・・・美しい武家屋敷の写真はいろいろな雑誌に紹介されていて、この町はとても有名です。
場所は秋田空港から近く、田沢湖から、バスで少し南に下がった場所にあります。
江戸時代初期に城主芦名氏が築いた城下町で、380年の歴史があります。
しかし、今も江戸時代初期のままの黒板塀が続く武家屋敷が残され、且つ、何軒かの屋敷が観光に解放されていることで特異な街だと思いました。
「主たる武家屋敷通り」
「公開されている代表的な武家屋敷で敷地内に展示館があります。」
「展示されている当主夫妻の像と鎧兜などの武具」
・・・この屋敷は建物だけでなく日常使われていた道具も、とてもよく保存されていて、国の重要文化財だそうです。
日本最古の地図や美術品、武器、文庫、武家道具などが敷地内で歴史の館として、展示されています。
「公開されている岩橋家」
・・・個人的にとても見学して、良かったのは、この建物です。
以前見た映画、「たそがれ清兵衛」の中で、宮沢りえの実家として、使われていた建物だったからです。
上の写真にも、写っていますが、玄関横の黒塗りの塀のくぐり戸から、宮沢りえが上半身をのぞかすシーンを思い出して感慨深いものがありました。
この屋敷の岩橋家は大名芦名氏、後に佐竹氏に使えた禄高75石の典型的な中級武士だそうですが、今の時代では、この大きさの屋敷は上流の人の住居の大きさです。
・・・角館は桜の季節が良いそうですが、人が訪れない、今の梅雨の季節も落ち着いた良さが感じられました。