ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

ニュース (2/16)

2009-02-16 10:07:20 | Weblog

世界の携帯販売が急減速 08年3.5%増、6年ぶり1ケタ台

世界で携帯電話機の販売が急減速している。米調査会社IDCによると、2008年の世界販売台数(出荷ベース)は前年比3.5%増の11億8090万台だった。1ケタ台の伸びにとどまるのは6年ぶり。10~12月期に限れば前年同期比12.6%の減少。09年は10%前後減るとの予想もあり、世界で6割ほどの普及率に高まった携帯電話市場が曲がり角にさしかかってきた。

 

ACCESSの携帯情報端末 サムスンの戦略モデルに

携帯電話や情報家電向けソフト開発会社のACCESSは、携帯情報端末や情報家電向けシステム「NetFront Widgets」が、韓国電機メーカーのサムスン電子の最新携帯電話「Samsung Pixon(SGH-M8800)」に採用された。

 

無線通信分野の巨大半導体ベンダーが誕生、新社名は「ST-Ericsson」に

スウェーデンEricsson Mobile Platforms社とスイスST-NXP Wireless社の合併によって誕生した、無線通信分野の巨大半導体企業が始動した。新社名は「ST-Ericsson」。本社はスイスのジュネーブに置く。スウェーデンEricsson社とスイスSTMicroelectronics社が50対50の比率で出資する。

 ウィトラコメント: 昨年8月に発表されていた内容なのでこの発表自体は名前が決まったこと以外は特に新味はありません。NokaiがSTに技術移管をして、その会社がPhilipsのワイヤレス部門を買収して、最後にEricssonと合弁にする、という一連の流れを通じて巨大なヨーロッパ連合の会社ができました。これがアメリカのQualcommと戦っていくわけですが、大口ユーザーで、技術力もあるNokiaとEricssonどれくらいスムースに要求条件やチップアーキテクチャで合意できるかに成否がかかっていると思います。

一般的にはうまくいかない話のように思いますが北欧の会社は柔軟性が高いので案外うまくいくかもしれません。

サムスンとLG、世界戦略携帯を発表へ

世界最大の情報通信見本市「モバイル・ワールド・コングレス2009」が16日から4日間、スペインのバルセロナで開かれる。全世界の主要通信メーカーで構成するGSM協会の主催によるイベントで、景気低迷にもかかわらず1200社が出展し、先端技術と新製品を発表する。

 

ワイマックス事業の主軸は米国外市場へ~インテル、米市場の将来性を悲観

インテルは、広帯域無線通信規格ワイマックス(WiMax)の普及促進努力を米国市場から国外市場に移している実情を明らかにした。

 ウィトラコメント: いよいよこういう発表が出ましたね。ダメと思ったときのインテルの引き足は速いので、インテルに期待していた会社は大打撃をこうむるでしょう。WiMAXはインドなどでの固定のブロードバンドの代替市場がメインになるとインテルも認識を始めたのではないでしょうか?

私は固定の分野ではWiMAXがいけると思っていますが、この分野でもLTEがそのうち出てくるのでその前に市場を固めておかないとWiMAX自体がどうなるかわからなくなると思います。

三星・LG、太陽光熱で充電する携帯電話を公開

三星(サムスン)電子とLG電子は太陽光熱を利用してバッテリーを充電できる携帯電話の新製品を、16日からスペインで開催される「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2009」で公開する。

 

ソニー・エリクソンがフル・タッチパネル式端末「idou」を公開,新ブランド戦略も発表

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2009年2月15日,Mobile World Congress 2009の開幕に先立ち,バルセロナ市内でプレス・イベントを開催。フル・タッチパネル式のエンタテインメント端末「Idou」(アイドウ)を初公開した