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北朝鮮問題に触れず 中ロ反対か、トランプ外交失点 G20首脳宣言 (時事通信)

2017年07月09日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮問題に触れず 中ロ反対か、トランプ外交失点 G20首脳宣言
(時事通信 2017/07/09-00:43)

  【ハンブルク時事】

 20カ国・地域(G20)首脳会議の閉幕に当たり、8日に採択された首脳宣言は、北朝鮮の核・ミサイル問題に言及しなかった。当初は各国が一致して、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するなど挑発行為を強める北朝鮮に自制を求める姿勢を打ち出すとみられていたが、中国やロシアなどが反対した可能性がある。トランプ外交の失点となりそうだ。
 
 G20に合わせて7日に行われた日米韓首脳会談では、北朝鮮問題は最大の焦点となり、ICBM発射を非難し、国連安保理決議による新たな北朝鮮制裁の早期採択を目指す方針を示した。日米韓はG20首脳会議でも、北朝鮮へのメッセージを発信することを目指していた。
 また、ドイツのメルケル首相も北朝鮮問題についてG20で議長総括なども含め何らかの形で言及する意向を示していた。
 
 トランプ米政権は、国際社会が北朝鮮への経済制裁や外交的圧力を強く打ち出すよう要求。ティラーソン米国務長官も7日、記者団に「もし失敗すれば、良い選択肢はあまり残されていない」と警告していた。
 
 長官は同時に「われわれは希望を諦めていない」とも述べ、各国による圧力強化の必要性を訴えていた。今後も引き続き各国による圧力強化を呼び掛けていくとみられるが、G20で結束した姿勢を示せなかったことは、今後の北朝鮮への対応に微妙な影響を与える恐れもある。


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