アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

スタイル・アップには

2009-06-30 14:11:12 | Weblog
《スタイル・アップ アドバイザー》《バレエ教師》なんて仕事をしていると、ときどき、ほんとにごくまれに、肥満体の人、それも超肥満体の人との接点が出来てしまうことがあるの。
私はもともと「肥満体で、いいことは何一つ無いと考えているのね。
たとえば内臓脂肪が増加すればするほど生活習慣病になる可能性は高くなるわけだし、たとえばその膨大な贅肉の重量や振動が腰椎や股関節・膝に与える負担は相当なものだしね、単に美しいか否かという美醜から離れた部分で肥満、とくに超肥満には否定的な考えをもってるの。
だから肥満体の人と接点が出来てしまうと、
「肥満を解消する方向に意識を向けてくれないかなぁ」
と思ってしまって、折を見て
「体重は?体脂肪率は?」
って訊いてみることがあるのね。
そうすると大抵の肥満体の人は一瞬ムっとした表情を見せてから
「△△kgくらいかな…(んなワケないでしょうが…)」
とか
「体脂肪とか測ったことないし…。体重は随分測ってないからぁ…」
と答えを濁すのよ。
未だ肥満には至っていない皆さん、いまのところgood looking bodyをキープしているみなさん、ここに大事な《スタイル・アップのポイント》があるのよ
毎日体重を測る
自分の身体のサイズを出来るだけ毎日測る
   スリーサイズだけじゃダメ トップ・バスト、アンダー・バスト、ウエスト、ヒップ、太腿の一番太いとこ、膝上、ふくらはぎの一番太いとこ、足首、この8箇所を測る。
どういうことかというとね、
『自分の身体がどういう形をしてるのか、数字に置き換えて認識』
するの
そうするとね、体重が500g増えただけでもコントロール出来るし、サイズが1cmも変わらないうちにケアできるでしょ
5kg増えた体重を落とすのは大変だけど500gなら簡単、5センチ拡張したウエストを絞るのは大変だけど5mmならすぐよ
500g、5mmのときに
「うっ、マズイっ
と感じて行動するか、
「まだ、このくらいは…
と気を抜くかで3年後、5年後の体型が決まるわよ、…と私は考えているワケ
「毎日8箇所もサイズを測るなんてっ忙しくてそんな時間ないわよっ
と一瞬反発を感じたアナタ、その言い訳は命取りよ
8箇所測るのに所要時間は3分弱です。お風呂に入る、シャワーを浴びる、その前に裸になったところで測れば済むだけの話です
あともうちょっとアドバイスしたいことがあるんだけど、それはまた今度ね


       
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今週のお花は…

2009-06-28 11:04:34 | Weblog
お花、何にしようかなぁ~、何があるかなぁ~と楽しみにしながら萌芽さんにいってみたら…。
新種の百合やミステリアスな色合いのフリンジ咲きのトルコ桔梗、様々なお花が所狭しと並んでいる中に、鮮やかなひまわり
背の高いひまわりをそのまま活けるのもいいんじゃないかな、ちょうどいい深さの花瓶もあるしね。
萌芽さんのマスターも
「それだけの花瓶があるなら、短くしないでこのままがいいよ」
と言って下さったので決定
               
138センチあります
パッと空間が明るくなって、陽気なエナジーを感じますよね。
天空を往く太陽神に恋したニンフがひまわりになったんだとか…。
太陽神も刻々と自分の方に花の向きを変えるひまわりが、かつて自分に恋したニンフであることに気づいて、今は豊かな光輝を注いでいるのかもしれませんね。
             
