アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

シャトル外交再開で一致 文大統領、慰安婦合意「賢く解決を」 日韓首脳が初会談(時事通信)

2017年07月08日 | 日韓紛争
シャトル外交再開で一致 文大統領、慰安婦合意「賢く解決を」 日韓首脳が初会談
(時事通信 2017/07/07-21:06)

 【ハンブルク時事】

 安倍晋三首相は7日、20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれているドイツ・ハンブルクで韓国の文在寅大統領と初めて個別に会談した。両首脳は、未来志向の関係構築に向け交互に相手国を訪問する「シャトル外交」の再開で一致。慰安婦問題に関し、首相が着実な履行を求めたのに対し、文氏は「賢く解決していく(べきだ)」と述べた。
 
 会談は約35分間行われ、谷内正太郎国家安全保障局長や韓国の康京和外相らが同席した。
 
 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射成功を発表したことについて、両首脳は6日のトランプ米大統領を交えた3カ国首脳会談を踏まえ、日韓、日米韓で緊密に連携して対処する方針を確認した。
 首相は「今は最大限の圧力をかける時で、対話の時ではない」と強調。「核・ミサイル開発を止めるためには、北朝鮮の外貨獲得源を遮断することが必要だ」とも指摘した。これに対し、文氏は南北対話の必要性に言及し、朝鮮半島の平和的統一に向けて韓国が主導的役割を果たす考えを示した。
 
 慰安婦問題に関する日韓合意について、首相は「未来志向の関係を築いていくための欠くべからざる基盤だ。難しい問題が日韓関係全体に悪影響を及ぼさないよう、適切にマネージ(管理)していくことが両国の利益だ」と迫った。
 韓国政府の発表によると、文氏は「わが国民の大多数が情緒的に受け入れられないでいる現実を認め、両国が共同で努力し、賢く解決していく(べきだ)」と述べた。「両国の関係発展の障害になってはならない」とも指摘した。


韓日首脳が会談 緊密な意思疎通で一致も慰安婦合意では溝 (聯合ニュース)

2017年07月08日 | 日韓紛争
韓日首脳が会談 緊密な意思疎通で一致も慰安婦合意では溝
(聯合ニュース2017/07/07 20:16)

【ハンブルク聯合ニュース】

  韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相が7日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれているドイツ・ハンブルクで初の首脳会談を行った。両首脳は相互に相手国を訪問する「シャトル外交」を再開させることなどを決めたが、旧日本軍慰安婦問題を巡る韓日合意については見解の違いが浮き彫りになった。

  青瓦台(韓国大統領府)によると、文大統領は会談で両国が親しくなるのを妨げるものがあると述べ、慰安婦問題を巡る2015年12月の韓日合意について「わが国民の多数が情緒的に受け入れられずにいる現実を認め、韓日両国が共同で努力し賢く解決していきたい」と語りかけた。その上で「この問題が両国のほかの関係発展の障害になってはならない」との考えを示した。

  文大統領の発言は朴槿恵(パク・クネ)前政権が国民や被害者の感情を無視して強引に推し進めた慰安婦合意を認めることができないとの立場を安倍首相に直接伝えることで、日本に前向きな変化を求める一方、同問題を両国関係の別の分野とは結び付けないことを明確にしたと受け止められる。一方、安倍首相はこれまで通り、慰安婦合意の履行の必要性に言及した。 

  文大統領はまた「両国は基本的価値と戦略的利益を共有するだけでなく、地理的・文化的に最も近い友人」とし、「歴史の傷をうまく管理し、未来指向で成熟した協力パートナー関係構築のために共に協力することを望む」と呼びかけた。 

  これに対し安倍首相は、戦略的利益を共有する重要な隣国である韓国と未来指向の関係を発展させるため、首脳レベルでの緊密な意思疎通を土台に共に協力したいと応じたという。

  両首脳は緊密な意思疎通が重要との認識で一致し、相互訪問するシャトル外交を再開することを決めた。また韓中日3カ国による首脳会談の早期開催を推進することでも一致した。

