ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成20年版 情報通信白書

2009-02-19 10:24:40 | Weblog
図表1-1-1-3 人口増減率の推移

ウィトラコメント: 今日の図は都市部と地域の人口増減率です。昭和40年くらいまでは地方から都市部への人口移動が激しく地方の人口は減っていましたが1980年代あたりからは人口の移動も止まり出生率の差で都市部と地方の人口な増加の差が出てきたものと思われます。そして出生率の減少は地方では21世紀にはいる辺りから人口の減少につながっています。
都市部では地方からの人口流入の減少と出生率の減少の相乗効果で人口増加率は減少しており、図には出ていませんが平成17年から22年の統計では増加率ゼロまたはマイナスになっていることでしょう。

ニュース (2/19)

2009-02-19 10:22:12 | Weblog

「携帯電話の開発は行わない」と、マイクロソフトのモバイル担当上級副社長が言明

米国Microsoftのモバイル・コミュニケーション・ビジネス担当上級副社長、アンディ・リーズ(Andy Lees)氏は2月16日、携帯電話を自社開発する意思がないと断言した。関連サービスは展開するが、ハードウェアの提供はすべてパートナー企業に任せるという。

 

[MWC2009]LTEと複数の3G規格に対応する統合型チップセット,Qualcomm社が発表

米Qualcomm Inc.はスペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2009」において,LTEと複数の3G規格に対応する統合型チップセット「MSM8960」を発表した。LTEおよびCDMA2000 1xEV-DO Rev. B,DC-HSDPAに対応する送受信用モデムと,1GHzで動作するアプリケーション・プロセサや1080p映像の符号化/復号化回路などを統合した。2010年中ごろにサンプル出荷を開始する予定である。

 

クアルコムとノキア、3Gスマートフォンの開発で提携

携帯機器向けチップメーカーのQualcommと携帯電話機メーカーのNokiaは、ついに和解したようだ。かつて法廷で厳しく対立した両社だが、バルセロナで開催中のGSMA Mobile World Congress 2009において現地時間2月17日、北米市場向けの3Gスマートフォンの技術開発で提携することを発表した。

ウィトラコメント: ビッグニュースですね。これはNokiaが推進しているSymbian OSがQualcommのチップの上で動くようにするというのもですが、NokiaのCEOがこれを発表しているということはNokiaがQualcommのチップを採用する可能性を示唆しているものでQualcommにとっては朗報です。両者の特許紛争の和解の時にこの取引があったのかもしれません。
Qualcommにとっては朗報ですが競合となる最近できたばかりのST-Ericssonにとってはショッキングな話です。
またGoogleの押しているAndroidにとっても脅威でしょう。品質改善を急いで2010年に出てくる新Symbianベースの端末に負けないものに仕上げることが不可欠です。これまでGoogleは無線の経験がないのでどこの会社がGoogleを助けるか、業界地図が動きそうです。

 

Mobile World Congress 2009 - Skypeがモバイル事業強化、Nokia・ソニエリと提携

米eBay傘下のSkypeは2月18日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開催されているモバイル業界のイベント「Mobile World Congress 2009」で、モバイル戦略を明らかにした。その一部として、Nokia(フィンランド)と提携し、同社端末のNシリーズにSkypeを統合することを発表した。

 

TI、デュアルコアプロセッサ採用の「OMAP4」を発表

米Texas Instrumentsは2月17日、同社の携帯電話向けアプリケーションプロセッサの最新版となる「OMAP4」を発表した。サンプル出荷は2009年後半、量産出荷は2010年後半を予定している。

 

Android向けMicrosoft Office閲覧ソフトが登場

携帯向けにプロダクティビティソフトを提供する米Quickofficeは2月17日、Android携帯向けのMicrosoft Officeビューワー「Quickoffice for Android」をリリースした。

 

【GSMA Mobile World Congress 2009】「Touch Diamond2」やAndroidケータイが人気のHTCブース

HTCブースでは、Windows Mobile 6.5に対応した新端末「Touch Diamond2」や、Googleが中心となって開発が進められている端末プラットフォーム「Android」を採用した「T-MOBILE G1」などが展示されていた。

 

ドコモやauが啓発教材 学校の“携帯排除”食い止め

携帯電話各社が啓発活動に力を入れ始めた。NTTドコモがドラマ仕立ての映像教材などを作り、全国の教育機関に無料で配布する計画のほか、ソフトバンクモバイル、KDDI(au)も独自の啓発教材の提供を進めている。