ひまわりって、笑顔のイメージよね。
ちょっとお天気が残念な日でも、ひまわりのお蔭で超ミニサイズの太陽が身近にあるような気がして、楽しくなります


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セルライト

2009-06-25 12:08:52 | Weblog
昨日の夕方、自由が丘の駅に向かって歩いていた時、少し前を歩いていく若い女性の後ろ姿に目がいった。
身長は156~7センチくらい、ショート・ボブのヘアスタイル、黒のカットソーとショートパンツ、黒のニーハイソックスにハイヒールのパンプス、大き目のブロンズ色のショルダーバッグをアクセントにしてるのカナって感じ。ちょっとO脚の内股気味で、ハイヒールで歩くのに実は慣れてないんだな、という印象ではあったけど、特に何か問題があるような素っ頓狂なファッションでもないし、手足がバラバラのガチャガチャの歩き方でもないし……
「でも、なぁんか面妖じゃなぁ~
と、なんともいえない違和感というのか、目を逸らせない何かというのか、を感じて、そのまま憑いて…いやいやいや…付いて歩いてたのね…
それで、
「わかぁったぁ 太腿のセルライトだぁっ
そうなの、ニーハイソックスとショートパンツの裾との間に出ている太腿の後ろ、ハムストリングのところでセルライトが
ヌチ…ヌチ…ヌチ…ヌチ…
と蠢くのが気になったわけだ。
そうかぁ~、セルライトかぁ~、う~ん…
その彼女、中肉中背の特に問題の無い体型の人だったから、もったいないよねぇ。
でも彼女のようにごくごく普通の人は、自分の身体にセルライトが出来ているのかどうか関心を持つこともないのかもしれないね。太ってないからってだけで安心しちゃってて…
私の《スタイル・アップ クラス》のメンバーみたいに、
『内臓温度が下がると代謝が悪くなる』
『体温が下がって冷えやすくなると皮下脂肪が溜まる』
『代謝が悪くなると水分の排出が上手くいかなくなって浮腫む』
『身体を冷やしちゃダメ、お腹を冷やしちゃダメ、内臓を冷やしちゃダメ』
『全身をきちんとストレッチして、血流に澱みをつくらないようにしなきゃダメ』
『“痩せる”と“体重が減る”は意味が違ぁう』
『人目に曝してんのは9割は“後姿”』
なんてね、毎週毎週レッスンのたびに私のアドバイスを耳にしている人たちなら、いずれイヤでも自分で自分の身体に関心をもってチェックするようになるだろうけど…。
その証拠に私の《スタイル・アップ クラス》のメンバー、40代になる人でもほとんどセルライトは出来てなくて、どちらかというとちょっと痩せ型のスレンダー・ボディをキープしてるもんね
セルライトかぁ~、こればっかりはねぇ~、自分で気づいて、
“このままじゃいけない、なんとかしなきゃ”
と行動しない限りどうにもならないのよねぇ

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スミレちゃん…♪

2009-06-21 12:53:30 | Weblog
昨日の土曜日、バレエクラスの《アンサンブル・ジュニア》に初めてスミレちゃんが参加しました
現在小学2年生、バレエを始めてそろそろ3年になる彼女、もしかしたら
「緊張して動けなくなっちゃうかなぁ…
「難しいコンビネーションについてこられなくて、泣いちゃうかもなぁ…
とかね、初めのうちはちょっと心配もしたのですが…。
バー・レッスンを始めたら、6年生の上手なお姉さんの後ろにならんで、動きの順番を間違えることもなく、混乱することもなく、きちんとついてきた
そして、ルルヴェ(=爪先立ち・背伸び)や、ルティレ(片足を軸足の膝のところに引き上げて、軸脚1本で立つ)のバランスがきちんととれていて…、いつもと全然ちがぁ~う
骨盤のグラつきもいつもよりずっと少なかったし、アームスのコントロールも揺らぎが少ないし…
スミレちゃん、どうしちゃったのぉ。いつもとちがう人みたいじゃん
と本人に言っちゃうくらいの変身ぶり
昨日のスミレちゃんのように、前日までとはまるで違う進歩した姿を垣間見せてくれると、もう嬉しくなっちゃって、いつもなるべくクールでカッコいい先生で決めようと思ってるんだけど、
『にかぁ~
っと顔が緩むのが自分でもわかっちゃう、そのくらい嬉しい
昨日はポアント・レッスン(=トウ・シューズ)の日でもあったので、私もポアントを履いてレッスンしたんだけど、シューズのリボンを締めるところから彼女は真剣に見ていたわね。
正しくポアントで立つための基本練習でも、
「足首をきちんと伸ばしてお膝をキレイに伸ばして…」
とひとつひとつサポートしながら、コントロールの仕方を教えてルルヴェ(=爪先立ち・背伸び)をさせてみたら…
体重をのせた足の指から頭のてっぺんまで真っ直ぐ1本芯の通った、どこにも折れ目や歪みのないルルヴェができた…
嬉しくなっちゃったので
「スミレちゃんママ、ママ、ちょっと見て こんなにキレイなルルヴェが出来たよ
とママを呼んでしまった
ママもビックリ
「きっ昨日と全然ちがうじゃない こここ今度からじじじ自分でできるぅ
とママも嬉しそう
自分で出来るか、と訊かれた本人は
「そりゃ分からんな…
と、ちょっと照れくさそうな顔をしてたけどね。
彼女がポアント・レッスンを始められるようになるまで、そしてポアントで踊れるようになるまでは、わたくしもきちんとポアントを履いて見本を見せながらテクニックを教えていける教師であり続けたい、と改めて思ったシアワセな日でした

