更なる ときめきを求めて!

「七色唐辛子+一味唐辛子の会」は、卒業しました。

お墓・仏壇は 自分の心を映し見る場

2019年09月24日 | 日記

 お彼岸の一座法要は、人形芝居による法話でした。講師の安藤英明師は、NHKの「新三銃士」の主役ダルタニアン役や「ひょこりひょうたん島」で、ご活躍の人形遣いであり、本願寺派の僧侶として仏教を広めるために尽力されている方です。演題は「野州花見ケ岡大蛇経鱗」。

 浄土思想を確立された 中国の善導大師の言葉「経は教なり 鏡なり」の一つだけを、覚える努力をしよう。悲しいかな! 良いことを聴いても、風通しが良くて、みんな頭を素通りしてしまう年になってしまいました。

 

 お寺で頂いた小冊子「唯」に、ネパ-ルのパシュパテナ-トの記事がありました。

 私は強烈なカルチャ-ショックを受けた経験があります。20年前、ネパ-ル・カトマンズを訪れた時の出来事です。ヒンズ-教の聖地であるハグマテイ川(ガンジス川上流)の川沿いには、複数の火葬場が立ち並んでいます。対岸にいる私にまで臭う人の焼ける匂。遺体の腕が火葬でぐワッと動く様。動くことも声を出すこともできず、しばし立ちすくんでいた記憶が鮮明にあります。

 まさに ”生”と”死”が共存する時空でした。

 

  遺灰も献花もゴミと思しき物もみんな一緒に流されるハグマテイ川で、子供たちは泳いでいました。ここで火葬し、聖なる川に遺灰を流すことで、死者は輪廻のの苦しみから解放されると言うのが、ヒンズ-経の教えだそうです。

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