昨日は暗い訃報を一方的に書いてごめんなさい。
連載?の途中ですが、自分の記録として書いておきたかったのです。でも、ご丁寧なコメントをいただいても、私には、お一人お一人にレスのしようがないのでは…と思い、コメントはいただかないことにさせていただきました。ごめんなさい。
さてさて。
一期一会の人生。そして一期一会のクラブ活動、書き進めますよぉ~ん。
私は華やかな装いでピアノを弾くことにだんだん疲れてきました。
もともと、ママは、音楽に造詣が深い訳ではなく、「ピアニスト」に対して特別期待を寄せているワケでもありませんでした。何も練習していかず、適当に即興で弾いても全く何も言われません。以前にも何度か書いたのですが、お客様の中には、カラオケでなく、ピアノ伴奏で自分の十八番の曲を歌いたいという方がいらっしゃいます。演歌、シャンソン、スタンダード…いろいろです。
私は、「昭和の歌三百選」みたいなのや、「ムード歌謡」系の楽譜を買って、お客さまからリクエストがあるたびに「今度までに練習しておきますね」とかいって、真面目に練習していたのですが、これまた、余計な経費と、練習に費やす時間がもったいないぞ…と思い始めました。
しかも、せっかく練習していったのに、「キイが違うからうまく歌えなかった」などと、ご満足いただけなかったりするのです。
カラオケと違って、ピアノ伴奏で歌うってのは、やはり、シロウトにとっては、結構難しいもんなんだな。
歌詞も画面に、曲に沿って出てこないし、キイも、ちょっと高すぎるからっていって、自分で下げることもできないし。それをカバーする技術ってのは、やはり、相当熟練しないとできません。
「ラストダンスは私と」
ってご存じでしょうか?
これを、お客さまがピアノで歌われて、曲の途中で、「ちょっと低いから上げて」なーんて、気軽におっしゃるのです。フロアーには、女の子と踊るお客さまも、、、
途中で止まるワケにいかないし、「ちょっと上げる」ったって何度あげるんだよ!?
私は、たまたまこの曲を知っていたし、楽譜がなくても伴奏ぐらいなら弾けました。
いちばん簡単なCメジャーの調で弾きました。それを「上げて」と言われたら、もぉ~その次に簡単なF(フラット1こ)か、G(シャープ1こ)にするしかないじゃん!…ってことで、いきなりFに上げる私。
そのお客さまは、たまたまFのキイでちょうど朗々と歌えて、御満悦でした。あーよかった。しかし、こーなると、次のリクエストが来るのです。
「じゃあ~こんどは、慕情ね、練習しといてね」(-_-;)
ピアニスト貴美は、このお客さまが気持ちよく出せる最高音がF~Gだと把握したので、じゃっ、慕情のキーはEまたはFかってのはわかる。
しかし、「スタンダード名曲集」に乗ってる「慕情」のキーはCなので、お客さまに合わせて移調しなくてはいけません。
コレって、ジャズピアニストではない私には、(…まして、私の専門はヴォーカル。伴奏専門のピアニストってのは、特殊なテクニックを修得してなくちゃできないのさ)結構負担が大きいのです。
ここでふと我にかえって、考える。
私、伴奏専門のピアニストを目指してるワケじゃないんだよ。このままではなんかマズイかも??
だったら時給2000円のホステスに専念したほうがお得なのでは??