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センス

2009-06-17 11:36:13 | Weblog
昨日の《スタイル・アップ レッスン》はお休みの方が多くてちょっと寂しかったんだけど。
フロア・エクササイズから順番にストレッチと筋トレをしながら、ちょっとしたアドヴァイスをしたり、メンバー同士でアドヴァイスをしあったり…
ミドさん
「う~ん、近頃は“何が分からないのか”が分かるようになってきた…
するとトモさんメグちゃん
「ミドさんの場合は足首のここがこうなってるから、かかとをこう…」
なんて言いながら、二人掛かりでミドさんの脚を支えてアドヴァイスをしてる、なんて好い感じ
それからまた背筋や腹筋の筋トレをして、
「あ、そうだ…
と、思い出したことがあったから
「ミドさん、毎朝ジンジャー・ティーを飲むようにして内臓温度を上げるように心掛けてみて。起きぬけの一番体温が低い時にジュースとか、南国産の果物とかは控えてみてね」
「分かりましたぁ、しょうがはあるから明日から早速
こういう対応の速さが彼女たちの特徴だね。
私が何事かアドヴァイスをすると、彼女たちは大抵
「じゃ、今晩から早速…
とか
「明日から早速…
という具合で、
「まぁ、そのうちに…」とか「今はちょっと、それは…」とか「でも…」とかの言い訳や理屈を考えないのね。
即実行してきちんと成果を上げている…
毎週毎週それぞれに進化していく彼女たちとレッスンしていて、
美しくなれたり美しさを維持できる女性と、それが難しい女性の差って、ちょっとしたアドヴァイスに即対応する《センス》の有無に懸かってるんじゃないかなと近頃では感じてる。
身体が硬いのが気になるのならエクササイズを始めればいいわけだし、太り始めた体型が気になるのならコントロールを始めればいい。それだけのことよね。
レッスンに誘われた時に
「じゃ、早速行ってみよう」
と考えるか
「ん~いまは時間がなかなか…、いずれそのうちに…」
と考えるか、そこに《センス》の差があるんじゃないかな、と思う。
《センス》の有る人はチャンスを掴んで美しくなるし、無い人はチャンスを逃す、まあそれだけのコトともいえるけどね。
もうずぅ~っと以前にトモさん
「こういうエクササイズでボディを整えるのって、やった者勝ちですよね
と言ったことがあるけど、そう、あなたが正解、あなたのボディがその証明です
“いずれそのうち”という日は無いのです




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今週のお花、そしてウォーキング

2009-06-10 13:07:19 | Weblog
先週はピンクのフリンジ咲きのトルコ桔梗で、スイートでエレガントなイメージだったから、今週はひまわりやスプレーマムの黄色いお花がいいかな、と思いつつ萌芽さんへ行って、並んでいるお花を選んでいるときに目が吸い寄せられてしまった…
              
           ペパーミントグリーンのトルコ桔梗
フリンジ咲きです。
芯に近いところの花びらは少し黄色味が強くなっていて、花全体の色のコントラストが美しいですよ。明るく軽快な色合いのお花なのに、落ち着いた重みも感じさせてくれて、ちょっとミステリアス
横に添えた薄紫の“猫じゃらし”のような穂状のお花をもう少しだけ短くして生けたら、もっとバランスが良くなりそう
夜、帰宅した時に迎えてくれるお花があるのと無いのとでは、多分に気分が違うような気がしますよね

