで…」
「……まどわく……よぞら……うぅ~ん……
さぁ、音楽に合わせてどうぞ

「うぇぇ~…ぼんおどりだぁ…
はじめはね、みんなそんなものなのよ、大丈夫。
昨日は新たに見学の方も来て下さって、来週には体験レッスンで参加して下さることになっている。
5月から一緒にレッスン出来るようになると嬉しいなぁ
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春だなぁ…♪

2012-04-10 11:50:51 | Weblog
すっかり春らしく暖かくなってきましたね。
マンションのエントランスを出ると、外壁に沿って今年も薄紫と白のハナニラが
見て 見て
と言わんばかりに咲き誇っています。
3月の下旬には黄水仙も3輪ほど、それはそれは綺麗に咲いていて、
おぉ、写真を撮らなくちゃね
と楽しみにしながら、夕方外出から帰ってみたら、
なくなっている…っ
誰かが切って持ってっちゃったらしい…。こぉれはショックだった。
我が家のヘデラも4月になって早々に少し大きい鉢に植え替えをした。
古い土を丁寧に落として、株と株の間も少しずつ空けて、とほんのちょっとだけ手をかけた。
それからおよそ1週間、
あわ…、こんなに大きかったっけ…?
と思うほど元気に伸び伸びと育っている。なんだか去年出た葉っぱよりもこの春に新しく出た葉っぱのほうが全体に大きいわね。
そして近くの線路沿いでも一斉にいろんな草花が花を咲かせています。
今年は何となくホトケノザが多いような気がしますな。
蒲公英、カラスノエンドウ、カタバミ、スミレ、アメリカフウロ…etc.etc.…
去年ポケット図鑑で確認しながら写真をとった草花が次々に咲いていきます。
毎日通っている道だけど毎日少しずつ装いが変わる感じですよね。
おっ、今日は○○を見つけた…
わ…、今日は○○が咲いてる…
と立ち止まったり、近づいて覗き込んだりしながら歩いていると
あぁ、ほんとに春だなぁ…
とわくわくしてきます。
なんだかいいことがありそうな、そんな楽しい気分にもなる。
なぜだかわからないけど嬉しいような、ちょっと浮かんじゃうような…、そんな春の気分に浸っています
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風と桜と…♪

2012-04-06 10:27:30 | Weblog
四月になって早一週間、今年は強風の日が続いていて、外出がちょっと怖い私です。
昔、強風で小雨の日に傘をさして歩いていたら、おりからの風に傘が吹き上げられてそのまま、超低空ではありましたが宙に浮いたまま運ばれたことがあるのです。傘の下に私がぶら下がっている状態です… 一歩を踏み出そうとしたまさにその姿勢のままスゥゥ~…っと… まさか自分が宙に浮くとは想像もしていないわけだから、あの感覚は怖いというべきか気持ちが悪いというべきか、不思議な、ヤ~な感じでした。
以来、安価なビニール傘しか持たなくなったの。上等のしっかりした傘だと、風に煽られ吹き上げられてまた宙に浮くかもしれないが、ビニール傘ならベケッと壊れるだけで怖い思いをしなくてすむもんねぇ、というワケです。
でも、やっぱりビニール傘ってなんとなくその場凌ぎ的できちんとした印象にはならないわよね、とそんな思いをずっと抱えていたのも確かなことでした。だから去年、雑貨店で“24本骨”の丈夫でおしゃれな傘を見かけたとき迷わず購入しましたよ。
やっぱり丈夫な傘はいいわねぇと気に入って傘がなくても済みそうな小雨のときにも使っているのですが、丈夫なだけに強風のときは大変です。
先日の強風の日、小雨の中をお気に入りの傘をさして出かけた。
両手で傘にしがみついて歩く姿はあんまり素敵じゃないなぁ…
そして…、突然の強い追い風に押されて、ほわわわわぁ…と走る気もないのに小走りになり、次いでいきなりの向かい風に押し戻されてほよよよよぉ…と後ずさり、それでも傘を盾になんとか前に進む努力はする… すると今度は横からの風に煽られてけええええぇ…と反転しそうになり… 右往左往ってこういうことをいうんじゃないのかい…なんて考える余裕もなく、半径1メートルほどの円の中でオロオロオタオタと…。あ~恥ずかしい…。
さながら宙に浮かぶが如くに軽やかに舞い踊る
というのは我々バレリーナにとっては必須だが、
風に煽られて踊らされる
というのはいただけないなぁ…。
下半身を鍛えているから足腰が強いとはいえ、2番プリエで歩くわけにもいかないしなぁ…。
風鳴りの音を聞きながら
「いやさ風神様、ご活躍ですねぇ…
と外出を必要最小限にとどめるしかないわね。
風が落ち着いて暖かさが増したなか、周りを見てみると、すぐ近くの中学校の桜がキレイに咲いている。
来週の入学式まで満開の花が保ってくれるといいわね。
桜に迎えられる入学式、ってありきたりな絵だけれど、やっぱり新しい門出に相応しい景色だと思う。
アンサンブル・バレエのレッスンをしている学芸大学のスタジオからほど遠くないところに碑文谷公園があって、そこの桜も明日が見頃かもしれないなぁ。池に移る桜もキレイだし、まだ若い枝垂れ桜も華やか。明日はレッスンのあとに足を伸ばしてみようかな
そして自由が丘は満開の桜の下で桜祭りですって。
商店街が肝いりとなってのお祭りではバーベキューの用具を貸し出したりもするようで。毎年、満開の桜の下でバーベキューをしているグループが所狭しと場を占めている。みんな花を観ないで肉を見ている…
いいのかなぁ、と私は思っている…。
桜にしてみりゃ迷惑じゃろな、と…。
桜には美青年の精が棲んでいる、……らしい……。
白に近い薄墨色の狩衣を着て檜扇を持った、艶やかな黒髪を背に流した美青年…
ていうのが私の想像するイメージなんだけど…。んん~、鏑木清方描く美人を若武者にしたような顔…。
2夜に亘ってそこら中から立ち上るバーベキューの煙と肉の焼ける匂いで、桜の君がぐったりしているような気がするのよね、毎年。
なんか、そのうちバチが当たりそう…
というのは私の個人的な感想なので、皆様御気になさらずバーベキューでも焼肉でも楽しんでください
コメント
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