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スクリーンタイム

2020年07月08日 | 社会派らぼ
iOS12の設定に新たに「スクリーンタイム」が加わっています。これは画面を見ている時間についての詳細情報を示すもので、同時にアプリの一日当たりの使用時間制限を設定したりすることができる機能のようです。空いた時間があると、さした目的も無くツイ、スマホを手にしてしまう…というのが、現代人の習慣になってしまっています。

先日文科省が、中学校へのスマホや携帯の持ち込みを条件付きで認める案をまとめたようです。これまでは原則禁止としていたものですが、登下校時の緊急連絡手段として持たせることを望む保護者が増えていると言います。こうした状況を受けて、校内での使用は禁止、閲覧対象を保護者の責任で設定することなどが条件として示されているようです。上述の「スクリーンタイム」は、こうした子どもの管理も念頭に置いているようですが、果たして効果はあるのでしょうか。

ツイ、スマホを手に取ってしまう…ので、なるだけ見ないようにしようという意志を持った人たちにとっては、効果があるのかもしれません。が、親が子どもの使い方を管理するには、子どもの知識が親を優る家庭が多いのではないだろうかと想像します。親が管理できるのは、低学年とかまでに限られるでしょうか。

実際、私もどうでもよい(笑)ゲームをすることがしばしばありますが、こうしたアプリには人の積極性をそぐ力があるように感じます。なかなか攻略できないゲームはそれなりに、「今度こそ!」「もう1回!」といった風に自然と没頭することを誘います。そして他の事象を考えることが要らない。ゲームの攻略には多少の頭を必要としますから、それらを考えている間は、他の重要な案件を忘れている事が可能です。受け身でそれなりに長時間を飽きずに没頭することのできるツールには、ツイ積極的に自分が何かをしていく意欲をそがれてしまいます。但し、他人に迷惑をかけるわけでもありませんから、ツイ手軽に時間を潰してしまう…と言ったところでしょうか。

TikTokが、香港市場からの撤退を計画していると報じられています。また、米政権はTikTokの禁止措置を検討しているようです。これらは、単に15秒程度の音楽に合わせた動画が、政治や思想に利用され、しかも人々の間に広く浸透している事を示しています。思想・信条に利用しようとしている人たちは、ツイスマホに手を伸ばす多くの人々の無意識下へするりと入りこんでしまう事ができるのです。

こうした「ツイ」スマホに手を伸ばす利用の仕方は、米政権ではありませんが、無くなっても良いのではないかと思います。情報収集などと称して、ツイ画面に目を走らせている時間を、昔の人たちは他のことに充てたのだと思うと、現代人はとてつもない損をしているのかも知れません。SNS全てを標的にするつもりはありません。要は使い方で、何が意味があって何が意味が無いのか、ただ流行りに流されずに少し立ち止まる必要があるように思います。


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