いえ、もちろん、伴奏専門ピアニストを侮っているワケじゃないです。決して。人には得意不得意ってあるし、私、もともと人前でピアノを弾くのは、子供の頃から苦手。こんな私が、苦労しまくって、次から次へとお客さまのリクエストにお応えするよりは、「ホステス」をきちんとやるほうが、ママも喜んでくれるだろうし…
毎日、家で「慕情」や「追憶」なんていう世界から、果ては「高校3年生」や「夜霧よ今夜もありがとう」や、「同期の桜」(-_-;) これらをお客さまのキーに合わせて練習するってのは、さすがにも~~カンベンしてください。
…ってわけで、私、だんだんスーツ出勤が増えてきました。
もともと、「ピアニスト」でない私は、クラブのピアニストにふさわしいワンピなんか、あんまり持ってなかったんだよ。
ふつーのスーツにスカーフとアクセで、他のホステス達と同じように席について、知らんぷりで「私はホステスです。でも、実はピアノもちょっと弾きます。」みたいなスタンスでいくことにしました。
連載?の途中ですが、自分の記録として書いておきたかったのです。でも、ご丁寧なコメントをいただいても、私には、お一人お一人にレスのしようがないのでは…と思い、コメントはいただかないことにさせていただきました。ごめんなさい。
さてさて。
一期一会の人生。そして一期一会のクラブ活動、書き進めますよぉ~ん。
私は華やかな装いでピアノを弾くことにだんだん疲れてきました。
もともと、ママは、音楽に造詣が深い訳ではなく、「ピアニスト」に対して特別期待を寄せているワケでもありませんでした。何も練習していかず、適当に即興で弾いても全く何も言われません。以前にも何度か書いたのですが、お客様の中には、カラオケでなく、ピアノ伴奏で自分の十八番の曲を歌いたいという方がいらっしゃいます。演歌、シャンソン、スタンダード…いろいろです。
私は、「昭和の歌三百選」みたいなのや、「ムード歌謡」系の楽譜を買って、お客さまからリクエストがあるたびに「今度までに練習しておきますね」とかいって、真面目に練習していたのですが、これまた、余計な経費と、練習に費やす時間がもったいないぞ…と思い始めました。
しかも、せっかく練習していったのに、「キイが違うからうまく歌えなかった」などと、ご満足いただけなかったりするのです。
カラオケと違って、ピアノ伴奏で歌うってのは、やはり、シロウトにとっては、結構難しいもんなんだな。
歌詞も画面に、曲に沿って出てこないし、キイも、ちょっと高すぎるからっていって、自分で下げることもできないし。それをカバーする技術ってのは、やはり、相当熟練しないとできません。
「ラストダンスは私と」
ってご存じでしょうか?
これを、お客さまがピアノで歌われて、曲の途中で、「ちょっと低いから上げて」なーんて、気軽におっしゃるのです。フロアーには、女の子と踊るお客さまも、、、
途中で止まるワケにいかないし、「ちょっと上げる」ったって何度あげるんだよ!?
私は、たまたまこの曲を知っていたし、楽譜がなくても伴奏ぐらいなら弾けました。
いちばん簡単なCメジャーの調で弾きました。それを「上げて」と言われたら、もぉ~その次に簡単なF(フラット1こ)か、G(シャープ1こ)にするしかないじゃん!…ってことで、いきなりFに上げる私。
そのお客さまは、たまたまFのキイでちょうど朗々と歌えて、御満悦でした。あーよかった。しかし、こーなると、次のリクエストが来るのです。
「じゃあ~こんどは、慕情ね、練習しといてね」(-_-;)
ピアニスト貴美は、このお客さまが気持ちよく出せる最高音がF~Gだと把握したので、じゃっ、慕情のキーはEまたはFかってのはわかる。
しかし、「スタンダード名曲集」に乗ってる「慕情」のキーはCなので、お客さまに合わせて移調しなくてはいけません。
コレって、ジャズピアニストではない私には、(…まして、私の専門はヴォーカル。伴奏専門のピアニストってのは、特殊なテクニックを修得してなくちゃできないのさ)結構負担が大きいのです。
ここでふと我にかえって、考える。
私、伴奏専門のピアニストを目指してるワケじゃないんだよ。このままではなんかマズイかも??
だったら時給2000円のホステスに専念したほうがお得なのでは??
いえ、もちろん、伴奏専門ピアニストを侮っているワケじゃないです。決して。人には得意不得意ってあるし、私、もともと人前でピアノを弾くのは、子供の頃から苦手。こんな私が、苦労しまくって、次から次へとお客さまのリクエストにお応えするよりは、「ホステス」をきちんとやるほうが、ママも喜んでくれるだろうし…
毎日、家で「慕情」や「追憶」なんていう世界から、果ては「高校3年生」や「夜霧よ今夜もありがとう」や、「同期の桜」(-_-;) これらをお客さまのキーに合わせて練習するってのは、さすがにも~~カンベンしてください。
…ってわけで、私、だんだんスーツ出勤が増えてきました。
もともと、「ピアニスト」でない私は、クラブのピアニストにふさわしいワンピなんか、あんまり持ってなかったんだよ。
ふつーのスーツにスカーフとアクセで、他のホステス達と同じように席について、知らんぷりで「私はホステスです。でも、実はピアノもちょっと弾きます。」みたいなスタンスでいくことにしました。