アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

越日首相が日本で会談、パートナーシップの深化で一致 (VIETJO ベトナムニュース)

2017年06月15日 | ASEAN諸国ニュース
越日首相が日本で会談、パートナーシップの深化で一致
VIETJO ベトナムニュース 2017/06/07 17:15 JST配信

日本を公式訪問中のグエン・スアン・フック首相は6日、迎賓館赤坂離宮で安倍晋三首相と会談した。会談後、両首脳は「日本とベトナムの広範な戦略的パートナーシップの深化に関する共同声明」を発出するとともに、協力文書の交換および共同記者発表を行った。

  二国間の経済・経済協力について、安倍首相は工業化戦略や国有企業改革を含めてベトナムに協力したいとし、「質の高いインフラ整備」を中心に今後も支援する旨を伝えた。フック首相は、共同イニシアティブを通じて日本企業のベトナム進出のための環境整備を進めたいとし、日本に対して裾野産業や人材育成、農業近代化、気候変動対策支援、行政組織改革などの協力を要請した。

  安全保障および文化・人的交流について、安倍首相は、巡視船供与を含めた海上法執行能力向上や捜索・救難分野の人材育成で引き続きベトナムを支援すると述べ、防衛・海上保安当局間の協力や交流も一層強化したい旨を伝えた。これに対してフック首相は、戦略的利益を共有するパートナーである日本との安保協力を強化したいとし、海上法執行能力向上への支援や国防産業、国際テロ対策での協力を要請した。

 このほか、両首脳は、米国離脱後の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)での緊密な連携や、南シナ海問題における国際法に基づいた関係国間の対話及び自制の重要性などについて一致した。

日本の高速道路会社2社、ベトナムの有料道路事業に初参入 (VIETJO ベトナムニュース)

2017年06月06日 | ASEAN諸国ニュース
日本の高速道路会社2社、ベトナムの有料道路事業に初参入
VIETJO ベトナムニュース2017/06/06 06:15 JST配信

 中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本、名古屋市中区)と日本高速道路インターナショナル株式会社(JEXWAY、東京都千代田区)は4日、地盤改良・地下工事に強みを持つフェコン[FCN](Fecon Corporation)およびFCN傘下のフェコンインフラ投資(Fecon Infrastructure Investment=FCI)との間で、戦略的パートナーシップ協定を締結した。

 同時にNEXCO中日本とJEXWAYは、ハノイ市近郊を通る有料道路「フーリーバイパス」の運営会社であるFCCインフラ投資(FCC Infrastructure Investment=FCC)の全株式の20%をFCNから取得し、日本の高速道路会社として初めてベトナムの有料道路事業に参入する。

 戦略的パートナーシップ協定は、ベトナムの有料道路事業における長期的なビジネスパートナーシップを目的とするもので、有効期間は2030年まで。ベトナム側は、プロジェクトの発掘、ベトナム政府などステークホルダーとの調整、各種現地情報提供などで日本側に協力する。日本側は、技術移転、各種研修、日系パートナーとの調整などでベトナム側に協力する。

 また、同2社が今回参入する有料道路は2016年11月に開通したもの。延長は43.44km、車線数は新設バイパス(23.33km)が2車線、既設国道(20.11km)が4車線で、設計速度および規制速度は80kmとなっている。

 NEXCO中日本は2008年12月にベトナム駐在員事務所をハノイ市に開設。2015年10月にはFCIとの間で有料道路投資事業協同参画に向けた覚書を締結し、パートナー関係を構築してきた。

フック首相が日本に到着、公式訪問を開始  (VIETJO ベトナムニュース )

2017年06月06日 | ASEAN諸国ニュース
フック首相が日本に到着、公式訪問を開始
VIETJO ベトナムニュース 2017/06/05 16:01 JST配信

 グエン・スアン・フック首相と夫人およびフック首相率いるハイレベル代表団は4日の日本時間14時30分(ベトナム時間12時30分)、東京の羽田空港に到着し、8日までの5日間にわたる日本公式訪問を開始した。

 初日の4日、フック首相は茨城県の橋本昌知事と会談した後、駐日本ベトナム大使館を訪れ、大使館職員や日本在住ベトナム人らと交流した。

 5日と6日には東京都内で開催される「第23回国際交流会議アジアの未来」に出席し、基調講演を行う。このほか、天皇、皇后両陛下との会見や安倍晋三首相との会談および夕食会などが予定されている。

 また、フック首相の訪日に合わせて、日本とベトナムの間で総額数十億USD(10億USD=約1100億円)相当の契約や協力合意文書が締結される見通しだ。


フック首相、トランプ米大統領と会談―包括的パートナーシップの強化で一致 (VIETJO ベトナムニュース )

2017年06月04日 | ASEAN諸国ニュース
フック首相、トランプ米大統領と会談―包括的パートナーシップの強化で一致
VIETJO ベトナムニュース  2017/06/01 17:56 JST配信