釜山市議会委 少女像保護条例を可決 法的根拠を明確化 (聯合ニュース)

2017年06月25日 | 日韓紛争
釜山市議会委 少女像保護条例を可決 法的根拠を明確化
聯合ニュース 2017/06/23 16:22

 
【釜山聯合ニュース】

 韓国・釜山市議会の福祉環境委員会は23日、同市内の日本総領事館前に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」を保護する法的根拠となる条例案を可決した。

  被害者に関する造形物・銅像などの記念物の設置・支援、管理事業に関する内容が柱。日本総領事館前に市民らが設置した少女像を念頭に置いたもので、道路占用の許可なしに建てられた少女像について支援が可能かどうかを巡り議員間で論争となっていた。

 30日の本会議で可決されれば、釜山に住む元慰安婦の被害者1人に対する生活補助費などの増額のほか、日本総領事館前の少女像など同市内に3体ある少女像の管理を自治団体らに任せる法的根拠となる。

 総領事館前の少女像を巡っては、設置に反対する韓国の団体が像の周りにごみや古い家具を置いたり、少女像反対を訴える違法ビラなどを張り付けたりし、少女像を守る団体と対立していた。今後は条例を根拠に、自治団体などが像の保護・管理を行うことが可能となる。
 福祉環境委員会は先月17日に同条例案を審議、議決する予定だったが、上程を保留することを決めた。文在寅(ムン・ジェイン)新政権の特使として与党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)国会議員(元国会副議長)が同日、日本に派遣されたことを踏まえた措置とされ、物議を醸した。

韓日外相が電話会談 慰安婦問題で平行線も対北協力では一致 (聯合ニュース)

2017年06月22日 | 日韓紛争
韓日外相が電話会談 慰安婦問題で平行線も対北協力では一致
聯合ニュース2017/06/21 16:52


 【東京、ソウル聯合ニュース】

 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と日本の岸田文雄外相が21日、電話会談を行った。19日の康氏の就任後、初の会談となる。両氏は旧日本軍の慰安婦問題を巡る韓日合意については立場の違いを改めて浮き彫りにした一方、対北朝鮮での協力では一致した。

 電話会談は日本からの要請で20分ほど行われた。外交部によると、康氏は慰安婦合意について「韓国国民の大多数と被害者たちが受け入れられずにいるのが現実だ」とし、「こうした点を直視し、双方が共に努力して賢く解決していくべきだ」と述べたという。合意の履行や破棄については立場を明示せず、文在寅(ムン・ジェイン)政権の基本的立場を改めて示した格好だ。

 これに対し岸田氏は、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決をうたった合意の「着実な履行が必要だ」と述べた。

 一方、北朝鮮がミサイル発射などの挑発を繰り返していることに対し、両氏は深刻な懸念を共有した。制裁や対話などあらゆる手段を用いて北朝鮮の完全な核廃棄という目標を達成するため、韓日、韓米日が緊密に協力することで一致した。

 また、康氏は「日本は基本的価値と戦略的利益を共有する近しい隣国であり、両国の関係が未来志向的な成熟した協力パートナーに発展するよう希望する」と述べた。岸田氏はこれに対し、「戦略的利益を共有する重要な隣国である韓国と、国民同士の交流を含む未来志向的な関係を発展させるため、共に努力したい」と応じた。

 両氏は、今年日本で開催予定の韓日中首脳会談を早期に開くために協力することで一致したほか、早い時期に顔を合わせ、両国の懸案を協議することにした。

 また、日本の文部科学省がこの日、独島は日本固有の領土で韓国が不法占拠していると明記した小中学校の学習指導要領解説書を公表したことと関連し、康氏は強い遺憾の意を示したという。

韓国大統領「慰安婦問題、日本は謝罪すべき」 (聯合ニュース)

2017年06月22日 | 日韓紛争
韓国大統領「慰安婦問題、日本は謝罪すべき」
聯合ニュース 2017/06/21 08:47

【ワシントン聯合ニュース】

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日付の米ワシントン・ポスト紙のインタビューで、旧日本軍慰安婦問題を巡る2015年末の日本との合意について、「前政権で行われた日本との慰安婦合意は韓国人、とりわけ被害者に受け入れられていない」と述べた。

