・・・日米独、各国のサービスの平均価格は2009年を100とした時に、2013年に於いて、米独が106を超えたのに、日本は97に下がっていると云う記事があった。
テレビなどは日本のおもてなしとか言って、如何に優れているかと云う事を報道しているが、実は、日本では、従業員の賃金が安く抑えられ、サービスに対する価格が安くなる現象が、益々、ひどくなっているようである。
日本のサービス業は諸外国に比べ生産性が低いと云う、前記のような数値になっているが、実のところは、日本で働くサービス業の労働者の賃金コストが低く、こんな結果になっている。
サービス業だけでなく、製造現場においても、生産性は高いのであるが、労働生産性はあまり高くなくなっていない。
その理由は、労働生産性は一人が生み出す、付加価値を表すためである。
今のところ、日本ではこの低く抑えた賃金が、企業の内部留保に回って、労働生産性を見かけ上、低く現わしているのが、日本の現実である。