 5月29日から31日まで米国を公式訪問していたグエン・スアン・フック首相は31日、米ワシントンのホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談した。会談の末、両首脳は越米関係に関する共同声明を採択した。

 両首脳は会談で、越米関係を振り返り、両国間で合意に至った協力事項を本格的に実施すると共に、新たな協力の仕組みを構築し、両国の政治体制や独立・主権を尊重するほか、ハイレベルの訪問並びに国民間の交流活動を強化し、地域および国際社会の平和維持と経済発展に貢献すべく両国の包括的パートナーシップを更に強化していくことで一致した。

 フック首相は、経済改革および国際統合の推進を強調し、両国が効率的に参加できるサプライチェーンの構築など、両国にとって共に有益な形で両国間の経済・貿易・投資面での協力を強化したい意を示した。これに対してトランプ大統領は、農産物や工業製品、ITサービスなどの市場を相互に開放することなど、優先すべき貿易問題の解決を歓迎した。

 両首脳はこのほか、ベトナム戦争被害克服の継続、医療、国防・安全保障、科学・技術などの分野における協力関係を強化していくことで合意した。また地域問題については、南シナ海の海上・上空の自由航行の重要性を主張し、国際法に従って平和的な方法により問題を解決するほか、朝鮮半島の非核化を支持していく方針を共有した。

 フック首相がベトナムへの公式訪問およびベトナムが主催する第25回アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議への招待を申し出ると、トランプ大統領は喜んでこれを受け入れた。

タイ新幹線計画 専用レールのフル規格採用で覚書へ (NHK NEWSWEB )

2017年06月03日 | ASEAN諸国ニュース
タイ新幹線計画 専用レールのフル規格採用で覚書へ
NHK NEWSWEB 6月3日 6時44分

タイ政府は、首都バンコクから北部の観光都市チェンマイを結ぶおよそ700キロの路線で日本の新幹線の導入を前提に高速鉄道の建設を計画していて、両政府の間で協議が進められています。
この計画をめぐって石井国土交通大臣が、来週、来日するタイのアーコム運輸相と覚書を交わすことになり、その内容が明らかになりました。

それによりますと、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用するとしていて、バンコクからおよそ400キロ離れた中間地点のピサヌロークまでを第1区間として工事を始め、この区間を先に開業させることにしています。

両政府は、年内に建設にかかる費用などを盛り込んだ調査結果をまとめ、建設に向けた最終的な判断を行うということです。

これまでの協議で、日本側は鉄道の安全性を確保するためにも専用のレールの採用を働きかけてきたことから、今回の合意はこうした意向が反映される形になります。

ただ、タイ側はコストをできるだけ低く抑えることや、乗客を増やすため沿線の開発でも協力を求めており、日本側がこうした要請にこたえられるかどうかが今後の課題となりそうです。

貿易不均衡、北朝鮮を協議 米大統領とベトナム首相 (時事通信)

2017年06月01日 | ASEAN諸国ニュース
貿易不均衡、北朝鮮を協議 米大統領とベトナム首相
時事通信  2017/06/01-07:45)

  【ワシントン時事】

 トランプ米大統領は5月31日、ホワイトハウスでベトナムのグエン・スアン・フック首相と会談し、両国の貿易不均衡や北朝鮮の核開発を含む地域情勢などについて意見交換した。トランプ氏は11月、ベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する。
 
 トランプ氏は会談冒頭、「われわれは貿易や北朝鮮をめぐり協議する」と表明。また、米ゼネラル・エレクトリック(GE)とベトナム政府が少なくとも20億ドル(約2200億円)相当の投資計画で合意したことを踏まえて「米国の雇用を創出し、ベトナムは素晴らしい設備を手に入れる」と称賛した。 
 
 トランプ政権は現在、ミサイル発射を続ける北朝鮮への国際的な包囲網構築に取り組んでおり、ベトナムにも協力を求めたとみられる。
 一方、フック氏は「首脳会談はベトナム・米国の協力関係の進展に向けて有益なものになる」と語った。同氏はこれに先立ち、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とも会談。米ベトナム間の自由貿易協定(FTA)を視野に貿易関係の強化を確認した。

ドゥテルテ比大統領、訪日中止 ミンダナオ情勢受け (時事通信)

2017年05月31日 | ASEAN諸国ニュース
ドゥテルテ比大統領、訪日中止 ミンダナオ情勢受け
時事通信 2017/05/30-23:31)
 
【マニラ時事】

 フィリピンのカエタノ外相は30日、ドゥテルテ大統領が6月上旬に予定していた日本訪問を中止すると発表した。
 大統領は23日、過激派組織「イスラム国」(IS)を支持する国内グループ「マウテ」掃討のため、南部ミンダナオ島全域に戒厳令を布告。しかし、マウテが侵攻したマラウィ市では、死者が100人を超すなど情勢は安定していない。
 外相は「大統領は国民の安全と治安を守る必要がある」と説明した。大統領は6月5、6両日、日本経済新聞社が主催する国際交流会議に出席し、安倍晋三首相と会談する予定だった。