 また、問題を解決するポイントは「日本政府がその行為について法的な責任を負い、公式に謝罪すること」と話した。ただ、この一つの問題で韓日関係の進展が妨げられてはならないと強調した。

 文大統領の発言は慰安婦合意の再交渉に乗り出す考えを示す一方、同問題とは別に冷え込んだ韓日関係の改善を図る姿勢を示したものと受け止められる。




文大統領 安倍首相との会談開催に期待 G20に合わせ (聯合ニュース)

2017年06月14日 | 日韓紛争
文大統領 安倍首相との会談開催に期待 G20に合わせ
聯合ニュース 2017/06/12 20:21

 【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、青瓦台(大統領府)で安倍晋三首相の特使として来韓した自民党の二階俊博幹事長らと会談し、「(7月初旬に開かれる)G20(20カ国・地域)首脳会合で安倍首相にお会いすることを期待し、早期に両国の首脳会談が行われることを望む」と述べた。


  文大統領は二階氏から旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の合意などに関する日本政府の立場を示した安倍首相の親書を受け取り、「難しいことはあるが、両国関係は発展すると思う」と表明。慰安婦合意について、「韓国国民が受け入れられていないのがありのままの現実だ。何より当事者である慰安婦のおばあさんたちがこの問題(合意)を受け入れていない」と指摘し、「この点を両国が直視しなければならず、(解決には)さらなる時間が必要であることを認識しなければならない」と強調した。

 ただ、「両国のその(慰安婦)問題にとらわれ、別の問題の発展を防ぐ道に進んではならない」として、「歴史問題は歴史問題で知恵を集めて解決し、別の問題は別の問題として発展させるべきだ。安倍首相にこのことを必ず伝えてほしい」と要請した。

 北朝鮮の核問題に関しては、「北の非核化は世界と北東アジアの平和、韓国の生存のため欠かせない」とし、「そのようなことで韓国と日本は同じ立場で、北の完全な核廃棄のため、さらに強い圧力と制裁が必要だという安倍首相の話に共感する」と述べた。

 また、「圧力と制裁だけでは終わらないため、北を対話のテーブルに着かせてから核廃棄を実現できる」として、「一方では強い圧力と制裁を加えるべきだが、一方では北が核を放棄すれば支援できるというメッセージを伝える必要がある」と強調した。

 その上で、「北の核状況の展開については米国、日本と緊密に協議する」との姿勢を示した。

 文大統領は「両国を相互訪問する国民が700万人を超えている」として、「史上最高だが、日本を訪れる韓国国民の数が倍以上多いため、日本の国民が韓国をもっと訪れることを望む」と述べた。また、「政府関係もシャトル外交を回復する段階で協力しなければならず、民間交流も拡大することを望む」と期待を寄せた。

 青瓦台によると、両氏は来年の平昌冬季五輪の開催に向け、日本人観光客の韓国訪問を支援する方策などについて長時間にわたり協議したという。

 文大統領は「韓日関係をぎくしゃくさせ、足を引っ張るのが歴史問題だが、一気に解決するとは思っていない」として、「ただ、日本が韓国国民の情緒を理解する努力が重要で、両国が知恵を集めて改善すれば、両国関係はさらに早く発展する」と述べた。

文大統領特使が安倍首相と会談 シャトル外交再開の希望伝える (聯合ニュース)

2017年05月18日 | 日韓紛争
文大統領特使が安倍首相と会談 シャトル外交再開の希望伝える
聯合ニュース 2017/05/18 12:12

 【ソウル聯合ニュース】

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として日本に派遣された与党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)国会議員は18日午前、首相官邸で安倍晋三首相と会談し、文大統領の親書を手渡した。

 安倍首相は特使団と握手を交わし、「文特使とは何度かお会いしたことがある。新大統領がこのように早い時期に特使を派遣したのは、両国関係を重視するものとみている」とし、「韓国は戦略的利益を共有する最も重要な隣国だ」と述べた。

