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親子留学

2014年09月15日 | 社会派らぼ
大学入試の英語に「読み」「書き」に加えて「聞く」「話す」が導入されつつあります。どの程度普及したのか定かではありませんが、公用語を英語に定める会社があったり、小学生から英語の教科が必修になったり。ともかく、英語教育が必須な世の中になりつつあります。

からかどうか、母親と子供が一緒に留学する「親子留学」が人気なのだそうです。語学力や国際感覚を幼い頃から身に付けさせるのが目的だと言います。期間は様々で、短い場合は1月程度でも可能で、中には1週間という場合もあるようです。1週間だと、旅行とどこが違う?と思ってしまいますが、現地のスクールに通って過ごす…といった点に違いがあるようです。経費が高くつくこともあって、最近は安価なアジアが増えているとか。

大人だけにとどまらずに、子どもの英語塾も相変らず人気です。英語は話せないよりも話せた方が良い。何しろ、英語が話せれば、恰好が良い?(笑)。但し、大切なことは、英語云々ではないような気がするのです。子どもは英語をすぐに覚えますが、忘れることもまたすぐです。日本人には英語が話せないコンプレックスのようなものがあって、それがこうした早期英語教育や、親子留学などに人々を駆り立てている気がします。日本人が英語を話せないのは、話す内容と話す相手がいないからだと私は思っています。

たとえ流暢に英語がしゃべれたとしても、話すべき教養を持たない…のでは、本末転倒です。いくら聞き流す英会話教材を使っても、金輪際英語はしゃべれないという説があります。日本人がしゃべれないのは、外国人に対してシャイで心を閉ざす国民性が邪魔をしているのだといった理由です。話す相手が存在しない状態で、英語を学んでも、それが身につかないのだというわけです。(信じるかどうかは、人それぞれです。)

少しでも、わが子に良かれ…と思う親心がそこには透けて見えてきます。こうした親心に、旅行会社や教育産業が乗っかった感があります。日本から出たこともない子供に比べれば、このような経験を持っている方が何かにつけ、引き出しの数が多いのは確かかもしれません。但し、経済的にこのようなことが可能な家庭と、そうではない家庭とがあることもまた確かですから、教育界での格差が一層広がることに繋がらないか、多少の懸念があります。




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