おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

がんばれ! 2時間ドラマの帝王。

2004-11-30 17:00:17 | 我思う、故に書くなりよ。
本当はゴチレースに出たくなかったんじゃないのだろうか?

芸能人がギックリ腰で入院してしまい、大騒ぎらしい。私も大好きな2時間ドラマの帝王なので、早くテレビに戻ってきて欲しい人なんであるが、くしゃみ1発でギックリ腰だそうで。

正しくは腰椎椎間板ヘルニアと言い、ひどいと手術しないといけない。私も高校1年生の初夏にこれを患った。さすがにくしゃみ1発では無いが、気が付いたら左足が動かなくなっていた。自分の勉強プレハブ小屋を建てるのに、父親と土木作業をしていた時の事である。

無理な姿勢で荷重が腰にかかる作業をしていたためなのだが、突然に左足が全く動かなくなり、触ってもあまり触られた感触が無い。他に痛みとかは無く、ものすごく不思議になった。つねってみても、叩いてみても、痛みを感じる事は無く、転がっていたクギで刺しても痛みが無い。なんとなく動くけれど、左足だけがつっかえ棒みたいな感じでしか役に立たず、さすがに「危険」を感じた。

で、まぁほど近い所に評判の良い整形外科があると言うので、診て貰った所、椎間板ヘルニアで全治3ヶ月。1ヶ月は絶対安静。と、のたまわれる。ひどい場合なので、手術の必要があるかもしれないが、取りあえず様子を見る…とも言われる。

手術しても当時は50%が完治、50%が後遺症あり…って話だったので、とてつもなく恐怖な自分に汗が出る。高校は1ヶ月の休学を受理し、寝たきりの生活を送るハメになったのだが、腰にコルセットを巻き、硬い床の上でひたすら仰向けに寝ていられる年頃でもない。激痛と言うか、痛みと言う痛みは全く無かったので、1週間ほどして学校に通い始めてしまった。

何でも無かったワケではないが、自転車も乗れるし、体育の授業が見学で過ごせる恩恵に預かる位で、あまり不自由も無く済んでしまった。腹筋と背筋の運動は欠かさない様に言われたので無理しない程度に続けていた。

ただ、やはり無理な姿勢、中腰とかを続けると、嫌な鈍さが腰に残るようになり、やがて痛みが出て来るようになった。引き攣る様な痛みと鈍い痛み。どんな姿勢を取っていても、絶えず痛みが続く。こうなると仰向けに寝てじっとしている以外に取るべき姿勢が無い。その度にコルセットにお世話にならなきゃいけないし、おっくうな事この上ない。

以来、床の上の荷物を持ち上げたり、重い物を持つ時は、膝を必ず曲げて腰への負担を軽くする様に努力はしているが、軽く再発する事は幾度かある。パーツが壊れちゃっているので、完全に元に戻る事は無く、多少元に戻るって事なんだと思う。

危ないのはホテルのベッド。ふかふかで気持ちいいんだけど、翌朝に起き上がるときヤバイ。おかげでスプリングが硬いかどうか確かめるクセがついた。最近のベッドは体を均等に支えるスプリングが主流になって来ているので、ヤバイ…って事も無くなったが、ラブホやビジネスホテルでこのベッドにお目にかかる事は滅多に無い。

同じヘルニアでも人によっては症状が違う。激痛!ってものに体の自由を奪われて崩れ落ちる人もいるし、私みたいになぁなぁで済んでしまう人もいる。最近では手術で完治する物になっているので、ヒドイ人は手術して治してしまった方が良いとされる。

この病気でうれしくなったのが「お風呂」。普段はシャワーオンリーなのだが、腰に違和感を感じるとお風呂。お気に入りか、何かのオマケの入浴剤を入れて、じっくりと暖まる。これが腰にじんわりと、いかにも「じんわり」と心地よいのである。

あー、効いてるなぁ…。

私が入浴剤と温泉の効果を実感出来るのはこれくらいしかないが、いかにもしみじみと味わえる所が、ジジ臭い。もう、ン十年も前からジジ臭さを味わっているワケで。

最近ではハクキナーともシロガネーゼとも言われるハクキンカイロ愛用者である。これを腰に当てると温泉と同じ「じーん…」と、じんわりとした暖かさが骨に染み込んで来るのである。いや、これが実にたまらない。

一度、患ってしまうと長く付き合って行かなければならない病気が多々ある。症状が出た時の苦しみが生きる事の苦しみよりも勝り、死を望みたくなる病気だってある。私の鬱病もそうなのかもしれない。あまり多くは抱えたくは無いが、なんとか、うまく付き合って行ける方法を見つけたいと思う。

そんなワケで、ゴチレースの方は奥さんが代役されたそうで、クビがかかっている事もあるので見逃せない展開となっている。じっくり治す機会を有効に使って頂いて、元気な姿をテレビでお目にかかりたい。

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