ぱそらぼ (ぱぁと1)

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江戸しぐさ

2014年09月16日 | 命の生き方
時代は次々と変わっては行くし、ある程度時流に乗るということも大切な事だと思います。その人なりの主義・やり方みたいなものがあるのは当然ですが、かたくなに「今」を拒絶することは、決して良い効果ばかりを招かないと思います。その一方で、やはり変わってはいけないものがあるということも、確かなことです。(私、言ってることが矛盾してますよね、キット。)

「江戸しぐさ」といわれる文化があると言われています。実際に江戸時代に存在したという文献的な証拠はないようですから、俗説なのかも知れません。が、「傘かしげ」「肩引き」など、聞いたことのある方も多いかも知れません。雨の日に互いに傘をさして道ですれ違う時、お互いが傘を外に傾けて、自分の傘のしずくで相手を濡らさないように配慮することがいわゆる「傘かしげ」。「時泥棒」というのもあります。アポも取らずに相手を訪問したり、約束の時間に遅れることは、相手の時間を盗む泥棒で重罪に相当するというもの。「うかつあやまり」は、たとえ相手に自分の足を踏まれた時にでも「こちらがうかつでした」と自分の方が謝るべきだというもの。

そう強要されてしまうと、反発を覚えるものもあるのかも知れませんが、要はそこに自分とは異なる他の人が居るということを認め、身を引いて相手をさりげなく気遣うという美意識でしょうか。今は「自己主張」の時代だとは思います。それぞれが思うことを思うようにすることのできる好ましい時代です。ですが、自分軸だけで世の中を生きることは、傍目から見て、恰好の良いものではありません。自分の思うがままに、自由に生きることがカッコイイ時代なのでしょうが、人の都合もおもんばかれずに、ただ自分のしたいことだけをする…というのは、少し違っている気がするのです。

電車の中などで、イヤホンを耳に、スマホをいじる人たちが異常に多いのは、悪いことではありません。自室内で、音楽を聴いて好きなDVDを見るのと同じことを、公共の場で、他人に迷惑をかけずにしようとしているだけです。が、公共の場に居る時に、自室と同じように振る舞うことが理想形なのだろうかと疑問が残ります。私は、公共の場は公共の場として、人々が互いを思いやり、譲り合うことの格好よさを学ぶ場として必要な気がします。



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