・・・福岡伸一という生物学者の文章を読むと、何時も最先端の研究成果に出会える。
今回紹介するテーマは、「獲とく形質は遺伝する可能性がある」ということが学術雑誌の論文が掲載されていたことの解説。
それを確かめた研究は、微生物と細菌を用いた実験結果による成果です。
危険な餌を食べたために死んだ小さな生物が、死ぬ前に卵を産み、その卵から、産まれた子供は一度も経験してない、危険な餌を食べるという危険を、意識して回避したそうです、一度も経験したことがないのにもかかわらずである。
勿論、上の研究成果が、人間に当てはまるとは、簡単には言えないが、もし当てはまるのなら、死につながる戦争経験が遺伝形質として、人間で有効になると、人は戦争を経験してなくても、戦争をしなくなるのではと想像してしまう。