アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

中国挑発の意図なし 大統領の尖閣防衛確約 (時事通信)

2014年05月01日 | 東アジアニュース
中国挑発の意図なし 大統領の尖閣防衛確約
(時事通信 2014/05/01-10:06)

 【ワシントン時事】ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は30日、沖縄県・尖閣諸島は日米安全保障条約第5条の適用対象だとオバマ大統領が明言したことについて、「政策変更ではない。大統領の発言は再確認にすぎず、中国を挑発する態度だと受け止めるべきではない」と述べた。ワシントン市内での講演で語った。

 尖閣諸島の領有権を主張する中国は、公船を日本領海に侵入させるなど、強硬姿勢を示している。次官補は、中国を刺激する意図は大統領にはないと主張する一方で、「日本を脇へ追いやったり、中傷したりする動きは受け入れない」と表明し、威圧的な言動を慎むよう中国に求めた。
 環太平洋連携協定(TPP)をめぐる日米交渉については「重大な局面は乗り越えた」と指摘し、大きな障害は取り除かれたとの認識を示した。


新疆ウイグルで爆発、3人死亡 習主席視察直後 ( ウォールストリートジャーナル)

2014年05月01日 | 中国の内政問題・少数民族弾圧
新疆ウイグルで爆発、3人死亡 習主席視察直後 (抜粋記事)
ウォールストリートジャーナル 2014年 5月 01日 08:39 JST

By JAMES T. AREDDY AND JOSH CHIN


【上海】中国国営メディアによると、同国西部の新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの駅で4月30日夜、刃物と爆発物を使ったテロ事件があり、3人が死亡し、数十人が負傷した。事件発生の数時間前には習近平国家主席が同地区を訪れ、政府がテロと闘う姿勢を強調していた。
 同自治区政府のニュースポータルによると、複数の犯人は駅の出口で刃物で人々に襲いかかった。同時に爆発が起こり、少なくとも79人がけがをした。

 中略

 新疆ウイグルではこの数年間、主としてイスラム系のウイグルと呼ばれる人たちの一部と、中国漢民族との間の騒乱が広範囲に起きている。同地区では漢族が政府や警察を支配している。
 同地区からの情報はしばしば制限されている。中国中央テレビは習主席の4日間にわたる訪問について、これが終了した30日夜に1回報じただけだった。そしてこれが報じられていたころに爆発が起きた。

 習氏の同地区訪問は、2012年末に主席と軍のトップに就任して以来初めて。同地区以外での最近の暴力事件を受けたもので、政府はこれらは同地区の分裂主義者によるものと見ている。2カ月前には雲南省昆明の駅で刃物を使ったテロがあり、30人以上が死亡した。また、昨年10月には北京の天安門広場付近で車が爆発する事件も起きた。

 習氏は同地区を訪問した際に軍の基地と、テロリストを「まず攻撃する」との命令を受けている特殊部隊を訪問した。30日早い時点で同氏は、現地の労働者たちを称賛するためにウルムチ駅から10キロメートルほど離れたホテルを訪れていたが、午後にはウルムチを去ったと見られる。
 当局が今回の爆発が爆弾によるものと断定すれば、そのタイミングと場所から、犯人たちが最大のインパクトを与えるだけの能力を持っていることがうかがえる。習氏の訪問に加えて、30日は長いメーデー休暇週末の前夜に当たり、この期間中にはウルムチで同地区内の新鉄道開通式が予定されている。

 習氏は今回、パキスタンとの国境近くのシルクロードの都市カシュガルにある基地を訪れ、反テロ訓練を視察した。国営メディアによると同氏は、地方の警察はテロに対処するために効果的な手段を取るべきだと述べた。これはいくつかの都市でより多くの警官に銃を所持させるという最近の計画に言及したものだ。

 新疆ウイグルは中国で最も厳しく閉鎖された場所の一つだ。ワシントンのシンクタンク、ジャーマン・マーシャル・ファンドのアジア・プログラムのフェロー、アンドルー・スモール氏は、30日の爆発が計画的なものであれば、「治安当局の失策ということになる」と話した。習氏はカシュガルで小学校を訪問し、漢民族の教師にウイグル語を学ぶように求めるとともに、少数民族の子供たちは中国の母語である中国語をないがしろにすべきではないとし、国民的結束を呼び掛けた。
 亡命ウイグル民族のグループ、世界ウイグル会議の広報担当者は、習氏の言葉は過去の中国の指導者が言っていたのと同じだが、彼らは現地社会の深刻な問題に対処してこなかったとし、「故毛沢東主席もウイグル農民たちと一緒にいる写真を撮っていた」と付け加えた。
 

日独、ウクライナ安定へ連携 首脳会談で合意 (共同通信)

2014年05月01日 | EU離脱と世界経済
日独、ウクライナ安定へ連携 首脳会談で合意
共同通信 47news 2014/04/30 22:03 】

 【ベルリン共同】安倍晋三首相は30日午後(日本時間同日夜)、ドイツのメルケル首相とベルリンで会談し、ウクライナ情勢の安定に向けて連携を強化する方針で一致した。国際社会の平和と安定に貢献する必要性を共有し、外務、防衛当局による安全保障対話を緊密化して定期的に実施することで合意した。

 会談で両首脳は、ロシアによるウクライナ南部クリミア編入に関し「力を背景とした現状変更の試みは容認できない」との認識を確認。ロシアに平和的解決を求め、国際社会で責任あるプレーヤーとして役割を果たすよう促すことで一致した。


ウルムチ駅爆発は「テロ」 3人死亡、79人負傷 中国新疆 (時事通信)

2014年05月01日 | 中国の内政問題・少数民族弾圧
ウルムチ駅爆発は「テロ」 3人死亡、79人負傷 中国新疆
時事通信 2014/05/01-06:01)

 【北京時事】中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ市のウルムチ南駅前で4月30日夜に起きた爆発で、国営新華社通信は1日未明、警察当局が「暴力テロ事件」と断定したと伝えた。刃物を持った暴徒が駅出口付近で民衆に切り付けて殺害、爆発装置を起爆したという。この事件で3人が死亡、79人が重軽傷を負った。
 4月27日から事件当日の30日までウルムチを含め新疆ウイグル自治区を視察していた習近平国家主席は、自身の訪問に合わせた形でテロが起きたことに大きな衝撃を受けている。事件後直ちに「新疆分裂主義者と(それに対する)反分裂闘争の長期性と複雑さを深刻に認識するとともに、反テロ闘争を一刻も緩めずに果断な措置を取り、テロリストの増長を断固として打ちのめせ」と指示した。