 また、「文大統領と未来志向の関係を目指していく」とし、北朝鮮問題をはじめ、重要な問題について率直に話したいと強調した。

 これに対し、文特使は「韓国と日本は二つの共通点がある」とし、「一つは地理的に近く、市場経済と自由民主主義という実質的価値を共有するということだ。もう一つは安保面で北のことなど共通の問題がある」と説明した。

 その上で「未来志向的に発展していこうという文大統領の思いを親書に込めた」とし、「今後早い時期に会談することを望み、両国首脳が頻繁に会おうという思いを持ってきた」と述べた。

 また、「文大統領は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領時代などの(韓日間)シャトル外交の再開を希望する」と伝えた。

 文特使によると、会談では旧日本軍慰安婦問題に関する意見交換もあった。文大統領の親書に慰安婦問題に関連した内容は含まれていないという。

 文特使は17日の岸田文雄外相との会談で「国民の大多数が情緒的に慰安婦合意を受け入れていない雰囲気だ」と述べていた。

日本のEEZ内で同意得ずに海洋調査か 韓国に抗議  (NHK NEWSWEB)

2017年05月18日 | 日韓紛争
日本のEEZ内で同意得ずに海洋調査か 韓国に抗議
NHK NEWSWEB 5月18日 5時43分

 外務省によりますと、17日午後1時半ごろ、島根県の竹島の西方およそ40キロの日本のEEZ=排他的経済水域で、韓国国立海洋調査院所属の海洋調査船「Hae Yang 2000」が、ワイヤーのようなものを海中に投入しているのを海上保安庁の巡視船が確認しました。

外務省は、この海洋調査船が事前に日本の同意を得ずに海洋調査と見られる活動を行っているとして、韓国外務省と東京にある韓国大使館に抗議し、活動を直ちに中止するよう申し入れました。

これに対し、韓国側は「事実関係を把握しておらず、確認する」と対応したということです。

韓国が竹島周辺で海洋調査 外務省が抗議 (時事通信)

2017年05月18日 | 日韓紛争
韓国が竹島周辺で海洋調査 外務省が抗議
 (時事通信 2017/05/18-01:04)

 外務省は17日、島根県・竹島(韓国名独島)西方の日本の排他的経済水域(EEZ)内で韓国の調査船がワイヤのようなものを海中に投入していたと発表した。韓国側から事前の同意申請はなく、外務省は「受け入れられず、即時に中止すべきだ」と韓国外務省や在京の韓国大使館に対して強く抗議した。韓国側は「事実関係を確認する」と応じた。


韓国特使 岸田外相と会談 「両国が追求する価値は同じ」 (聯合ニュース)

2017年05月18日 | 日韓紛争
韓国特使 岸田外相と会談 「両国が追求する価値は同じ」
(聯合ニュース 2017/05/17 19:04)

 【東京聯合ニュース】

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として日本に派遣された与党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)国会議員は17日、岸田文雄外相と会談した。

  文氏は「韓国には雨降って地固まるという言葉がある」として、「これまで多くの困難があったが、文政権の発足とともに春の風のよう韓日関係がうまくいき、世界に広がっていくことを願っている」と強調した。

 また、「韓国と日本は追求する価値と理念が同じ」と表明。「北の核とミサイルに共同対処しなければならない緊迫した安全保障上の課題も戦略的な利益として共有している」と述べた。

 その上で、「両国がいつにも増して未来志向の関係を結ぶことを望む」とし、「北の問題と関連しても韓日の首脳が頻繁に、早期に会って解決しなければならない」と強調した。

 岸田外相は「韓国と日本は戦略的利益を共有する大切な隣国同士」として、「新しい政権の下でもさまざまな課題において緊密に連携し、未来志向の日韓関係を作っていきたい」と述べ、韓国の新政権の発足を祝った。

 また、「文新政権が発足して5日目に北朝鮮による弾道ミサイル発射が強行された」とし、「国際社会に対する明らかな挑発行為であり断じて容認できない」と批判。「北朝鮮への対応についても日韓、あるいは日韓米関係国としっかり連携し対応していきたい」とした。