明けましておめでとうございます。本年も当ブログのご愛読をどうぞよろしくお願いしたします。
このコラムは私個人が感じている2016年の極東、東アジア情勢です。
2016年も極東、東アジア情勢はますます19世紀の帝国主義と覇権主義が台頭していくと思います。
まずソ連邦時代の領土復活を掲げるロシアは西ヨーロッパ諸国とアメリカ合衆国との対立が激しくなると思われます。
私の様な冷戦世代は米ソの対立構造が当たり前でその状況が通常状況という固定観念が有るのです。
ですから
21世紀に復活した“19世紀の帝国主義と覇権主義”は異常な状況と思ってしまいます。
よって“米ロの対立構造に戻ることが分かり易い”という思い込みが有ります。
しかし現在のロシアはソ連邦の様な国力は無くかつての東ヨーロッパをロシアの領土とする国力はまだ有りません。
やはり
現在のロシアとって極東や東アジアは辺境地域でプーチンさんとっては関心があまりにも薄い様です。
次に中国です。
中国が脅威だと思っているのはウイグル自治区とチベット自治区の独立を支援している周辺諸国です。
“中華思想における西域と呼ばれれる地域”より南アジアの周辺諸国と現在の中国においても広大な領域の
国境線が確定しておりません。
何が大国だ! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
中国はその力に圧されるかの様に南シナ海や東シナ海に侵攻して来ているのではないのか??
と私は思っています。
東シナ海では中国の公船が我が国の領海進入を常帯化させています。
また中国海軍は西太平洋へ進出するため我が国の領海進入を頻発させしています。
けれど中国が東シナ海で行っている事は『かわいいもので抑制的』だと私は思っています。
中国は日本と戦争状態になれば東シナ海・南シナ海おいて全面戦争になると判っているからです。
でもそれでも油断はできません。
さらに朝鮮半島情勢です。
昨年は韓国と日本の諸問題が次々と解決されていきました。
2015年は韓国にとって理不尽までに周辺諸国の圧力に屈した屈辱的な年となりました。
やはり韓国特有の“報復と復讐といった国民感情では国家運営は困難で”
周辺諸国の理不尽な対抗処置に韓国は勝てない様です。
2016年、国民感情を越えて周辺諸国の対抗処置に対して理不尽に答え続けなければならない窮地の韓国。
そうでなければ韓国の国民感情が第二次朝鮮戦争の原因となりかねないからです。
ソ連邦時代の領土復活を掲るロシアしかし辺境地域である極東や東アジアに対して関心があまりにも薄いプーチンさん。
ウイグル自治区とチベット自治区の独立を支援している周辺諸国にビビっている中国。
韓国の国民感情が第二次朝鮮戦争の原因となりかねない状況にある朝鮮半島。
これが私が知る2016年の極東、東アジア情勢です。
日本はこの混沌とした周辺諸国の状況とどう折り合いをつけるのか?日本外交に注目していきたいと思います。
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笑うカエル