さて、昨日の《スタイル・アップ レッスン》のウォーキングでは、重心の移動と変化をコントロールするレッスンをしました。 右と歩いたら一度後ろの左足の上に重心を移しそれからもう一度右足を踏み出して 休止、次は同じように左足から左 左と歩いて後ろの右足に重心を移して、改めて左足を踏み出して 休止
この繰り返しです。
後ろの足に重心を移した時にトルソー(=体幹)が反ってお腹が緩んではいけないし、かかとの上に体重が落っこちてもいけない…、結構むずかしいんですよ。重心は必ず片方の足の上にしか載せないしね…
でもメンバーの皆さんは結構スムーズに重心移動をこなしてます。
なかでもタカエさんはクロス・ウォーキングで重心移動をしてもトルソーが揺らがないの。本当にバービー・ドールが歩いているみたいなんですよ
そのタカエさんに追いつけ追い越せと進化してるのがメグちゃん
普段履くパンプスもきちんと足に負担をかけないものを選んでいるみたいです。
「やっぱりヒールは7センチは欲しいわよねぇ」
とか
「ローヒールを長く履いてるとふくらはぎがパツンパツンに疲れちゃうのよね」
とか、メンバーが話しているのを耳にすると嬉しくなりますね
女性はね、“ハイヒールを美しく履きこなし、美しく歩けて”こそ《女》だと、私は思っているのです

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ウォーキング、歩き方

2009-06-04 10:28:47 | Weblog
火曜日の《スタイル・アップ レッスン》帰り、曲がり角から出てきて私の前を歩いていく女性の後姿に
「んあ゛…
黒のパンツにシルバー・グレー系のわりとかっちりしたトップス、ショルダーバッグにハイヒールのパンプス、セミ・ロングヘアー、身長157センチ前後、わりとスレンダーな方かな、って感じの女性だったんだけど…。
手脚の動きがバラバラで、ガッツンガッツン地面に飛びかかるように歩いて行く…
背筋は左斜めに傾き、肩は右下がり、骨盤からトルソー全体が前傾、両膝が曲がったまま少し外向きに開いて(=軽いガニ股ってことじゃな…)いる、左足を踏み込むと右のお尻が右後方斜めに跳ね上がり、右足を踏み込むと左のお尻が左後方斜めに跳ね上がり……
う~ん…、本人はまったく自覚がないんだろうなぁ…
彼女も出掛けには自分の身支度を鏡に映してチェックしたはず。彼女なりに満足のいく、合格点をつけられる出来だったはずでしょ。
それが“落とし穴”なのよね。
鏡でチェックするのはほとんど正面、左右と後ろは軽く目を向ける程度でしょ。そしてそれは単なる立ち姿、動きのない姿だからね。
自分なりに合格点を付けた姿を裏切っているのは、彼女自身、つまり彼女の“歩き方”ということになる…。もったいないよね…
街を歩いていると、そういうもったいない人にたびたび出会う。
「誰か注意してあげればいいのになぁ…」
そう思うこともしばしば。
人間はね、表を歩いている時、他者に見られているのはほとんど後姿なのよ。正面を認識されるのはごく近距離からすれ違うまでの短い時間だけ。
よほどに美しいとか奇妙だとかで平均から突出していない限り、遥か彼方から歩いてくる人の姿をいちいち認識することはないの。風景のなかの単なる点に過ぎない。それよりも常に人の視界に入っているのは、自分のすぐ前方を歩いていく人の“後ろ姿”。もちろんそれだって単なる点景に過ぎないともいえるんだけどね。ただ、そのくらい人間は後姿を人目に曝している、ってことなのよ
毎週《スタイル・アップ レッスン》をして、ウォーキング・レッスンをしてるけど、基本的な足の踏み込み方や重心移動などをメンバーが理解して歩けるようになったら、私はほとんど全員の後ろ姿をチェックしているの。
背すじと後ろに残した脚をコントロールすることで、身長を高く見せることが出来るし、腰=お尻の位置を高く見せることも出来る、脚を長く見せることも出来るわけだから、歩き方ってとても大事なことなのよ
一昨日の火曜日メグちゃん
「自分が“どう見えるようにコントロールするか”ですよねぇ
って言ったけど、まさしくその通り
歩き方を変えるだけで、オバサンにもオバカサンにも印象は変えられるからね


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