 

対北朝鮮、圧力強化を ASEAN外相に米国務長官 (時事通信)

2017年05月05日 | ASEAN諸国ニュース
対北朝鮮、圧力強化を ASEAN外相に米国務長官 
時事通信2017/05/05-09:38)
 
【ワシントン時事】

 ティラーソン米国務長官は4日、ワシントンで開いた米・東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会合で、北朝鮮の核・ミサイル計画の放棄に向けて圧力を強化するようASEAN側に求めた。北朝鮮への国際包囲網づくりを進めるトランプ政権として、北朝鮮と外交関係のあるASEAN諸国の取り組みに期待を示した。

  ティラーソン氏は4月28日、国連安全保障理事会の閣僚会合で、各国に北朝鮮との外交関係の凍結や制限を促したが、マーフィー国務副次官補は米・ASEAN外相会合後、「米国は北朝鮮の収入源を断つ措置を求めている」と強調。ASEANに対しても北朝鮮との外交関係見直しなどを求めていることを明らかにした。
 
 またクアラルンプールで2月に起きた北朝鮮の金正男氏殺害事件も取り上げ、マレーシア当局の捜査結果を待つことを確認した。 

 会合ではこのほか、中国が進出を本格化させる南シナ海情勢についても協議した。

フィリピン大統領、中国のミサイル駆逐艦視察 合同軍事演習も示唆 (AFP BBNEWS)

2017年05月02日 | ASEAN諸国ニュース
フィリピン大統領、中国のミサイル駆逐艦視察 合同軍事演習も示唆
AFP BBNEWS 2017年05月01日 22:37 

【5月1日 AFP】

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は1日、自身の地元ダバオ(Davao)市に停泊している中国のミサイル駆逐艦「長春(Chang Chun)」を視察するとともに、フィリピンと中国による合同軍事演習の可能性を示唆し、南シナ海(South China Sea)での領有権争いを尻目に両国関係の急速な改善ぶりをみせつけた。

 南部ミンダナオ(Mindanao)島のダバオ市に前日に入港した長春を視察したドゥテルテ大統領は「とても素晴らしい」「内部は一面にじゅうたんが敷かれていて、まるでホテルのようだ」などと同艦を称賛し、中国海軍の帽子を贈られてご満悦の様子をみせた。

 また、長春を含む中国の軍艦3隻の寄港について、「これは(中国とフィリピン間の)信頼醸成と親善の一環で、両国が友好国であることを示すものであり、それゆえ彼らをここで歓迎する」と語った。

 さらに、両国海軍による合同軍事演習の可能性について問われると、「合意すると言った。合同軍事演習が行われるだろう」と語った。実施場所としては、最近になってイスラム過激派による海賊行為が活発化しているフィリピン南部沖の「スールー海(Sulu Sea)」を提案したと述べた。

 昨年、大統領に就任したドゥテルテ大統領は、長年におよびフィリピンと同盟関係にある米国とは距離を置く一方、中国からの経済支援や投資拡大を重視し、南シナ海における中国との領有権争いについては軽視する姿勢をみせている。

米大統領 比ドゥテルテ大統領と初の電話会談 北朝鮮問題協議 (NHK NEWSWEB)

2017年04月30日 | ASEAN諸国ニュース
米大統領 比ドゥテルテ大統領と初の電話会談 北朝鮮問題協議
NHK NEWSWEB 4月30日 14時03分

アメリカ、ホワイトハウスは29日、トランプ大統領が、フィリピンのドゥテルテ大統領と電話会談を行ったと発表しました。

トランプ大統領がドゥテルテ大統領と電話で会談したのは就任後、初めてのことで、北朝鮮情勢などASEAN=東南アジア諸国連合が抱える懸念について議論したとしています。

北朝鮮情勢をめぐる議論の詳細は明らかにされていませんが、これに先立ってドゥテルテ大統領は「アメリカと北朝鮮の双方が危険なおもちゃで遊んでいるようなものだ。北朝鮮の術中にはまってはならないとアドバイスするつもりだ」と述べ、トランプ大統領に冷静な対応を呼びかける考えを強調していました。

アメリカとフィリピンの関係はドゥテルテ大統領が強硬な薬物対策を批判するオバマ前大統領を侮辱する発言を繰り返したことでぎくしゃくしていました。

ただ、今回の電話会談についてホワイトハウスは「非常に友好的な会話だった」としておりトランプ大統領は同盟関係の重要性を議論するためドゥテルテ大統領をホワイトハウスに招待するとともに、ことし11月にフィリピンで開かれるASEANの一連の首脳会議に出席する意向を伝えたということです。