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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日仏首脳会談要旨  (時事通信)

2014年05月06日 | EU離脱と世界経済
日仏首脳会談要旨
時事通信 2014/05/05-22:29)

【パリ時事】安倍晋三首相とオランド仏大統領の首脳会談要旨は次の通り。


 日仏協力
  首相 フランスがアジア太平洋地域への関与を強めることを歓迎する。
  大統領 日本の積極的平和主義に基づく取り組みを歓迎し、支持する。
 
  両首脳 
  欧州、東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、両国の緊密な連携が必要だ。
  外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を来年東京で開催する。
  防衛装備品の共同開発に関する政府間協定の交渉に入り、サイバー防衛でも協議の枠組みを設置。
  首脳会談は可能な限り毎年開催する。
 

 地域情勢
  両首脳 
  国際法に反して力により他国の領土を奪い、または権利を主張することに反対する。
  公海での航行、上空飛行の自由の確保が重要だ。
 
  首相 ウクライナ問題は、外交的解決へのドアは開いている。
  大統領 ロシアのプーチン大統領を説得する唯一の方法は対話だ。
 

 両首脳 
  ロシアのクリミア編入は国際体制が基盤とする諸原則に違反する。
  5月のウクライナ大統領選を平和的・民主的に行うことが重要だ。
  大統領 東・南シナ海でも対話が重要だ。
  首相 高村正彦自民党副総裁が訪中するなど、日本側もいろいろ努力している。
 

 原発
  両首脳 高速炉の研究開発協力で一致。
  大統領 ベトナムへの原発輸出で協力を提案したい。

 
 日欧EPA
  両首脳 日・欧州連合(EU)経済連携協定(EPA)交渉の可能な限り早期の締結を目指す。
 
 アフリカ支援
  首相 アフリカの地域安定化策のための人材育成支援に190万ドルを拠出する。)

日仏、防衛装備協定交渉入り 高速炉研究でも協力 首脳会談  (時事通信)

2014年05月06日 | EU離脱と世界経済
 日仏、防衛装備協定交渉入り 高速炉研究でも協力 首脳会談
時事通信 2014/05/05-21:23)

【パリ時事】安倍晋三首相は5日午前(日本時間同日午後)、フランスのオランド大統領とパリの大統領府で会談し、防衛装備品の共同開発に関する政府間協定締結に向けた交渉入りで合意した。次世代型原子炉である「高速炉」の研究開発やベトナムなど第三国への原発輸出での協力促進も確認し、共同文書に盛り込んだ。

 会談では防衛装備品協力に関し、警戒監視のための無人機の分野を中心に進めることになった。首相は会談後の共同記者会見で「欧州、東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、両国の緊密な連携が必要との認識で一致した」と述べた。

 両首脳は、外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の第2回会合を来年東京で開催することで合意し、サイバー防衛に関する当局間の協議の枠組み設置も確認。また、中国やロシアを念頭に、国際法に反して力により他国の領土を奪い、または権利を主張することに反対を表明。公海での航行・上空飛行の自由の重要性を強調した。